シンガポール国立大学(National University of Singapore)進学ガイド

シンガポール国立大学(National University of Singapore、略称NUS)は、1905年に医学学校として創設された、シンガポールを代表する国立大学です。アジア屈指の研究大学として世界的に高い評価を受けており、最新のQS世界大学ランキング2026では世界第8位(アジア1位)にランクインしています。シンガポール南西部のケント・リッジ地区に位置する美しいキャンパスで、100カ国以上から集まった学生たちが学んでいます。
- 1. ランキングで見るNUSの評価【2025-2026年最新版】
- 2. National University of Singapore(NUS)が選ばれる5つの理由
- 2-1. アジア1位の世界トップクラス大学
- 2-2. 多文化が融合する国際都市シンガポール
- 2-3. 最先端研究と産業界との強固な連携
- 2-4. 充実したキャンパス環境とサポート体制
- 2-5. 卒業後の高い就職率と競争力のある給与
- 3. 人気専攻とアカデミックの強み
- 4. 入学条件と出願情報(本科進学)
- 5. 学費と生活費(目安)
- 6. キャンパス環境と施設
- 7. 住まいと食事
- 8. 卒業後の進路とキャリア支援
- 9. NUSの語学サポート・継続教育プログラムの紹介
- 10. 日本人向け進学ルート ― NUSへスムーズに進む方法

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ランキングで見るNUSの評価【2025-2026年最新版】
シンガポール国立大学(NUS)は、世界の主要大学ランキングで常にトップクラスの評価を受けており、特にアジア地域では圧倒的な存在感を示しています。研究力、教育の質、国際性、産業界との連携など、あらゆる面で世界最高水準の評価を獲得しています。
総合ランキングと評価ポイント
ランキング名 | 総合順位(2025-2026) | 評価の焦点 | 出典 |
---|---|---|---|
QS世界大学ランキング | 世界第8位(アジア1位) | 学術評判・雇用者評価・国際性 | topuniversities.com |
THE世界大学ランキング | 世界第17位 | 研究・教育・論文引用・国際性 | timeshighereducation.com |
U.S. News Global Universities | 世界約20位 | 論文数、学術評判、国際研究共同数 | usnews.com |
分野別世界ランキングでの卓越性
NUSは総合ランキングだけでなく、分野別ランキングでも圧倒的な強さを誇っています。最新のQS分野別ランキング(2025年)では、23分野で世界トップ10入り、38分野でトップ20入りを果たしました。
分野 | 世界順位 | 特徴 |
---|---|---|
美術史 | 世界第2位 | アジア美術史研究の中心的存在 |
土木工学・社会政策 | 世界第3位 | 都市開発とスマートシティ研究をリード |
化学工学・コンピューター科学・電気電子工学 | 世界第4位 | STEM分野での圧倒的な研究力 |
ビジネス・マネジメント | 世界第8位 | アジア金融ハブとしての立地を活用 |
看護学 | 世界第8位 | 医療先進国シンガポールでの実践的教育 |
NUSが高く評価される理由
① 政府による潤沢な研究投資
シンガポール政府はRIE2025計画として2021〜2025年に総額250億シンガポールドル(GDPの約1%)を研究開発に投資しており、NUSはその中核的受益者として最先端研究を推進しています。
② アジア最高水準の国際性
留学生比率約26%、100カ国以上から集まった学生・教員による真の国際環境を実現。英語を公用語とするシンガポールならではの多文化教育が高く評価されています。
③ 産業界との密接な連携
アジアの金融・IT・バイオテクノロジーハブであるシンガポールの立地を活かし、グローバル企業との共同研究や人材育成プログラムが充実しています。
④ 卓越した研究成果
論文の被引用数や国際共同研究の数において世界最高レベルを維持し、特に工学、医学、社会科学分野での研究影響力は群を抜いています。
National University of Singapore(NUS)が選ばれる5つの理由
1. アジア1位の世界トップクラス大学
NUSはQS世界大学ランキング2026で世界第8位(アジア1位)という圧倒的な地位を確立しています。これは東京大学(世界32位)、京都大学(世界57位)を大きく上回る評価であり、アジアで学ぶなら間違いなく最高峰の選択肢です。
【世界トップ10入りの意義】
- ハーバード、MIT、オックスフォードと肩を並べる学術水準
- 世界の研究者・学生から高い認知度と尊敬
- 卒業後のキャリアにおける圧倒的なブランド力
➡︎ 世界のどこでも通用する学歴とネットワークが手に入る
特に23分野で世界トップ10入りを果たしており、理系・文系を問わず幅広い分野で世界最高レベルの教育を受けることができます。
2. 多文化が融合する国際都市シンガポール
シンガポールは東西文化の交差点として、中華系、マレー系、インド系、欧米系が共存する真の多文化社会です。NUSのキャンパスもこの多様性を反映し、100カ国以上から集まった学生たちが学んでいます。
- 言語環境:英語が公用語のため、日本人にとって学びやすい環境。中国語、マレー語なども日常的に触れることができる。
- 治安と生活環境:世界で最も治安の良い国の一つ。清潔で整備されたインフラ、効率的な公共交通システム。
- 地理的優位性:東南アジアの中心に位置し、日本からも約7時間のアクセス。アジア各国への旅行・研究も容易。
- 気候:年間を通じて温暖(26-32℃)で、学習に集中しやすい安定した気候条件。
この環境で4年間学ぶことで、真の国際感覚とグローバルリーダーシップが自然と身につきます。
3. 最先端研究と産業界との強固な連携
NUSは単なる教育機関ではなく、シンガポール政府の国家戦略の中核を担う研究拠点です。学部生でも世界最先端の研究に参加する機会が豊富にあります。
- 37の学際的研究所・センター:ナノテクノロジーから公共政策まで幅広い分野で最先端研究を実施。
- 6つの政府指定卓越研究拠点(RCE):エネルギー、環境、医療、AI、都市ソリューションなど社会課題解決型研究。
- 産業界との連携:Google、Microsoft、P&G、シンガポール政府系企業との共同プロジェクト多数。
- スタートアップ支援:Innovation 4.0ビルでの起業支援、学生ベンチャーの創出支援。
学部生でもRA(リサーチアシスタント)として研究に参加でき、卒業論文や就職活動に直結する実践的な経験が積めます。
4. 充実したキャンパス環境とサポート体制
NUSのキャンパスは「大学都市」と呼ぶにふさわしい充実した環境を提供しています。特に最新のUniversity Town(UTown)は、居住型学習施設として世界的に注目されています。
- 最新設備:24時間利用可能な図書館、最先端の研究施設、オリンピックサイズのプール、総合体育館。
- リビングラーニングコミュニティ:UTownでは学習と生活が一体化した環境で、教授陣も常駐。
- 豊富な課外活動:130以上の学生団体、スポーツクラブ、文化サークル。
- 留学生支援:International Students Centreによる到着時サポート、チューター制度、生活相談。
留学生には優先的に大学寮への入居機会が提供され、安全で快適な環境で学習に集中できます。
5. 卒業後の高い就職率と競争力のある給与
NUS卒業生は世界中で高く評価され、優れた就職実績を誇っています。特にアジア太平洋地域での就職においては圧倒的な優位性があります。
【2024年最新就職データ】
- フルタイム就職率:約81.8%(卒業後6ヶ月時点)
- 平均月収:約S$5,101(約45万円)
- コンピュータサイエンス:平均S$6,000超(約54万円)
- ビジネス・工学系:S$4,000台後半~S$6,000台
- 主な就職先:Google、Microsoft、DBS銀行、シンガポール政府投資公社(GIC)、McKinsey、BCG、三菱商事、三井物産など
- グローバルネットワーク:30万人を超える世界中の同窓生ネットワーク
- キャリア支援:専門のCentre for Future-ready Graduatesによる包括的なサポート
人気専攻とアカデミックの強み
NUSは17の学部・カレッジから構成される総合大学で、文系・理系を問わず150以上の専攻分野を提供しています。特に世界ランキング上位の分野では、最先端の研究と実践的な教育が受けられます。
専攻分野 | 世界順位 | 代表専攻・強み |
---|---|---|
コンピュータ科学・情報工学 | 世界第4位 | AI、機械学習、データサイエンス、サイバーセキュリティ |
工学系(土木・化学・電気電子) | 世界第3-4位 | スマートシティ、持続可能エネルギー、ナノテクノロジー |
ビジネス・経営学 | 世界第8位 | 国際金融、アジアビジネス、起業学、マーケティング |
社会科学・政策学 | 世界第3位 | 公共政策、国際関係、東南アジア研究、日本研究 |
生命科学・医学 | 世界第8位(看護) | ゲノム医学、バイオテクノロジー、公衆衛生、薬学 |
特に人気の高い専攻
① コンピュータ科学(Computer Science)
シリコンバレーに匹敵する人材を輩出する看板分野。AI研究でアジアをリードし、Google、Microsoft、Amazonなどのグローバル企業との連携も強固です。学生はインターンシップや共同研究を通じて実践的なスキルを習得できます。
② ビジネス・経営学(Business Administration)
アジア最大の金融センターであるシンガポールの立地を活かし、国際金融、アジアビジネス戦略、起業学などが充実。投資銀行やコンサルティングファーム志望の学生に特に人気です。
③ 工学(Engineering)
土木工学世界3位、化学工学・電気電子工学世界4位の実力。シンガポールの都市開発、持続可能エネルギー、スマートシティプロジェクトと直結した実践的な学習が可能です。
④ 社会科学・国際関係(Social Sciences)
東南アジア研究、日本研究の伝統があり、多文化環境を活かした社会科学教育が特徴。公共政策分野では世界3位の評価を受けています。
著名な卒業生・関係者
シンガポール初の女性大統領ハリマ・ヤコブ氏(法学部卒)、Razer社CEO陳民亮氏(法学部卒)など、政財界のリーダーを多数輩出。
入学条件と出願情報(本科進学)
NUSの学部課程は高度な学力と英語力を要求する競争の激しい入学選考を行っています。日本の高校卒業生は海外出願者(International Qualifications)として、標準テストのスコア提出が必須となります。
要件 | 内容 |
---|---|
学歴 | 日本の高校卒業資格(12年間の教育課程修了) |
標準テスト | SATまたはACT |
英語力 | TOEFL iBT 92点以上/IELTS 6.5以上(各セクション6.5以上) |
GPA | 高校評定平均4.5/5.0以上が目安 |
出願時期 | 11月下旬~翌年2月下旬 |
出願に必要な書類
- 高校卒業証明書:英文での正式な証明書
- 成績証明書:全学年分の英文成績表
- 標準テストスコア:SAT/ACT/APの公式スコア
- 英語能力証明:TOEFL/IELTSスコア(任意だが推奨)
- 志望動機エッセイ:オンライン出願フォーム内で記入
- 推薦状:必須ではないが、優秀な成績や活動実績の証明として有効
選考プロセス
- オンライン出願:必要書類をアップロードし、出願料S$20を支払い
- 書類審査:学業成績、標準テストスコア、エッセイを総合評価
- 面接・追加試験:医学・歯学・法学など一部学部で実施
- 合否通知:5月中旬~7月に結果発表
- 入学手続き:学生ビザ申請、英語プレースメント試験(QET)受験
入学準備のポイント
NUSは実力主義の選考を行うため、高校時代の成績向上とSAT/ACT対策が重要です。また、入学後にQET(英語試験)で基準に達しない場合は、英語ブリッジコースの履修が必要になる場合があります。
学費と生活費(目安)
NUSの学費はシンガポール政府の学費補助制度(Tuition Grant)により、比較的抑えられています。ただし、補助を受ける場合は卒業後3年間のシンガポール勤務義務が発生します。
年間学費(2025-26年度、政府補助〈Tuition Grant〉適用後)
学部・専攻 | ASEAN留学生 | 非ASEAN留学生 |
---|---|---|
人文・理学/工学・建築/コンピュータ | S$17,950 | S$20,000 |
ビジネス | S$21,050 | S$22,100 |
法学 | S$27,650 | S$29,300 |
薬学 | S$20,100 | S$23,350 |
看護 | S$19,800 | S$21,200 |
医学(MBBS) | S$73,550 | S$83,950 |
※上記は学費補助(Tuition Grant)適用後・消費税(GST)込みの目安。専攻・入学年度により変動します。
※補助なしの参考:人文・理学 S$34,900/ビジネス S$33,050/法学 S$39,200/医学(MBBS)S$181,150 など。
生活費(月額目安)
項目 | 金額(S$) | 日本円換算(110円/S$) |
---|---|---|
大学寮 | S$215~605 | 約2.4~6.7万円 |
食費 | S$250~350 | 約2.8~3.9万円 |
交通費(学割定期) | S$95 | 約1.0万円 |
教科書・文具 | S$100~200 | 約1.1~2.2万円 |
雑費 | S$150~200 | 約1.7~2.2万円 |
月間合計 | S$1,000~1,500 | 約11~17万円 |
※生活スタイル(学内外の居住、外食頻度)や為替で上下します。
奨学金制度
優秀な留学生向けに複数の奨学金制度が用意されています。
- ASEAN Undergraduate Scholarship:ASEAN加盟国出身者対象(授業料全額〈補助後〉+生活手当 等)
- Science & Technology Undergraduate Scholarship:理工系志願者向け(授業料全額〈補助後〉+生活手当・宿舎補助 等)
- NUS International Undergraduate Scholarship:全世界対象(授業料全額〈補助後〉+生活手当・宿舎補助 等)
- 各学部独自奨学金:成績優秀者や特定分野の学生向け
- 日本政府・関連奨学金:JASSO海外留学支援制度 など
※Tuition Grantを受給する場合は、卒業後3年間のシンガポールでの就業義務が課されます。
キャンパス環境と施設
キャンパスの雰囲気とロケーション
- 立地:シンガポール南西部のケント・リッジ地区の丘陵地に位置。緑豊かで開放的な環境。
- キャンパス構成:ケント・リッジ(本部)、ブキット・ティマ(法学部)、アウトラム(医学部)の3箇所
- University Town(UTown):最新の教育・居住一体型施設。リビングラーニングコミュニティの中心
- アクセス:MRT(地下鉄)Kent Ridge駅から徒歩、学内シャトルバス完備
主要施設紹介
- 中央図書館(Central Library):数百万冊の蔵書、24時間学習スペース、東南アジア・日本研究コレクション
- Medicine+Science Library:2022年開館の最新図書館、自動化書庫システム(ASRS)完備
- スポーツ・レクリエーション施設:オリンピックサイズプール、総合体育館、テニスコート、ラグビー場
- NUSアートセンター:UTown内のコンサートホール、ギャラリー併設の文化施設
- Innovation 4.0ビル:スタートアップ支援拠点、AI研究所、産学協働ハブ
研究施設・設備
- 37の研究所・センター:ナノテクノロジー、量子技術、データサイエンス、機械生物学など
- 国立スーパーコンピューティングセンター:共同拠点として学生も利用可能
- 医科学研究施設:国立大学病院(NUH)と連携した最先端医療研究
- Stuart Collection:キャンパス内に点在する現代アートコレクション
NUSのキャンパス
動画紹介
位置情報
住まいと食事
学生寮(オンキャンパスハウジング)
NUSは留学生全員に入寮機会を提供しており、3つのタイプから選択できます。
① ホール(Halls of Residence)
- 特徴:伝統的な寄宿舎スタイル、食事提供あり(2食/日のミールプラン)
- 費用:月額S$500前後(食事込み)
- 活動:スポーツや文化活動が盛ん、寮対抗イベント多数
- 代表例:Eusoff Hall、Kent Ridge Hall など
② レジデンシャル・カレッジ(Residential Colleges)
- 特徴:UTown内の学部横断型カレッジ、教授陣常駐のリビングラーニング
- 費用:月額S$500前後(食事・教育プログラム込み)
- 教育:少人数ゼミ、フィールドワーク、討論セミナーがカレッジ単位で実施
- 代表例:Tembusu College、College of Alice & Peter Tan など
③ 学生レジデンス(Student Residences)
- 特徴:自炊型アパートメント、個室+共同キッチン
- 費用:月額S$300台~(素泊まり)
- 対象:自立志向の学生、大学院生向けPGP Residencesもあり
オフキャンパスハウジング
- HDB(公団住宅):3-4人シェアで一人あたり月S$600-800、個室なら月S$1,200-1,500
- 民間コンドミニアム:プール・ジム付きで月S$1,500-2,000台
- 契約条件:通常2年リース、デポジット2ヶ月分必要
- 大学サポート:Off-Campus Housing Serviceが物件探しや契約をサポート
食事プランと学内外の食環境
学内ダイニング
- 食堂・カフェテリア:キャンパス内に数十箇所、各国料理を手頃な価格で提供
- ミールプラン:寮生向け、平日朝夕食で月S$90-112程度
- 多様な食文化対応:ヴィーガン、ハラール、コーシャなど宗教・文化的配慮あり
- 日本食:学内に日本食レストランも複数あり
学外の食環境
- ホーカーセンター:徒歩圏に複数の大衆フードコート、1食S$3-5程度
- ショッピングモール:La Jolla Village Square、Westfield UTCに多国籍レストラン
- 自炊:寮の共同キッチンや近隣スーパーマーケットを利用可能
卒業後の進路とキャリア支援
NUS卒業生は世界中で高く評価され、優れた就職実績と競争力のある給与を実現しています。特にアジア太平洋地域では圧倒的な優位性を持っています。
就職実績(2024年最新データ)
項目 | 内容 |
---|---|
フルタイム就職率 | 約81.8%(卒業後6ヶ月以内) |
就業率(パート含む) | 90%超 |
平均月収 | S$5,101(約45万円) |
コンピュータサイエンス | 平均S$6,000超(約54万円) |
ビジネス・工学系 | S$4,000台後半~S$6,000台 |
主な就職先・業界
① 政府・公的機関
- シンガポール政府各省庁、法曹界
- シンガポール政府投資公社(GIC)、テマセク・ホールディングス
② 金融・投資
- DBS銀行、UOB銀行、OCBC銀行
- JPモルガン、ゴールドマン・サックス、シティバンク
③ テクノロジー・IT
- Google、Microsoft、Amazon、Meta
- Grab、Shopee、Sea Limited(東南アジア系)
④ コンサルティング
- McKinsey & Company、Boston Consulting Group
- Bain & Company、Deloitte、PwC
⑤ 日系企業
- 三菱商事、三井物産、伊藤忠商事
- ソフトバンク、楽天、日系金融機関のアジア拠点
キャリア支援体制
Centre for Future-ready Graduates(CFG)
- 個別カウンセリング:専門カウンセラーによる進路相談
- スキル開発:履歴書作成、面接対策、プレゼンテーション技術
- キャリア関連科目:単位取得可能な就業スキル科目
- キャリアフェア:年間複数回、数百社参加の大規模求人イベント
インターンシップ・実務経験
- NUS Overseas Colleges(NOC):世界20都市以上での1年間インターン+起業学習プログラム
- 産学協働プロジェクト:在学中から実社会の課題解決に参加
- グローバル・インターンシップ:CFG主導の海外企業派遣制度
同窓生ネットワーク
- 規模:世界中に30万人超の卒業生
- 業界カバー:政財界、学術界、国際機関、多国籍企業のリーダー多数
- メンター制度:業界の先輩からの直接指導・アドバイス
NUSの語学サポート・継続教育プログラムの紹介
NUSでは正規課程とは別に、英語力向上や専門スキル習得を目指す学生・社会人向けのプログラムを提供しています。特に入学後の英語サポートと生涯教育に力を入れています。
英語サポートプログラム
① 英語コミュニケーションセンター(CELC)
学部1年生向けの英語サポートを担当する機関で、アカデミック英語の基礎固めを行います。
- English for Academic Purposes:大学レベルの読解・ライティング・討論スキル
- 英語ブリッジコース:QET試験で基準に達しなかった学生向けの必修科目
- 単位付与:正規科目として単位が認定される
- 少人数制:効果的な英語力向上を実現
② QET(Qualifying English Test)
入学時に実施されるNUS独自の英語能力判定試験
- 対象:英語を主要教育言語としない高校出身者
- 基準未達の場合:英語ブリッジコースの履修が必要
- サポート体制:追加の個別指導やチューター制度あり
SCALE(School of Continuing and Lifelong Education)
在職社会人向けの生涯教育機関で、専門スキルの向上やキャリア転換を支援しています。
プログラム分野 | 内容例 | 期間 |
---|---|---|
サイバーセキュリティ | ネットワークセキュリティ、リスク管理 | 3-6ヶ月 |
データ分析 | Python、機械学習、ビジネス統計 | 3-12ヶ月 |
MBAモジュール | 戦略経営、マーケティング、ファイナンス | 6-12ヶ月 |
デジタルマーケティング | SNS広告、SEO、アナリティクス | 3-6ヶ月 |
- 対象:主に就労者、学位取得目的ではない
- ビザ:学生ビザ発行対象外
- 修了証:各プログラム修了時に証明書発行
国際交流・語学交換プログラム
① Student Exchange Programme(SEP)
- 協定校:世界40カ国以上、300以上の大学
- 日本の協定校:東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など
- 参加者数:年間2,600人超がNUSから海外へ
② Language Exchange Programme
- 内容:日本語を学ぶシンガポール人学生との言語交換
- メリット:英語練習と日本文化紹介の機会
- コミュニティ:Japanese Student Association(JSA)との連携
日本人向け進学ルート ― NUSへスムーズに進む方法
NUSに進学する日本人学生には、主に直接入学ルートが一般的です。シンガポールには米国のようなコミュニティカレッジ制度がないため、高校卒業後の直接進学が最も現実的な選択肢となります。
① 直接入学(Direct Admission)
日本の高校を卒業後、NUSに直接出願・入学するルートです。最も一般的で確実な進学方法です。
- 必要条件:高校評定平均4.5/5.0以上、SATまたはACT、TOEFL iBT 92点以上(任意だが推奨)
- メリット:最短4年で学位取得、1年次から研究機会にアクセス可能
- 準備期間:高校2年生からSAT/TOEFL対策を開始することを推奨
- 出願時期:11月下旬~2月下旬
② 編入学(Transfer Admission)
他大学での単位取得後にNUSに編入するルートですが、定員が極めて限られています。
- 対象:日本の大学で1-2年間学んだ学生
- 条件:大学での高い成績(GPA3.8以上が目安)、優秀な英語力
- 注意点:定員が少なく非常に競争が激しい
- 単位認定:すべての単位が認定されるとは限らない
③ 国際バカロレア(IB)経由
国際バカロレア・ディプロマを取得してNUSに出願するルートで、近年増加しています。
- 必要スコア:総得点40点以上(目安は42点)
- メリット:SAT/ACTが不要、国際的な教育カリキュラムでNUS入学後の適応が容易
- 日本のIB校:玉川学園、開智日本橋学園など
日本人学生向けの支援体制
① 学生コミュニティ
組織名 | 内容 |
---|---|
Japanese Student Association(JSA) | 日本人学生の交流、履修相談、文化イベント運営 |
International Students Centre | 留学生全般の生活・学習サポート、到着時オリエンテーション |
在シンガポール日本人会 | 日本人コミュニティとの交流、生活面でのアドバイス |
② 経済的支援
- Tuition Grant:シンガポール政府の学費補助(卒業後3年間の勤務義務あり)
- 日本政府奨学金:JASSO海外留学支援制度、民間奨学金
- NUS奨学金:成績優秀者向けの大学独自奨学金
③ 準備段階でのサポート
- 情報収集:在日シンガポール大使館、シンガポール政府観光局の留学フェア
- 試験対策:SAT/TOEFL対策スクール、オンライン学習プラットフォーム
成功のポイント
- 早期からの計画的な準備(高校2年生からSAT/TOEFL対策開始)
- 高校での優秀な成績維持(評定平均4.5以上を目標)
- 英語力の継続的な向上(TOEFL iBT 100点以上を目指す)
- 課外活動や社会貢献活動への積極的な参加
- NUS在学中の日本人学生や卒業生からの情報収集
無料カウンセリングのご案内
「成功する留学」では、NUSをはじめとするシンガポール大学進学に向けて、以下のサポートを提供しています:
- 個別プランニングと費用試算
- エッセイ・出願書類の添削
- SAT・TOEFL対策講座
- 奨学金申請サポート
- ビザ申請手続きサポート
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NUSについてのアドバイス
「NUSは、世界最高レベルの教育を受けながら、アジアの成長を肌で感じられる唯一無二の環境です。英語圏でありながらアジア的価値観も理解できるグローバルリーダーを目指すなら、これ以上の選択肢はないでしょう。」