台北で新年の幕開けと言えば「台北101のニューイヤー花火」ですね。台北のランドマークで世界でも有数の高層ビル、台北101ビルから打ち上げられる花火ショーは圧巻の美しさです。2004年の初のニューイヤー花火以来、今まで10年以上にわたって行われ続けているイベントです。
毎年12月31日の夕方以降は台北101を取り囲む信義エリアでは台北101の花火ショーのために交通規制が行われます。信義エリアではニューイヤーカウントダウンイベントが数多く開催され、台湾の有名歌手などのライブパフォーマンスなどもあります。この日、交通の混乱を防ぐため台北101に近いエリアでは普通車両の進入が禁止されるので、ニューイヤー花火を見に行く際にはMRTでの移動をおすすめします。この日はMRTは24時間営業となり、花火を見てから深夜の移動も安心です。
世界でも有数の高さを誇る台北101は台北市内の様々なところから見ることが出来ます。台北101の下に広がる信義エリア、また一本道で台北101を遠くからも見ることが出来る信義路沿い、そして台北101を見下ろしながら絶景の夜景と共に花火ショーを楽しむことが出来る象山など花火ショーを見るベストスポットがたくさんあるので、入念に計画を立ててみることをおすすめします。
台北101の花火ショーは毎年コンセプトが決まっており、2015年は「2015 i See Taiwan 愛惜台灣」と言うコンセプトの基、フランスのデザイン集団によって企画されたクラッシック音楽に合わせた花火ショーを楽しむことが出来ました。
会場から少し離れていると音楽が聴けず残念なのですが、翌日のTVはどこのチャンネルも台北101の花火ショーの様子を放送してくれるので、お家やホテルで改めて楽しむこともできます。
台北のランドマーク台北101は様々なところから見ることが出来、見る場所によって表情を変えてくれるのも面白いところです。
台北101から少し距離のある台北の圓山大飯店などからも台北101を見ることが出来、台北の街全体の景色と楽しむ台北101の花火ショーもとても人気です。
こんなに素敵な台北101のニューイヤー花火を見てみたいと思った方も多いのでは？実は大変残念なことに2016年のニューイヤー花火をもって、台北101の花火ショーは最後と言う予想が濃厚です。
実は毎年多額な費用のかかるこの花火ショーのスポンサーを探すのは大変難しく、さらに環境への影響や、また花火を見に来る人で起こる交通の混乱などの問題が取り沙汰されており、来年のニューイヤー花火が最後だろうと言われています。今までも長年このような話題が出てきたものの、今回の話しは本当だと台湾の新聞やTVニュースでも言われています。
台北101の花火ショーは今回で最後かもしれません！一度は見てみたいと思っている方はぜひ今回の年末年始に台湾へお越しください！
【データ】
台北101ニューイヤー花火（台北101跨年煙火秀）
住所：台北市信義路五段7號
Tel：02-8101-8898
時間：新暦の1月1日の0時より開始
石井 三紀子
台湾人との国際結婚により2011年より台北在住。台湾で教育関係の仕事を経て、2012年より台湾現地旅行社にて台湾国内担当として勤務。2015年に旅行社退社後、今までの経験を生かし台湾のフリーライター、またデザイナーとして活動。
趣味は写真撮影と食べ歩き。強靭な胃袋(?)でローカルグルメから贅沢グルメまでを食べ歩き、フットワーク軽く台北だけでなく、高雄や台中をはじめとする都市にも出没。
くいしんぼうCAMのもっとおいしい台湾!!!! 
