マレーシアの首都クアラルンプール。昔ながらの長屋街、モダンな高層建築、緑多き公園などさまざま風景が混じり合い、独特の熱気が感じられます。やはり高いところから眺めてみたくなるもの。観光タワーとしてペトロナス・ツイン・タワーと同じく定番なのがクアラルンプール・タワー(英:Kuala Lumpur Tower、マレー:Menara Kuala Lumpur)です。通称KLタワーと呼ばれており、本来の役目は通信塔です。 通信塔としては東南アジアで最も高く、世界でも第4位だとか。どこか日本の東京タワーを思い出させます。緑多き小高い丘の上に建つKLタワーを目指してやってきた各国の人々が多く見られれます。特に282mの高さにある展望レストラン、アトモスフィア360(ATMOSPHERE 360)は、クアラルンプールの街を眺めながら食事をする人で賑わっています。 夜景や食事を目当てに訪れるツーリストが列をなしています。展望台に行く人と展望レストランで食事をする人は、同じ列に並んでいても乗車するエレベーターが違うので注意。この日はボディチェックゲートを抜けてから20分ほどかかりました。 エレベータに乗る順番を待っている間、ふと上を見上げるとキラキラと輝くガラスのイスラムの建築様式を思わせるドーム天井があります。光を放っており、魅惑的な光景が異国情緒たっぷりです。タワーの中にはマレーシアならではのイスラム教の礼拝堂もあります。 展望台は2つあり、屋内のオブザーベーション・デッキ(Observation Deck)と、13歳以上のみ入場できる屋外のスカイ・デッキ(Sky Deck)があり、入場料が異なります。今回、訪れたのはオブザーベーション・デッキです。世界中から訪れたツーリストが、のんびりと夜景を楽しんでいます。 夜22:00までオープンしているので、クアラルンプールの夜景をたっぷり楽しめます。ガラス越しにではありますが、躍動感や街の息吹が伝わってくるような気がします。週末などは混むようなので、時間に余裕があれば平日がおすすめです。 【データ】クアラルンプール・タワー(英:Kuala Lumpur Tower、マレー:Menara Kuala Lumpur)住所:No. 2 Jalan Punchak Off Jalan P.Ramlee , 50250, Kuala LumpurTel:+603 2020 5444URL:www.menarakl.com.my営業時間:9:00-22:00休み:なし 逗子 マリナ広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。