パスポートを取得する

アイルランドに留学するために、まず準備したいのがパスポートです。学生ビザや学校手続きに必要になるため、それ以前に有効なパスポートを用意しておきます。一般旅券の有効期限は5年間または10年間ですが、20歳未満の人は5年間有効のパスポートのみ取得可能。

①パスポートの有効期限を確認する

アイルランド留学の場合、パスポートの残存期限は「留学期間+6か月」が必要です。3か月の語学留学なら、9か月以上有効期限が残っていなければなりません。アイルランド留学前後にヨーロッパ旅行を考えているなら、旅行の計画も加味してパスポートを更新または取得しましょう。

②パスポートの申請方法

パスポートの申請先は、原則として自分が住民登録している都道府県の旅券課です。一定の条件を満たしていれば。実住所や代理人による申請もできます。パスポートの有効期限が残り1年未満で更新する場合も、必要申請書類や手続き方法は基本的に同じです。

パスポートの詳しい申請方法については、日本の外務省公式ページにあります。

パスポート（旅券）｜外務省
パスポートに関する申請手続きに通常必要な書類について、外務省が案内しています。

③パスポート申請に必要な書類

①一般旅券発給申請書（1通）	ダウンロード申請書、または手書きの申請書が使用できます。手書きの申請書は、各都道府県のパスポート申請窓口で入手できます。
②写真 1枚	申請日前6ヵ月以内に撮影したもの。大きさはタテ4.5cm×ヨコ3.5cm。背景は無地、無帽、正面向き。カラーでも白黒でも可。
③本人確認書類	有効なパスポートや運転免許証など、マイナンバーカードなど、官公庁発行の写真付き身分証明書ならひとつ。健康保険証、年金手帳、印鑑登録証明書（登録した印鑑も必要）など写真が付いていないものはふたつ用意する。
④戸籍謄本（原本）1通	6ヵ月以内に発行されたもの。前に取得したパスポートの有効期限が残り1年未満の更新なら、氏名と本籍に変更がない場合に限り不要となる。
⑤住民票の写し　1通	住民登録をしている都道府県で申請する場合には原則不要。単身赴任先や就学先等の都道府県で申請する場合に必要。
⑥有効期限切れの旅券（あれば）	以前パスポートを取得したことがある場合のみ。

④パスポートを受け取る

パスポート申請から発給までは、6~12日間ほどかかります。受理票と発給手数料を用意し、各都道府県の旅行課窓口に受け取りに行きます。代理人受け取りはできないため、必ず本人が出向く必要があります。また、有効なパスポートを紛失して再発給申請をする場合は、申請書類が異なるので注意しましょう。

新規パスポートの発給手数料は、有効期間5年で11,000円（新規発給・12歳以上）、有効期間10年で16,000円（新規発給・20歳以上）です。5,000円しか違わないので、10年で取ってしまうのがオススメ。

有効期間5年パスポート：手数料11,000円(税込)
有効期間10年パスポート：手数料16,000円(税込)

未成年者の場合

20歳未満の場合は、申請時に親権者のサインが必要です。別居や不在などの場合は、指定の用紙に署名した同意書が必要です。

居所申請

学生などが、実家に住民登録をおいたままでほかの都道府県に住んでいる場合、居住地の都道府県でパスポート申請ができます。詳細については、各都道府県によって規定が異なるので、各都道府県の旅券課に問い合わせてください。
※以上の情報は、2024年3月現在のものです。申請の際には必要書類や受付時間などを申請先の都道府県旅券課に確認してください。

外務省ウェブサイト

パスポート（旅券）
パスポート申請書類や全国の申請窓口リストなど、パスポートに関するさまざまな情報を得ることができます。

外務省ウェブサイト

アイルランド留学中にヨーロッパ旅行する

アイルランド留学では、安く手軽にヨーロッパ旅行を楽しめるのがメリット。アイルランド留学中の週末に小旅行したり、留学後にヨーロッパを周遊してから日本に帰国したりする人もいます。格安航空のほか、鉄道やバスを利用するのも趣があってオススメです。留学中の旅行の計画も加味して、まずはパスポートを取得しておこう！

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