アメリカ留学のホームステイ
初めての留学にはホームステイが安心
初めて留学する人には、ホームステイがおすすめ。アメリカの一般家庭に滞在し、英語や現地事情、生活習慣などに慣れ親しみながら現地での生活のハウツーを身につけることができるからです。

一般的なホームステイのスタイル
一軒家の一部屋を間借りし、アメリカ人の家族と共同生活するというのが一般的なスタイル。寮と違って一人部屋なのが普通ですが、稀にほかの留学生と相部屋になることも。部屋には机やベッドなどが備えられているし、寝具やシーツはホストファミリー(学生を受け入れる家庭)が用意してくれるので、洋服など身の回りのもの以外、日本から持っていくものはありません。自分の部屋以外のバス・トイレ、キッチン、リビングルームなどはホストファミリーと共同で使用します。
通常は朝食と夕食の2食付き
食事は通常朝夕2食付きで、朝食はシリアルとコーヒーか紅茶、トーストといったところ。夕食は、ステーキやチキンなど肉類のメインディッシュに野菜のつけあわせがつくパターンが多い。3食付きの場合は、サンドイッチやフルーツなどを昼食用のパックランチにして持たせてくれます。
ステイ先は学校側が事前にチェック
私立の語学学校なら、たいてい日本出発前にホームステイの手配をしてくれます。アメリカに着いたその日から寝る場所が確保できているというのは、とても心強いもの。授業内容がよくても、留学生が満足できる滞在先を提供できなければたちまち学校の評判を落としてしまうため、どの学校もステイ先の紹介には万全の注意を払っています。語学学校はそれぞれの家庭の教養の程度、家族構成、設備、周囲の環境などをチェック。これらの基準をパスした家庭だけが、学校側の紹介リストに登録されます。滞在手配の担当者Accommodation Officerが家庭訪問なども行っているので、学校が紹介しているホストファミリーなら、ほぼ信頼できると考えてOK。ただし、受け入れ先は千差万別であることは認識しておきましょう。
アメリカ留学でのホームステイ先での心構え
アメリカの家庭に触れられる・快適に過ごすには努力も
アメリカ留学の期間に関係なく、たいていの人はまず最初の生活の場として、ホームステイを選びます。ステイ先ではつい日本と同じ調子で「言わなくてもわかってもらえるだろう」と考えてしまいがち。でもアメリカでは自分の意見をしっかりと伝えることが大切。アメリカ留学中にホームステイを快適に過ごすための方法を紹介します。

部屋に用意されているもの
部屋の広さは家庭によりますが、机、ベッド、タンスは備えられていることが多い。浴室(シャワールーム)やトイレはホストファミリーと共同で使います。食事は決められた時間に、ダイニングでとるのが一般的。生活必需品も揃っていて、寝具(シーツ、毛布、枕など)は貸してもらえるし、食器も使うことができます。ただし、シャンプーや歯磨き粉などの個人的な消耗品は自分で用意すること。家庭によっては、市内通話なら自由に電話を使っていいと言われたり、洗濯は自分の好きなときに自分でしなさいと言われたりします。何が使えて、何を使ってはいけないのか、各家庭のルールに従いましょう。
身の回りのことは自分でしよう
ホームステイ先の家庭は、食事と睡眠をとるだけの場ではありません。ホストファミリーの日常生活に参加する場でもあります。ホテルのお客さんのような気分で滞在していると、その態度がトラブルを引き起こす原因になりかねないので注意。アメリカでは、18歳にもなればもう子供扱いはせず、分別も常識もある自立した大人とみなします。部屋の整理整頓や使った食器のあと片づけは、自分でやるのが常識です。
ホームステイ先で確認したいルール
ホームステイでは他人と共同生活をするのだから、マナーを守った良識ある行動が求められるのはあたりまえ。各家庭にはその家なりのルールがあります。食事は何時からとか、お風呂はいつ入れるか、洗濯はどうするのかといったことについては、たいてい到着初日に教えてくれるので確認を。細かいことかもしれませんが、これらはすべて、お互いに気持ちよく生活するのに必要なこと。メモをとるなどして、しっかり覚えておきましょう。言葉が聞きとれなかったら、理解できるまで何度でも説明してもらうこと。どうしてもわからない場合は、紙などに書いてもらうようにするのがおすすめです。

1. 掃除
自室の掃除は、週1回くらいの割合でホームステイ先の人がしてくれることが多い。シーツや枕カバーは、たいてい掃除のときに一緒に替えてもらえます。もし自分で掃除機をかけるように言われたら、掃除器具の収納場所や使い方を確認しておきましょう。自分のために用意された部屋ではあっても、そこはあくまでも他人の家。常に整理整頓を心がけを。共用で使う浴室や洗面台は、使ってから水でさっと洗い、石鹸などの泡を残さないように。次の人が気持ちよく使えるようにするのも、共同生活のマナー。
2. 食事
それぞれバラバラに食事するのことも多いですが、ホストファミリーと決まった時間にとることもあるので、「何時に夕食なのか」、「もし夕食がいらないときはいつまでに連絡すればいいのか」などを確認しておきましょう。どうしても食べられないものがあるなら、このときにきちんと伝えておく必要があります。
3. お風呂
アメリカ人は日本人ほどお風呂に入りません。滞在都市にもよりますが、空気が乾燥していてあまり汗をかかないので、ほとんどの人がシャワーで済ませてしまうことがほとんど。浴槽を使うのはよほど疲れたか体を温めたいときくらい。また、日本のようにバスタブのお湯を何人かで使うこともしません。お風呂の使い方や決まりはよく聞いておきましょう。特に「週何回入浴できるのか?」「入浴できる時間帯は?」の2点は、忘れずに確認しておきましょう。
4. 洗濯
まずは「洗濯機を使ってもいいですか?」とたずねてみる。すると「汚れ物は出しておけば洗ってあげるわ」とか「コインランドリーを使ってね」などと、ホストファミリーが教えてくれるはず。洗濯については、家庭によっていろいろ。1回いくらとお金を払ってホストマザーにお願いする場合もあれば、滞在費のなかにあらかじめ含まれている場合も。家の洗濯機を使っていいという許しが出たら、使用方法はもちろん、使える時間も確認しておこう。ただし、洗剤類は自分で用意すること。
5. 電話
友達からの深夜の電話。無断で国際電話をかける。ひとりで電話を占領して平気な顔・・・電話をめぐるトラブルは、共同生活とは切っても切れないもの。最初に「家の電話を使ってもいい」と言われても、電話を使う際はそのつど家族に断ってからにしましょう。電話代の支払い方法も必ず確認。電話会社から送られてくる明細書をチェックしてからでいいという家庭もあれば、使用ごとに金額を支払うよう求める家庭も。電話をかけるときはなるべく公衆電話を使うようにすれば、トラブルはある程度防げるでしょう。
ステイ先の電話を使って国際電話をかける場合は、料金受信者負担のコレクトコールが原則。また、オペレーターを通す場合は「あとで通話料金を教えてください。"Please let me know the fee after the call."」のように、あらかじめ料金を知らせてくれるよう言っておきましょう。通話を終えて受話器を置くとすぐに料金を知らせてくれるので、その金額を速やかにホストファミリーに支払います。
あらかじめプリペイドカードを購入し、それを使用する方法も便利。日本のテレホンカードのように電話機に挿入するのではなく、専用のアクセス番号をダイヤルして、その後ガイダンスにしたがって操作をするため、公衆電話だけでなく一般家庭の電話からもかけることが可能。プリペイドカードは語学学校で販売していることもあるし、出発前に日本の空港などで購入することもできる。ちょっとした心くばりで、電話を使うほうの気がねも貸すほうのわだかまりも、ずいぶん解消されるもの。そのほか、友達や日本の家族などからの電話を受けるときのことを考えて、電話の取り次ぎは何時から何時までならOKなのかも確認を。
6. インターネット
自分のパソコンを持ち込んでホームステイ先でインターネットを利用する場合は、別途料金の支払いが必要になることがあるので確認しておきましょう。語学学校や大学の施設ではインターネットに接続できるパソコンが使えることがほとんどで、さらに都市部ではインターネットカフェ(サイバーカフェ)もたくさんあるため、メールやインターネットでの調べ物くらいであれば、パソコンを持参しなくても充分なことも多い。
7. 外出
遠足、コンサート、観光など、学校生活には楽しい企画がめじろ押し。友達とショッピングをしたり、映画を見に出かけたりする機会も多い。誰とどこへ行き、何時頃帰るのか。夕食はいるのかいらないのか。予定があれば早めにホストファミリーに伝えましょう。また、門限があってもなくても、帰宅が遅くなるときは必ず電話を入れること。
ホームステイ先でのトラブル
語学学校が慎重に選んでくれたホストファミリーにも、正直にいって当たりはずれはあります。用意される部屋ひとつとってみても、テレビや電話までついた部屋から殺風景な狭い部屋まで、その様子はさまざま。また、食事に関しても同様。朝食は勝手にパンを焼いて済ませ、夕食はピザばかり・・・。そんなケースがある一方で、料理好きなホストマザーにあたれば、毎食手作り、夕食はデザート付きなどということもあります。
ホームステイ先で問題が起きたら
留学中に問題が起きたら、まず話し合ってみる
電話を取り次いでくれない、子供が部屋に入ってきて騒ぐ、ヒスパニック系の家族なので家庭内の会話はスペイン語ばかり、英語のうまい別の留学生と同じ家庭にいるため、話についていけず疎外感を感じる。少々の不便には目をつぶるとしても、生活や勉強に直接ひびく問題に関しては、率直に家族と話し合ったほうがよいでしょう。
トラブルの多くは、誤解や習慣の違いが原因。「門限が21時では、映画も見に行けない。せめて平日は22時、週末は23時にしてもらいたい」「あら、遅くなるときは電話をしてくれればかまわないのよ」。悩みの大半は、そんなふうに案外あっさりと解決してしまうものです。早めに話し合いましょう
深刻な問題は学校に相談する
話し合っても解決できない問題は、語学学校のホームステイ担当スタッフHomestayCoordinatorに相談を。双方の言いぶんをよく聞いたうえで、間に立って適切なアドバイスをしてくれるはず。ただし、語学学校への直訴はホストファミリーの信用を落としかねないので慎重に対応を。ホストファミリーにしてみれば「ひとこと話してくれたら解決できたのに・・・」というケースも少なくないものです。
コミュニケーションをとろう
ホームステイ先ではいろいろと問題が起こることもありますが、あまりナーバスになる必要はありません。ホストファミリーと家族同然に生活して、日本に戻ってきてからも親しい付き合いを続けている人は実際たくさんいます。まずは、異文化、習慣の違いを理解する努力、そして相手に対する思いやり、それを念頭において生活してみましょう。ホームステイのコツは、とにかく礼儀をわきまえ、その家庭のルールを守ること。そのうえで問題が起こったときには、とにかく話をすること。我慢し続けるより、口に出してみる。たいていは、お互いのコミュニケーション不足から誤解が生じます。もともとはたいした問題ではなかったのに、言葉が足りないためにややこしいことに進展してしまうというケースは、あまりにも多くあります。トラブルがあったらお互いの考えを交換して、一緒に解決の糸口を見つけよう。それがアメリカ式のやり方です。

ホームステイに関する英単語
frontdoor | 表玄関 |
---|---|
lock | 錠 |
steps/stairs | 階段 |
bathroom | 浴室,トイレ |
basement | 地下室 |
bathtub | 浴槽 |
drain | 排水 |
stopper | 栓 |
sink/basin | 流し・洗面台 |
faucet | 水道の蛇口 |
scale | 体重計 |
clothes hamper | 洗濯かご |
ceilingfan | 天井用扇風機 |
plug | 電源差込プラグ |
outlet | コンセント |
hot water heater | 温水器 |
furnace/boiler | ボイラー |
sumppump | 汚水用ポンプ |
watermeter | 水道メーター |
electricmeter | 電気メーター |
smokedetector | 火災報知器 |
ホームステイ先を替えてもらう場合
話し合っても事態が改善できないときは、ホームステイ先を替えてもらうことも可能な場合もあります。ケースとしては下記のような場合が考えられます。
- 食事など契約事項が守られない場合
- 離婚、死亡、病気、出産、引っ越しなどの理由で、ホストファミリーが受け入れ条件を満たせなくなった場合
- 騒音や衛生管理の問題、お手伝いさん代わりに働かされるなど、環境が劣悪な場合
- 家庭内暴力、セクハラなど、身の危険を感じる場合
成功する留学のカウンセラーより
受け入れる気持ちが大事!
ホームステイというのは日本にはない文化です。生活習慣の違う家庭での生活は気を使うものです。でも、その国の"日常"を知るにはホームステイが一番です。違うのがあたりまえです。違いを受け入れる、そして合わせる気持ちが大事です。
固定観念や過度な期待は禁物
ホームステイ滞在において"当たり、外れ"があるとよく耳にします。しかしながら、これは"合う、合わない"があるといったほうが適切でしょう。参加する側の要望やパーソナリティがさまざまであるようにホストファミリーも同様です。固定観念や日本での価値観を持ち込まないことが円滑に生活する重要な要素です。
受領証をもらうことを忘れずに!
学校を通じて、ホームステイを手配してもらった場合でも、ホームステイ費用を直接ファミリーに支払う場合があります。言いづらいかもしれませんが、支払いをする際はメモ書きでもいいので、必ず受領証をもらっておきましょう。
ホームステイで心がけること
帰宅時間がいつもより遅くなる場合、夕食を準備してもらわなくていい場合には、わかった時点でホームステイ先の方へ連絡をしておきましょう。連絡がないことで必要以上に心配され、トラブルの原因にも。また食べられないもの、アレルギーも事前に伝えておくことが大事。
コミュニケーションが一番大事
英語の上達やその国の文化を学ぶには、やはりホームステイが一番よい方法です。もちろん、まったく違う生活スタイルや食事のなかで生活していくので、大変なこともあるでしょう。そんなときは、我慢するのではなく、とにかくファミリーと話しましょう。学校スタッフに相談もしてください。お互いの努力ですぐに解決できることが多いですし、もしくは本当に合わないファミリーの場合は、新しいホームステイ先に移動することもあります。
子供のいる家庭は会話の練習にいい?
多くの方がステイ先への希望条件として「小さな子供のいる家庭」を挙げています。しかし、実際は、2、3歳ぐらいの幼児だと、大人の言葉づかいは期待できない、勉強中に遊ぼうとせがまれる、親も育児に追われて学生と会話する時間がとれない、などのデメリットもあります。「子供が話し相手になってくれそう」というのは、誤算に終わる場合が多いと思います。話し相手という意味では、リタイアしたお年寄りのいる家庭の方がいいかもしれません。
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成功する留学だからできること

カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
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成功する留学のカウンセラーより
それぞれの長所・短所を意識して
留学中の滞在方法は、ホームステイ・学生寮・アパートなどさまざまですが、留学生活スタートのおすすめはホームステイ。生きた英語を学ぶとともにアメリカの文化や生活習慣などを学ぶ絶好の機会です。これに加え、地元のアメリカ人との人脈を築けるのも大きなポイントです。最初から"絶対に○○でないとダメ!"と決めつけずに、それぞれの長所・短所を見極めたうえで、自分に合った滞在方法を選んでください。
ホストファミリーとうまく付き合う努力を
ホームステイの場合、できるだけホストファミリーとの時間をつくるように努力しましょう。他人同士なのですから、合わないことがあるのはあたりまえ。ネガティブにならずに、前向きな考え方で問題を乗り越えていく心構えが大切です。要は気持ちのもちようです!
英語を使う機会が多い
一般的なアメリカの家庭で共同生活するのだから、教科書では学べない生きた英語表現に触れることができる。ホームステイ先での家族とのコミュニケーションはすべて英語。日常生活を通して、自然に英語表現に慣れていくことができるはずだ。また、普通のアメリカ人の暮らしを体験できるというのも興味深い。
ホームステイでの食事について
ホームステイでの食事は、日本人にとっては少々質素と感じることがあるかもしれない。しかし、ホストファミリーと同じものを提供されている以上は、これも異文化体験のひとつとして考えるようにしたい。好き嫌いやアレルギーなどがある場合は、必ず事前に伝えておくようにしよう。
ホストファミリーは千差万別
受け入れ先の家庭は千差万別だということを心に留めておこう。部屋の広さや設備、家族構成や食事の内容など、どれひとつとっても家庭ごとに違いがある。受け入れの動機にしても、外国人学生との交流を楽しみたいという場合もあれば、空き部屋を貸すことで家計の足しにしたい、という場合もある。また、ファミリーとの相性という問題もあるだろう。すべてを満足させてくれるホストファミリーは、まずありえないと思ったほうがいい。どうしても我慢できない問題や、不満が出てきた場合は、学校の担当者に相談してみよう。いろいろと力になってくれるはずだ。