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オーストラリア大学留学の全て|最新ランキングと8大名門大学の徹底比較

オーストラリア大学進学ガイド

近年、世界中の学生から高い人気を集めているオーストラリア大学留学。その理由は、国際的に評価の高い教育水準、充実した学生サポート体制、多様な文化が共存する安全で暮らしやすい環境、そして卒業後のキャリアや永住権取得にも直結する制度にあります。

特に、メルボルン大学やシドニー大学をはじめとする「Group of Eight(Go8)」と呼ばれる名門8大学は、世界ランキングでも上位に名を連ね、研究や実務に強いグローバル人材を数多く輩出しています。そんなオーストラリア大学留学を検討している皆様に向けて、最新の大学ランキング、名門大学の特徴、入学条件、学費・奨学金情報、学生ビザの制度、人気専攻、そして卒業後のキャリアと移住までを解説します。

「英語圏で、学歴とキャリアの両方を手に入れたい」「日本の大学と比較して費用対効果の高い進学先を探したい」「将来的に海外で働いたり、移住したい」という方々は必見です。

このページでは、ランキングや大学紹介だけでなく、進学前の準備、ビザ、キャリア、奨学金制度まで、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。

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1. 2025年最新オーストラリア大学ランキング

オーストラリアの大学は近年ますます世界的な評価を高めており、QS世界大学ランキングやTimes Higher Education(THE)ランキングなどでも高順位を維持しています。特に2025年の最新データでは、上位50位以内に5校以上がランクインするなど、国際的競争力の高さが際立っています。

QS世界大学ランキング(2025年版)における主なオーストラリア大学の位置づけ

国内順位 大学名 世界順位
(QS 2025)
主な特徴
1位 メルボルン大学 14位 研究資金が豊富、医学・ビジネス分野に強い
2位 シドニー大学 19位 世界的な都市に立地、法学・健康科学が評価
3位 オーストラリア国立大学
(ANU)
30位 政治・国際関係・環境分野における権威
4位 クイーンズランド大学(UQ) 36位 工学・生物学・心理学分野で定評
5位 ニューサウスウェールズ大学
(UNSW)
38位 イノベーションとテクノロジー教育に注力

※上記は2025年QSランキングを参考にした仮想データであり、各種ランキングによって順位は若干異なります。

ランキングの指標とオーストラリア大学の強み

  • 学術的評価(Academic Reputation)
  • 雇用主からの評価(Employer Reputation)
  • 教員一人あたりの学生数
  • 国際的な教員比率・学生比率
  • 研究の引用数(Citation per Faculty)

これらの項目において、オーストラリアの大学は国際性と研究力、卒業後の就職力で高く評価されています。特に「国際性」に関しては、留学生の割合が非常に高く、多文化環境での学びを実現できる点が魅力です。

他国と比較した場合のポジション

「アメリカやイギリスと比べてどうなのか?」というのは、留学希望者の間でよくある疑問の一つです。アメリカはトップ10校を多数抱えるものの、学費が非常に高額であり、競争も激しいのが特徴です。イギリスは短期間で学位を取得できる利点がある一方、Brexit以降はビザや就労制度の変化が留学生の判断に影響を与えています。

その点、オーストラリアは学費と質のバランスが良く、卒業後の就労ビザ制度も安定的で、結果として「費用対効果が高い留学先」として注目されています。

ランキングに左右されない大学選びのヒント

ランキングは一つの目安にすぎません。実際の進学を考える際には、以下の観点も忘れずに検討しましょう。

  • 希望する専攻の強さ
  • キャンパスの立地や都市の生活環境
  • 奨学金や学費の支援制度
  • 学生サポートや留学生向けプログラムの充実度
  • 卒業後のキャリア支援体制や移住制度との親和性

たとえば「農業経済」「海洋学」「スポーツ科学」など、ニッチな分野に強みを持つ大学も存在するため、単なる偏差値や世界ランクにとらわれず、自分にとっての最適な大学を選ぶことが最重要です。

2. Group of Eight(8大名門大学)の特徴と強み

Group of Eight(Go8)とは?

オーストラリアの大学選びで必ず耳にするのが、「Group of Eight(Go8)」です。

これは、オーストラリア国内で特に研究力と教育の質において国際的に高く評価されている8つの大学で構成された連盟であり、日本で言えば「旧帝大グループ」やアメリカの「アイビーリーグ」に相当する存在です。

Go8は以下の8大学で構成されています:

大学名(略称)所在地主な強み
オーストラリア国立大学(ANU)キャンベラ政治学・国際関係・環境学
シドニー大学(USYD)シドニー医学・法学・人文系全般
メルボルン大学(UniMelb)メルボルンビジネス・医学・教育学
ニューサウスウェールズ大学(UNSW)シドニー工学・IT・アントレプレナー教育
クイーンズランド大学(UQ)ブリスベン生物科学・心理学・農学
モナシュ大学(Monash)メルボルン薬学・看護学・国際教育展開
アデレード大学(Adelaide)アデレードワイン・農業技術・エンジニアリング
西オーストラリア大学(UWA)パース海洋学・地球科学・経済

Go8大学が他と一線を画す理由

  • 世界ランク上位の常連
    Go8の大学は、QS世界大学ランキング、THEランキングなどすべての主要世界大学ランキングで上位にランクインしており、教育・研究の質が国際的に認められています。
  • 圧倒的な研究資金と成果
    オーストラリア全体の 大学研究資金の70%以上がGo8に集中しており、医療・科学・人文科学における革新的研究を牽引しています。産学連携プロジェクトも盛んで、研究成果を社会実装に結びつける体制が整っています。
  • 世界中から優秀な学生が集まる環境
    Go8大学は毎年、世界中から数万単位の留学生を受け入れており、国際性が極めて高いです。英語が母語でない学生への学習支援も充実しており、ESL(英語補助授業)やアカデミックスキル講座など、学習環境の質も高いと評価されています。
  • 卒業生の就職実績と影響力
    Go8卒業生は、オーストラリア国内外の大手企業や政府機関、国際機関で活躍しています。企業側の「大学ランキング調査」でも、Go8出身者は採用意欲が最も高いグループとされており、大学ブランドがそのままキャリアの強みに直結します。

こんな人にはGo8大学がおすすめ

  • 世界トップレベルの研究環境で学びたい
  • 就職や移住に有利な学歴を得たい
  • 将来は大学院進学や国際機関・外資系企業での就職を視野に入れている
  • 長期的にオーストラリアに住みたい・永住を目指したい

Go8の学位は、卒業後の「Post-Study Work Visa(卒業後就労ビザ)」や永住権申請においても高く評価される傾向があります。特定の専攻(STEM・医療・教育など)では、移住ポイントで加点対象になることもあります。

Go8は、単なる"偏差値の高い大学グループ"ではありません。未来の可能性を広げ、世界とつながる道を用意してくれる学びの場なのです。

3. オーストラリア大学の入学条件と出願方法

オーストラリアの大学への進学は、「高い壁」というよりも、正しい手順と戦略を知っていれば誰でも到達可能な現実的ルートです。入学に必要な学力・英語力の条件や、出願から合格までの流れを見ていきましょう。

入学に必要な基本条件とは?

オーストラリアの大学は、日本と違って「全国統一の入試」ではなく、書類選考が基本です。以下のような要素が審査対象となります。

学歴要件

パターン必要な条件
高校卒業後に直接進学高校卒業資格(GPAや評定が重要)+IELTSスコア
ファウンデーションコース経由高校卒業+語学力(IELTS5.5?6.0程度)
日本の大学から編入1~2年の大学履修歴とシラバス、成績証明書
大学院進学学士号、成績、研究計画書、推薦状など

英語力要件(例)

試験学部(目安)大学院(目安)
IELTS6.5(各セクション6.0以上)6.5?7.0
TOEFL iBT79?90点90点以上
PTE Academic58?6464?72

IELTSやTOEFLのスコアは、学部・学科によって異なるため、志望校・志望専攻ごとの条件確認が必須です。特に看護・教育・法律などの専門職系では、より高いスコアが求められることがあります。

オーストラリアならではの「進学ルート」の柔軟性

オーストラリアの教育制度では、「いきなり正規学部に入る」以外にも、さまざまな進学経路があります。これは、日本の大学進学とは大きく異なる柔軟さです。

主なルート:

  • ファウンデーションコース(大学準備コース)
    高校卒業後に1年通い、大学1年次に進学する形式。英語+専門科目を履修。
  • ディプロマプログラム(大学1年相当)
    大学1年次相当の単位が取得可能。終了後は2年次に編入可。
  • TAFE(職業教育機関)経由の進学
    実践的な学習を経て大学へ編入可能。
  • 日本の大学からの編入や大学院への進学
    編入可能な単位数は事前に認定審査を受ける必要あり。

ファウンデーションコース(Foundation Program)とは?

日本の高校卒業生がオーストラリアの大学に進学する場合、多くのケースで必要となるのが「ファウンデーションコース」です。これは、オーストラリアの教育制度における大学進学準備課程であり、オーストラリアのYear12(日本の高校3年+α)に相当する学力と英語力を補うための1年間のプログラムです。

オーストラリアでは、12年間の一貫教育制度に加え、最終学年であるYear12の成績(ATAR)をもとに大学の入学審査が行われます。一方、日本の高校卒業資格は、オーストラリアのYear12よりも若干短く、カリキュラムや評価方法も異なるため、直接入学が認められることは稀です。そのため、「高校卒業→ファウンデーションコース→大学1年次に進学」という流れが、日本人留学生にとってスタンダードなルートとなっています。

ファウンデーションコースのカリキュラムと特徴

ファウンデーションコースは、単なる英語の語学学校ではなく、大学進学を見据えた専門科目とアカデミックスキルを身につける教育課程です。

カリキュラム例(ビジネス系を志望する場合):

科目カテゴリ
専門基礎科目会計学、経済学、マネジメント
アカデミックスキルエッセイライティング、リサーチ手法
ICTスキルPowerPoint、Excel、データ分析基礎
英語力強化アカデミックリーディング、ディスカッション

授業はすべて英語で行われ、プレゼンテーションや課題提出、グループワークなどを通じて、実際の大学講義に近いスタイルで進みます。

ファウンデーション修了後の進学保証とは?

多くの大学付属ファウンデーションプログラムでは、「一定の成績以上を修めることによって、大学の関連学部への入学が保証される」進学保証制度が設けられています。これにより、現地での学習に不安がある学生でも、段階的に英語と専門力を伸ばしながら安心して進学することができます。

シドニー大学付属ファウンデーション(USFP)
英語:IELTS 5.5~(スタンダードプログラム)
期間:約40週間
成績要件:GPA3.0以上

私立・大学付属どちらがよい?

ファウンデーションコースには、大学付属と提携私立カレッジの2種類があります。

タイプ特徴代表例
大学付属同大学への進学に強く、キャンパス利用も可能USFP(シドニー大学)MUFY(メルボルン大学)
私立カレッジ複数大学に進学可、費用がやや安い場合もNavitasStudy GroupINTO

進学したい大学が明確に決まっている場合は「大学付属」、複数校から選びたい場合は「私立カレッジ」のファウンデーションを選ぶのがおすすめです。

ファウンデーションコースを選ぶ際の注意点

・進学先とのパスウェイ保証があるかどうかを必ず確認
・IELTSスコアによって受講できるコースの期間が異なる(5.0〜6.0程度で受講可)
・成績条件を満たさないと大学進学ができない場合もあるため、授業の出席率・課題提出

は非常に重要

このように、ファウンデーションコースは単なる"準備期間"ではなく、オーストラリア大学留学の土台を築く最も重要なステップです。自分の英語力や学力、キャリアプランに応じて最適なルートを選べる点が、オーストラリア留学の大きな魅力です。

出願の流れと必要書類

出願スケジュールの目安

時期内容
1年前情報収集、志望校・専攻決定、英語試験対策開始
半年前願書提出、書類準備
4~5か月前合格発表、CoE取得、ビザ申請開始
2~3か月前渡航準備、航空券・住居手配、健康診断など

必要書類の例:

  • 高校卒業証明
  • 成績証明(英文)
  • 英語試験スコア
  • 志望動機書
  • 推薦状

オーストラリアの多くの大学は、オンライン出願ポータルを通じて書類をアップロードする形式を採用しています。現地エージェントや留学センターを通すことで、書類作成や手続きがスムーズに進むこともあります。

日本の大学との出願制度の違い

比較項目日本の大学オーストラリアの大学
選抜方式試験中心書類選考中心
評価対象試験成績成績+英語+動機書など
出願期間固定された入試時期年2回(2月・7月)
合格の基準一発勝負多面的評価(総合型選抜に近い)

このように、オーストラリアの大学は総合評価で判断されるという点で、日本の総合型選抜(旧AO入試)と共通点があります。自分の強みや個性をアピールしやすい制度のため、「試験での一発勝負が苦手」という方にも適しています。

4. オーストラリア大学の学費と奨学金情報

オーストラリア留学を検討する上で、多くの方が最も気になるのが学費と留学費用の総額です。アメリカやイギリスに比べて費用対効果が高いといわれるオーストラリア留学ですが、実際の金額感や、奨学金などを活用した費用軽減の可能性について詳しく見ていきましょう。

学費の目安(2025年現在)

オーストラリアの大学の学費は、専攻や大学のランクによって大きく異なります。以下に、主な専攻分野ごとの年間学費の目安を示します。

学部系統年間学費(概算)
人文・社会科学・教育系25,000~35,000 AUD
ビジネス・経済系30,000~40,000 AUD
理系・IT・エンジニア系35,000~45,000 AUD
医学・歯学・看護系40,000~60,000 AUD(※一部70,000 AUD超)

※1AUD=約100円換算で、年間約250万円〜600万円が相場。
※大学によっては授業料が年々上昇することがあります。

留学費用の全体像|1年間の平均生活費と合わせて

学費に加え、生活費や保険・教材費なども含めた年間の総費用は以下のとおりです。

項目年間目安(AUD)補足
学費30,000~45,000専攻により変動
生活費20,000~25,000家賃・食費・交通費含む
海外留学生保険(OSHC)600~800学生ビザに必須
教材・設備費500~1,500専攻による
渡航費1,000~2,000年1~2回往復を想定

※合計:約50,000〜70,000 AUD(=約500万〜700万円)/年
※都市部(シドニー・メルボルン)は地方都市に比べて生活費が高くなりますが、その分、就労機会や交通の利便性も高い傾向にあります。

費用を抑えるコツ|アルバイトと学生ビザの就労条件

オーストラリアの学生ビザ(Subclass 500)では、週24時間までのアルバイトが認められています。長期休暇中はフルタイム(週38時間)勤務も可能なため、年間100〜150万円程度の収入も現実的です。

よくあるアルバイト例

  • カフェ・レストランのスタッフ
  • 日本語教師アシスタント
  • オフィスやイベントの受付・通訳/li>
  • 大学内のサポート業務(図書館・国際課など)

※時給は都市によりますが、一般的に20〜30AUD前後。

奨学金制度|留学生にも開かれたチャンス

「奨学金=成績トップ層だけのもの」と思われがちですが、オーストラリアの大学は留学生向けの奨学金制度が非常に充実しています。条件さえ満たせば、多くの学生が恩恵を受けることが可能です。

奨学金の主な種類

種類内容・特徴
大学独自奨学金成績優秀者向け/授業料10~50%免除/自動選考ありも
政府系奨学金(Australia Awards)主に大学院・研究向け/一部日本も対象
日本の外部団体JASSO(留学支援制度)など
パスウェイ奨学金ファウンデーションコースやディプロマ成績優秀者向けの進学奨学金

特にGo8大学では、留学生枠を設けて積極的に奨学金を提供しています。中には自動的に選考される奨学金もあるため、あらかじめ詳細を調べておくことが重要です。

奨学金申請のポイント!

出願時期を逃さない(6~12か月前が目安)

・GPAや志望動機が重要
・推薦状や課外活動歴も加点
・エッセイや面接対策を早めに

奨学金は「出せばもらえる」というものではなく、競争のある審査制です。その分、準備をしっかりすれば合格のチャンスは十分あります。オーストラリア留学は一見高額に見えても、実は奨学金やアルバイトなどの制度をうまく活用することで、コストパフォーマンスの高い選択になります。

5. オーストラリア留学の学生ビザと就労条件

オーストラリアに大学留学するためには、学生ビザ(Subclass 500)の取得が必要です。このビザは単なる滞在許可ではなく、就労や家族帯同、滞在延長の可否にまで影響を及ぼす重要な制度です。申請に必要な条件から申請手続き、そして現地での就労条件までを具体的に解説しますので必見です。

学生ビザ(Subclass 500)とは?

Subclass 500は、オーストラリア政府が学生に対して発行する就学専用のビザで、語学留学から大学・大学院進学まで広く適用されます。大学正規課程での滞在には、このビザの取得が必須です。

主な特徴

  • 最大5年間の滞在が可能(課程による)
  • 就学中に週24時間まで就労可
  • 配偶者の同伴・就労も条件付きで可
  • 卒業後、就労ビザ(PSW)への切り替え可能

学生ビザ申請に必要な条件と書類

申請時に必要な条件

項目内容
CoE(入学許可証)大学や付属機関から発行される正式な入学許可書
英語力の証明IELTS、TOEFLなど(大学によって条件異なる)
財政証明生活費+学費+渡航費等をカバーできる資金の証明(AUD$24,505以上)
OSHC(海外留学生保険)ビザ取得には加入が義務付けられている
パスポート、身分証明書類有効期限に注意
GTE(本国帰国意思証明)「なぜオーストラリアで学ぶか」「卒業後の計画」などを記述するステートメント

※GTE(Genuine Temporary Entrant)のステートメントは、「なぜオーストラリアで学びたいのか」「卒業後の計画」などを記述するエッセイです。審査に大きく影響するため、具体的かつ誠実な記述が求められます。

ビザ申請の流れとタイミング

ステップ内容目安時期
1. 入学申請・合格CoEを受け取る渡航の6?12か月前
2. OSHC加入保険契約証明を取得同上
3. ビザオンライン申請immiAccountを作成して申請渡航の3~6か月前
4. 生体認証(バイオメトリクス)VFSセンターで指紋認証など通知後10営業日以内
5. 審査完了・ビザ発給通常2週間~1か月ほど渡航の2か月前までに完了が理想

※2024年後半より「PAL(Pre-Approval Letter)」が一部学生ビザで導入予定とされており、審査工程がより厳格化・長期化する傾向が見られます。なるべく早めの申請をおすすめします。

学生ビザでできる就労内容とルール

オーストラリアの学生ビザは、留学生に対して働くことを合法的に許可する数少ない国のひとつです。

就労の基本ルール(2025年現在):

条件内容
学期中週最大24時間まで(1週間単位で管理)
学期外(休暇期間)週38時間までのフルタイム可
同伴家族の就労学士課程:制限あり/修士・博士:フルタイム可

働ける業種の一例:

  • 飲食、接客(カフェ、レストラン、ホテル)
  • 大学内のサポート業務(ライブラリーアシスタントなど)
  • 通訳・翻訳アシスタント
  • 日本語講師補助
  • 観光・イベントスタッフ

注意:違法就労や就労時間超過は、ビザ取消や再入国禁止のリスクもあるため、ルールを守った範囲での就労が絶対条件です。

就労がもたらすメリット

  • 生活費を補える(例:月10万円前後)
  • 英語力や実務経験が向上
  • 現地ネットワークの構築につながる
  • 卒業後のPost-Study Work Visa申請にも有利

アルバイト先で信頼を得て、卒業後にそのまま雇用につながるケースも実際に多く見られます。 オーストラリアの学生ビザ制度は、学びと就労を両立させ、将来的なキャリアや移住へとつながる柔軟な制度設計となっています。

6. オーストラリア大学の人気学部と専攻

オーストラリア大学専攻

オーストラリアの大学では、世界的に評価の高い学部・専攻が多数あり、就職力・移住のしやすさ・学術的名声といった観点からも非常にバランスの取れた学びが可能です。日本人留学生をはじめとした多くの学生に人気の専攻を、将来のキャリアや永住ビザとの関連性も踏まえて解説します。

人気専攻①:ビジネス・マネジメント

特徴

  • オーストラリア国内外で高い評価を受ける伝統的な人気分野
  • 国際ビジネス、マーケティング、ファイナンス、会計学、サプライチェーンなど、細分化された専門コースが多数
  • AACSBやEQUISなど、国際認証を持つビジネススクールが多い(メルボルン大学、UNSWなど) 将来性:

将来性

  • グローバル企業・現地日系企業への就職率が高い
  • 起業を志す学生にも適したカリキュラム
  • 卒業後のTemporary Graduate Visa(PSW)→ビジネスビザへの切り替え事例もあり

人気専攻②:IT・コンピュータサイエンス

特徴

  • 世界中でエンジニア需要が高まる中、システム開発、AI、データサイエンス、サイバーセキュリティなどの分野で人気急上昇
  • グループワークやプロジェクトベース学習を重視
  • 「STEM(科学・技術・工学・数学)」分野として、移住ポイント加算対象

就職実績

  • Google、Amazon、Deloitteなどのグローバル企業
  • スタートアップや官公庁IT部門
  • フリーランスとしての独立も可能

人気専攻③:看護・医療・公衆衛生

特徴

  • 日本人にも人気の高い看護学は、実習重視のカリキュラムが特徴
  • 卒業と同時にオーストラリア看護資格(AHPRA)の取得が可能
  • 公衆衛生・助産・作業療法などの高度実践職も学べる

キャリア展開

  • 現地の病院や福祉施設での就職
  • 地域によっては永住権取得の優遇職種に指定されている
  • 日本帰国後も、国際的な医療資格保持者として再就職に有利

人気専攻④:教育・言語・TESOL

特徴

  • 英語教育(TESOL)、初等教育、特別支援教育など、教職系が安定した人気
  • 日本人留学生の中では「英語+教育」の組み合わせが多い
  • 実地教育(実習)が義務化されており、教育現場での実践経験が積める

将来の進路

  • オーストラリア現地校、日本国内インターナショナルスクール
  • 英語講師やバイリンガル教育支援職
  • 修士を経て博士課程→大学講師への道も

人気専攻⑤:環境学・サステナビリティ・地球科学

特徴

  • オーストラリアは国土の約8割が乾燥地帯。独自の生態系や環境課題を抱える国として、環境教育が進んでいる
  • 環境政策、自然保護、都市開発、グリーンエネルギーなど多彩な分野が学べる

代表大学

  • オーストラリア国立大学(ANU):環境学で世界的評価
  • クイーンズランド大学(UQ):地球科学・生態学の研究が充実
  • 西オーストラリア大学(UWA):海洋科学・鉱物資源系に強い

人気専攻⑥:心理学・社会学・国際関係学

特徴

  • 心理学は臨床、発達、カウンセリングの3大分野に分かれ、臨床心理士資格への進学ステップとして選ばれることも応
  • 社会学/国際関係学は、移民政策/多文化共生をテーマにした研究が多く、グローバルな視点を養える
  • 国連やNGO、NPOなどでのキャリアを目指す学生に人気

学部選びのヒント:移住・永住を視野に入れるなら

オーストラリアの移住制度(ポイント制)では、卒業した学部・職業が大きな影響を与えます。下記のような分野は、政府指定の「技術移民対象職業(Skilled Occupation List)」に含まれることが多く、永住ビザ取得への加点対象になります。

加点が見込める職業該当専攻例
ITエンジニアコンピュータサイエンス、情報システム
看護師看護学
教師(初等・中等)教育学、TESOL
建築士・都市計画士建築学、都市デザイン
エンジニア各種土木・機械・電気工学系専攻
学部選びで後悔しないために!

・英語が得意=TESOLを選ぶのは早計。将来何がしたいかを軸に選択。
・人気=自分に向いているとは限らない。体験談や模擬授業も参考に。
・卒業後の就職/移住ルートと連動させて専攻を選ぶことが、長期的な成功のカギ。

7. オーストラリア大学卒業後の就職と移住

オーストラリア大学留学の魅力の一つは、「卒業後の選択肢が広いこと」です。日本へ帰国しての再就職はもちろん、現地での就職・永住・キャリア構築も現実的なルートです。大学卒業後のビザ制度、人気の就職先、移住戦略などについて詳しくご紹介します。

卒業後に使える「Post-Study Work Visa(PSW)」とは?

卒業後に現地で就職活動・就労するための代表的なビザが、「ポストスタディワークビザ(Subclass 485)」です。

主な特徴:

項目内容
対象者CRICOS登録課程(大学・大学院)を修了した留学生
有効期間2~4年(学位・専攻によって異なる)
就労条件フルタイムで制限なしに働ける
申請時期卒業後6か月以内
同伴家族配偶者・子どもも申請可(就労・就学も可)

滞在期間の例(2025年基準)

学位レベル滞在可能期間
学士号(Bachelor)2~4年
修士号(Master)最大5年
博士号(PhD)最大6年

特定地域(Regional Area)にある大学を卒業した場合、追加で1~2年の滞在延長が可能です。

オーストラリア国内での就職事情

オーストラリアでは、優秀な留学生に対して現地採用を行う企業が年々増加しています。特にSTEM分野(IT、工学、数学)やヘルスケア、教育分野では慢性的な人材不足もあり、ビザサポートを伴う採用も珍しくありません。

就職先の一例

  • オーストラリア国内の多国籍企業(PwC、EY、Accentureなど)
  • 州政府系研究・教育機関
  • 医療・介護施設(看護・作業療法士など)
  • 地元スタートアップ企業
  • 日系企業の現地法人(トヨタ、ANA、日立など)

移住(永住権)へのステップと制度

オーストラリアはポイント制の移民制度を採用しており、以下の条件をクリアすることで永住権(PR:Permanent Residency)の申請が可能になります。

永住権申請のステップ

  • 技術移民ポイントの取得(65点以上が目安)
  • EOI(Expression of Interest)の提出
  • 州ノミネーション(希望地域の推薦)を受ける
  • 招待(Invitation)を受けた後に申請書提出
  • 永住ビザ(Skilled Independent Visaなど)を取得

主な加点要素

加点項目内容
年齢25~32歳:最大加点
学歴オーストラリア学位保有で加点
英語力IELTS7.0以上で加点
職歴現地就労経験が長いほど有利
職業リスト移民局指定の優遇職(看護師、ITなど)に該当

永住権を視野に入れた職業選び

以下は、永住権申請の加点対象になることが多い職業分野です。大学選びや専攻決定の際には、この観点も意識しておくと良いでしょう。

分野該当職種
IT・エンジニアソフトウェアエンジニア、データアナリスト、ネットワーク管理者
医療看護師、作業療法士、助産師、公衆衛生専門家
教育小中学校教師、英語教師(TESOL)
建築・建設建築士、都市計画士、土木技師
サイエンス環境学者、化学技術者、生物学研究者

日本に帰国してのキャリアにも強い

オーストラリアの大学は、世界大学ランキングでも高評価を得ているため、日本国内でも学歴としての信頼性が非常に高いです。

主な進路:

  • 外資系企業(コンサル、IT、マーケティングなど)
  • 商社、メーカーの海外部門
  • 教育機関(インター校、語学スクール)
  • 海外大学院への進学
  • 起業・フリーランスとしての独立

特に英語でのディスカッション・プレゼン・論文執筆力を身につけた人材は、"即戦力"として評価される傾向があります。オーストラリア大学卒業後のキャリアは、「帰国して活かす」だけでなく、「現地で働き、暮らし、永住する」という選択肢も極めて現実的です。

留学前に目標などを書いておく!

留学前の自分へ送るメッセージを覚えておいてください!
「英語が不安でも、最初から完璧な人なんていない。むしろ"やる気"の方が大切です」
「迷っているなら、飛び込んでみてほしい。人生が大きく動く瞬間は、いつも"決断"の先にある」

8. まとめ|オーストラリア大学留学を成功させるために

オーストラリア大学留学は、世界トップクラスの教育を受けながら、国際的なキャリアを築けるまたとないチャンスです。しかし、単なる憧れやブランド志向だけで動いてしまうと、費用面や将来の進路において後悔してしまうこともあります。

留学成功のためには以下のポイントを戦略的に、かつ総合的に考えることが重要です。

留学を成功に導くチェックポイント

  • ランキングや名門校の肩書きだけでなく、専攻の将来性や学びの質で選ぶ
  • 日本人にはファウンデーション経由が基本ルート。進学後を見据えて対策を始める
  • 学費や生活費をリアルに把握し、奨学金やアルバイト制度を最大限活用する
  • 卒業後の就労ビザ、永住ルートまで想定して専攻・都市・大学を選ぶ
  • リアルな留学生活やキャリアイメージを持つ

オーストラリア留学は"学歴"以上の価値をくれる

オーストラリアの大学では、知識をただ詰め込むだけでなく、考える力・発信する力・異文化で生き抜く力が身につきます。それらは、どんな国にいても、どんな時代になっても通用する"普遍的な武器"となります。たとえ最初は不安があっても、留学を通じて「自分で人生を選び取る力」を得た人たちは、確実に一歩先のフィールドで活躍しています。

最後に|あなたの留学が"成功する留学"になるために

オーストラリア留学は、情報戦です。しっかり調べて、準備して、動いた人ほど成功します。今この記事を読んでいるあなたは、すでに一歩目を踏み出しています。あとは、「自分は何を学びたいのか」「卒業後にどうなっていたいのか」を明確にし、その目標に向けて具体的に動き出すことが大切です。

どんな小さな一歩でも、それは未来の大きな一歩につながります。自分だけの"成功する留学"を、ぜひオーストラリアで実現してください。

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