高校生のニュージーランド留学

ニュージーランド留学は、英語力の向上や国際的な視野を広げるための絶好の機会です。ニュージーランドは豊かな自然と安全な環境が整っており、英語を学ぶには理想的な国です。高校生にとっても受け入れ体制が整っており、初めての海外生活でも安心して過ごせます。この記事では、高校生のニュージーランド留学の魅力やメリット、学校制度や費用、ビザ情報、成功のためのアドバイスなどについて詳しく解説します。ニュージーランドへの高校留学を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
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1. ニュージーランド留学が高校生におすすめな理由

高校生がニュージーランドへ留学するメリットはたくさんあります。ここでは、特に注目したい主なポイントを紹介します。
安全で安心できる生活環境
ニュージーランドは世界的にも治安の良い国として知られており、留学生にとって安心して生活できる環境が整っています。街の規模も日本に比べて大きすぎず、人々もフレンドリーで親切です。政府によって 留学生の受け入れに関する法律(Pastoral Careと呼ばれる制度)が定められており、学校やホームステイ先で留学生が安全に過ごせるようサポートする仕組みがあります。初めて海外に行く高校生でも、ニュージーランドなら落ち着いた環境で生活に馴染みやすいでしょう。
質の高い教育と手厚いサポート
ニュージーランドは教育水準が高く、現地の高校では創造性や自主性を重んじた授業が行われています。クラスの人数も比較的少なめで、生徒一人ひとりに目が行き届きやすいのも特徴です。留学生向けの英語サポートクラス(ESOL)が用意されている学校も多く、英語力に不安があっても授業についていけるよう配慮されています。また、留学生担当のカウンセラーや担当教師が在籍し、学習面だけでなく生活面での相談にも乗ってくれるなど、手厚いサポート体制が整っています。質の高い教育環境で安心して学べることは、大きなメリットと言えるでしょう。
英語漬けの毎日で国際感覚が身につく
日常生活を英語で過ごすニュージーランド留学は、英語力向上には最適です。授業はもちろんホームステイ先でも生活のすべてが英語になるため、自然と実践的な英語力が身についていきます。また、ニュージーランドは多文化社会であり、特に最大都市オークランドでは住民の約4割が海外出身という国際色豊かな環境です。さまざまな文化やバックグラウンドを持つ友人ができることで、異文化理解やコミュニケーション能力も養われます。高校生のうちから国際感覚を身につけられるのは、将来に向けて大きな財産となるでしょう。
留学費用が比較的リーズナブル
英語圏への高校留学というと費用が高いイメージがありますが、ニュージーランドは他の主要英語圏(アメリカやイギリスなど)に比べて留学費用が抑えられる傾向にあります。公立高校の学費や生活費が比較的安価で、質の高い教育をより手頃な費用で受けられる点は魅力です。また、日本との時差がわずか3~4時間程度(サマータイム時は+4時間)と小さいため、時差ボケによる体調面の負担も少なく、保護者の方とも連絡が取りやすいという利点もあります。費用面・環境面で留学初心者にも優しいのがニュージーランドなのです。
2. ニュージーランドの学校制度について

ニュージーランドの学校制度は日本とは異なる点が多く、高校生が留学する際にはその違いを理解しておくことが大切です。学年の呼び方や学期の区切り、卒業までの流れなど、日本との違いを把握しておきましょう。ここでは、ニュージーランドの教育システムを概要から説明し、高校留学をスムーズに進めるためのポイントを紹介します。
ニュージーランドの学校制度の概要
ニュージーランドでは5歳から小学校が始まり、「Year(イヤー)○」という表記で学年を数えます。日本と異なり中学校と高校の区別がなく、Year 7~13が日本の中学1年~高校3年に相当する一貫したセカンダリースクール(中等教育)となります。義務教育期間は6歳(Year 2)から16歳(Year 11)までで、Year 11修了時(日本の高校1年生相当)で義務教育が終了します。ただし多くの生徒はその後もYear 12(高校2年相当)・Year 13(高校3年相当)まで進学し、高校卒業資格を取得します。
ニュージーランドの学期制は、日本とは異なり1年を4つのターム(学期)に分けた4学期制です。新学年は毎年1~2月頃に始まり、タームごとに2週間前後の休暇、11~12月頃から夏休みにあたる長期休暇があります。日本の学年暦と異なるため、留学開始時期を選ぶ際には注意が必要です(例えば、日本の高校の夏休みに合わせて短期留学する場合は現地は学期中だったりします)。
NCEAとは?
ニュージーランドの高校生は最終学年までにNCEA(エヌシーイーエー:National Certificate of Educational Achievement)という全国統一資格を取得するのが一般的です。NCEAはレベル1~3に分かれており、通常Year 11でNCEAレベル1、Year 12でレベル2、Year 13でレベル3をそれぞれ履修・取得します。各科目の試験や課題の成績によってクレジット(単位)を集め、一定以上のクレジットを取得すると各レベルの資格が得られます。レベル3まで取得することが高校卒業・大学入学資格に相当し、ニュージーランドやオーストラリアの大学進学を目指す際の基準となります。
日本のような一発勝負の大学受験はなく、高校在学中の評価の積み重ね(内申と試験)が重要なのが特徴です。そのため、日頃からしっかり勉強しクレジットを着実に取っていく必要があります。NCEAは国際的にも認知されており、取得していればニュージーランド以外の英語圏諸国の大学に出願することも可能です。
3. 高校生のニュージーランド留学方法の期間別選び方

高校生がニュージーランドへ留学すると一口に言っても、留学期間や目的に応じてさまざまなスタイルがあります。自分に合った期間やプログラムを選ぶことで、より充実した留学体験ができるでしょう。ここでは期間別に代表的な留学スタイルを紹介します。
短期留学(1週間~3か月程度)
「まずは気軽に海外生活を体験してみたい」「夏休みを利用して語学研修に参加したい」という高校生には、1週間~3か月程度の短期留学がおすすめです。夏休みや春休み向けの高校生短期留学プログラムでは、現地の語学学校で英語研修を受けたり、ホームステイをしながら海外の高校に体験入学したりといったコースがあります。短期間でも英語に浸り異文化に触れることで、大きな刺激と成長を得られるでしょう。3か月以内であれば観光ビザで渡航できるため手続きも比較的簡単です(ビザについては後述)。初めての留学で不安な方は、まず短期から挑戦してみるのも良いですね。
1年間の留学(交換留学など)
高校在学中に1学年(約10か月~1年)ニュージーランドの高校で過ごすという留学スタイルも人気です。高校2年生の1年間を留学に充てるケースが多く、日本では休学扱いにして留学し、帰国後に復学するパターンなどがあります。1年間現地の高校に通うことで、日常会話レベルを超えた高度な英語力や各教科の専門用語も身につきます。また、現地の卒業資格までは取得しなくとも、ニュージーランドの高校で履修した成績証明や経験は将来の大学出願や就職活動でも貴重なアピールポイントになるでしょう。
交換留学プログラム(姉妹校提携や民間団体のプログラム)を利用すれば、現地の高校に正式に留学生(Exchange Student)として通学できます。交換留学では現地の生徒と同じように授業を受け、試験も受けるため勉強は大変ですが、その分大きく成長できるはずです。1年間の留学は長すぎず短すぎず、高校生活の中で「もう一つの高校生活」を体験する貴重な機会となります。
高校卒業まで留学(長期留学)
将来的に海外の大学進学を視野に入れている場合や、思い切ってニュージーランドで高校卒業資格を取得したいという場合は、高校卒業まで現地校に通う長期留学という選択肢もあります。例えば高校1年生から留学を開始し、ニュージーランドのYear 11~13の3年間を現地で過ごして卒業資格(NCEAレベル3)を取得するケースです。この場合、日本の高校は中途退学し、ニュージーランドの高校に編入・転入する形になります。
長期留学で現地卒業を目指す最大のメリットは、その後の海外大学進学がスムーズになることです。ニュージーランドの高校卒業資格があれば、現地やオーストラリアの大学に直接出願できますし、英語力もアドバンテージになります。ただし、日本の高校卒業資格は得られなくなるため、将来日本の大学に進む可能性がある場合は注意が必要です。長期留学を決断する際は、進路希望やご家族とよく相談して計画を立てましょう。
ポイント: 長期の高校留学を検討する場合、現地での生活に慣れるためにも早めの時期から渡航するほうが有利です。高校2年生以降からだと履修科目の差異や言語の壁で苦労することもあるため、可能であれば高校1年生(または中学卒業直後)から留学を始めるのがおすすめです。
4. 高校生のニュージーランド留学費用目安

ニュージーランド留学には、学費や渡航費、滞在費などさまざまな費用がかかります。期間や学校の種類によって費用は大きく変動しますが、ここでは高校生の留学にかかる主な費用の目安を紹介します。ニュージーランドの高校留学の費用は他の英語圏と比べて安い傾向とはいえ、項目ごとにしっかりチェックし、計画を立てることが大切です。
主な費用項目は①授業料(学費)、②滞在費(ホームステイ費用など)、③渡航費(航空券)、④雑費(ビザ申請料・保険料・現地でのお小遣い等)です。以下に期間別の費用目安をまとめました。
プログラム期間・内容 | 費用目安(円) |
---|---|
短期留学(1ヶ月程度) | 約30~50万円(プログラム費用一式) |
高校留学(1年間・公立高校) | 約300~350万円(授業料+ホームステイ費等) |
高校留学(1年間・私立高校) | 約600~800万円(授業料+寮費など) |
卒業まで留学(3年間・公立高校) | 総額:約800~1,000万円 |
※上記は目安です。為替レートや都市・学校によって費用は変動します。
、短期留学(1ヶ月)の場合、プログラム料金に授業料やホームステイ代が含まれており、約30~50万円程度が一般的です。1年間の高校留学(公立校)では、授業料が年間NZ$15,000前後、ホームステイ代がNZ$280/週前後が相場で、その他費用も合わせると年間300~350万円程度となるケースが多いです。私立校は学費が高くなるため、年間600万円以上かかることもあります。ニュージーランドの公立高校1年あたりの費用は、イギリスやアメリカの高校留学(年間約600万円とも言われます)に比べると半額程度で済む点は魅力です。
長期で3年間在学する場合は、単純計算で3倍の費用が必要になります。公立校で合計800~1000万円前後が目安ですが、成績優秀者向けの奨学金制度が利用できる場合や、ホームステイからシェアハウスに移ることで生活費を抑えるなどの工夫で費用を下げられる可能性もあります。
費用は大きな投資になりますので、事前によく比較検討し、何にいくらかかるのか項目ごとに洗い出して計画しましょう。不明な点があれば留学エージェントに相談してみるのも一つの方法です。
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5. 高校生のニュージーランド留学におけるビザについて

海外に長期滞在する際には必ずビザの確認・取得が必要です。ニュージーランドの場合も、留学期間によって必要なビザの種類が変わりますので、しっかりと準備をしておきましょう。ここでは高校生がニュージーランド留学をする際に関係するビザについて解説します。
まず留学期間が3か月以内であれば、ニュージーランド入国に際して学生ビザは不要です。日本国籍の場合、観光目的での短期滞在はビザなしで可能ですが、渡航前に電子渡航認証 (NZeTA) の取得が義務付けられています。3か月を超える留学になる場合は学生ビザ(Student Visa)を申請する必要があります。
NZeTA(ニュージーランド電子渡航認証)
- 対象者: 観光・短期留学(3か月以内)目的で渡航する人(日本を含むビザ免除国の国籍保有者)
- 申請方法: 専用のスマートフォンアプリまたはニュージーランド政府の公式ウェブサイトからオンライン申請
- 費用: NZeTA申請料 NZ$17(モバイルアプリ経由の場合)またはNZ$23(ウェブサイト経由)+ IVL観光税 NZ$100が発生します
- 有効期間: 発行日から2年間有効(一度取得すれば有効期間中は何度でも渡航可)
- 注意点: NZeTAはあくまで観光・短期滞在者向けの認証です。コース期間が3か月を超える勉強は認められません。また、NZeTAでは現地でのアルバイト就労はできません。
NZeTA (New Zealand Electronic Travel Authority) は2019年から導入された制度で、ビザ免除でニュージーランドに入国する旅行者にも事前の電子承認取得を求めるものです。短期留学で訪れる際は忘れずに申請しておきましょう。
学生ビザ(Student Visa)
- 対象者:3か月を超えるフルタイムの留学(現地の中学・高校に正式に通学する場合を含む)を希望する学生
- 主な申請条件: 現地学校からの正式な入学許可書(Offer of Place)/十分な資金証明(学費・生活費を支払える証拠)/日本の保護者の同意書(未成年の場合) 等
- 申請方法: オンラインで申請書を提出後、必要書類(パスポート、証明写真、入学許可証、残高証明、健康診断書など)を提出。場合によりビザ申請センターでの生体情報提出が必要になることもあります。
- 費用: 日本からオンライン申請する場合、ビザ申請料は無料です。ただし観光税にあたるIVL(International Visitor Levy)NZ$100が課されます。渡航前に保険料の支払いも必要です。
- 就労可否: 16歳以上でYear12または13に在籍する高校生の場合、学校の許可を得れば週あたり20時間までのアルバイトが認められるという条件があります(ただし学業に支障がない範囲で)。16歳未満や高校11年生以下の場合は就労不可です。
- 申請時期: 渡航予定日の少なくとも2~3か月前までには申請手続きを開始しましょう。書類不備があると発給が遅れる場合もあります。
学生ビザが下りれば、留学期間中は学生として合法的に滞在できます。ビザの有効期限は在学期間+αとなりますが、延長が必要な場合は現地でも手続き可能です。また、保護者が付き添いで渡航したい場合、13歳未満の留学生に限りガーディアンビザ(保護者ビザ)の制度もあります。高校生の場合は基本的に単身でホームステイや学生寮に入ることになりますが、どうしても不安な場合はガーディアンビザについて専門家に相談してみると良いでしょう。
※ビザに関する情報や条件は変更されることがあります。最新情報はニュージーランド移民局公式サイト等で必ず確認してください。
6. 高校生のニュージーランド留学でおすすめの都市

ニュージーランドで留学生活を送るうえで、「どの都市で過ごすか」は大切なポイントです。都市によって気候や雰囲気、物価などが異なり、留学体験にも影響を与えます。ここでは、ニュージーランドで高校留学を検討する際に知っておきたい都市選びの基準やおすすめの都市をご紹介します。
都市の選び方について
都市を選ぶ際に注目したい観点をいくつか挙げます。それぞれの優先順位は人によって異なりますが、自分に合った留学先を見つける参考にしてください。
気候
ニュージーランドは南半球に位置するため季節が日本と逆転しており、地域によって気候も異なります。北島(ノースアイランド)は比較的温暖で、冬でも氷点下になることはまれですが、南島(サウスアイランド)は冬に雪が降る地域もあり寒冷になります。例えば暖かい気候が好きな人は北島の都市を、雪や寒さが苦手でなければ南島の都市も選択肢に入るでしょう。年間を通じて天候が変わりやすいのもニュージーランドの特徴なので、服装準備の際には季節問わず羽織れる上着などを持参するのがおすすめです。
治安
治安の良さは留学生活を送る上で重要です。ニュージーランドは国全体で見ると治安は良好ですが、やはり都市ごとに雰囲気は異なります。基本的に地方の小さな町ほど穏やかで、オークランドなど大都市では場所によって軽犯罪も発生します。高校留学では多くの場合ホームステイや寮生活となり大人の目も行き届くため比較的安心ですが、インターネットの口コミや現地在住者の情報を調べて安全な地域を選ぶに越したことはありません。特に夜間に出歩く際の安全性などもチェックしておきましょう。
物価
都市によって生活費も変わってきます。一般に大都市は物価(家賃や交通費、外食費)が高く、地方都市は比較的安い傾向があります。例えばオークランドは家賃や交通費が他の都市より高めですが、地方の町では同じお金でより豊かな生活ができるかもしれません。留学予算に限りがある場合は、生活費の面から都市を検討することも大切です。とはいえ、都市部にはアルバイト先や公共交通機関が充実している利点もあります(高校生の場合アルバイトは16歳以上で条件付きですが、将来的な話として)。自分やご家庭の予算感に合わせて都市を選ぶこともポイントになります。
おすすめの都市
それでは、数あるニュージーランドの都市の中でも、高校留学先として特に人気の3都市を紹介します。それぞれ特色が異なりますので、自分の重視したい点に合った都市を選んでみてください。
オークランド
ニュージーランド最大の都市オークランドは、北島の北部に位置し、国の人口の約1/3が集中する経済・文化の中心地です。「帆の街(シティ・オブ・セイルズ)」の愛称を持ち、港にはヨットが並び美しい湾岸風景が広がります。都会的なライフスタイルと豊かな自然環境の両方を楽しめるのも魅力です。市内中心部から車で30分も行けば緑あふれる公園やビーチ、離島などにアクセスでき、週末にはアウトドアも満喫できます。過去には「世界で最も住みやすい都市」の上位に選ばれたこともあり、治安や医療、教育環境も良好です。
留学生にとってもオークランドは人気の街で、現地には多くの公立・私立高校が留学生を受け入れています。日本人を含む外国出身の住民も多いため国際色豊かで、多文化に触れたい人には最適な環境です。日本からの直行便が就航している唯一の都市でもあるため、渡航も比較的スムーズです。都市規模が大きい分、物価や家賃は他都市より高めですが、初めての海外生活でも困らない利便性と充実した教育環境が整っています。
クライストチャーチ
南島最大の都市クライストチャーチは、「ガーデンシティ(庭の街)」と呼ばれるほど花と緑にあふれた美しい街並みが魅力です。イギリス風のゴシック様式の建物が立ち並び、街全体にヨーロッパの伝統文化が色濃く残っています。治安も良好で、落ち着いた雰囲気の中で勉強に集中したい高校生におすすめです。市内には大きな公園やボタニックガーデンがあり、放課後や週末には散歩やスポーツを楽しむ学生の姿も多く見られます。
2011年に大きな地震被害を受けましたが、現在では復興が進み街は新しく生まれ変わりつつあります。最新の建築と歴史ある建物が融合した景観は独特の魅力があります。日本人留学生の数はオークランドに比べると少なめで、「日本人の少ない環境で勉強したい」という場合にも適しています。南島の中心都市という立地から、週末や休暇に自然豊かな南島各地(山や湖、星空で有名なテカポ湖など)へ旅行しやすいのもメリットです。ゆったりとした環境でのびのび留学生活を送りたい人は、クライストチャーチを検討してみてはいかがでしょうか。
ウェリントン
北島の南端に位置するウェリントンは、ニュージーランドの首都であり政治・行政の中心地です。人口は約40万人と首都としては小規模ですが、その分コンパクトで移動しやすい街並みが特徴です。坂の多い地形と強い風から「ウィンディ・ウェリントン」とも呼ばれますが、街自体は港に面した美しい風景と独特の芸術文化で知られています。博物館や美術館、劇場が多く、芸術や映画の分野にも造詣が深い都市です(映画「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」のロケ地や制作拠点としても有名です)。
ウェリントンの高校に留学すれば、首都ならではの豊かな文化的刺激を日々受けることができます。街が小さいため徒歩やバスで生活圏が完結しやすく、留学生にとっても暮らしやすいでしょう。首都だけあって教育水準も高く、ユニークなカリキュラムを持つ学校もあります。気候は年間を通して温暖ですが風が強い日が多いので、防風ジャケットなどがあると安心です。規模が大きすぎず自然も近いウェリントンは、「穏やかな環境で文化も楽しみたい」という高校生にぴったりの留学先です。
7. 高校生がニュージーランド留学に失敗しないためのアドバイス

「留学先も決まって準備万端!あとは渡航するだけ!」...と思った矢先にふと不安になるのが、「ちゃんと現地でやっていけるかな...」「失敗したらどうしよう」という気持ちではないでしょうか。そんな不安を解消し、充実した留学生活を送るために留学前に準備しておきたい大切なことをお伝えします。
ニュージーランドの英語や文化に慣れておこう!
ニュージーランドでの生活を成功させるカギの一つは、現地の英語や文化に事前に慣れておくことです。ニュージーランド英語は発音や表現に少し独特なところがありますが、事前に耳を慣らしておけば現地で戸惑うことが減ります。また、現地の高校生のスラング(若者言葉)や生活習慣なども調べておくと、実際に友達ができたときにスムーズに打ち解けられるでしょう。例えば、ニュージーランドでは挨拶代わりに「How are you?(調子どう?)」とカジュアルに声を掛け合う文化があります。笑顔で「Good, thanks!」と返せるように、ぜひコミュニケーションの練習もしてみてくださいね。
おすすめの方法: まずはニュージーランドが舞台の映画やドラマ、動画を観てみましょう。たとえば、ニュージーランドで撮影された有名な映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは、美しい現地の風景を見ることができてモチベーションも上がりますし、英語のリスニング練習にもなります。YouTubeなどでニュージーランドの高校生の日常や留学生の体験談を発信している動画を見るのも良いでしょう。楽しみながら現地の英語に触れておけば、渡航後の聞き取りもぐっと楽になるはずです。
そのほか、留学前に基礎学力を固めておくことも重要です。特に英語については、現地での授業やコミュニケーションですべて使うことになりますから、日本にいる間にできるだけ語彙や文法を身につけ、リスニング・スピーキングの練習もしておきましょう。準備をしっかりしておけば、自信を持って現地に飛び込めますし、「思ったより話せなくて辛い...」といった失敗を避けることができますよ。
ニュージーランド留学は、高校生にとってかけがえのない貴重な経験になるでしょう。自分に合った都市・学校を選び、万全の準備を整えて、ぜひ素晴らしい留学生活を送ってくださいね。もし不安や疑問があれば、経験豊富な留学カウンセラーに相談するのもおすすめです。一人で悩まず、プロの力も借りながら万全の体制で留学に臨みましょう!
8. 高校生の留学でよくある質問(Q&A)
最後に、高校生のニュージーランド留学に関して寄せられることの多い質問とその回答をQ&A形式でまとめます。初めての留学で疑問に感じやすいポイントをチェックしておきましょう。
ニュージーランド留学をするのに必要な語学力はどのくらい?
高校生の留学であれば、日常会話がある程度できる英語力が備わっていると安心です。目安としては、中学・高校で習う英語をしっかり身につけておき、英検でいうと2級程度(高校卒業レベル)以上が望ましいでしょう。国際的な指標ではIELTSで5.0~5.5程度のスコアが一つの目安になります。必須条件というわけではありませんが、英語力が高いほど現地の授業理解や友達とのコミュニケーションがスムーズになります。学校によっては留学生に入学基準として英語力証明を求めるところもありますので、自分の志望校の条件を確認しつつ、できるだけ渡航前に英語力を高めておくと良いでしょう。
留学中、日本の学校の勉強はどうなりますか?
基本的に留学中の日本の学校の勉強は自分で計画して進める必要があります。 例えば高校2年生の1年間を留学する場合、日本の学校の授業に出席できない期間の勉強は自学自習で補うか、通信教育・オンライン塾などを利用する形になります。留学前に日本の学校の先生と相談し、必要な課題や試験の対応について確認しておきましょう。休学留学の場合は復学後に同級生と同じ学年に進級できるケースもありますが、留学期間中の単位認定などについて事前に取り決めがあるか学校側に尋ねておくと安心です。いずれにせよ、ニュージーランドでの留学準備と並行して、日本の教科書や参考書を持参し計画的に自主学習を続けることが大切です。
留学したいのですが、何から始めればいいのかわかりません。
まずは情報収集と目標設定から始めましょう。「なぜ留学したいのか」「留学して何を得たいのか」を考え、留学の目的や希望する期間・時期を明確にします。その上で、信頼できる情報源からニュージーランド留学について調べてみましょう。留学エージェントの無料セミナーに参加したり、実際に留学した先輩の体験談を読んだりすると具体的なイメージが掴めます。学校選びや手続きの流れなど、自分一人では難しい部分は留学カウンセラーやエージェントに相談するのがおすすめです。
そして何より大事なのは英語の勉強を開始することです。現地での生活や手続きはすべて英語になりますし、入学条件としてIELTSなどのスコア提出が求められる場合もあります。目標スコア(先述のようにIELTS5.0前後を一つの目安に)に向けて、早めに英語学習に取り組みましょう。英語力を上げておけば留学準備もスムーズに進み、自信を持って新しい環境に飛び込めます。まずは小さな一歩でもいいので、今日からできること(英単語を覚える、リスニングを毎日続ける等)を始めてみてくださいね。
9. まとめ:高校生のニュージーランド留学について
高校生のニュージーランド留学は、将来に大きなプラスとなる貴重な経験です。雄大な自然に囲まれた環境やニュージーランド独自の学習スタイル、ホームステイでの異文化体験を通じて、高校生は大きく成長できるでしょう。語学力の向上はもちろん、国際的な視野や自立心も養われ、帰国後には一回り成長した自分に出会えるはずです。
「成功する留学」では、高校生のニュージーランド留学に関するご相談を随時承っております。経験豊富な留学エージェントのカウンセラーが、一人ひとりの目的や希望に合わせたオーダーメイドのプランをご提案しますので、ぜひお気軽にカウンセリングにお申し込みください。高校生の大切なチャレンジが実り多いものになるよう、プロの立場から全力でサポートいたします。一緒に夢への一歩を踏み出しましょう!
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この記事を監修した人

末永 ゆう生
「成功する留学」留学カウンセラー
早慶上、ICU、GMARCHなどの国内の難関大学英語系学部と海外大学の併願を希望する受講生の成功を導くノウハウを蓄積。オレゴン州立大学直接入学、ファウンデーションコースを経由して、マンチェスター大学入学、カレッジを経由して、トロント大学入学など、現時点の英語・学力・お金を踏まえて、顧客の理想に寄り添った多種多様な進学・キャリアの提案・支援を行い、高い顧客満足度を実現。
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