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パリの紅茶専門店めぐり Parisのエスプリ 香水の国のストーリーある紅茶

    
坂井 みさき
坂井 みさき

「マリー・アントワネットの紅茶」が人気のお店『Nina's(ニナス)』。

石造りの店構えにピンクの看板がキュートで思わず入ってみたくなります

悲劇の運命を辿った伝説のフランス王妃マリー・アントワネットゆかりのヴェルサイユ宮殿の傍らにある王立公園で育った手摘みりんごと香り高いバラをフレーバーにしたセイロンティー、その名も「テ・マリー・アントワネット」。

ティーバッグは日本未入荷なので「ばらまき用お土産」として、おすすめです
白・赤のパッケージにコンフィチュールなど人気商品がずらり勢揃い

2階のサロンでのティータイムも"プチ宮殿"イメージで、ときめき度が加速します。

2軒めは徒歩で「ヴォージュ広場」をめざしましょう。
歴史ある『ダマン・フレール』の重厚な店構えは、高級すぎて敷居が高そうですが
意外にも価格はリーズナブルなので気おくれせずに「ボンジュール」。

まだ日本では知名度が低いのですが地元客も多く接客もエレガント

この黒に赤のラインの紅茶缶がずらっと並ぶ店内は、粋なフランス文化の結晶のようで世界各国の名だたる産地からの「TEA」が香りや茶葉の形状などをそれぞれテイスティングして購入ができるのがうれしい。

モダンテイストなパッケージの種類が豊富でセンスあふれる店内

『ダマン・フレール』近くのカフェで紅茶を頼めばやはり、ダマン・フレールのセイロンティーが出てきて、ちょっぴり笑みがこぼれます。
 というのも南仏からパリでの旅の途中、何度もこの同じダマン・フレールの「セイロンO.P.」を飲む機会があり、案外本店近くは違う紅茶かも?などと勝手に憶測していましたが安心できる紅茶のお味は地元でも人気の「Thé noir(テ・ノワール)=紅茶」だったのです。

ティーバッグでのサーブがスタンダードで、マイルドな味が人気のセイロンO.P.

ティータイムのあとは、街歩きも楽しみながら『ル・パレ・デ・テ』に辿りつくと、外観はポストカードにしたくなるようなラブリーで色使いのセンス抜群な「メゾン・ド・テ(仏語で紅茶専門店)」。

店内は撮影禁止ですが、茶葉のテイスターで好みの紅茶を選べます

こちらは日本での入手が難しいお店なので、お土産用にも喜ばれる素敵なネーミングの華やかなフレーバーが多くパリに来たから買えるレアもの紅茶を見つけるのも楽しいですね。

ここからまた次なる目的地までの散策はガイドブックなしでも目移りしてしまう洒落たお店が多く、しばしウィンドーショッピングしながら姿を現す日本でもおなじみのナチュラルな木の造り『マリアージュ・フレール』本店へ。

店内撮影禁止なので、本店の外観や店内は、まさに銀座店の雰囲気と同じ

本店の品揃えは品質の高い世界各地の紅茶・緑茶・白茶・ルイボスティーなど500種以上の「TEA」が並び見事な「フランス流紅茶芸術」を表現しています。

さて、ここで、「TEA」選びの基本的なお話しを少し。
気に入ったフレーバー、たとえば「ローズ」を見つけても気をつけなくてはならないのが「Thé noir(テ・ノワール)」、つまり「黒いお茶(Black Tea)」は「紅茶」ですが、「Thé vert(テ・ベェー)」は「緑色のお茶」=緑茶になるのです。

「ローズフレーバーの緑茶」も最近はパリで人気ですので、せっかく紅茶好きのお友達にお土産を買ってきたのに「ローズの香りの不思議な緑茶」だったというケースが少なくありません。
特に最近のパリのトレンドで緑茶ベースにベルガモットの柑橘系やベリー系などが、もはや定番として定着しつつあり「紅茶専門店」でも「甘いフレーバーの緑茶」が多数みられ、私も時々、間違って買ってしまいそうになります。

一方、旅好きにはたまらない地名がネーミングになっている紅茶が『マリアージュ・フレール』にはいくつかあり、その国のイメージのフレーバーの「TEA」が売られています。
「カサブランカ」はミントの香りがする「緑茶」とベルガモットフレーバーの「紅茶」で、まさに「モロッコ」イメージのTEA。

モロッコでは中国緑茶にミントと、たっぷりのお砂糖の「ミントティー」が主流

「ルージュ・サハラ」というネーミングだとバラにミント。そしてアフリカ大陸のTEAといえば、ノンカフェインのルイボスティーがベースになるので、紅茶とは、ほど遠いお味になってしまいます。
ひと口に「TEA」といっても種類が豊富なので、旅先だと時間に余裕がなく、余計に間違って買い物をしてしまうケースが多くなります。まあ、そんな「旅先で出会う紅茶」もご愛嬌ですが...。

午後からはマレ地区を離れ、メトロでグルメの宝庫「マドレーヌ」へ移動。
ご存知、マドレーヌ寺院の近くは『フォション』や『エディアール』など高級食材店が並び、紅茶以外にも心が躍ってしまうグルメたちの聖地です。

日本でもおなじみのエディアール本店も、食の文化のワンダーランド
高級食材店では紅茶の測り売りが基本。赤い缶が、これまたパリらしい

マドレーヌの駅周辺から少し歩くと、これまたポストカード候補のメゾン・ド・テ、『ベッジュマン&バートン』。

日本では、丸の内店、そしてこの4月に六本木ヒルズにオープンしたばかり

こちらも残念ながら店内撮影禁止でしたが、パリ本店でしか買えないパッケージやフレーバーもあり、話題の紅茶専門店として、イチオシのお店です。

最近のパリで一番多く目にする紅茶専門店は日本でも市民権を得た『KUSMI TEA(クスミティー)』。
12店舗という展開はあの『マリアージュ・フレール』が5店舗なのに対し、パリでの人気の高さが歴然です。

白を基調としたインテリアにカラフル缶が映えるオペラ店は撮影OK
フランス国内線の空港にも出現。オリエンタルイメージの紅茶缶が人気

「サンクトぺテルブルク」「ウラジーミル」などロシア由来の名前のフレーバーティーがメインですが、元はロシアのクスミチョフ氏が亡命してパリにお店を開設したので、その名残りの豪華なパッケージと「香水」のような強めの香りがパリジェンヌの心を魅了したのかもしれませんね。

シャンゼリゼ店の2階では、そんなKUSMI TEAの紅茶を使ったお料理やケーキと共にティータイムを愉しむことができます。

モダンな店内で大きめのカップでいただく「アナスタシア」という紅茶が香り高い

まだまだ紹介しきれないパリの紅茶専門店ですが、

もはや「観光」としても愉しめる「アート」のようなお店がたくさん

まずは自分の足で歩いて探して、パリ本店での品揃えの中からレアな自分の「お気に入り」を見つけるのも旅の楽しみのひとつになるでしょう。

  
坂井 みさき

坂井 みさき
1976年に渡米以来、趣味は海外旅行。訪問国は現在43ヵ国。出版社勤務時代の海外取材経験を活かし「世界のTEAを巡る旅」を続け、都内で「紅茶の船旅」をテーマとした「紅茶でおもてなし教室・TEA MIE」を主宰。 著書に『パパがジュゴンに恋をした』立風書房刊。
*ミンミンゼミブログ WEB SITE
*TEA MIE紅茶でおもてなし教室 WEB SITE

    

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