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交換留学完全ガイド|私費留学との比較から、条件・費用・手続きまで専門解説

交換留学  

日本の大学に在籍しながら海外の大学で学ぶ「交換留学」は、近年大学生に人気の留学方法です。学費負担の軽減卒業の遅れがないメリットがある一方で、選考の競争率や条件のハードルも話題になります。本記事では、大学交換留学の制度概要からメリット・デメリット、応募条件と対策、費用内訳、手続きの流れまでを徹底解説します。また、交換留学と私費留学(自費で直接留学)との違いを比較し、交換留学に落選した場合の代替案も提案。実際の成功者の体験談や専門カウンセラーによるQ&Aも交え、交換留学を成功させるための完全ガイドをお届けします。

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末永 ゆう生
「成功する留学」進学カウンセラー

早慶上、ICU、GMARCHなどの国内の難関大学英語系学部と海外大学の併願を希望する受講生の成功を導くノウハウを蓄積。オレゴン州立大学直接入学、ファウンデーションコースを経由して、マンチェスター大学入学、カレッジを経由して、トロント大学入学など、現時点の英語・学力・お金を踏まえて、顧客の理想に寄り添った多種多様な進学・キャリアの提案・支援を行い、高い顧客満足度を実現。

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大学交換留学制度とは?基本から仕組みまで完全解説

交換留学(大学間交換留学)とは、在籍大学が提携する海外の協定校に、所属大学の代表として一定期間留学できる制度です。在学したまま半年〜1年、海外の大学で正規の授業を履修し(学位取得は目指さない)、取得した単位は帰国後に認定されれば自大学の単位として卒業に組み込めます。留学期間中も「在学扱い」となるため休学にはならず、基本的に4年間での卒業が可能なプログラムです。

最大の特徴は、学費負担が軽減される仕組みにあります。交換協定に基づき、留学先大学での授業料は免除され、在籍元の日本の大学に通常通り授業料を納めればよい制度です。例えば、個人で海外大学に留学する場合は現地大学に高額な授業料を支払う必要がありますが、交換留学ならそれが不要になるため費用を大幅に抑えられます。協定校によっては寮費や生活費を一部サポートしてくれるケースもあり、経済的ハードルが下がるのが魅力です。

ただし、交換留学は自大学の公式プログラムであり、基本的に大学内の選考を経て派遣されます。そのため、民間の留学エージェント等を通じて個人手配することはできません。応募資格を満たし、大学の募集・選抜に合格する必要がある点で、誰でも自由に行ける留学ではないことに注意しましょう。

加えて、派遣先は自大学が締結している協定校の中から選択する形となり、自由に国や大学を選べるわけではありません。協定校ごとに交換できる人数枠(交換留学枠)が定められており、実際の派遣人数は大学間の調整で決まります。つまり、希望者全員が希望先に行ける保証はなく、定員と募集時期にも制限がある制度です。

それでも交換留学は、日本の大学に在籍しつつ海外留学できる貴重なチャンスとして多くの学生に利用されています。在籍校からの手厚いサポートのもと、海外の大学で現地学生と肩を並べて学べる経験は、語学力や国際感覚を磨く絶好の機会です。まずはこの仕組みと基本をしっかり理解しておきましょう。

交換留学のメリット・デメリット|他の留学方法との徹底比較

交換留学にはどんな利点があり、どんな注意点があるのでしょうか?ここでは交換留学のメリットとデメリットを整理し、同じ大学生の留学でも私費留学(自分で直接海外大学等に留学する方法)との違いも比較します。それぞれの特徴を把握し、自分に合った方法を検討しましょう。

交換留学では世界各国からの学生と一緒に学べます

異文化交流やグローバルなネットワーク形成も大きな魅力の一つです。

交換留学のメリット

学費負担が軽い

前述の通り、交換留学では留学先大学の授業料が免除されます。そのため留学にかかる初期費用を大幅に抑えられ、自己負担は主にビザ申請費、生活費や渡航費のみで済みます。例えば、個人でアメリカの大学に1年間留学すれば授業料だけで350万円以上、生活費込で500万円超かかりますが、交換留学なら授業料負担がなく数百万円規模の節約になります。

卒業が遅れにくい

留学期間中も在学扱いとなり、取得単位が認められれば休学せずに4年間で卒業できます。計画的に単位互換を行えば、留年することなく同期と同じタイミングで卒業が可能です。これは休学が必要になりがちな私費留学と比べ大きな利点です。

大学からのサポート

出願手続きや留学先大学への入学手配などを自大学の国際交流部署がとりまとめてくれます。出願書類の準備や留学先との連絡調整なども大学がサポートしてくれるため、個人手配より負担が少なく安心です。

奨学金や援助を受けられる

所属大学や日本学生支援機構(JASSO)などから、交換留学向けの奨学金や渡航費補助を受けられる場合があります。選抜制ですが、採用されれば月々の生活費支援など経済面のバックアップとなります(奨学金については後述)。

有名大学で学べるチャンス

協定校には世界的な名門大学が含まれることもあり、成績次第ではそうした大学で学ぶ経験を得られます。個人での出願が難しい大学でも、交換プログラム枠なら留学が可能になるケースがあります。

先輩から情報を得やすい

過去に同じプログラムで留学した先輩学生がいるため、留学先の授業内容や生活情報を事前に収集しやすいです。過去の体験談やアドバイスを参考にでき、心構えや準備に役立ちます。

このように、交換留学の最大のメリットは大学が留学を全面サポートしてくれる点です。費用面・学業面で有利な条件が整っており、安心して海外で学べる環境が用意されています。準備の手間も私費留学に比べ格段に軽減されるため、初めての留学でも挑戦しやすいでしょう。

交換留学のデメリット

学内選考の競争

希望者多数の場合、大学内で厳しい選抜があります。協定枠ごとの定員以上の応募があると書類・面接による選考となり、高い競争率を勝ち抜く必要があります。また応募には一定の成績・語学力など条件クリアが求められ、誰でも必ず行けるわけではありません。

高度な語学力が必要

留学先では現地の正規学生に混じって授業を受けるため、高い語学力(主に英語力)が求められます。大学にもよりますが、最低でもTOEFL iBT 61点IELTS6.0程度)などのスコア提出が条件となる場合が多く、実際にはそれ以上のスコアが望ましいです。専門科目を英語で理解し議論できるだけの力を身につけておく必要があります。

行ける留学先が限定される

留学できるのは自大学の提携している協定校のみで、自由に国や大学を選べません。希望の国・地域に協定校がない場合もありますし、人気の留学先は倍率が高く行けないこともあります。また、年度によっては協定校側が交換留学生を受け入れない場合もあり、募集時期や受入可否は相手校次第という側面もあります。

留学時期・期間が固定的

プログラムによって派遣時期(春出発・秋出発)や期間(半年 or 1年)があらかじめ決まっています。自分の都合に合わせて柔軟に期間を設定することは難しく、「○年次の秋から1年間」など大学が指定したスケジュールで参加する必要があります。希望するタイミングで行けない場合もあるため、自身の履修計画との調整が必要です。3年でいくと、学期の関係で4年の夏に日本に帰国することになりますので、4年で卒業できますが、実は就職活動に出遅れるということもあります。

留学先でのアルバイト制限

多くの交換留学プログラムでは、留学先での就労(アルバイト)が原則禁止されています。学生ビザの規定や大学の方針で、勉学に専念するため労働は認められないことが一般的です。そのため現地で生活費を稼ぐことは期待できず、必要な費用は事前に用意しておかなければなりません。

専門分野や学習内容の制約

交換留学では基本的に現地大学の通常の講義を履修しますが、内容は自大学で学ぶことと大きく変わらないケースもあります。より実践的なスキルや専門性を身につけたい場合、交換留学ではなく職業訓練的なコースの方が適していることもあります。学びたい分野によっては、交換留学ではニーズを満たせない可能性もあります。

このように、交換留学は事前準備や選考突破に相応の努力が必要で、また自分の希望どおりにならない部分もある制度です。「費用が安い」「卒業も問題なし」という表面的なメリットだけで飛びつくと、後で「希望の国に行けなかった」「授業についていけず苦労した」といった事態にもなりかねません。デメリットや制約も踏まえ、自分の目的に合った方法かどうかを冷静に判断することが大切です。

私費留学(直接留学)のメリット

では、交換留学ではなく「私費留学」を選んだ場合はどうでしょうか。私費留学とは、大学のプログラムを介さず自分で留学先(国・学校・期間)を決めて直接留学する方法です。大学在学中に休学して語学学校や海外大学に通うケースや、大学を休まず在籍したまま認定留学制度で個人留学する場合などがあります(詳細は後述)。私費留学の主なメリットは次のとおりです。

行き先や期間を自由に選べる

留学先の国・地域、進学先の学校、留学期間などを自分の目的に合わせて自由に決められます。例えば「英語圏ではなくスペイン語圏に行きたい」「半年ではなく1年半学びたい」といった希望も、自分でプランを組めば実現可能です。交換留学のような提携先の制約がないため、自分だけのオーダーメイド留学ができます。

語学力に不安があっても挑戦できる

交換留学ではTOEFL/IELTSなど高スコアが求められますが、私費留学の場合、必ずしも英語試験スコアが無くてもできる方法があります。例えばまず海外の語学学校に通って語学研修を受け、その後に専門課程に進むというステップも踏めます。語学学校経由なら初心者レベルから留学スタートでき、試験スコアなしで受け入れてくれる学校もあります。

現地で働く・インターンする機会も

ワーキングホリデーやCo-opプログラム(就労体験付き留学)など、留学中にアルバイトや有給インターンが可能な制度も選べます。働きながら現地の実社会を知る経験が積める上、収入を得て生活費の一部に充てることもできます。工夫次第では交換留学より安く済むケースもあり、実践経験を重視する人には大きなメリットです。

実践的・専門的な学びができる

私費留学では、大学の講義に限らず職業技能や専門スキルに特化したプログラムに参加することもできます。例えばデジタルマーケティングやデザインなど、日本の大学では学べない実践的コースを海外のカレッジ等で履修できます。様々なバックグラウンドの社会人や異年齢の人々と学ぶことで刺激を受け、自身のキャリア形成にも役立てられます。

多様な人脈・視野が得られる

語学学校や現地大学で世界各国・様々な年齢の留学生と交流することで、異なる価値観やキャリア観に触れられます。大学間交換では主に学生同士の交流に限られますが、私費留学では社会人や他国の留学生など幅広い層とのネットワークを築ける点も魅力です。将来の進路を考える上で視野が広がり、自分の進みたい道が明確になったという人もいます。

このように私費留学のメリットは自由度の高さと言えるでしょう。自分の目的や興味に合わせて留学内容をカスタマイズでき、「交換留学はハードルが高そうだけど他に方法はある?」という学生にとって有力な選択肢となります。

私費留学のデメリット

一方で、私費留学には交換留学で得られるメリットが得にくいという側面もあります。主なデメリットをまとめます。

費用が高額になりやすい

留学にかかる費用は全て自己負担となり、現地の授業料も支払う必要があります。期間にもよりますが、1年間の留学では授業料+生活費で数百万円規模の出費は避けられません。交換留学と比べ初期費用が大きく、経済的ハードルは高めです。

卒業が遅れる可能性

個人留学の場合、在籍大学で単位互換されないケースが多く、長期で留学する場合は休学して行くのが一般的です。そのため留学期間分だけ卒業が延び、4年で卒業できない可能性があります。認定留学制度で単位が認められれば別ですが、基本的には留年リスクを考慮する必要があります。

奨学金・援助が少ない

交換留学に比べ、基本的には自大学からの経済支援(留学奨励金や授業料減免など)を受けれません。日本学生支援機構の奨学金も交換留学向けが中心で、私費の短期留学で使えるものは限られます。資金計画を全て自分で立てなければならず、資金不足があれば留学断念のリスクもあります。

手続き・準備を自分で行う必要

留学先の学校探し、出願手続き、ビザ申請、航空券・住居の手配まで、自力で行うかエージェントの助けを借りる必要があります。膨大な情報収集や書類準備を自分で管理しなければならず、手間と労力がかかります。交換留学のような大学の取りまとめサポートがない分、計画遂行の責任は全て自分にあるといえます。

トラブル時も自己責任

渡航前後の手続き(休学・復学届など)や現地でのトラブル対応も基本自己責任となります。何か問題が起きても所属大学は関与しないことが多く、自分で解決しなければなりません。現地での住居探しや生活上の課題も自力で対処が必要で、サポート体制が限られる点はデメリットです。

以上のように、私費留学のデメリットは端的に言えば交換留学のメリットを享受できない点にあります。費用・卒業時期・手続き面で自己負担が大きくなるため、計画と覚悟が必要です。ただ、その分得られる自由度や経験は交換留学とは異なる魅力を持ちます。交換留学と私費留学、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に向いているのはどちらか比較検討してみてください。

交換留学の応募条件と選考基準|合格のための完全対策

交換留学を実現するには、まず大学内の応募条件を満たし、選考に合格することが不可欠です。ここでは一般的な応募条件と大学側の選考基準を解説し、狭き門を突破するための対策ポイントを紹介します。

交換留学の主な応募条件・選考基準

大学やプログラムによって詳細は異なりますが、交換留学生の募集要項でよく求められる条件・基準は以下のとおりです。

在籍年次

多くの大学では大学2年次以上(●回生以上)で応募可能となります。1年生のうちは応募できず、早くても入学後2セメスター目から出願資格が与えられるのが一般的です。派遣自体は2〜3年次で行うケースが多く、卒業間際の派遣は避けられます。

学業成績(GPA)

所定のGPA基準を満たすことが求められます。目安として4.0満点換算で2.5以上などが最低条件になっていることが多く、人気プログラムでは3.0前後が要求される場合もあります(大学により基準値を明示)。成績優秀であるほど選考上有利になるため、できるだけ高いGPAを維持する努力が必要です。

語学力(主に英語力)

TOEFL iBTやIELTSなどの公式語学スコア提出が必須です。最低スコアは大学・プログラムによりますが、例えば「TOEFL iBT 61以上IELTS 6.0以上)」などが一つの目安として設定されることがあります。しかし実際の授業についていくには最低ラインでは不十分な場合も多く、ネイティブと同じ授業に参加できるレベルとしてCEFR B2程度TOEFL iBT 72~94点相当)を目指すのが望ましいと言われます。英語以外の言語圏へ行く場合は、その言語の能力証明(例えばDELF、 HSK等)が要求されることもあります。

在学状況・単位要件

応募時点で一定以上の単位を修得していること、必修科目の単位を落としていないことなど、学業面の要件が課される場合があります。留学中に卒業に必要な単位が履修できるよう、事前に必修を済ませておくことが推奨されます。また、学科・専攻によっては特定コースの学生のみ応募可といった条件が付く場合もあります。

その他書類

志望理由書(留学計画書)、その上に教授の推薦状、健康診断書などの提出が必要となることもあります。志望理由書では「なぜ留学したいのか」「留学で何を学びどう活かすか」といった明確な目的意識が問われます。また指導教授などからの承認や推薦が求められる場合もあり、日頃の大学での態度や関係構築も考慮に入れられることがあります。

大学内選考では、これらの条件を満たした上で書類審査と面接審査が行われます。書類では語学スコア・成績はもちろん、人物面(課外活動実績や志望理由の論理性)も評価され、面接では志望動機や将来計画、留学先での学習意欲などが問われます。選考のポイントとしては以下が重視されます。

  • 留学目的が明確か -- 漠然と「海外に行きたい」ではなく、何を学び成長したいか具体的な目標を持っているか。
  • 留学で成果が期待できるか -- 学業やキャリアにプラスとなる有意義な留学になりそうか。
  • 大学の代表に相応しい人物か -- 異文化適応力や責任感など、派遣生としてふさわしい資質を備えているか。
  • 必要な語学力を備えているか -- 授業についていける言語力があるか(面接自体を英語等で行う大学も)。

以上の観点で総合的に判断され、派遣候補者が決定します。最終的な受入れ可否は留学先大学の判断にも委ねられます。まずは学内選考を突破することが第一関門です。

合格のための完全対策:準備と対策ポイント

交換留学の選考を突破するためには、早期から計画的な準備を進めることが鍵です。以下に具体的な対策ポイントを挙げます。

語学試験対策を早めに開始

TOEFLやIELTSのスコアメイクには時間がかかるため、できるだけ早期(1〜2年生のうち)に勉強を始めましょう。実際、ある学生は大学2年時からTOEFL勉強を開始し、必要スコアをクリアして3年時に交換留学を実現しました。語学力は一朝一夕には伸びないため、計画的な学習と繰り返しの受験で目標スコアを確保します。出願締切ギリギリではなく、1年前には所定スコアを取得できているのが理想です。

GPAを高く維持

1年生から日々の授業・試験に真剣に取り組み、成績をできるだけ上げておきます。応募時のGPAは後から上げるのが難しいため、早期から優秀な成績を収めておくことが肝要です。特に留学先で履修予定の専門科目に関連する科目で好成績を収めていればアピール材料になります。大学側も「学業成績が良好であること」を重視しますので、普段からコツコツ勉強する習慣をつけましょう。

明確な留学目的を練る

なぜその大学に留学したいのか、何を学びどう成長したいのか、自分の言葉で語れるようにしておきます。志望理由書や面接で必ず聞かれるポイントです。専攻分野で○○を研究したい、将来○○の仕事に役立てたい等、具体的な目標と計画を示せるよう準備しましょう。漠然とした動機では説得力に欠けるため、希望先大学の特色や講義内容も調べ、自身の目標との接点をアピールします。

海外での学習・生活への適応力をアピール

面接ではコミュニケーション能力や主体性も評価されます。日頃から異文化交流に参加したり、留学生と関わるなどして国際感覚や柔軟性を養っておくと良いでしょう。英語でのディスカッション練習や留学経験者との情報交換も有益です。「未知の環境でも積極的に学べる人材」であることを示すため、課外活動やボランティア経験などもあれば積極的に伝えましょう。

情報収集と相談を活用

大学の国際交流センター主催の留学説明会や相談会、先輩留学生との座談会がある場合には積極的に参加しましょう。過去の選考の傾向や面接質問例、各協定校の募集基準など、有益な情報を集めることで準備の精度が上がります。また、応募書類の書き方について国際課のスタッフや英語教員にアドバイスを求めるのも効果的です。必要に応じて留学エージェントに無料相談し、客観的なアドバイスをもらうのも良いでしょ。

予備プランも検討しておく

万一起こり得る不測の事態(選考に漏れた、留学先の都合で受入れ不可等)に備え、第二希望以降のプランも考えておくと安心です。交換留学が難しい場合の代替案(認定留学や私費留学)についても情報収集し、心構えをしておくと精神的余裕が生まれます。後述する代替案の節も参考にしてください。

これらの対策は一朝一夕でできるものではありません。「交換留学に行きたい」と思ったその日から準備が始まっているくらいの意識で、早め早めの行動を心がけましょう。特に人気の交換留学プログラムでは優秀な学生が揃うため、語学と成績でリードし、明確な目的意識を示すことが合格への近道です。万全の準備で選考に臨み、夢の交換留学を勝ち取りましょう。

交換留学にかかる費用の全て|節約方法と奨学金活用術

「交換留学は費用が安い」と言われるけれど、具体的にどのくらいお金が必要? ここでは交換留学の費用内訳を詳しく見ていきます。私費留学との費用差や節約のコツ、利用できる奨学金制度についても解説します。

交換留学の主な費用内訳

交換留学では授業料負担が軽減されるとはいえ、無料で留学できるわけではありません。必要な費用項目を洗い出し、どのくらい準備すべきか把握しておきましょう。

費用項目 金額目安 備考
授業料 年額50〜100万円 在籍大学へ通常通り納付(留学先大学の授業料は免除)
渡航費(航空券代) 10〜20万円 往復航空券代、行き先により変動
ビザ申請費用 数万円 国により異なる(米国なら約6万円程度)
海外留学保険料 10〜20万円/年 留学中の病気・ケガに備える保険
滞在費(住居費) 月5〜15万円 大学寮、シェアハウス、ホームステイなど
生活費 月3〜10万円 食費、交通費、通信費など
教材費・雑費 年数万円 教科書代、生活用品など

これらを合計すると、交換留学1年間で必要な総額は留学先にもよりますが概ね150〜300万円程度と考えられます。例えば、ある学生の例ではアメリカの大学に2セメスター(10ヶ月)留学する場合、寮と食事込みで通常200〜300万円程度かかったとの報告があります。一方、同じ条件で個人留学した場合は授業料を含め500万円以上は必要になるので、やはり交換留学は授業料分だけ費用負担が軽減されていることが分かります。

なお、協定校によっては奨学金支給や宿泊先提供などのサポートがある場合もあり、うまく活用すればさらに費用を抑えられます。次項では費用負担を減らすための方法を詳しく見ていきましょう。

費用を抑える節約方法と奨学金活用術

交換留学の費用を少しでも節約するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

奨学金に応募する

交換留学向けの奨学金は数多く存在します。代表的なものに、日本学生支援機構(JASSO)の「海外留学支援制度(ショートビジット/ショートステイ)」があります。これは月額8〜10万円程度の給付金を留学期間中に支給するもので、多くの大学が交換留学生向けに推薦枠を持っています。また、大学独自の留学奨励奨学金(渡航支援金や生活補助金)を設けている場合もあります。さらに民間財団や自治体による海外留学奨学金、公募制のものもあります。奨学金は給付型がほとんどで返還不要なので、該当しそうなものには積極的に応募しましょう。締切が留学開始の1年前に来るものもあるため、早めの情報収集と準備が大切です。

渡航先の物価を考慮して選ぶ

同じ交換留学でも、行く国・都市により生活費は大きく異なります。例えば米英豪など英語圏の大都市部は家賃も高く物価が高めですが、それでも地方であれば低くなりますし、またアジアや東欧の大学であれば日本より安く済むこともあります。複数の協定校から選べる場合、費用面を重視するなら生活コストの低い地域や国を志望するのも一つの手です。物価情報は先輩の留学報告や各国の留学情報サイトで調べてみましょう。

住居費を節約する

大学寮が高額な場合、ルームシェアやホームステイなど安価な住居オプションを検討してみましょう。ただし安全面や通学利便性とのバランスも重要です。大学寮の場合でも、食事プランなしにして自炊するなどプラン選択で節約できる余地があります。また渡航前に現地の不動産・ホストファミリー情報を集め、適正価格の住まいを確保する努力も有効です。

現地での節約術

現地では自炊を心がける、学割や学生証による割引をフル活用する、中古教科書を購入・売却するなど、日々の工夫で出費を抑えましょう。公共交通機関の定期券や、自転車を利用することで交通費を節約できます。友人と共同購入・シェアすることで安く済ませる方法もあります。節約しすぎて交流や経験を犠牲にするのは本末転倒ですが、無駄な出費を減らす意識を持つことは大切です。

外貨為替の動向に注意

留学費用は為替レートによっても増減します。円安が進むと想定以上に生活費が膨らむこともあります。渡航時期が近づいたら為替レートをチェックし、必要に応じて留学前に外貨を確保する(トラベラーズチェックや海外プリペイドカードにチャージ)などの対策も検討してください。

私費留学との費用シミュレーション

交換留学と私費留学どちらにするか迷っている場合、費用面での違いをシミュレーションしてみましょう。授業料が免除になる分、交換留学は私費留学より総額で数百万安くなる計算ですが、逆に私費留学でもアルバイト収入で補填できる場合があります。自分の場合どちらが現実的か、数字で比較することで判断材料になります。

以上のように、事前準備と工夫次第で費用負担は大きく変わります。特に奨学金は「もらえるかどうか」で留学実現性が左右されるほど重要な要素です。募集情報を大学やインターネットでチェックし、締切に間に合うよう計画的に応募しましょう。費用面の不安を減らすことが、安心して留学生活を送る秘訣です。

交換留学の手続きと準備|スケジュールから必要書類まで

交換留学を成功させるには、出発までの手続きをスムーズに進めることが大切です。いつ何をすべきかというスケジュールの目安と、提出が必要な書類の具体例を確認しておきましょう。

交換留学準備のスケジュール

以下は一般的な交換留学準備のタイムラインです(大学やプログラムによって異なる場合がありますが目安として参考にしてください)。

時期 やるべきこと
出発の1年〜1年半前 留学募集の情報収集開始。希望協定校の選定、必要なGPA・語学スコアの把握。TOEFL/IELTSの勉強本格化。親への相談や資金計画の立案。
出発の約1年前 学内募集に応募。応募書類準備、TOEFLスコア提出。書類審査・面接が行われ、合否結果判明。
出発の9〜6か月前 留学先大学への出願手続き。各種書類を英語で用意。ビザ申請の準備開始。
出発の6〜3か月前 留学先から正式な受入許可。学生ビザ申請。航空券手配、海外留学保険加入。
出発の3〜1か月前 留学前オリエンテーション参加。履修計画作成、国内手続き、荷物準備。
出発当日〜現地到着後 渡航。現地オリエンテーション、履修登録、各種手続き、留学生活スタート。

上記は概略ですが、重要なのは「募集〜出発まで約1年弱かかる」という点です。つまり希望する留学開始時期の1年前には応募を終えておく必要があり、それ以前からスコア取得や準備を進めておかなければなりません。計画的にスケジュールを逆算し、期限に遅れないよう動きましょう。

交換留学の必要書類リスト

交換留学に関わる主な提出書類をまとめます。大学や留学先によって若干異なりますが、以下が一般的です。

<学内応募時(国内提出)>

  • 交換留学申請書: 大学所定の応募用紙。希望留学先や期間、簡単な志望理由等を記入。
  • 留学計画書・志望理由書: なぜその大学で学びたいか、留学目的や計画を英語または日本語でまとめたエッセイ。
  • 成績証明書(日本語または英語): 自大学での成績を証明する公式成績表。
  • 語学力証明書: TOEFLやIELTS公式スコアのコピー。
  • 経費支弁書: 留学に必要な費用を誰がどのように負担するか記した書類。
  • 顔写真データ: パスポートサイズの証明写真。
  • 推薦状: 所属学部の教授やゼミ顧問などからの推薦書。
  • 誓約書: 交換留学中は大学の規則を守る等を誓約する文書。

<学内選考合格後~留学先大学提出>

  • 留学先大学入学申請書: 受入先大学指定の申込フォーム(オンラインエントリー含む)。
  • 在籍証明書(英文): 自大学に在籍していることの証明書の英語版。
  • 成績証明書(英文): 学内応募時と同じく英文成績証明書。
  • 語学スコア提出: TOEFL等公式スコアを受入先大学に直接送付。
  • パスポートのコピー: 顔写真ページのコピーを提出。
  • 財政証明書(残高証明): 留学に必要な資金があることを示す銀行の残高証明書。
  • 予防接種証明書: 国や大学によっては特定のワクチン接種証明が必要。
  • 宿泊申込書: 大学寮を希望する場合の申込書等。

これら留学先提出書類は、学内選考後に各自で用意することになります。必要書類リストは受入大学から案内されるので、それに沿って準備しましょう。一部書類は自大学が取りまとめて送付してくれる場合もあります。

書類準備は時間と手間がかかるため、早めに着手することが肝心です。特に残高証明や健康診断等は発行に日数がかかることがあります。提出期限まで余裕をもって準備し、不備なく揃えるよう注意しましょう。提出書類が全て整い受入先から正式な入学許可が下りれば、あとはビザと旅程を整えるだけです。最後まで気を抜かず手続きを完了させ、留学本番に備えてください。

交換留学に落ちた場合の代替案|諦めない留学実現法

「交換留学選考に残念ながら落ちてしまった...」「条件を満たせず応募できなかった...」そんな場合でも、留学の夢を諦める必要はありません。交換留学以外にも大学在学中に海外経験を積む方法はいくつもあります。ここでは、交換留学が叶わなかった場合の主な代替案と、その特徴をご紹介します。

認定留学

在籍大学の制度として、個人で留学しても単位を認めてもらえる「認定留学」制度が用意されている場合があります。これは、自分で選んだ海外の大学やプログラムに留学し、一定の条件を満たせばその履修単位を帰国後に自大学の単位として認定してもらえる仕組みです。例えば交換協定のない大学に自力で留学しても、事前承認を得ていれば卒業要件に組み込める可能性があります。認定留学にも語学力などの条件はありますが、自分で国や大学を決められるメリットがあり、交換留学より自由度が高いです。交換留学枠に漏れてしまった方も、この制度を利用できないか大学に確認してみましょう。

私費留学(休学留学)

交換や認定にこだわらず、一度大学を休学して私費で海外留学するのも選択肢です。休学して語学学校や海外の大学・カレッジに1年在籍し、語学力向上や専門スキル習得に専念することができます。休学中の取得単位は基本自大学では認められませんが、その分行き先・内容の自由度は無限です。語学+専門コースを組み合わせたり、ボランティアやインターンに挑戦することもできます。費用は自己負担になりますが、留学エージェントのサポートを利用すれば学校選びからビザ申請まで手厚い支援を受けられます。例えば当社「成功する留学」でも、語学留学や海外大学進学など様々なプログラムを取り扱っており、一人ひとりの希望に合ったプランをご提案可能です。

短期留学プログラム

夏休みや春休みを利用した短期留学で海外体験を積む方法です。大学によっては協定校主催のサマープログラムや、海外研修プログラムを用意している場合があります。期間は数週間から2ヶ月程度ですが、語学研修や異文化体験をするには十分でしょう。短期とはいえ「留学経験」として就職活動でアピールできますし、その後長期留学への意欲が高まる効果もあります。交換留学が難しくとも、こうした短期の機会を複数回重ねることで代わりの経験値を得ることができます。

ワーキングホリデー

年齢制限(18〜30歳)がありますが、ワーキングホリデー(ワーホリ)制度を利用して海外で生活する手もあります。ワーホリビザなら1年間などの滞在中に現地で働くことが許可されるため、自分で生活費を賄いながら海外経験を積めます。語学学校に通うこともでき、勉強と仕事の両方を体験できるプログラムです。大学を1年休学してワーホリに行く学生もおり、「交換留学ではできない就労体験ができた」「自立心が身についた」という声もあります。ただし取得可能国が限られる点と、学問的な学位取得には繋がらない点は留意しましょう。

大学院留学・卒業後留学

どうしても在学中の留学が実現しなかった場合、卒業後に海外大学院に進学する道もあります。大学院なら交換ではなく正規留学になりますが、社会人になる前にもう一度学生として留学できるチャンスです。あるいは卒業後に語学留学やインターンシップに行く計画を立てるのも良いでしょう。「学部在学中」にこだわらず、人生の他のタイミングで留学する選択も視野に入れてみてください。

大切なのは、交換留学だけが留学ではないということです。交換に応募した皆さんは海外志向が高くチャレンジ精神もお持ちでしょう。その気持ちがある限り、ルートは一つではありません。実際、「交換留学はハードルが高いから自分には無理かも...でも海外の大学で勉強するチャンスはあります!」。交換に届かなかった方も決して諦めず、別の形で夢を叶えてください。私たち留学エージェントのカウンセラーに相談いただければ、あなたに最適な代替プランをご提案し、留学実現までサポートいたします。どんな形であれ、あなたの留学が成功するよう最後まで応援します。

交換留学成功者の体験談|先輩が教える成功の秘訣

実際に交換留学を成し遂げた先輩たちは、どのような経験をし、何を得て帰ってきたのでしょうか。その体験談から、交換留学を成功させる秘訣や得られる成果を探ってみましょう。

語学力の飛躍的向上

交換留学生の多くが「英語力(または留学先言語)が格段に伸びた」と口を揃えます。授業で質問に答えたり、空き時間も英語のコンテンツに触れるなど主体的に努力したことが功を奏したとのことです。やはり現地で日常的に使う環境に身を置くことが語学上達の近道であり、成功の秘訣と言えるでしょう。

専門知識と視野の拡大

留学先で学んだ専門科目を通じて、「自分の専攻分野をグローバルな視点で学び直せた」という声も多いです。例えば経営学を学んだ先輩は「日本で日本語で学んでいた時よりも、英語で世界標準の経営論を学ぶ方がすっと頭に入ってきた。ケーススタディなども国際的で、新しい発見があった」と振り返っています。日本で勉強した内容と重なる部分もあったものの、英語で再履修することで理解が深まったそうです。異なる教育スタイルや討論型の授業を経験したことで学びへの姿勢が変わり、広い視野が養われたといいます。交換留学の成功のポイントは、こうした新しい学びに積極的に飛び込む姿勢にあるでしょう。

適応力・自立心の向上

慣れない土地で生活すること自体が大きなチャレンジですが、それを乗り越えたことで「精神的に逞しくなった」という声も寄せられます。フィリピンに留学した先輩は「日本と比べて環境や治安が悪く辛いことも多かったが、一人外国人として現地の学生に交じり授業についていった経験が自信になった。どんな環境でも踏ん張るメンタルが身についた」と述べています。また別の先輩は「頼れる人がいない中で住居探しや日々の生活を全て自分でこなした結果、一人で生きていく力がついた」と言います。言語や生活習慣の壁を突破した経験は大きな糧となり、困難にも対応できる適応力・自立心が育まれます。成功の秘訣は、辛い時も投げ出さず楽しむ余裕と強い意志を持つことだと先輩たちは教えてくれます。

国際的な人脈形成

交換留学を通じて得たものの一つに貴重な人との出会いがあります。世界トップレベルの大学の学生たちと切磋琢磨し、将来に繋がるネットワークを築けたという先輩もいます。ルームメイトやクラスメイトとは今でも連絡を取り合い、互いの国を訪問し合う関係に発展した例も珍しくありません。こうしたグローバルな友人・知人は、自分の視野を広げるだけでなく、将来ビジネスをする上でも財産になるでしょう。成功した先輩ほど現地で積極的に交流の輪を広げており、「せっかく留学するなら引っ込み思案にならず、多くの人と関わるべき」とアドバイスしています。

キャリアへの好影響

交換留学経験者の多くは、就職活動やその後のキャリアにおいても恩恵を感じています。例えば留学後TOEIC895点を取得した先輩は、卒業後商社に就職しグローバル業務に携わったり、その経験を活かして起業したりと、道を切り拓いています。交換留学自体が就活を直接有利にするわけではありませんが、得た語学力や自信、主体性などが結果的に評価されるケースは多いです。実際に「面接で留学経験を話したら盛り上がり、内定に繋がった」との声もあります。成功の秘訣は、留学での学びや成長を自分の言葉で語れるようにしておくことです。そうすれば帰国後の進路にも大いに活かせるでしょう。

成功のポイント

先輩方の体験談から浮かび上がる成功のポイントは、「明確な目的意識を持って積極的に行動すること」「困難も前向きに楽しむ心構え」にあるようです。交換留学は決して楽な道ではありませんが、その分得られるものは計り知れません。先輩たちの声を励みに、ぜひあなたも充実した留学生活を実現してください。

よくある質問|交換留学の疑問を専門カウンセラーが解決

最後に、交換留学を検討する学生から寄せられるよくある質問と、その回答をQ&A形式でまとめます。不安や疑問点は事前に解消しておきましょう。

Q1: 応募するには大学の成績(GPA)はどれくらい必要ですか?

明確な基準値は大学・プログラムによりますが、できるだけ高いGPAを維持するに越したことはありません。多くの大学では応募条件としてGPA2.5以上(4.0満点換算)を求めますが、人気プログラムでは3.0以上が事実上必要など水準が上がる傾向があります。希望先ごとに募集基準が異なるため、まずは大学の留学募集要項を確認しましょう。どの大学を志望する場合でも、高い成績は選択肢を広げる鍵になるので日頃から勉強に励むことが大切です。

Q2: 英語力はどの程度必要ですか?TOEFLやIELTSのスコアは必須でしょうか?

はい、一般的にTOEFL iBTまたはIELTSのスコア提出が必須です。多くのプログラムで最低ラインが定められており、例えばTOEFL iBTで61点以上IELTS 6.0相当)は最低限求められるケースがあります。しかしこれはあくまで最低条件で、授業についていくにはTOEFL iBT80点台IELTS 6.5〜7.0)程度あったほうが望ましいです。実際、ネイティブと同じ授業に参加するにはCEFR B2相当TOEFL72〜94点)が最低必要とも言われています。したがって志望プログラムの基準を満たすことはもちろん、それ以上のスコアを目指して準備することをおすすめします。なお、英語以外の言語圏への交換留学では、その言語の能力試験(例: フランス語ならDELF B2など)の提出が必要な場合もあります。募集要項をよく確認してください。

Q3: 希望する国や大学に必ず行けますか?行き先は自由に選べるのでしょうか?

残念ながら行き先は自由には選べません。交換留学では自大学の協定校の中から留学先を選ぶ形となり、提携校以外の大学へは行けません。また、希望者が定員を上回る場合は競争となり、希望通りの国・大学に行けない可能性もあります。例えば第一希望に落ち、第二希望の大学に割り振られるケースもあります。また大学によっては成績順などで派遣先を一方的に決定する場合もあるようです。つまり「どの国・大学にも行ける」という柔軟性はなく、限られた選択肢の中で調整されるのが交換留学のリアルです。どうしても行きたい国が協定にない場合は、私費留学など他の手段を検討する必要があります。

Q4: 交換留学しても4年で卒業できますか?留年しませんか?

はい、多くの場合4年で卒業可能です。交換留学は元々「4年間での卒業を見据えてデザインされたプログラム」であり、留学期間も在学年数に算入されます。留学先で取得した単位は帰国後に所定の審査を経て認定され、卒業必要単位にカウントされる仕組みです。したがって必要な単位をきちんと取得してくれば、原則として卒業を延ばす必要はありません。もっとも、留学中は履修できる単位数が自大学より少ない場合もあるため、留学前後の履修計画を綿密に立てることが重要です。「留学中にどれだけ単位が取れるか」「帰国後に不足単位をどう補うか」を考えておけば、4年卒業は充分可能です。実際、交換留学経験者の大半は予定通りの時期に卒業しています。

Q5: 費用はどれくらいかかりますか?奨学金はありますか?

費用は留学先の物価や期間によって幅がありますが、1年間でおよそ150〜300万円前後と考えられます(内訳は前述の通り授業料以外に生活費・渡航費など)。交換留学は授業料負担がないため、個人留学より費用を大きく抑えられるのが利点です。例えばアメリカに1年間留学する場合、個人で行けば500万円以上かかるものが、交換留学なら200万円台で済むこともあります。加えて奨学金制度も充実しています。日本学生支援機構(JASSO)の給付奨学金や、自大学の留学奨励金、地方自治体や民間団体の奨学金など、応募できるものが多数あります。これら奨学金の多くは返済不要で、月数万円〜十数万円が給付されます。締切が早いものもあるため、情報収集を早めに行い積極的に申請しましょう。奨学金を活用できれば自己負担を大きく軽減できます。

Q6: 留学先でアルバイトはできますか?生活費が心配です。

原則としてアルバイトは認められない場合が多いです。交換留学では学生ビザの関係や大学の方針で、留学生の就労が禁止・制限されていることがほとんどです。特に学外でのアルバイトは厳しく禁じられるケースが多いです。一部の国では学生ビザで週○時間までのキャンパス内労働が許可される場合もありますが、それも収入源としてはあまり期待できません。従って、留学中の生活費は事前に十分準備しておく必要があります。奨学金や日本での貯金でまかなうのが基本となり、「現地でバイトして稼ごう」と考えるのはリスクがあります。ただし例外的に、休学して私費留学する場合やワーキングホリデーであれば就労可能なので、どうしても働きたい場合はそちらの制度を検討してください。交換留学中は学業と現地生活に集中し、金銭面は渡航前の計画でクリアすることが大切です。

そのほか、「何年生で行くのが良いか?(→就活との兼ね合いで2〜3年次が多い)」「留学先の授業についていけるか?(→相応の語学力と積極性があれば大丈夫。事前準備をしっかりと)」などの疑問もよく聞かれます。不明点があれば些細なことでも大学の留学担当部署や留学カウンセラーに相談してみてください。経験豊富な専門家があなたの質問に答えてくれるはずです。疑問を解消し万全の態勢で、憧れの交換留学に臨みましょう。

今すぐ始める交換留学準備|無料相談で最適プランを作成

交換留学を成功させるには、とにかく早めに準備を始めることが肝心です。留学情報の収集、語学力アップ、アカデミックプランの調整、資金計画づくりなど、やるべきことはたくさんあります。この記事を読み終えた今から、ぜひ行動に移してみてください。

まずは在籍大学の国際交流センターや公式サイトをチェックし、自分の大学にどんな留学制度があるのか把握しましょう。交換留学の募集時期や条件を把握したら、逆算して今何をすべきか計画を立てます。例えばTOEFLのスコアメイクには半年〜1年かかるかもしれません。GPAを上げるには次の試験で好成績を取る必要があるでしょう。「いつまでに○○点取得」「来年度応募」といった具体的な目標を設定し、スケジュール表を作ることをおすすめします。

また、専門家への相談も有効です。交換留学の制度や対策について不安があれば、大学の留学相談員や経験者の先輩に話を聞いてみましょう。さらに弊社「成功する留学」の無料カウンセリングもぜひご活用ください。当社はアジアNo.1の留学エージェントとして長年の実績があり、世界各国への留学支援を行っています。交換留学は大学主導の制度ではありますが、「交換留学に挑戦したい」「もし交換がだめなら他の方法は?」といったご相談にも親身に対応します。弊社のカウンセラーは全員自ら留学経験を持ち、笑顔とサポート力が自慢のプロフェッショナル揃いです。あなたの目標や不安をぜひお聞かせください。一人ひとりの状況に合わせ、最適な留学プラン作成を無料でお手伝いいたします。

交換留学は準備段階からすでに始まっています。思い立った今こそ行動のチャンスです。「大学在学中に海外で学びたい」という夢を、私たちと一緒に実現させましょう。無料相談は電話・LINE・対面などお好きな方法で受け付けています。疑問や不安を解消し、ベストなプランで留学に踏み出せるよう全面的にサポートいたします。さあ、あなたも一歩踏み出してみませんか?成功する留学があなたの挑戦を全力で応援します!

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