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オーストリアの皇帝気分を味わえる!「カイザーハウス」

    
仲山 今日子
仲山 今日子
「故郷オーストリアの味を届けたい」というハンスシェフ

シンガポールでとても珍しい、本格的なオーストリア料理が食べられる店、カイザーハウス(Kaiserhaus)。
昔の劇場を改装したキャピトル・シアター(Capitol Theatre)に去年オープンしたお店は、クラッシックな劇場の2階に位置し、カイザー(皇帝)ハウス(家)という名前通り、オーストリアの宮廷を思わせる豪華な空間と、明るい光が差し込む中庭を見下ろす開放的な雰囲気を併せ持つ素敵な場所。新しく7月7日〜31日の期間限定メニューとして、中央ヨーロッパの伝統料理、ダンプリング(Dumpling)づくしのコースダンプリング・スペシャル(Dumplings Special)をスタートするということでお邪魔してきました。シンガポールでダンプリングというと、日本や中国の餃子を指すことが多いのですが、そんなダンプリング観を覆すお料理の数々をご紹介していきます!

華やかでクラッシックな雰囲気の店内

「オリジナルのアレンジは加えているものの、どれもオーストリアの伝統的な料理だよ」と話すのは、オーストリア・ザルツブルク出身の、ハンス・リューフテネガー(Hans Lueftenegger)エグゼクティブシェフ。故郷ザルツブルクで、母がレストランを営んでいたというハンスシェフは、幼いころから料理が大好きだったのだそう。ヨーロッパで研鑽を積んだのち、10年前にシンガポールへ。有名なイタリアンのガリバルディ(Garibaldi)などで研鑽を積みます。オーストリアの皇帝御用達の菓子店、コンディトライ・ツァウナー(Konditorei Zauner)で修行し、オーストリアのお菓子の作り方も習得。レストランには、シンガポールで手に入るのはここだけという、コンディトライ・ツァウナーの本店直送のチョコレートとヘーゼルナッツの伝統菓子、ツァウナーシュトレーンや、美味しそうなケーキ類も並んでいます。

皇帝御用達店直伝の味が楽しめる

コースの紹介の前に、ハンスシェフも大好きだという、ボヘミアン・ミート・ダンプリングス(Bohemian Meat Dumplings)の作り方のデモンストレーション。ゆでたポテトを馬鈴薯でんぷんやセモリナ粉、卵黄と共に練り上げ、牛肉のフィリングを包んでいきます。「日本や中国の餃子と違って、皮が厚くてメインディッシュとして食べられるのが、中央ヨーロッパのDumplingの特徴。オーストリアだけでなく、実はハンガリーにも似たようなものがあるんですよ」と教えてもらいました。

たっぷりのスープは、2人でシェアしてもよさそう

さて、テーブルに戻ってDumplingのコースのスタート。
まずは、たっぷりのクリアなビーフコンソメに浮かんだチロリアン・スタイル・ベーコン・ダンプリング(Tyrolean-style Bacon Dumplings、S$12)
角切りのベーコンの入ったダンプリングは、ふわふわとした食感で、焼きたてのパンの内側の部分を食べているよう。たっぷりのスープは、満足度抜群。ちなみにこちらは、どの料理もしっかり大きめのポーションで出てきます。アルコールのペアリングもあり、おすすめはピルスナービール。こちらでは、様々な生ビールが提供されていて、優雅で開放的な雰囲気の中で楽しめるのが魅力。

旨みたっぷりのフィリングは、お酒との相性もぴったり

ボヘミアン・ミート・ダンプリング(Bohemian Meat Dumplings、S$25)
デモンストレーションでも見たこちらのダンプリングは、下にキャベツを敷き、その上にゆでたダンプリングが乗っています。開いてみると、牛肉のミートボールの中にはたっぷりのベーコン。肉のうまみたっぷり、そしてもちもちしたダンプリングの皮の部分の食感がよく、下の甘酸っぱいキャベツは、ザワークラウトより酸味を控え、自家製のデミグラスソースを加えてあるので、とっても旨みが豊か。個人的に、コースの中で一番気に入りました。

「ダンプリング」のバリエーションの豊かさに驚く

3種類のダンプリングが楽しめる、ダンプリング・トリオ(Dumplings Trio、S$28)
まずは右から、プチトマトの乗ったチーズのダンプリング、オーストリア伝統のオーブンで焼いたレバーのダンプリング、左はコロッケのような、ほうれん草とパルメザン、クリームチーズのダンプリングにほんの少しだけ唐辛子入りの塩をあしらったもの。
チーズのダンプリングは、ふわふわとした食感と、チーズの濃厚な味わいが楽しめます。
レバーのダンプリングには臭みもなく、牛肉を食べているような印象で、ほのかにハーブの香りがあります。下にはマッシュポテトとキャラメリゼした玉ねぎが添えられています。
ほうれん草のダンプリングは、薄くてさっくりした衣の中に、チーズのコクとクリーミーさが生きたほうれん草のフィリングが。
また、こちらではオーストリアワインの品ぞろえも豊富。この3種類のセットとおすすめのペアリングは、濃い黄金色ながら、すっきりとした味わいの白ワインでした。

オーストリア菓子はナッツやチョコレートをたっぷり使うのが特徴

そして、ここでデザートダンプリングの登場。
モーツァルト・ダンプリング(Mozart Dumplings、S$13)
ハンスシェフの故郷ザルツブルク出身の音楽家、モーツァルトの名前を冠したタンプリングは、チーズのコクのあるもっちりとした皮の中に、アーモンドのマジパンやヌガー、プラリネなど、私のようにナッツ好きにはたまらない組み合わせ。表面は、バターの香りがする、甘さの中にほのかな塩分がアクセントになっているサクサクのパン粉と。こちらはピスタチオのアイスクリームと共にサーブされます。
イチゴのダンプリング(Strawberry Dumplings、S$12)は、チョコレートクリームと、イチゴのコンポートのような、ストロベリー・ラグー(strawberry ragout)が入っています。ちなみに、デザートとワインのペアリングも楽しめますよ。

野菜から肉、更にはデザートまで中身も様々、皮で包んであるものも、そうでないものも、そして調理方法も揚げる、ゆでる、オーブンで焼くなど様々。ダンプリングに共通する定義は「球形に丸めているもの」なのだとか。奥深いダンプリングの世界、期間限定となっていますので、ぜひ試してみてくださいね!

そして、その他にもオーストリア料理のシュニッツエル(薄く伸ばした牛肉のカツレツ)やパプリカのスープも大好きだというハンスシェフ、こういった料理ももちろんおすすめ。アクセスのよいMRTシティーホール駅直結、シアター内ということもあって通し営業なので、ランチタイムを逃してしまった時にも便利です!

<DATA>
■ カイザーハウス(Kaiserhaus)
営業時間:10:30〜23:00(日曜〜木曜)、〜24:00、無休
住所:Capitol Theatre, 17 Stamford Road, #02-06 and 03-06, Singapore 178907
電話: +65 6377 0013
アクセス:MRTシティーホール駅直結
http://kaiserhaus.sg/index.php

  
仲山 今日子

仲山 今日子
元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

    

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