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シンガポールの2大人気ホテル「マリーナベイサンズ」と「ラッフルズ」

    
阿部 吾郎
阿部 吾郎
マリーナベイサンズとラッフルズ
シンガポールホテル特集11「マリーナベイサンズとラッフルズ」

日本でシンガポールの人気に火をつけたのは「マリーナ・ベイ・サンズ」だ。2010年4月に開業し、今ではすっかりシンガポールのランドマークとして定着した。ここに泊まるためにシンガポールを訪れる人も多いだろう。
マリーナ・ベイ・サンズが開業する前は、シンガポールのホテルといえば「ラッフルズホテル」が代表格だった。1897年イギリス植民地時代に開業した老舗ホテルで、その格式の高さは今も保たれている。
新しいシンガポールの顔と格式の高い老舗ホテル、改めてこの2つを対比してみよう。

マリーナベイサンズ外観
新しいシンガポールのランドマーク「マリーナ・ベイ・サンズ」

改めて「マリーナ・ベイ・サンズ」の外観を見てみると、そのあまりの奇抜さに驚かされる。3棟のタワーの上に大型客船が乗ったようなこの造り、数々の幻想的な建物を設計したことで知られる米国の建築家モシェ・サフディによるもの。ホテルだけではなく、ショッピングモール、劇場、カジノ、ミュージアムなども揃っている、巨大な複合施設だ。
マリーナベイの中心にどんと構え、まさにシンガポールの新しいランドマークと呼ぶにふさわしい。

マリーナ・ベイ・サンズ ロビー
マリーナ・ベイ・サンズ ロビー

マリーナ・ベイ・サンズの3つのタワーは、吹き抜けのアーケードのような回廊でつながれている。北側の入口のところにチェックインカウンターがある。57階建てのタワーが3棟、客室はなんと2560室ある。これだけ客室が多いと、チェックイン、チェックアウトがスムーズにいかないケースがあったり、自分の客室にたどり着くのが大変だったりというデメリットも出てくる。

マリーナ・ベイ・サンズ デラックスルーム シティービュー
マリーナ・ベイ・サンズ 客室

スタンダードな客室「デラックスルーム・シティービュー」(2328号室)、広さは39?と十分な広さだが、外観の奇抜に比べるとオーソドックスな造りだ。しかし、眼下にマリーナベイを見下ろす客室からの眺めは、やはりなかなかのものだ。
備品や設備に関しては、必要なものはすべて揃っているが、冷蔵庫は中のものを取り出すと自動的に課金されるタイプのもので、自分で買ってきたものを中に入れるのは難しい。どうしても冷蔵庫を使いたい場合は、フロントにリクエストすると空の冷蔵庫を貸してくれる。
なお、同じタイプの客室で眺望がガーデンズ側となる「デラックスルーム・ガーデンビュー」もあり価格はこちらの方が安い。

マリーナ・ベイ・サンズ デラックスルーム バスルーム

このタイプの客室は、シャワーオンリーでバスタブは無い。シャワーブースは、広くて使いやすいが、シャワーは固定式だ。アメニティーは充実している。

マリーナ・ベイ・サンズ プレミアルーム・ガーデンビュー

2番目のカテゴリーが「プレミアルーム」。こちらもガーデンビューとシティービューがあり、ガーデンビューの方はベランダが付いている。
広さは47平米で、デラックスルームよりかなり広く感じる。

マリーナ・ベイ・サンズ プレミアルーム・ガーデンビュー

このカテゴリーの客室にはバスタブがある。シャワーは、バスタブのすぐ横にあるので、バスタブとシャワーブースが別々になっている造りよりも使いやすい。

マリーナ・ベイ・サンズ プレミアルーム・ガーデンビュー
ベランダからの眺め

ベランダからは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイが一望できる。夜になると、ライトアップや光のショーもあり、マリーナベイ側もいいが、こちらの眺めも悪くない。

マリーナ・ベイ・サンズ内のレストラン

マリーナ・ベイ・サンズ内には、なんと40以上のレストランやバーがある。ここまでたくさんお店があると、どこで食事をするか迷ってしまう。
写真は、ロビー階にあるビュッフェダイニング「リゼ」。朝食付きのプランの場合は、ここを含む3つのお店から選べる。

マリーナ・ベイ・サンズ インフィニティープール

マリーナ・ベイ・サンズに宿泊する人の多くは、このインフィニティープールに入ることを目的としているのではないだろうか。このプールには、宿泊客しかアクセスできない。確かに、こんなプールは他には無いし、かなり高額な宿泊料を払っても、ここに来る価値はあるかもしれない。
このホテルは、カジノホテルであり、規模が大きすぎることもあり、宿泊客へのサービスが行き届かないケースもあるようだ。ホテルライフを楽しむことを目的とするのであれば、他のホテルを選択した方がいいかもしれない。しかし、このシンガポールの新しいランドマークに泊まること自体に意義があると考えるのも、間違いではないだろう。

ラッフルズホテル 外観
相変わらずの人気を誇るヘリテージホテル「ラッフルズホテル」

1897年にオープンしたコロニアル調のデラックスホテル「ラッフルズホテル」。日本では、村上龍さんの小説で有名になった。以前は、シンガポールのホテルと言えば、真っ先にこのホテルが思い浮かんだのだが、マリーナベイが開発され、マリーナ・ベイ・サンズを含め高級ホテルがどんどんオープンし少々影が薄れた感もある。しかし、この外観を見ればわかる通り、近代的な新ホテルとは一線を画す魅力がこのホテルにはある。

インド人の門番

正面入り口の前にはインド人の門番がいる。この入口から中に入れるのは宿泊者だけだ。宿泊者以外の人が入ろうとすると、門番に止められる。ギフトショップやロングバーへは、別の入口から一般客でも入ることができる。
なお、このホテルの門番は伝統的にインド人が務めており、白いターバンを巻いたこの門番は、キャラクターグッズにもなっている。

ラッフルズホテル ロビー
ラッフルズホテル ロビー
ラッフルズホテル 中庭の廊下
画像提供:ラッフルズホテル

ラッフルズホテルのロビーと中庭の廊下の様子。マリーナ・ベイ・サンズとは、まさに対極にあるホテルと言える。この雰囲気を味わうだけでも、宿泊する価値があるだろう。

ラッフルズホテル 客室

客室に関しては、撮影が禁止されており、ホテル提供の画像をご覧いただく。
上がコートヤードスイート、下がパームコートスイートだ。
古いホテルだが、何度も改装を重ねており、使いやすくてきれいな客室である。バスルームも十分な広さがあり、バスタブとシャワーブースが別々に設置されているタイプだ。
この2つのカテゴリーの上に、さらに4つのタイプの客室がある。

ロングバー
ラッフルズホテルのダイニング

上の写真は、カクテル「シンガポールスリング」発祥の地として有名な「ロングバー」。ピーナッツの殻を床にポイ捨てしながら食べる店としても知られている。
この他、カレービュッフェで有名な「ティフィンルーム」、フランス料理の「ラッフルズグリル」といった名店が揃っている。

ラッフルズギフトショップ
ラッフルズギフトショップ
ラッフルズギフトショップ

宿泊しなくても、ロングバーでシンガポールスリングを飲んでから、この「ラッフルズギフトショップ」で買い物をするだけでも、十分楽しめる。
入口には、先ほどのインド人門番のキャラクターグッズが置かれている。下の写真の正面にビンがたくさんならんでいるのは、名物の「カヤジャム」だ。

格式の高いホテルだけに、堅苦しく感じる部分もある。巨大なプールがあったり、客室からすばらしい眺めが見られるわけでもないのでリゾート感はあまりない。手入れは行き届いているものの、古いホテルなので不便なところもある。現代的な機能性や便利さ、エンタテイメントを求める人にはあまり向かないホテルと言える。
しかし、創建当初の雰囲気を残す、まさにヘリテージと言えるこのホテルそのものを楽しみたいという方は、他では経験することのできない、至福の時を過ごすことができるだろう。

「マリー・ベイ・サンズ」と「ラッフルズホテル」、詳細な情報は既にいろいろなところで紹介されているので、ざっと紹介しながら2つのホテルを対比する形で並べてみたのだが、いかがだっただろうか。
個人的な感想だが、この2つのホテルは無条件におすすめできるホテルではない。シンガポールで観光やグルメなどを存分に楽しみたいと考えて訪れる場合は、他のホテルを検討することをおすすめする。
しかし、どちらのホテルも、他のホテルとは違う特別なホテルであることは確かである。これらのを利用する場合はは、ホテルでの滞在そのものを目的のひとつとして渡航し、ホテル内で過ごす時間を十分に確保して利用することをおすすめしたい。

【ホテル情報】マリーナ・ベイ・サンズ
住所:10 Bayfront Avenue, Marina Bay,Singapore 018956
Tel:0800-2220602 (日本語フリーダイヤル)
客室数:2560室
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
行き方:MRTベイフロント駅直結

【ホテル情報】ラッフルズホテル
住所:1 Beach Road, Singapore 189673
Tel:(65) 6337 1886
客室数:103室
チェックイン:14時
チェックアウト:12時
行き方:MRTエスプラネード駅から徒歩2分

  
阿部 吾郎

阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。

    

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