イスラム教を国教とするマレーシア。モスクはマレー系イスラム教徒の人々にとっては日常的な場所でもあります。国立モスク、マスジッド・ネガラ(Masjid Negara)は、クアラルンプールに中心にあります。 常夏のマレーシア観光では定番のTシャツ短パンですが、モスクでは女性はヒジャブ(肌と頭髪を隠すヴェール)着用がマストです。観光客を受け入れているため、入り口でレンタルをしています。国立モスクは無料でした。 石造りのフロア。中は外が炎天下でも意外とひんやり。風通しもよく、心地よい空間が広がっています。礼拝時間はモスリム(イスラム教徒)以外は入れません。 礼拝堂にはイスラム教徒しか入れませんが、外から眺めることはできます。ステンドグラスから差し込む西日が、エキゾチックな異国情緒を醸し出します。南国的な時間感覚もあり、どこかのんびりとしたような気もします。 国立モスクは近代化著しいクアラルンプールの中にあって、熱帯のオアシス的な存在なのかもしれません。水の音が涼しげな噴水がいたるところにあふれ、ゆっくりと歩いて異国の文化にふれるもよし、物思いに耽るもよし。 【データ】店名:国立モスク/マスジッド・ネガラ(Masjid Negara)住所:Jalan Perdana, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala LumpurTel:+60 3 2693 7784URL:http://www.masjidnegara.gov.my/v2/観光可能な時間:9:00〜12:00、15:00〜16:00、17:30〜18:30(月曜〜木曜、土曜〜日曜)、15:00〜16:00、17:30〜18:30(金曜) 逗子 マリナ広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。