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大学を休学して留学する完全ガイド|就活への影響・費用・ポイントを徹底解説

休学留学  

「休学留学」とは、在籍中の大学を一時的に休学扱いにして海外へ留学することを指します。在籍自体は維持されますが、休学期間中は所属大学の授業に出席せず、単位も取得しません。期間は大学の規定によりますが、一般的に半年〜1年程度の長期留学が多く、この間は卒業要件の在籍期間に含まれないため、その分卒業時期が延びる点に注意が必要です。例えば4年制大学で1年間休学留学すると、卒業は5年目以降になります。

休学中、国公立大学では授業料が免除されるのが通常ですが、私立大学では在籍料(休学費)など一定の費用負担が発生する場合がほとんどです。休学は学期単位で認められることが多く、1学期(半年)または1年間まとめて休学するケースが一般的です。大学によって認められる休学期間の上限は異なりますが、多くは連続1年間まで(必要に応じ延長可)です。

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この記事の監修者

末永 ゆう生
「成功する留学」進学カウンセラー

早慶上、ICU、GMARCHなどの国内の難関大学英語系学部と海外大学の併願を希望する受講生の成功を導くノウハウを蓄積。オレゴン州立大学直接入学、ファウンデーションコースを経由して、マンチェスター大学入学、カレッジを経由して、トロント大学入学など、現時点の英語・学力・お金を踏まえて、顧客の理想に寄り添った多種多様な進学・キャリアの提案・支援を行い、高い顧客満足度を実現。

1. 大学を休学して留学するとは?基本的な仕組みを解説

なお、休学留学をするには所属大学への申請と許可が必要です。病気などやむを得ない場合以外でも、留学目的での休学は「正当な理由」として認められる大学が増えています。申請時には指導教員や保証人(保護者)への相談・承諾が求められ、大学所定の「休学願」提出など所定の手続きを経て許可を得ます。休学期間中は自分で留学先を手配し、留学費用も基本的に自己負担となります。そのため計画的な準備と資金計画が重要です。

休学留学についてのアドバイス

休学留学は、在籍大学を一時離れ自分のプランで留学できる柔軟な制度です。卒業を一時延ばす形になりますが、その分現地で腰を据えて学ぶ貴重な時間が得られます。休学中は大学の単位取得や進級は止まりますが、帰国後に復学して学業を再開すれば、卒業自体は問題なく可能です。

休学期間終了後は所定の復学手続き(休学期間満了の約2ヶ月前までに「復学願」を提出するなど)を行い、元の学年に復帰します。復学後は改めて履修登録を行い、留学前と同様に授業に参加していく流れです。

2. 休学留学と認定留学・交換留学の違いを徹底比較

一口に「在学中の留学」と言っても、休学留学のほかに大学の制度を利用した認定留学交換留学があります。これらは留学期間中の扱いや手続きに違いがあり、自分に合った方法を選ぶために理解しておきましょう。以下に主要な項目で3つの方法を比較します。

比較項目 休学留学 認定留学 交換留学
在籍状態 在籍維持(休学扱い 在籍維持(大学の認定制度利用) 在籍維持(大学間の協定に基づき派遣)
単位認定 原則なし(帰国後も認定不可) 取得単位を認定可(要事前承認) 取得単位を認定可(互換制度あり)
授業料(日本側) 不要(休学期間は授業料免除※) 在籍大学にも納付(通常通り。大学によって減免あり) 在籍大学に納付(協定により留学中も自大学に支払い)
授業料(留学先) 全額自己負担(留学先に直接支払い) 留学先にも支払い(提携校なら一部減免の場合あり) 免除(協定により留学先授業料は無料)
留学先の選択 自由(世界中から個人手配可能) 大学の認定範囲内(提携校・指定プログラムから選択) 協定校のみ(大学が交換契約を結ぶ限定先)
大学での手続き 休学手続きのみ(学内選考不要) 認定申請が必要(事前に大学の承認・選考あり) 学内選考あり(募集枠・条件あり、大学を通じて手続き)
定員・選考 なし(希望すれば誰でも可能) あり(大学の基準を満たす必要) あり(協定枠は定員少・競争倍率高)
卒業時期への影響 延びる(休学期間分、卒業が遅れる) 基本延びない(4年で卒業も可能) 延びない(在学扱いのため予定通り卒業)
奨学金支援 制度対象外が多い(自費負担) 学内推薦の奨学金対象になりやすい JASSO奨学金等を利用しやすい

※休学留学では国公立大は休学期間の授業料が全額免除、私立大は休学在籍料(数万円程度)が必要なケースが一般的です。

留学方法選びのポイント

  • 自分で自由に設計したい人は休学留学
  • 在学中に単位も取って予定通り卒業したい人は認定/交換留学

3. 大学休学留学のメリット・デメリット

休学留学には他の留学制度にはない独自のメリットがありますが、一方でデメリットや向き不向きも存在します。最新の就職事情も踏まえて、判断材料となるポイントを整理しましょう。

3-1. 休学留学の主なメリット

留学プランの自由度が高い

在籍大学のプログラムに縛られず、留学先の国・学校・コースを自分の希望どおりに選べます。専攻分野に関係なく興味ある分野を学ぶことも可能で、オリジナルの留学計画を実現できます。例えば理系学生が語学に挑戦したり、文系でも海外でボランティアやインターンを組み合わせるなど、大学の枠を超えた経験が積めます。

学内選考なしで留学できる

交換・認定留学のような学内選抜がないため、募集人数やGPA等を気にせず留学を決断できます。成績や英語力が基準に少し満たない場合でも、留学先のコースには受け入れられることが条件ですが、自分の努力次第で自分の行きたい学校や大学に留学を実現できるチャンスがあります。

滞在期間を柔軟に設定できる

大学の長期休暇に収まらない半年〜1年の長期留学を計画できるのは休学留学ならではです。現地で過ごすことで、語学力の向上や専門スキルの習得が期待でき、また現地で資格取得やインターン参加など腰を据えて取り組めるので、自己成長の幅が大きく広がるでしょう。

就職前に自信を付けられる

卒業前に海外での長期生活を経験することで、精神的な自立や視野の拡大につながります。就活前に自分の適性や関心を見極めたり、語学資格を取得したりできるため、就職活動に臨む自信を養える点もメリットです。帰国後に新卒として就活に臨めるため、「休学=就活に不利」という心配も後述の通り軽減されつつあります。

分野を越えた学び・挑戦ができる

所属大学では履修できない科目や、新しい言語・文化に浸る体験ができます。「大学での専門+留学経験」で付加価値を付けられるため、他の学生との差別化にもなり得ます。認定留学の場合は、自大学の専攻に関連した科目履修が一般的ですが、休学留学なら全く新しい分野に挑戦することも可能です。

3-2. 休学留学のデメリット・注意点

卒業時期が遅れる

休学期間中は卒業要件の在籍にカウントされないため、基本的にその分卒業が遅くなります。周囲の友人より就職が一年遅れるケースが多く、心理的なハードルになる人もいます。ただし近年は留年や休学をして留学する学生も珍しくなく、後述するように企業側も柔軟に受け止める傾向にあります。

費用負担が大きい

留学費用は全て自己負担となる場合がほとんどで、大学の交換・認定留学のような授業料免除や学内奨学金は期待できません。航空券代・学費・滞在費など総額は決して安くなく、経済的ハードルがデメリットです(費用の詳細は後述)。十分な貯金や資金計画がないまま勢いで休学すると、金銭面で苦労する可能性があります。

大学のサポートが受けにくい

留学先の選定から出願、ビザ取得、住居探しまで全て自分で手配する必要があります。協定留学のように大学が代理してくれない分、手間と責任は大きいです。現地でトラブルが起きた場合も自力で対応する覚悟が要ります(もっとも、事前に十分調査・準備すればリスクは減らせます)。

計画次第では「ただの空白」になる

明確な目的や目標を持たず何となく休学してしまうと、得るものが少なく時間を浪費しかねません。実際「留学に行きさえすれば何とかなる」と考えて1年過ごしたものの、語学力も中途半端で就活でアピールできる経験が残らず後悔した例もあります。目的意識を欠いた留学は"遊んでいただけ"と周囲から見られ、マイナスイメージにつながることに注意が必要です。

休学留学の向き不向き

休学留学は、自主性や計画力が求められるため、すべて自分で決めることに不安が強い人にはハードルが高いかもしれません。逆に「誰にも頼らず挑戦したい」「型にはまらない経験がしたい」という人には向いています。また、卒業延長を厭わない柔軟なキャリア観を持てるかもポイントです。

4. 休学留学の費用はいくら?国別・期間別の詳細解説

留学を考える上で費用は最も気になるポイントでしょう。休学留学では大学からの経済支援がないので、必要経費を具体的に把握し計画することが重要です。この章では、留学費用の内訳と、主要な留学先の国別・期間別の目安を紹介します。

4-1. 留学費用の主な内訳

休学留学の費用は渡航先やプログラムによって幅がありますが、主な内訳は以下のとおりです。

授業料

留学先の学費。語学学校か大学か、国公立か私立かで大きく異なります。一般に大学留学の場合は年間100〜500万円程度の学費がかかる国が多いと言われます(例:アメリカの私立大学では年間600〜900万円というケースも)。語学学校は少し安いですが、それでも月あたり数十万円は見ておく必要があります。

滞在費

現地での住居費(寮・ホームステイ・アパートなど)と食費、光熱費等の生活費です。都市の物価によりますが、家賃が高い都市ほど生活費全体も高額になります。例えばロサンゼルスの場合、1ヶ月の滞在費(家賃+食費等)だけで約15〜20万円超になる試算もあります。半年〜1年滞在すれば生活費だけで100万円以上は見込む必要があります。

渡航費

航空券代(往復)やビザ申請料、留学保険料、現地交通費などです。航空券は行先にもよりますが往復で10〜20万円程度が一般的です。海外留学保険も1年間で10〜20万円前後かかります(補償内容による)。これら渡航準備費用も侮れません。

その他費用

現地での教科書代やPC等の学用品、携帯電話代、お小遣い・旅行費など雑費も必要です。現地で病気・ケガをした場合の医療費も考慮すべきですが、これは保険でカバーするのが望ましいでしょう。

総額の目安

国や内容によって幅がありますが、半年の留学で約100〜250万円、1年間では200〜500万円程度になるケースが多いです。

4-2. 国別・期間別の費用目安

アメリカ

英語圏でも突出して学費・生活費が高い傾向です。例えばロサンゼルスで語学学校+ホームステイをした場合、1ヶ月で約73万円半年で約260〜280万円1年間では500〜530万円ほどが目安です。都市部の大学留学なら年間数百万円台後半を覚悟しましょう。米国は学生ビザでは校内を除きアルバイトが認められず収入を得にくいため、潤沢な予算準備が必要です。

カナダ

北米の中では比較的コストパフォーマンスが良好と言われます。半年の語学留学で総額約240〜260万円のモデルケースです。1年でも400〜500万円程度に収まることが多く、アメリカよりやや割安です。カナダは教育の質が高く、訛りの少ない英語で人気ですが、バンクーバーやトロントといった大都市は家賃が高騰している点に注意が必要です。

イギリス

歴史ある高品質な教育と文化体験が魅力な国ですが、学費・滞在費とも西ヨーロッパで最も高水準です。ロンドンで6ヶ月語学留学した場合の最低費用は約360万円との試算があります。大学に留学する場合も年間300〜800万円はかかるのが一般的です。物価も高いため節約が課題ですが、学生ビザの場合は、20時間のバイトが認められていますので多くの留学生がお小遣いを稼いでいます。

オーストラリア

英語圏で治安も良く留学初心者に人気の国です。シドニーをモデルにする語学留学で、3ヶ月で約130〜180万円、半年で約230〜370万円、1年間で約480〜620万円が目安です。ワーホリ(Working Holiday)が人気の国で、学生ビザでも週20時間までの就労が認められています。

ヨーロッパ諸国

国によって大きく事情が異なります。例えばアイルランドは治安が良く物価も英国より低めで、ダブリンに半年留学した場合約240万円ぐらいです。ドイツは大学の授業料が原則無料ですが、語学学校へ通う場合は、語学学校代に加え生活費は年間200万円以上は必要です。

アジア(フィリピン・マレーシア等)

英語力向上が目的であれば、費用を大幅に抑えられるアジア圏も選択肢です。中でもフィリピンのセブ島は語学留学先として定番化しています。マンツーマン授業が多く短期集中型で、1ヶ月約40万円、3ヶ月約85万円、半年で約165万円という低コストが魅力です。

4-3. 節約方法・奨学金情報

費用面の不安を和らげるために、いくつかコストダウンの工夫や利用できる制度も紹介します。

ワーキングホリデーの活用

渡航先によってはワーキングホリデー(就労も認められるビザ)制度を利用して、現地で働きながら留学することも可能です。例えばオーストラリアやカナダ、ニュージーランドなどはワーホリが盛んで、休学留学にワーホリを組み込めば現地生活費を稼ぎつつ学べます

奨学金・支援制度

残念ながら休学留学そのものを対象にした奨学金は多くありません。しかし、いくつかチャンスがないわけではありません。例えば文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」奨学金は、大学推薦と独自の選考を経て給付されるもので、採用されれば月額12万円〜+渡航費等が支給されます。

その他節約の工夫

現地では住居費が節約のポイントです。物価の高い都市では初めホームステイをして、慣れたらシェアハウスに移るなど住居形態を変えると家賃を抑えられます。また学割航空券の活用、渡航時期をオフシーズンにする、といった工夫で渡航費も節約できます。

5. 大学を休学して留学すると就活に不利?企業の本音を調査

「休学して留学すると就職に不利になるのでは?」という不安は、多くの学生が抱くものです。たしかに一昔前までは「留年・休学=マイナス評価」という風潮もありました。しかし近年の企業の本音はどうなのでしょうか?最新の調査データや人事担当者の声をもとに解説します。

5-1. 留年・休学による就活への影響は小さくなっている

まず結論から言えば、休学して留学すること自体は就職活動で大きな不利にはならないケースが多くなっています。文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」による2019年の意識調査では、企業の採用担当者の73.9%が「留学のための留年や休学は採用でマイナス評価にならない」と回答しています。

また同調査では、65.5%の企業が「留学中の学生のために選考時期の配慮(オンライン面接や採用時期の変更)を行いたい」と回答しており、海外留学経験者に対する理解や支援の姿勢が広がっています。

5-2. 企業が評価するポイントは「留学で何を得たか」

重要なのは、企業は留学そのものよりも「その人が留学で何を学び、どう成長したか」を重視するという点です。採用担当者への調査では、語学力そのもの以上に「留学を通じて得た非認知能力(困難に挑む力、主体性など)」に期待する声が多いと報告されています。

就活でアピールするポイント

留学で直面した困難をどう乗り越えたか、自分は何に挑戦し何を達成したか――具体的なエピソードとそこから得た成長を語れることが重要です。

5-3. 就活成功のためのポイントと注意点

企業の本音を踏まえて、休学留学経験者が就活で成功するためのポイントをまとめます。

留学の目的・理由を明確に説明できるようにする

面接では高い確率で「なぜ休学してまで留学したのですか?」と質問されます。この答えがあやふやだと「なんとなく留学したのかな」と受け取られかねません。留学を決意した動機や目的をしっかり言語化し、説得力を持って語れるようにしましょう。

得たスキル・経験を具体的にアピールする

「海外に行った」という事実だけでは他の帰国子女や留学経験者と差別化できない時代です。留学中に磨いたスキル(例:英語力・専門知識)や、海外でしかできない経験(例:現地インターン・ボランティア参加)を具体的に伝えることが重要です。

留学前後での自分の変化や成長を語る

留学で視野が広がり価値観が変わった学生は多いです。その自己成長のプロセス自体もアピール材料になります。

就活で注意すべきポイント

  • 「空白期間」と思われない工夫をする
  • 留学中に何に打ち込み何を達成したかを明確に伝える
  • 語れる経験を作っておく

6. 休学留学を成功させる5つのポイント

休学留学を有意義なものにするか無駄に終わらせるかは、事前準備と留学中の過ごし方次第です。ここでは、休学留学を成功に導くために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

1. 目的・ゴールを明確に設定する

休学留学の計画を立てる段階で、「何のために留学するのか」「留学を通じて何を達成したいのか」をはっきりさせましょう。語学力向上、専門スキル習得、異文化体験、人脈作りなど目的は人それぞれですが、ゴールが定まっていないと現地で時間を持て余したり、得るものがぼやけてしまいます。

2. 渡航時期・休学期間を戦略的に決める

いつ休学して留学するか(学年・時期)は、成功に大きく関わるポイントです。就職活動との兼ね合いを考えると、一般的に大学2年生〜3年生で1年間休学留学するケースが最も多く、メリットが大きいと言われます。

3. 渡航前の十分な準備(語学・情報収集)

留学前の準備期間をフルに活用することも成功の重要ポイントです。特に語学力の事前強化は欠かせません。日本で基礎文法や単語を一通り習得し、可能ならTOEICやTOEFLでスコアを取っておくと良いでしょう。

4. 留学中は積極的に経験を積む

休学留学を実りあるものにするには、留学中の過ごし方が肝心です。ただ授業に出て観光して終わり...では「普通の留学体験」で終わってしまいます。現地のインターンシップやボランティアへの参加は大きな財産になります。

5. 帰国後に経験を振り返り活用する

留学が終わって復学した後も、そこで得たものをどう活かすかが成功のカギです。帰国直後に留学中の経験や自分の変化を振り返り、言語化して整理する時間を取りましょう。

7. 学年別|大学休学留学の最適なタイミング

休学留学を決意するにあたり、「大学の何年生のときに行くのがベストだろう?」という疑問が出てきます。ここでは学年別に休学留学をする場合のメリット・注意点を解説します。

大学1年生で休学留学する場合

メリット

まだ専門科目が本格化する前の時期であり、比較的大学の勉強に余裕がある場合が多いです。入学直後〜1年生のうちに長期留学を経験すれば、残りの大学生活をその経験を踏まえて充実させることができます。

注意点

大学1年生での長期留学はレアケースですが不可能ではありません。ただし大学の休学規定で1年次の休学を認めていない場合もあります。新生活が始まったばかりで大学生活に慣れるのに精一杯な可能性もあります。

大学2年生で休学留学する場合

メリット

多くの学生にとって最もおすすめとされるタイミングです。2年生は一般教養科目が一通り終わり専門課程に入る頃ですが、就活にはまだ直結しない学年です。2年次後期から3年次前期にかけて1年間休学留学すれば、3年生の夏までに帰国でき、多くの場合就活には影響しません。

注意点

2年生で行く場合、1年生のうちから準備を始めないと間に合いません。特に英語力強化や出願手続きは早めに着手しましょう。

大学3年生で休学留学する場合

メリット

就活直前のタイミングですが、実は休学留学する学生のほとんどは3年次に実行しているというデータもあります。3年生までに専門知識やゼミ活動など大学での学びも深まり、自分の関心や将来像がかなり具体化しているため、目的意識の高い留学をしやすいのです。

注意点

最大の注意点は、卒業年度が1年遅れがちということです。休学した期間だけ在籍年数が延びるため、例えば3年生を休学すると帰国後は「3年生後期」からの復学となり、結果的に5年目での卒業となります。

学年別まとめ

一般的には「大学2〜3年生」での休学留学が最適とされます。1年生は早すぎ、4年生は遅すぎる傾向です。とはいえ、個人の状況や目的によってベストなタイミングは違います。

8. 休学留学におすすめの国・都市ランキング

休学留学をする際、どの国・都市を留学先に選ぶかも大きな悩みどころです。人気の渡航先にはそれぞれ特色があり、目的や重視ポイントによってベストな選択肢は異なります。

人気留学先ランキングトップ5

順位 国名 支持率 特徴
1位 カナダ 31% 綺麗な発音の英語と高い教育水準で人気No.1
2位 オーストラリア 30% 気候が良く治安も安定、初心者に優しい環境
3位 イギリス 11% 英語発祥の地で文化的魅力抜群。ただし費用は高め
4位 アメリカ - 伝統的に人気。多様な州それぞれが最先端分野を有す
5位 フィリピン - 格安でマンツーマン中心の英語研修ができる新興人気先

目的別おすすめ留学先

費用対効果を重視したい

予算が限られる場合は、フィリピンのほかマルタマレーシアなども検討に値します。マルタはヨーロッパ圏で治安が良く物価・学費が安めのため、「低コストで欧州留学」を叶えられる国です。

語学+アルバイトで実践経験を積みたい

オーストラリアやニュージーランド、カナダやイギリスが適しています。これらの国は学生ビザでも週20時間程度の就労が許可され、ワーキングホリデービザも利用しやすいです。

高度な専門教育やキャリア形成が目的

アメリカ、イギリス、カナダの大学や大学院が選択肢になります。例えばMBA取得や特定分野の研究が目的ならアメリカの大学院留学、国際機関就職を目指すならイギリスの大学院などが定番でしょう。

9. 大学休学留学の手続きの流れ|準備期間から復学まで

休学留学を成功させるには、スケジュール管理と各種手続きを的確に行うことが必要です。出発前の準備から帰国後の復学まで、一連の流れを把握しておきましょう。

出発前の準備スケジュール

1年以上前(計画段階)

留学を思い立ったら、まず情報収集を開始します。希望する留学先の国・プログラムをリサーチし、必要な語学力や費用感を把握しましょう。大学の留学相談窓口や信頼できるエージェントにも相談すると良いです。

1年前〜半年前(出願・申請準備)

留学開始の約1年前には、具体的な行動に移ります。この時期に行う主なこと:

  • 留学先への出願
  • 大学への休学相談・申請
  • 資金計画と支払い
  • 住居やビザの準備

3ヶ月前〜直前

渡航が近づいたら、細かい準備を仕上げます。

  • 航空券の予約
  • 海外留学保険への加入
  • 持ち物準備
  • 休学手続き完了
  • 市役所等での手続き

渡航中(休学期間中)の手続き・注意

  • 在籍大学との連絡
  • 休学期間の延長/短縮
  • 現地からの就活準備

帰国後〜復学手続き

  • 復学の申請
  • 大学生活への復帰
  • 各種再開手続き
  • 留学経験の報告

10. 【体験談】大学を休学して留学した先輩たちのリアルな声

最後に、実際に大学を休学して留学を経験した先輩たちの成功談と失敗談をご紹介します。リアルな体験から学べる教訓や、帰国後の就活にどう影響したかなど、生の声に耳を傾けてみましょう。

成功事例:カナダでの留学を就職に繋げたAさん

Aさん(当時大学3年生)は休学してカナダへ1年間の留学をしました。目的は「英語の習得と様々な経験を積むこと」。出発前に独学でTOEIC約700点を取得するまで英語力を高めて臨み、そのおかげで現地では最初から上級クラスに入り積極的にチャレンジできたといいます。

失敗事例:目的不十分な留学で就活に苦戦したBさん

Bさん(当時大学2年生)は「大学生活が思ったよりつまらない」「もっと刺激を受けて成長したい」という動機で勢いでオーストラリアに1年間留学しました。しかし明確な目標がないまま準備を進めたため、出発直前までバタバタし、語学力も中学英語レベルのままでした。

先輩たちのアドバイス

「休学留学するなら、自分の言葉で語れる理由と成果を持って帰ってきてほしい」と多くの経験者が言います。就活の場では、留学した理由・得たもの・それをどう活かすかを一貫して話せるかが重要だからです。

11. 休学留学でよくある質問Q&A

最後に、休学留学を検討するにあたってよく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめます。

Q1. 休学留学中に取得した単位は帰国後に認定されますか?

A. 基本的に認定されません。休学留学は在籍大学を休学扱いにしているため、留学先で取得した単位をそのまま日本の大学の卒業単位に充てることは原則できません。

Q2. 休学留学中、奨学金や学費免除などの経済支援は受けられますか?

A. 大学の制度による奨学金は利用しにくいです。交換・認定留学生向けの奨学金や授業料免除措置は、休学留学には基本的に適用されません。

Q3. 留学中の保険はどうすればいいですか?

A. 日本の留学保険に必ず加入してください。慣れない海外では何が起きるか分かりません。不慮の事故や病気に備え、渡航前に長期の海外旅行保険(留学保険)に加入することが重要です。

Q4. 留学先でアルバイトはできますか?

A. 国とビザの種類によります。一般に、学生ビザでは就労の可否・条件が国ごとに定められています。

12. まとめ|大学休学留学で人生を変える第一歩を踏み出そう

ここまで、大学を休学して留学することの仕組みからメリット・デメリット、費用や手続き、体験談に至るまで詳細に解説しました。休学留学は決して楽な道ではありません。卒業が延びる不安、まとまった資金、周囲の理解、そして何より本人の努力が求められます。しかし、それらのハードルを乗り越えて得られるものは計り知れません。

実際に休学留学を経験した先輩たちは「価値観が大きく変わり視野が広がった」「留学がなければ出会えなかった目標に出会えた」と口を揃えます。ある人は留学をきっかけに進路を見直し、全く新しい分野で活躍する道を見つけました。また別の人は、海外での挑戦の日々を通じて自信をつけ、「自分ならやれる」という強いマインドを手に入れました。休学留学は人生を変えるような第一歩になり得るのです。

休学留学の要点まとめ

  • 休学留学の仕組み:在籍を維持したまま休学扱いで留学し、基本的に卒業時期は延びる
  • メリット:留学計画の自由度、自己成長、就活に活かせるスキル獲得など
  • デメリット:卒業延長、費用負担、大学サポートなし、目的がないと空回りする点
  • 費用:国別に大きく異なるが半年100〜250万円、1年200〜500万円程度が目安
  • 就活への影響:企業の8割近くはマイナスに見ておらず、むしろアピール次第でプラスになる
  • 成功のポイント:目的設定、タイミング計画、準備(語学・資金)、留学中の主体的挑戦、帰国後の振り返り

これらを踏まえて、「自分はどうしたいのか」を改めて考えてみてください。休学留学は手段であって目的ではありません。何を学び、どう成長し、それを将来どう活かすのか――そのビジョンが描けたなら、あとは行動あるのみです。

人生において大学時代は一度きり。休学留学という大胆な一歩を踏み出すことで、きっと今まで見えなかった景色が広がるでしょう。「留学して本当に良かった」と心から言える未来をつかむため、ぜひ勇気を持ってチャレンジしてみてください。あなたの留学が実り多いものとなり、帰国後に大きな花を咲かせることを願っています。

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