人間ばかりでなく地球上に生きる全ての生物は、太陽の光がないと生きていくことはできません。日照時間が一定であれば昼夜の長さは変わらず、季節が移ろうこともありませんが、地軸が傾いているため四季の変化が生じます。日本では日の出から日の入りまでは、夏ならば14時間前後、冬には10時間前後となります。北極圏に近いスカンジナビア半島では夏には一日中太陽が地平線の上にある白夜となる日もありますが、冬には正午を挟む数時間しか太陽の姿を見ることができません。暗くて寒い冬は室内で過ごす時間が長くなります。屋内での暮らしを快適にするために、インテリアや雑貨にオリジナリティー豊かなデザインが溢れるようになりました。 バルト海東部のフィンランド湾に面するヘルシンキのメインストリート、エスプラナーディ通りにはフィンランドを代表するブランドのショップが勢揃いしています。エテラ港のマーケット広場からマンネムへイム通りに面する老舗デパートのストックマンまでの約500メートルには人波が絶えません。花と緑に包まれるエスプラナーディ公園を中央に挟む北側のポホヨイ・エスプラナーディ通り、南側のエテラ・エスプラナーディ通りには、切れ目なくショップのショーウインドウが繋がっています。 ポホヨイ・エスプラナーディ通りのほぼ中央には、アーリッカが店舗を構えています。質の良いフィンランドの木材を素材としたインテリアグッズは、モダンなデザインと鮮やかな色彩が多くの人々の心をつかんでいます。小人の妖精、トントゥが並ぶ棚の前では思わず表情がゆるんでしまいます。【データ】施設名:アーリッカ Aarikka住所:Pohjoisesplanadi 27Tel:044-4220204URL:https://www.aarikka.com/ イッタラでは、オリジナルのガラス製品、アラビア社製の陶磁器、ハックマン社製のキッチン用品、フィスカル社製の刃物などを取り扱っています。スタイリッシュなものを集めれば、調理が楽しくなるばかりでなく、食器に盛られた料理の味もレベルアップしそうです。【データ】施設名:イッタラ Iittala住所:Pohjoisesplanadi 25Tel:020-4393501URL:https://www.iittala.com/ カンクリン・トゥパには、フィンランドの民芸品が溢れています。スカンジナビア半島の北部ラップランド地方でトナカイとともに暮らす遊牧民族サーメ人が、愛用し続ける木製のマグカップ、ククサからは温もりが滲み出てきそうです。ムーミン・グッズのコーナーは、オフィシャル・ショップに引けを取ることはありません。【データ】施設名:カンクリン・トゥパ Kankurin Tupa住所:Pohjoisesplanadi 35Tel:358-9626182URL:https://www.kankurintupa.fi/ マリメッコは、フィンランド屈指のアパレル・ブランドです。婦人服、紳士服、子ども服の他、鞄、インテリア用品や食器などの生活雑貨も手がけています。ポピーをモチーフにしたウニッコ柄など、明るく大胆で暖かみのあるパターンと色使いが人気を集めています。【データ】施設名:マリメッコ Marimekko住所:Mikonkatu 1Tel:050-5725632URL:https://www.marimekko.com/ 大林 等メーカ勤務の出張とプライベート旅行で渡航した国の数は49になります。各国での 異文化体験は数知れません。カルチャーショックを起爆剤に、各国の歴史や文化に 深く切り込むスタンスを崩すことなく持ち続けています。観光情報から社会、習 慣、宗教、グルメ、アート、民族芸能まで、ジャンルの垣根を超えた海外での経験 を、各種の雑誌やWebサイトなどで発信し続けています。Facebook: