お急ぎの方はお電話で!

お問い合わせ0120-945-504
  
  

怪鳥の眠る場所「ブルックランズ・ミュージアム」(番外編)

    
小野 雅子
小野 雅子
ヒースロー空港の外からでも見えるコンコルド機

ヒースロー空港には、今でも一機のコンコルドが停まっています。これはブリティッシュ航空が所有していた10機のひとつです。

1969年に初飛行したコンコルドは、ロンドン〜ニューヨーク間を3時間で飛行した超音速旅客機。ブリティッシュ航空による航行は、2000年に起こったフランス航空の事故や高騰を続ける運行コスト、利用者の減少などが原因で2003年10月24日を最後に完全停止。

驚異的なスピードを誇ったコンコルドは合計20機が生産され、その開発・製造を担ったイギリスとフランスで半分ずつ所有していました。商業的には大成功ではなかったものの、航空史に輝く金字塔であるのも事実ですよね!

そして現在では、ブリティッシュ航空所有の10機はこのヒースロー空港以外にもマンチェスター空港やブリストルにあるフィルトン空港、それに各地の博物館などに展示されています。

ブルックランズ・ミュージアムに展示されているコンコルド

実は「ブルックランズ・ミュージアム」にも、一機あるんですよ。何故ならここはモーター・レースのサーキット閉鎖後、航空機制作の工場にも利用され、コンコルド開発の一部も担当していたから。

希望者は中に入って、客席とコクピットの見学や飛行シミュレーション等もできます。

下から見上げた姿 シャープな先端が特徴的

もう二度と大空を羽ばたく事のない怪鳥がひっそりと佇む姿には、特に航空ファンでない私が見ても感慨を誘うものがあります。

また実物以外にも、ちょっと小ぶりなコンコルドも展示されています。これはヒースロー空港ターミナル1・2・3に向かう道路のラウンダバウト(環状交差点)の真ん中で、空港利用者を出迎えていた模型です。

4/10サイズに縮小された精巧な模型

今では同じ場所に、エミレーツ航空機の模型が据えられていて・・・。

コンコルドに代わって据えられたエミレーツ機

約50年前に華々しくデビューしたコンコルドが今では歴史上の存在となったのも、ヒースロー空港の玄関をアラブ首長国の航空機が飾っているのも、時代の変遷。これからも変わり続ける世界での、ほんの一例なのだと思います。

【データ】
ブルックランズ・ミュージアム(Brooklands Museum)
住所:Brooklands Road, Weybridge, Surrey KT13 0QN
Tel:01932 857381 (内線221)
営業時間:
夏 AM10:00〜PM5:00
冬 AM10:00〜PM4:00
URL:http://www.brooklandsmuseum.com/

  
小野 雅子

小野 雅子
ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」はこちら

    

この記事をシェアする

カウンセラー

カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
豊富な経験と知識で、一人ひとりに合った留学プランをご提案します。

▼ご質問やご不明点はお気軽にご相談ください!

通話無料0120-945-504

▼留学デスクで個別相談する日程を予約しよう

▼ご来店が難しい方にはメール相談も承ります

無料メール相談
パンフレット請求

「成功する留学」ならではの読み応え!
留学の基礎から語学学校まで、情報満載のパンフレットを無料でお届けします。

資料請求

留学セミナー

成功する留学ではさまざまな留学セミナー・イベントを開催!
留学に興味のある方は、まずはお気軽にご参加ください。

カウンセリング予約

ページ上部に戻る