お急ぎの方はお電話で!

お問い合わせ0120-945-504
  
  

欧州を代表する刃物の町「ティエール」でフランスの職人魂を体感!

    
加藤 亨延
加藤 亨延
ティエールの町並み

ヨーロッパの刃物というとドイツ「ヘンケルス」社を連想する人が多いと思います。同社があるゾーリンゲンも刃物の産地として有名ですが、その双璧と言っていい町が仏中部にあるティエールです。同地はミネラルウォーターで有名な保養地ヴィシーの南に位置しています。ヴィシー駅前から出ているバスに乗り込み、45分ほど揺られたら到着です。ティエールには鉄道駅もありますが、アクセスはほぼバスです。

ティエール駅前

ティエールは山間を流れる川の水力と、周囲の豊富な木材資源を燃料に、刃物産業が発達しました。今は機械化が進んだ同生産ですが、かつての工房は川に沿うように立ち並んでいます。町全体は高低差があるため立体的で、高台から全体を望むと、美しい景色を楽しめます。旧市街には木組みの中世からの町並みも残っています。

工房群

町には至るところに刃物の店が立ち並んでいますが、店内に入るのは少し我慢して、まずは刃物博物館へ行きましょう。ここではティエールの刃物の歴史と、その製造方法、仕組みなどを実演付きで学べます。刃物を見る目も変わりますよ!

かつてナイフの仕上げは、水力の利用して滑車を回し、それを使って研磨していました。一日中うつ伏せになって刃物を研ぐ仕事は、当時かなりの重労働でした。

かつての研磨の様子を再現

一通りティエールの刃物について学べたら、お目当の買い物へ! テーブルナイフやソムリエナイフ、包丁など、様々な刃物を購入することができます。日本で有名なソムリエナイフのブランド「シャトー・ラギオール」も「ラギオール」というフランスの村名が付いていますが(こちらも刃物の街で有名)、じつはティエールにあるSCIP社が生産しています。ちなみにSCIP社の直営店は役場のすぐ近くです。

川沿いは散策できる

渓谷の深い緑と川の流れる音、中世から息づく刃物職人の魂。ここティエールは、フランスの豊かな地方色を体験出来る、とっておきの場所の1つです。

  
加藤 亨延

加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。

    

この記事をシェアする

カウンセラー

カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
豊富な経験と知識で、一人ひとりに合った留学プランをご提案します。

▼ご質問やご不明点はお気軽にご相談ください!

通話無料0120-945-504

▼留学デスクで個別相談する日程を予約しよう

▼ご来店が難しい方にはメール相談も承ります

無料メール相談
パンフレット請求

「成功する留学」ならではの読み応え!
留学の基礎から語学学校まで、情報満載のパンフレットを無料でお届けします。

資料請求

留学セミナー

成功する留学ではさまざまな留学セミナー・イベントを開催!
留学に興味のある方は、まずはお気軽にご参加ください。

カウンセリング予約

ページ上部に戻る