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韓国を旅するうえで覚えておきたい激甘ブランドミカンの名前と持ち帰り方

    
八田 靖史
八田 靖史
済州島の城山日出峰から見る絶景。中央奥に漢拏山が見えている

いかがですかこの絶景。つい先日、韓国の最南端に位置する済州島(チェジュド)で撮ってきたものです。見事な快晴に恵まれまして、奥に見えるいちばん高い山、漢拏山(ハルラサン)まできれいに見えたのが印象的でした。漢拏山は済州島の中央に位置するシンボル的な存在で、標高1950mは韓国における最高峰。2007年には「済州の火山島と溶岩洞窟群」としてユネスコの世界自然遺産にも指定されています。

城山日出峰の頂上。端が盛り上がって王冠のような形をしている

ちなみに冒頭の写真を撮ったのも、世界自然遺産の一部に属する城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)。海に面して突き出た王冠状の噴火口跡であり、済州島を代表する絶景スポットとして多くの観光客を集めます。名前の通り、日の出の名所でもありますね。

大勢の観光客で賑わう城山日出峰。頂上まで登ることもできる

こちらが下から見た城山日出峰。頂上までは階段続きの急勾配ですが、だいたい2〜30分もあれば登れるので、ちょっとしたハイキング気分で楽しむことができます。頂上まで行かずとも、途中に展望スペースがあるので、そこまで目指すという人も多いですね。

天恵香ジュース。城山日出峰だけでなく市場などでも販売している

さて、その城山日出峰の入口付近には簡単な売店が出ていまして、そこで今回見つけたのがこちらのミカンジュース。半分シャーベット状になっており、購入するとボトルのふたにガツッと穴を空けてストローを差してくれます。頂上までのハイキングで乾いた喉にありがたく、またミカンの甘さが絶妙だったのですが、それもそのはず。ラベルに書かれているのは、済州島を代表するブランドミカン「天恵香(チョネヒャン)」の文字でした。まあ、裏面を見るとミカン100%のうち天恵香は10%しか入っていなかったんですけどね。

天恵香アイスクリーム。スライスのミカンチップをトッピング

同じく天恵香のアイスクリーム。ミカンの名産地である済州島だけに、ミカン関連の製品というのはたくさんあって、これまでもミカンチョコレート、ミカンクッキー、ミカンマッコリなどがお土産の定番として君臨していました。そこにブランドミカンの天恵香を加えることで、差別化と高級化を図るというのが昨今のトレンド。ひと足早くブランド化したハルラボン(デコポン)とともに、今回の済州島ではずいぶん天恵香の文字を見ました。

旧済州(クジェジュ)と呼ばれる旧市街にある東門市場

本物の天恵香は市内の東門市場(トンムンシジャン)に行くと購入することができます。東門ロータリーに面した入口では2基のトルハルバンがお出迎え。ここから入るとすぐ両サイドにミカンやデコポンといった果物の専門店がずらりと並んでいます。

康津水産の店頭風景。秋になると売場一面が旬のミカンで覆われる

個人的にひいきとしているのは「康津水産(カンジンスサン)」という店。果物なのに水産となっているのは、もともとがアマダイなどの水産物を扱う店だからです。

【データ】
店名:康津水産(강진수산)
住所:済州道済州市東門路2キル12(一徒2洞1480-4)
住所:제주도 제주시 동문로2길 12(일도2동 1480-4)
Tel:064-752-3294

天恵香。もとは日本の品種で日本ではせとかとして知られる

さて、こちらが天恵香。皮が薄くて、実がパンと張ってジューシーで、びっくりするほど甘いのが特徴。ブランドミカンだけあって市場でも、1キロW1万2000(約1100円)程度とお高めですが、それだけの価値は感じさせるうまさです。ただし、旬は12月から2、3月頃までなので、寒い時期にしか買うことはできません。

黄金香。こちらも日本品種で日本では媛まどんな、紅まどんな

先日、済州島に行ったのはまだ10月中旬だったので、天恵香ではなく早生の黄金香(ファングミャン)が店頭を賑わせている時期でした。済州島においては天恵香のほうが有名ですが、味で選ぶなら黄金香のほうも負けず劣らず。値段のほうも1キロW8000〜1万(約730〜910円)と少し手頃なので、秋から初冬にかけてはこちらを目指すのもおすすめです。

植物検疫所で添付された合格印のハンコ。手続きは意外なほど簡単

せっかくなのでお土産として日本に持ち帰ってきました。海外から生鮮品を持ち帰る場合、空港で検疫を通す必要がありますが、韓国から個人用のお土産として持ち込むのであれば、生鮮品の種類にはさほど多くの制限はありません。ミカンのような柑橘類も、見るからに虫がついていなければ、簡単な目視のチェックだけで合格のハンコをもらえます。

よく検疫というと大げさなことのように思われますが、買ってきたものを空港の検疫カウンターに持って行って見せるだけで、すぐその場で対応してもらえます。飛行機から降りて預けた荷物をピックアップする際、ターンテーブルの並ぶ両端を見渡せば、カウンターが設置されているのを見つけられるはず。韓国からの場合、明らかにダメなのは肉類、肉加工品と、土のついた生鮮品ぐらい(土を丁寧に落とせば可)。詳しくはコチラを見ていただくか、管轄の検疫所に問い合わせていただければと思いますが、その手続きに慣れるとお土産の選択肢がぐっと増えて楽しくなります。ものは試しと思って、1度ぜひチャレンジしてみてください。

  
八田 靖史

八田 靖史
1999年より韓国に留学し、韓国料理の魅力にどっぷりとハマる。2001年より執筆活動を開始し、最近は講演や、企業のアドバイザー、グルメツアーのプロデュースも行う。著書に『魅力探求!韓国料理』(小学館)、『八田靖史と韓国全土で味わう 絶品!ぶっちぎり108料理』(三五館)ほか多数。ウェブサイト「韓食生活」を運営。2015年より慶尚北道栄州(ヨンジュ)市広報大使。

    

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