
今となっては世界各地に広まっている日本の食、「和食」。ユネスコから無形文化遺産としても登録されている程、世界に誇れる日本の食文化です。
ここニュージーランドにも和食こと、日本料理を味わえるお店がたくさん。ひとくちに日本料理といってもテイクアウトのお寿司屋さんから、日本さながらのラーメン屋さん、日本の居酒屋を彷彿とさせる日本食レストランなど、そのスタイルは実に様々。
数ある日本料理屋さんの中でもオークランド内で評判のお店が、オークランドの象徴ともいえる高さ328メートルを誇るスカイタワーを有する商業施設、スカイシティ内に位置する「マス・ジャパニーズ・ロバタ・レストラン・アンド・バー」。


スカイタワーの入口のすぐ向かいに位置するこのレストランのエントランスには、ニュージーランドに日本の雰囲気を届けてくれるような、願い事の記された「絵馬」と鮮やかなピンク色の「桜」モチーフのデコレーションが華やかに施されています。

食事の前や後に日本酒や焼酎も味わえる素敵なバーも併設され、オシャレして出かけたくなるような雰囲気が漂う店内。調理をするシェフたちの姿も見ることもできるオープンキッチンを囲むように設けられたカウンター席と、数多くのテーブル席の並んだ広々とした空間が広がっています。


日本人なら思わずホッとする味の緑茶や玄米茶も味わえるこのお店のコンセプトは、「コンテンポラリー・ジャパニーズ・ロバタ・レストラン」。いわゆるモダンな雰囲気の創作和食のお店であり、日本でお馴染みの和の食材や調味料を使用しながらも、異国の要素も組み込まれた料理を味わうことができます。

サーブされるのは見た目も華やかな料理たち。複数の薬味が添えられ、いろんな味を楽しめる自家製豆腐の「冷ややっこ」や、ハラペーニョの辛さのアクセントが効いたクリーミーなマヨネーズとマグロの相性がクセになる「マグロのピリ辛巻きロール」をはじめとするお寿司の他、日本食レストランで味わえる定番料理といえる刺身や天ぷらといった料理たちがメニューに並んでいます。


はたまた、餃子の皮を用いて作られた、メキシコ料理のタコスをアレンジした一品「伊勢海老のタコ」や、韓国の定番味噌、コチュジャンのソースをつけていただく柔らかなラム肉「韓国風仔羊」などもあり、まさに世界各国の美味しい食材がフュージョンした料理のオンパレード。


この店の目玉ともいえる「ロバタ焼き」も種類が豊富。キングクラブの肉厚な身とクリーミーなわさびとライムのバターソースの相性が抜群の「焼きガニ」をはじめ、そのメインとなる食材は海鮮からお肉や野菜にまで及びます。食材のそのもの味を引き立ててくれるソースには日本の要素を感じさせてくれる要素が含まれているのも魅力的。
田楽みそを用いたソースの掛かった「焼きズッキーニ」をはじめとする野菜のロバタ焼きは、ベジタリアンの方でも安心して食べることのできるメニューのひとつ。このレストランにはベジタリアンメニューも準備されており、そうした食事制限や嗜好がある方もで十分食事を楽しむことができます。


尚、店内には日本人スタッフの方もいらっしゃるので、海外のレストランで言葉の心配がある方も安心して来店可能。メニュー上にも日本名(アルファベットで表記)と英語名が併記されています。

このレストランの名前でもある「マス」とは、計量の際や日本酒を飲む際に用いる「枡」のこと。この写真のように「酒を注いだ時、杯から溢れた酒を受け止める枡のように、社会に溢れるあらゆる物事を受け止める枡のようなものでありたい」という意味合いからこの名が付けられたそう。レストランのロゴに「正方形」を用いてるのも、枡が正方形ということからきているそうです。

海を越えたニュージーランドで、異国の要素が加わった日本料理を味わえるマス・ジャパニーズ・ロバタ・レストラン・アンド・バー。
多国籍な街、オークランドらしく日本人スタッフの方をはじめ国際色豊かなスタッフの方々が美味しい料理でもてなしてくれます。

オークランドにやってきた際は、こんな素敵なレストランで「ニュージーランドの日本料理」に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
【データ】
・店名:マス・ジャパニーズ・ロバタ・レストラン・アンド・バー(MASU JAPANESE Robata Restaurant and Bar)
・住所:90 Federal Street , Auckland
・TEL:021-878-205
・URL:www.masu.co.nz
・営業時間:月曜日‐土曜日: 12pm-3pm、5:30pm - 深夜、
日曜日: 11am-3pm、5:30pm - 深夜