マギル大学(McGill University)進学ガイド

マギル大学(McGill University)は、1821年に設立されたカナダ有数の名門公立研究大学で、モントリオールのダウンタウンに位置しています。「北のハーバード」と称される世界トップクラスの教育と研究を誇り、ノーベル賞受賞者10名以上を輩出。英仏バイリンガル環境の中で、150か国以上から集まった学生たちと共に学べる国際的な教育環境が魅力です。
- 1. ランキングで見るMcGill Universityの評価【2025-2026年最新版】
- 2. McGill University(マギル大学)が選ばれる5つの理由
- 2-1. 世界トップクラス × 公立のコストパフォーマンス
- 2-2. 国際色豊かなバイリンガル環境
- 2-3. 最先端研究への学部生アクセス
- 2-4. 歴史と伝統に根ざした学問的権威
- 2-5. モントリオールの魅力的な都市環境
- 3. 人気専攻とアカデミックの強み
- 4. 入学条件と出願情報(本科進学)
- 5. 学費と生活費(目安)
- 6. キャンパス環境と施設
- 7. 住まいと食事
- 8. 卒業後の進路とキャリア支援
- 9. McGill Universityの付属語学学校・エクステンションコースの紹介
- 10. 日本人向け進学ルート ― McGill Universityへスムーズに進む方法
ランキングで見るMcGill Universityの評価【2025-2026年最新版】
マギル大学は、その卓越した研究実績と教育の質により、世界の主要大学ランキングで毎年安定して上位にランクインしています。特に医学・生命科学、工学、人文科学といった分野においては、グローバルリーダーとしての地位を確立しています。
総合ランキングと評価ポイント
ランキング名 | 総合順位(2025-2026) | 評価の焦点 | 出典 |
---|---|---|---|
QS世界大学ランキング | 世界27位(カナダ1位) | 学術評判・雇用者評価・国際性 | topuniversities.com |
THE世界大学ランキング | 世界45位 | 研究・教育・論文引用・国際性 | timeshighereducation.com |
U.S. News Global Universities | 世界62位 | 論文数、学術評判、国際研究共同数 | usnews.com |
McGillが高く評価される理由
① 卓越した研究力
マギル大学は年間約7億カナダドルの研究予算を誇り、カナダ国内でもトップクラスの研究集積を持ちます。連邦政府からの競争的資金獲得が多く、国内外の大型研究プロジェクトが多数進行中です。
② 高い論文引用数と国際共同研究
神経科学・行動学で世界16位、放射線・医用画像分野23位など、医学系を中心に複数の分野が世界トップクラスに入っています。国際的な研究ネットワークも充実しています。
③ 優秀な卒業生輩出実績
Rhodes奨学生を通算149名輩出するなど学生の評価も高く、QSの「卒業生の就職力」指標でも世界上位に位置しています(2026年QS雇用者評価で世界27位)。
④ 歴史的な学術的権威
1821年創立の歴史を持ち、ノーベル賞受賞者アーネスト・ラザフォードがマギルで放射性元素の研究を行うなど歴史的偉業があり、近年もエピジェネティクス(後成遺伝学)や代替エネルギー開発など最先端研究に貢献しています。
McGill University(マギル大学)が選ばれる5つの理由
1. 世界トップクラス × 公立のコストパフォーマンス
マギル大学は、QS世界大学ランキング2026で世界第27位(カナダ第1位)、THE世界ランキング2025で第45位にランクインするなど、世界でも屈指の学術的評価を誇る大学です。それにもかかわらず、公立大学であるため授業料は私立トップ校と比較して大幅に抑えられています。
【費用感の比較例】
- McGill(留学生授業料)...年間約49,000〜70,000カナダドル(専攻により異なる)
- ハーバード・イェール...年間$60,000〜$70,000超(USD)
➡︎ 同水準の教育と研究機会が、より手の届きやすい費用で受けられる。
学費に見合う価値以上の「学問的投資効果」が得られることが、マギルの大きな魅力です。
2. 国際色豊かなバイリンガル環境
マギル大学では全学生の約30%が留学生という非常に高い国際比率を誇り、150か国以上から学生が集まっています。モントリオールは英語とフランス語が共存する都市で、キャンパスでも自然とバイリンガル・マルチリンガルな環境が形成されています。
- 言語環境:授業は英語で行われますが、日常生活ではフランス語も使用機会が豊富。
- 多文化交流:年間を通じて国際週間や各国の祝祭日イベントが開催され、多文化を体験できます。
- 国際感覚:卒業までにフランス語を身につける学生も多く、国際的な視野が自然と身につきます。
グローバルな視点と語学力が自然と育つ環境は、将来のキャリアに直結する財産になります。
3. 最先端研究への学部生アクセス
マギル大学は「学部生でも研究の現場にアクセスできる」のが大きな特長。世界的な研究機関と連携した実践型教育が受けられます。
- モントリオール神経研究所(The Neuro):神経科学の世界的メッカとして、オープンサイエンス政策を掲げて脳疾患研究データを共有する先進的取り組みで知られます。
- 医学・生命科学:カナダ初の医学部を有し、ゲノム解析やバイオテクノロジー分野で全米トップレベル。製薬・医療系企業との共同研究も盛んです。
- 工学・AI研究:モントリオールはAI研究の拠点でありマギルもMila(ケベック人工知能研究所)と連携して研究を進めています。
実際に学部生がURSS(本科生夏季研究プログラム)などを通じて研究に参加する機会も多く、就職や大学院進学にも直結しています。
4. 歴史と伝統に根ざした学問的権威
1821年創立のマギル大学は、200年以上の歴史を持つカナダ最古級の大学の一つです。これまでにノーベル賞受賞者10名以上を輩出し、「北のハーバード」と称されるほど教育研究の質の高さで知られています。
- 著名な卒業生:ジャスティン・トルドー(カナダ現首相)、レナード・コーエン(歌手・作家)、ウィリアム・シャトナー(俳優)など各界のトップリーダーを輩出。
- 歴史的偉業:アーネスト・ラザフォード卿による放射能研究、人工赤血球の発明、透明プラスチック「プレキシグラス」の発明など。
- 学術ネットワーク:総計32万人を超える卒業生が世界185か国で活躍し、その多くが各界のトップリーダーや先駆者として知られます。
この伝統と実績が、現在の世界的評価につながっています。
5. モントリオールの魅力的な都市環境
マギル大学のダウンタウンキャンパスは、モントリオール中心部に位置し、都市の利便性と歴史的な美しさを兼ね備えています。
- 立地:地下鉄駅から徒歩圏内で、カフェ、レストラン、文化施設が豊富。
- 安全性:モントリオールは北米でも治安が良い都市として知られ、留学生にも安心。
- 生活費:他の北米大都市に比べ家賃が比較的安価で、学生生活を送りやすい。
- 文化的環境:フランス系文化とアングロ系文化が融合した独特の文化的雰囲気を楽しめます。
学問と都市生活の両方を充実させられる理想的な環境が整っています。
人気専攻とアカデミックの強み
マギル大学では11の学部で400以上のプログラムを提供しており、理系・文系問わず幅広い分野に対応しています。特に医学・生命科学、工学、法学、経営学などが世界的に高い評価を受けています。
専攻分野 | 代表専攻・強み |
---|---|
医学・生命科学 | カナダ最古の医学部、神経科学世界16位、薬学、生物学が世界トップクラス |
工学・コンピュータ科学 | 電子工学、機械工学、AI研究。初期インターネット検索エンジン「Archie」開発 |
経営学・ビジネス | デゾーテル経営学部は国際的評価が高く、金融、経営情報、マーケティング専攻が人気 |
人文・社会科学 | 人類学、心理学、経済学、政治学、国際開発学など幅広い専攻 |
法学 | カナダで唯一の英仏二言語バイリンガル法学課程、民法とコモンロー両方を修学可能 |
著名な卒業生
ジャスティン・トルドー(カナダ首相)、レナード・コーエン(歌手・作家)、ウィリアム・シャトナー(俳優)、アラン・エムテージ(世界初のインターネット検索エンジン開発者)など、各界のトップリーダーを多数輩出。
入学条件と出願情報(本科進学)
マギル大学は独自の出願システムを使用して出願します。出願締切は毎年1月15日で、必要書類の提出締切は3月1日です。高い成績と英語力が求められる難関校です。
要件 | 内容 |
---|---|
学歴 | 日本の高校卒業資格(高い評定平均が必要) |
英語力 | TOEFL iBT 90点以上(各セクション21点以上)/IELTS 6.5以上(各バンド6.0以上) |
GPA | 目安:オール5に近い評定や上位成績が必要 |
出願時期 | 秋入学のみ(出願締切:1月15日、書類締切:3月1日) |
補足 | 基本的にエッセイや推薦状は不要(成績重視)。一部学部では追加資料が必要 |
学費と生活費(目安)
マギル大学の学費は出身地によって大きく異なります。ケベック州居住者は州の補助により非常に低額ですが、留学生の授業料は専攻によって大幅に異なります。
年間学費(2025-26)
区分 | 年間授業料(CAD) | 年間合計費用(食住含む) |
---|---|---|
ケベック州居住者 | 約 $3,000 | 約 $18,000(寮生活) |
他州カナダ人 | 約 $12,000-13,000 | 約 $27,000(寮生活) |
留学生(文系) | 約 $49,000 | 約 $64,000(寮生活) |
留学生(理工系) | 約 $63,000-70,000 | 約 $78,000-85,000(寮生活) |
生活費(モデル)
- 学生寮:年間約10,000〜16,000カナダドル(食事プラン込み)
- 学外住宅:ルームシェアで月700〜1,200カナダドル(地区により異なる)
奨学金・就労制度(留学生向け)
マギル大学では留学生向けの成績優秀者奨学金や経済支援制度があります。
サポート内容 | 詳細 |
---|---|
入学時奨学金 | 自動考慮:3,000カナダドル(1回限り) |
Major Entrance Scholarship | 最大4年間で総額48,000カナダドル(要別途応募) |
経済支援 | ニーズに基づく助成金(Bursary)や貸与制度 |
学内アルバイト | 学期中は週20時間まで可能 |
キャンパス環境と施設
キャンパスの雰囲気とロケーション
- ダウンタウンキャンパス:モントリオール中心部に位置し、歴史的建造物が並ぶ伝統的なキャンパス。地下鉄駅から徒歩圏内で都市の利便性を享受。
- マクドナルドキャンパス:モントリオール島西端の郊外に位置し、農学・環境学部などが所在。農場や森林、広大な緑地を有する自然豊かな環境。
- アクセス:両キャンパスは約32km離れており、シャトルバスで約30分で連絡。
主要施設紹介
- McLennan-Redpath複合図書館:マギル図書館システムの中核で、蔵書約600万冊を所蔵。24時間利用可能なラーニングコモンズも完備。
- オスラー医学史図書館:医学・医療史の専門コレクションとしてカナダ最大規模、世界的にも有数の貴重書を収蔵。
- レッドパス博物館:1882年創立のカナダ最古の大学博物館として古生物学・鉱物学・民族学などのコレクションを公開。
- モントリオール神経研究所(The Neuro):神経科学の世界的メッカとして、オープンサイエンス政策を掲げる先進的研究施設。
- 科学複合施設:最先端の実験装置・クリーンルームを備え、材料・化学・生物の学際研究を推進。
バーチャルキャンパスツアーと訪問情報
- バーチャルツアー:マギル大学のキャンパスをオンラインで体験できるバーチャルツアーが提供されています。mcgill.ca
- キャンパス訪問:実際にキャンパスを訪れる際は、公式サイトからツアーの予約が可能です。mcgill.ca
マギル大学のキャンパス
動画紹介
位置情報
住まいと食事
学生寮(オンキャンパスハウジング)
- 伝統的レジデンス:Upper Residence(ガードナー・モルソン・マッコネル各ホール)はシングルまたは相部屋の寝室+共用バスルーム。食堂やラウンジが併設され、初年度学生がコミュニティを築きやすい環境。
- アパートメント型:ソリンホール(Solin Hall)など、自炊可能なキッチン付きアパートスタイルの寮。個室と共用リビング・キッチンがあり、より独立した生活を好む学生向き。
- モダン型/改装型:ニュー・レジデンスホールやラ・シタデルなど、ホテルを改装したような最新の寮。全室にバスルームが付いたシングル・ダブルで、プライバシーを保ちながら快適に過ごせる。
オフキャンパスハウジング
- ミルトンパーク地区:通称「マギル下宿街」でルームシェアで1人あたり月約700〜900ドル。
- プラトー地区:人気の高い地区で月800〜1,200ドル。おしゃれな雰囲気で人気。
- ダウンタウン:1ベッドルーム月1,200〜1,800ドル。
- コートデネージュ地区:郊外で月600ドル程度から見つかる比較的安価な地区。
食事プランと学内外の食環境
- 食事プラン:1年次生用食事プランは全寮生に加入が義務づけられており、学内のビュッフェ形式食堂で無制限に利用可能。費用は年間約6,000ドル程度。
- 学内ダイニング:多文化都市モントリオールらしく、各国料理を提供。ベジタリアン・ビーガン対応メニューやハラル食も用意。
- OneCard:学生IDカード兼デビットカードで、学内カフェや売店でも利用可能。
卒業後の進路とキャリア支援
マギル大学卒業生は、その優れた教育背景により世界中の企業や機関で活躍しています。卒業後12〜18か月以内に約51%が正規雇用に就き、40%が大学院進学など更なる教育に進んでいます。
項目 | 内容 |
---|---|
就職・進学率 | 約95%(卒業後12-18ヶ月以内) |
平均初任給 | 約50,000〜78,000カナダドル(分野により異なる) |
主な業界 | 金融、コンサルティング、テクノロジー、医療、国際機関 |
主な就職先 | RBC、TD銀行、マッキンゼー、アマゾン、マイクロソフト、ボンバルディア等 |
キャリア支援サービス
- Career Planning Service (CaPS):履歴書の書き方指導、模擬面接、業界別セミナー等を年間通じて開催。
- インターンシップ支援:各学部にキャリア担当部署があり、企業との連携で有給インターンの機会を提供。
- 卒業生ネットワーク:32万人を超える卒業生ネットワークを活用したメンター制度。
- 起業支援:McGill Dobson Centre for Entrepreneurshipでスタートアップ支援やビジネスプランコンテストを開催。
McGill Universityの付属語学学校・エクステンションコースの紹介
マギル大学は、英語力を伸ばしたい学生や条件付き入学を目指す留学生、あるいは専門スキルを高めたい社会人に向けて、充実した語学プログラムと専門証明書(Certificate)コースを提供しています。特にMcGill Continuing Studies部門では、多様なニーズに対応したプログラムを展開しています。
McGill Continuing Studies
McGill Continuing Studiesは、正規の学部・大学院とは別に、留学生・社会人向けの教育プログラムを展開している機関です。特に語学教育とキャリア教育が強みで、語学力を養いながら専門分野のスキルを習得できます。
- 所在地:McGill大学本キャンパス内(モントリオール・ダウンタウン)
- 開講時期:年4学期制(春・夏・秋・冬)
- ビザサポート:学生ビザ取得可能(8ヶ月以上のフルタイムプログラムはPGWP対象)
- ウェブサイト:https://www.mcgill.ca/continuingstudies
1. 英語集中プログラム(Intensive English Language and Culture Program)
【概要】
英語を母語としない学生のためのフルタイム語学プログラムで、6週間×8レベルで構成されます。初級(CEFR A1相当)から上級(CEFR C1相当)まで段階的に学習できます。
【主なコース例】
レベル | 内容 | 期間 |
---|---|---|
初級〜中級 | 基礎英語力、文法、語彙、基本的なコミュニケーション | 6週間×4レベル |
中上級〜上級 | アカデミック英語、ライティング・リーディング強化、大学進学準備 | 6週間×4レベル |
Advanced 2修了 | 英語熟達証明書取得(McGill Certificate of Proficiency in English) | 最上級レベル |
- 特徴:最上級のAdvanced 2レベルまで修了し所定の成績(概ねB-以上)を収めると「英語熟達証明書」が授与され、マギル大学を含む英語圏大学の入学英語要件を満たすものとして公式に認められます。
- 授業形式:月〜金の昼間に実施され、コミュニカティブな教授法で英語運用能力と異文化理解力を高める内容。
- 費用:6週間で約2,500〜3,000カナダドル前後(2025年現在)。
2. フランス語集中プログラム(Intensive French)
【概要】
英語同様、6週間単位で構成されるIntensive Frenchコースがあります(初級~上級)。ケベック州はフランス語圏のため、留学生でもフランス語を学びたいニーズが高く、マギルの仏語コースは人気です。
- 修了証明:修了者には英語コース同様に仏語熟達証明書が授与され、ケベック州政府のフランス語能力認定試験(TEFaQなど)に対応した内容。
- 期間・費用:英語コースと概ね同じ体系。
3. Certificate & Diploma Programs(専門プログラム)
【概要】
英語を使って専門分野を学びたい中級以上の英語力を持つ方向け。就職やキャリアアップ、PGWP(卒業後就労許可)を目指す方に人気です。
専門分野 | 代表的な内容 |
---|---|
ビジネスアナリティクス | データ分析、ビジネス統計、Excel、Tableau |
人事管理 | 人材開発、労働法、組織行動学 |
デジタルマーケティング | SEO、SNS広告、Googleアナリティクス |
プロジェクト管理 | PMI準拠のプロジェクト運用、実務演習 |
- 期間:1年間程度のパートタイムまたは8ヶ月以上のフルタイム
- 英語条件:中級以上の英語力(プログラムにより異なる)
- PGWP対象:8ヶ月以上のフルタイム課程を修了した場合、PGWP申請資格があります
日本人向け進学ルート ― McGill Universityへスムーズに進む方法
マギル大学に進学する日本人学生には、以下の代表的な進学パターンがあります。それぞれにメリット・注意点があるため、自分に合ったルートを見極めることが大切です。
① 直接入学(Direct Admission)
日本の高校を卒業後、マギル大学の出願システムを通じて直接マギル大学に出願するルートです。秋入学のみで、締切は毎年1月15日。
- 必要条件:高い評定平均(オール5に近い成績)、TOEFL iBT 90点以上/IELTS 6.5以上
- メリット:最短4年で学位取得。研究機会も豊富
- 注意点:競争率が非常に高く、高い学力と英語力が必要
② コミュニティカレッジ→編入(Transfer)
カナダ西部のブリティッシュコロンビア州などのコミュニティ・カレッジに2年間通い、その後マギル大学に編入するルートです。費用を抑えつつ、実力次第でマギル進学を目指せます。
- 対象校例:Douglas College、Langara College など
- メリット:学費が安く、少人数クラスで基礎固めが可能
- 注意点:マギルは編入難易度も高く、GPA3.5以上が目安
③ 語学学校を経由
直接学部課程に入る前に、マギル大学附属の語学コース(Continuing Studiesの英語プログラム)で英語力を鍛えてから正規課程に進むルートもあります。
- メリット:語学プログラム修了時にマギルから英語力証明が得られるため、IELTS等を再度受けずに学部出願資格を得ることができる
- 環境適応:語学コース在学中は学内のリソース(寮・図書館・キャリアサービス等)も利用できるため、スムーズに学部生活へ移行可能
④ 大学間協定を利用する
学部直接進学ではありませんが、日本の大学に在籍したまま交換留学として1年間マギルで学ぶ制度もあります。東京大学や早稲田大学などいくつかの日本の大学はマギルと学生交換協定があります。
- 対象校:東京大学、一橋大学、京都大学、早稲田大学など
- メリット:学内選考に通れば授業料互換でマギルに留学できる
- 活用法:将来的にマギル大学大学院進学を考えている人が、学部時代に交換留学でマギルの単位を取得し経験を積むケースも
日本人学生向けの支援体制
マギル大学には日本人学生によるコミュニティもあり、留学生活への不安を軽減できます。
組織名 | 内容 |
---|---|
Japanese Students Association (JSA) | 新入生歓迎会、現地での生活アドバイス、日本文化イベント開催 |
International Student Services | ビザ手続きサポート、オリエンテーション、メンター制度、就職相談 |
モントリオール日本人コミュニティ | モントリオール日本語センターや日本人会との繋がり |
奨学金・留学支援団体
日本人がマギル大学への進学を考える際、以下の奨学金制度を活用できる場合があります。
- 日本学生支援機構(JASSO):海外留学奨学金(第二種奨学金)はマギルの正規課程も対象
- 民間奨学金:伊藤国際教育交流財団や似鳥国際奨学財団などが海外大学進学者向け給付奨学金を募集
- トビタテ!留学JAPAN:条件を満たせば支援対象となる場合があります
ポイント
- 直接入学は学力・英語力に自信がある方向け
- CC経由は費用対効果が高く、段階的進学も可能
- 語学コース経由でスムーズな環境適応が可能
- 日本人コミュニティの活用で孤立せずに大学生活がスタートできる
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「成功する留学」では、マギル大学をはじめとするカナダ大学進学に向けて、以下のサポートを提供しています:
- 個別プランニングと費用試算
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McGill Universityへの進学について詳しく聞いてみよう!
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カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
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McGill Universityについてのアドバイス
「マギル大学は、世界的な学術水準を維持しながら、国際性・多様性・研究機会・都市環境すべてをバランス良く兼ね備えた大学です。『高品質・手の届く世界トップ校』を目指すなら、まさに理想的な選択肢といえるでしょう。」