高校留学 奨学金完全ガイド|返済不要の給付型制度15選と申請のコツ

高校生の海外留学を考えるうえで、奨学金は費用面の大きな助けになります。本ガイドでは、高校留学に関する奨学金の基礎知識から、返済不要の給付型奨学金15選、貸与型奨学金、申請方法と選考対策、成功のコツ、よくある質問、そして2025年現在の最新動向まで徹底解説します。
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1. 高校留学奨学金の基礎知識
奨学金の種類(給付型・貸与型)
奨学金は大きく分けて「給付型」と「貸与型」の2種類があります。それぞれ仕組みが異なるため、違いを理解しておきましょう。
給付型奨学金
返済不要の奨学金で、一定額または全額が支給されます。採用されれば留学費用に充てることができ、将来返済する必要がありません。経済的負担を大きく軽減できるメリットがあります。
貸与型奨学金
後で返済が必要な奨学金で、留学費用の全額または一部を無利子または低利子で借りることができます。日本では日本学生支援機構(JASSO)の海外留学向け奨学金がこれに該当しますが、将来的に返済義務があるため金利や返済条件を確認して利用する必要があります。
高校留学で利用できる奨学金の特徴
タイプ | 主な提供主体 | 支援額・内容のめやす | 特徴・メリット | 代表例 |
---|---|---|---|---|
①国・公的機関系 | 文部科学省など中央省庁 | 月額支給+渡航準備金など(例:最大月16万円+準備金25万円) | ・国策としての留学推進が背景 ・研修やメンター制度など手厚いサポート |
トビタテ!留学JAPAN |
②交換留学団体系 | AFS、YFUなど国際交流NGO | 参加費全額または一部免除 | ・プログラム参加費そのものを軽減 ・企業協賛枠が豊富で募集人数も多い |
AFSボランティア奨学金、YFUみずほ証券奨学金 |
③地方自治体系 | 都道府県・市区町村 | 10〜50万円程度の給付 | ・応募資格が"地元在住"で競争率が低め ・報告会参加など地域貢献が求められることも |
横浜市「世界を目指す若者応援事業」、長岡市「米百俵財団奨学金」 |
④民間団体・企業系 | 財団法人、ロータリークラブ、企業基金 | 参加費全額〜数百万円規模まで幅広い | ・分野特化型(スポーツ・芸術など)や大型フルスカラ枠も存在 ・ホストファミリーサポートなど独自支援が厚い |
ロータリー青少年交換、田崎財団奨学金、スラムダンク奨学金 |
⑤留学先国・学校系 | 海外政府・受入校 | 授業料全額/一部免除、州政府助成など | ・入学審査と同時に自動エントリーの場合が多い ・私費留学でも費用を圧縮できる |
カナダ州政府奨学金、私立高校のTuition Waiver |
ポイント
- 「どのタイプが自分の留学プランに合うか」をまず整理し、該当する奨学金をリスト化してから準備に入ると効率的です。
- 返済不要の給付型は倍率が高いので、貸与型や教育ローンとの組み合わせも含めた資金計画を立てておくと安心です。
申請時期と準備期間
時期のめやす | やることチェックリスト | コツ & 注意点 |
---|---|---|
留学開始の約1年前〜(高1夏〜秋) | ・奨学金をリストアップ(公的・民間・自治体など) ・募集要項・締切・応募条件をカレンダーに入力 |
情報戦は早い者勝ち!先生やエージェント、公式サイトで最新情報をこまめに確認 |
6〜9か月前 | ・成績証明・在学証明を学校に依頼 ・語学試験(英検/TOEFL/IELTS等)の対策&受験 ・推薦状を依頼 |
推薦状は締切1か月以上前に依頼すると◎ |
3〜6か月前(秋〜冬) | ・応募書類・志望動機書を作成し推敲 ・オンライン/郵送で出願(※多くは秋〜冬が締切) |
提出直前に第三者チェック(先生・先輩)を受けて書類ミスを防止 |
2〜4か月前 | ・書類審査通過者は面接準備 ・ビザ・パスポート・渡航準備を並行して進める |
合否発表までにビザ書類の下書きを作っておくと時短 |
1〜2か月前 | ・合格通知受領 → 留学先校へ正式出願 ・航空券・保険手配、ワクチン・健康診断 |
奨学金採択通知はビザ申請の財政証明になるのでコピーを保管 |
早期準備が成功の決め手
- 締切厳守が最重要:年1回募集がほとんど。遅れたら次は1年後。
- 逆算スケジュール:提出物から逆にカウントバックし、学校行事やテストとバッティングしないよう計画。
- 先生・カウンセラーを味方に:推薦状や書類チェックは早めにお願いして信頼を築く。
- 語学試験は前倒し:スコアは有効期限があるので、出願半年前までに確定させると安心。
2. 【給付型】返済不要の高校留学奨学金15選
ここからは、高校留学で利用できる返済不要の給付型奨学金の中でも、特に代表的で注目すべき制度を紹介します。経済的負担を大きく軽減できる給付型奨学金はぜひとも狙いたいところですが、選考も厳しいため各制度の特徴を理解し万全の準備で挑みましょう。
トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム
項目 | 内容 |
---|---|
主催 / 資金 | 文部科学省 + 約250社の民間寄付による官民協働プロジェクト |
募集人数 | 第10期(2025派遣)予定:約700名 ※コロナ前(第6期)800名規模 |
応募対象 | 日本国籍・永住者で 中3~高2(応募時) 語学力・評定の下限はナシ |
留学期間 / 国 | 14日~1年・国は自由(日本以外ならどこでも可) |
6つのカテゴリー | ①アカデミック ②スポーツ・芸術 ③プロフェッショナル ④国際ボランティア ⑤探究 ⑥地域人材コース |
給付額(例) | 月額12万 or 16万円 + 準備金15~25万円 + 渡航費│返済不要 |
追加サポート | 事前・事後研修/企業メンター/帰国後ネットワーク |
選考方法 | 書類(留学計画書) → 面接 ★"やる気と具体プラン"が最大の評価軸 |
家計基準(新制度) | 世帯収入がJASSO第2種基準内を優先 ※基準超でも少数枠あり(給付額は一律6万円) |
締切タイミング | 例年 10~11月 応募締切 → 翌年3月頃合格発表 → 夏~秋に渡航 |
ポイント整理
- 学力要件ゼロ
スコアより"目的と熱意"重視。エッセイで「なぜその国・その活動か」をアピール。 - プラン自由度が高い
語学研修からプロスポーツ挑戦まで、14日以上なら OK。学校公欠扱いが前提。 - 家計基準導入でチャンス拡大
低所得世帯に最優先枠。一方で基準超でも特別枠があるため、まずは挑戦が鉄則。 - 早期準備必須
募集は年1回のみ。高1夏には情報収集、秋に願書、冬に面接の流れをイメージ。
UWC日本協会奨学金(ユナイテッド・ワールド・カレッジ奨学生)
UWC(United World Colleges)日本協会奨学金は、世界各国にあるUWC系列のボーディングスクール(全寮制国際高校、国際バカロレア課程)に日本の高校生を派遣するための全額奨学金制度です。
項目 | 内容 |
---|---|
プログラム概要 | UWC日本協会が 高1生 を選抜し、世界18校あるUWCのいずれかへ 2年間派遣(高2・高3相当) |
募集人数 | 毎年約10〜20名 |
支給内容 | 授業料・寮費・基本生活費など 100%給付(家計状況に応じ一部自己負担の可能性あり) ※他奨学金との併用も可 |
応募資格 | ・応募時:高1在籍・16歳以上(派遣時) ・日本国籍または永住者 ・英検2級相当以上(例:CSE 1950〜) |
選考プロセス | ①書類(成績・課外活動・エッセイ) ②面接 ③グループディスカッション → 最終合格後に派遣校決定 |
派遣先での課程 | IBディプロマなど国際バカロレア課程を履修 |
進路メリット | 卒業後は海外大学進学の奨学金ルートが豊富。UWC出身の日本人生徒は世界トップ大学へ多数進学実績あり。 |
ワンポイントアドバイス
・対策は高1春から:英語スコアと課外活動実績を早めに整え、秋〜冬の応募締切に備える。
・エッセイは"UWC精神"を意識:多様性・平和・持続可能性への貢献ビジョンを具体的に語ると評価アップ。
AFSボランティア奨学金
AFSは現在も経済的に困難な生徒を支援する多数の奨学金(企業名を冠したものなど)を用意しています。AFSボランティア奨学金は、国際教育交流団体AFS日本協会が実施する年間派遣交換留学プログラム向けの奨学金です。
項目 | 内容 |
---|---|
プログラム概要 | AFS日本協会が実施する 10か月間の年間派遣交換留学(高校在学中に海外高校へ)向け奨学金 |
募集枠 | 各奨学金により異なる(数名〜数十名) |
支給額 | ・参加費の一部免除(50万円〜100万円) ・全額免除の奨学金も一部あり |
応募資格 | ・AFS年間派遣に応募する高校生 ・各奨学金の条件(成績・家計・地域など)を満たす者 |
選考方法 | AFS通常選考(書類・面接)+奨学金追加審査 重視ポイント:成績・課外活動・志望動機・社会還元意欲 |
主な奨学金の種類 | ・みずほフィナンシャルグループ奨学金 ・ソニーグループ国際教育基金奨学金 ・オデッセイIT奨学金 ・その他企業・団体奨学金多数 |
ポイント
- 多様な奨学金
企業協賛による奨学金が豊富で、それぞれ支給額や条件が異なる。 - 経済支援重視
家計状況を考慮した選考が多く、経済的理由で留学を諦めざるを得ない生徒を支援。 - 選考一体型
AFS交換留学の選考と同時に奨学金審査も行われるため、効率的。 - 応募のコツ
早めに通常のAFS選考書類(エッセイ・成績証明など)を完成させ、各奨学金の条件に合わせて追加書類を準備。
EILサポーター奨学金
EILサポーター奨学金は、公益社団法人日本国際生活体験協会(EIL)が実施する高校生交換留学プログラム向けの奨学金です。EILは長年高校生の交換留学を支援しており、自前の複数の奨学金制度を有しています。その中で「サポーター奨学金」は寄付を原資にした給付型奨学金です。
項目 | 内容 |
---|---|
プログラム概要 | 公益社団法人 EIL 日本国際生活体験協会が運営。 高校生交換留学プログラム参加者を対象に寄付金で支援 |
給付額 | 上限150万円(プログラム参加費から減額) 返済不要・自己負担を大幅圧縮 |
対象 | ・日本在住の 高校生(15~18歳) ・経済的支援が必要、または EIL が派遣強化したい国へ留学希望 |
応募条件 | ・所定の英語試験 ELTiS が派遣国基準以上 ・家計収入が一定基準以下 ・他奨学金との重複受給不可 |
選考方法 | ①書類審査(家計・成績・エッセイ) ②面接 → 経済状況 + 留学への意欲・適性を総合評価 |
特徴 | ・EIL独自奨学金のなかで 最高額クラス ・対象国は新興国など交流人数の少ない地域を優先する傾向 |
応募のポイント | ・早めに ELTiS を受験しスコア確保 ・エッセイで 「なぜその国か」「帰国後の還元」を具体的に書く |
地方自治体の奨学金制度
地方自治体(都道府県や市区町村)の奨学金は、その地域に住む高校生を海外留学へ派遣するための助成金・奨学金です。地元の国際交流推進事業の一環として行われるケースが多く、「○○県高校生海外留学支援事業」などの名称で募集されています。
ポイント | 内容 |
---|---|
支給形態 | ほぼ 給付型(返済不要) |
支給額の目安 | 1人あたり 10〜50万円(一部・埼玉県は最大100万円) |
対象期間 | 長期 1年留学〜短期 数週間まで、自治体ごとに設定 |
応募条件 | 原則 居住地(県・市町村)に在住 の高校生 |
競争率 | 地域限定=応募母数が少なく 倍率は低め |
代表例 | ・埼玉発世界行き奨学金(〜100万円) ・横浜市 世界を目指す若者応援事業(渡航費等補助) ・熊本県 高校生留学支援金 ・新潟市・長岡市・三重県ほか各地で実施 |
選考プロセス | ①書類(留学計画・成績等)→ ②面接 ★選考後、帰国報告会や地域イベント参加を求められることが多い |
注意点 | ・住民票を基準に 一定期間居住 が条件→引っ越し予定者は要確認 ・募集時期・金額は年度で変動。市役所や国際交流協会サイトを随時チェック |
攻略ヒント
- 自分の住む自治体から検索
全国区の大型奨学金と違い"穴場"になりやすい。まずは自分の県・市を検索。 - 地域貢献プランを盛り込む
面接では「留学で得た経験を地元にどう還元するか」がカギ。学校訪問やSNS発信プランを用意しておくと◎。 - 短期でも申請可
数週間の文化研修にも適用する自治体がある。夏休みの短期留学でも費用を抑えられるチャンス。
民間団体・企業の奨学金
企業や財団など民間による奨学金も高校留学を支援しています。ロータリークラブの青少年交換や、民間財団(公益財団法人)によるものなど様々です。
種類 | 主な制度・内容 | 支援規模・特徴 |
---|---|---|
①国際交流団体系 | ロータリー青少年交換 ・世界100ヵ国ネットワーク ・1年間の交換留学を超低コストで実現 ・食費・滞在費をホストクラブがサポート |
参加費が他プログラムより格安。実質"経費補助つき"交換留学 |
YFU奨学金 ・文科省トビタテ連携枠/企業協賛枠など多数 ・参加費の一部〜全額免除 |
成績+エッセイ+面接で総合選考。派遣国・年度により枠数変動 | |
②大型財団・基金系 | Tazaki財団奨学金 ・首都圏高1生対象 ・英国名門校2年+大学3年=計5年分、総額4,000万円規模を全額給付 |
採用は極少数(年5名程度)だが、日本屈指の高額"フルパッケージ" |
スラムダンク奨学金 ・バスケットボール有望選手向け ・米国 prep school 等での学費・寮費全額支給 |
スポーツ才能×留学の代表例。実技+人物評価で選抜 | |
③その他民間財団 | ・グルー・バンクロフト基金(米国リベラルアーツ大学向け/高校卒業後) ・森村豊明会など歴史ある財団の高額助成例あり |
対象や趣旨が多彩。芸術・科学・国際交流など分野特化型が多い |
活用アドバイス
・目的とマッチングが鍵
民間奨学金は「スポーツ」「芸術」「英国名門校進学」などテーマ設定が明確。自分の強み・将来像と合う制度を探そう。
・情報源は多角的に
公式サイトだけでなく学校進路室、OB・OGネットワーク、専門メディア(グローバル教育系サイト)で最新募集をチェック。
・狭き門=早期準備必須
募集人数が数名レベルのものも。語学力・実績・エッセイを磨き、提出書類はプロ並みに仕上げる意識で。
その他の給付型奨学金
カテゴリー | 代表例・仕組み | 特徴・チェックポイント |
---|---|---|
①留学先政府・学校奨学金 | ・カナダ州政府助成金(交換留学用補助) ・オーストラリア/NZ政府奨学金 ・私立高校のTuition Waiver(授業料免除) |
・出願と同時に"自動審査"のケース多数 ・成績・英語力・課外活動が評価軸 ・減免率は一部〜全額まで学校・州によって幅広い |
②分野特化型奨学金 | ・音楽メーカー/文化財団の音楽留学助成 ・スポーツ系(バスケ=スラムダンク奨学金以外にも、サッカー・水泳などで企業支援例あり) ・科学・研究系(ノーベル賞受賞者設立基金など) |
・実技審査・ポートフォリオ提出が必須 ・コンテスト受賞歴など専門実績で勝負 ・高校生枠は少ないが当たれば高額 |
③奨学金付き特別プログラム | ・東京都「次世代リーダー育成道場」 ・大阪府「おおさかグローバル塾」 ・他、道府県・政令市の選抜型海外研修 |
・参加費の大部分を自治体が負担=実質奨学金 ・国内研修+短期海外派遣がセット ・居住要件と選抜試験(英語・面接)がある |
④情報収集のコツ(コラム) | ・キーワード検索例: 「プログラム名+奨学金」 「都道府県名+高校生+留学+助成」 ・学校・留学エージェント・国際交流協会に相談 |
・公開情報が少ない"ニッチ奨学金"を掘り起こす ・複数同時応募で採択確率アップ |
ポイント
・「政府・学校系」は成績と語学力が命。願書提出時に最新成績表と英語スコアを用意。
・「分野特化型」は専門実績+将来ビジョンを明確に。ポートフォリオや大会成績を早めに整備。
・「特別プログラム」は地元在住枠が多く倍率が低め。公式サイトで年1回の募集を逃さない。
3. 【貸与型】返済必要な高校留学奨学金
続いて、貸与型(ローン型)の奨学金や教育ローンについて解説します。貸与型は将来返済が必要になりますが、金利が低く利用しやすい制度もあります。計画的に利用すれば留学費用の一時的な不足を補う手段となるでしょう。
日本学生支援機構(JASSO)の海外留学奨学金(第二種奨学金等)
項目 | 内容 |
---|---|
制度タイプ | 貸与型(利息付) |
利用できる人 | ・原則は大学在学者向けだが、高校→高専・大学進学後に海外留学費用として借入するケースあり ・申し込みは学校長推薦が必須 |
貸与月額 | 地域別に上限設定(例:北米最大◯万円/月) ※額は選択制 |
利息・返還 | 在学中:無利子据え置き 卒業後:年利上限3%(変動)で返還開始 |
審査基準 | 学力(成績)+ 家計収入 → 基準を満たせば予約採用可 |
関連制度 | ・JASSO海外留学支援制度(協定受入)=給付型だが大学レベル向け ・高校卒業後に海外大学へ進学→進学先で JASSO に申請も可能 |
利用時の注意 | ・返済計画を立てた上で借入額を設定 ・奨学金といえど実質ローン。無理のない額で利用を |
選び方アドバイス
「どうしても自己資金と給付型だけでは足りない」場面で、JASSO第二種〈海外〉は頼れる選択肢。ただし将来負担になる額までは借りない、というのが賢い使い方でしょう。
民間金融機関の教育ローン
1)主な選択肢の比較
項目 | 国の教育ローン(日本政策金融公庫) | 銀行・信金などの教育ローン |
---|---|---|
対象 | 海外の高校・大学等へ6か月以上の留学 | 各行の商品条件による(多くは海外留学可) |
契約者 | 保護者 | 保護者(多くのケース) |
金利 | 固定・年2%台(比較的低利) | 年2〜4%程度が目安(商品により異なる) |
借入上限 | 350万円(海外は最大450万円) | 行・商品ごとに設定(公庫より高額設定のものも) |
返済期間 | 最長15年の分割可 | 行・商品ごとに設定 |
審査・必要書類 | 所得・在学(留学)関係書類等 | 収入証明・保証人などを求められる場合あり |
融資スピード | 比較的安定 | 商品によっては実行まで時間がかかることも |
使途 | 授業料・渡航費・生活費 など | 授業料~生活費まで幅広く充当可 |
2)返済計画のコツ
- 在学中は利息のみ支払い/元金据置プランを選べる場合あり。留学中の家計負担を軽く。
- できるだけ低金利(公庫・ろうきん等)を優先し、高金利の消費者金融は避ける。
- 借入額は「卒業後に無理なく返せる水準」に。返済開始時期・進学/就職の収支をシミュレーション。
その他の貸与型制度
1)学校・エージェントの分割払い/延納
- 内容:授業料の分割納付や支払い猶予に応じてもらう方法。海外校でも個別に支払いスケジュール調整してくれる場合あり。
- 使い方:事前に担当窓口へ相談し、回数・手数料・支払期限を書面で確認。
2)新聞奨学生制度
- 内容:新聞販売店での勤務と引き換えに、学費等の支援を受ける制度。返済不要+給与あり。
- 注意:拘束時間が長いため、一般的な高校留学(海外渡航)との両立は困難。通信制・オンライン受講などで活用余地。
3)親族・知人からの借入
- 内容:金融機関の審査が難しい場合の選択肢。条件に柔軟性。
- 注意:借用書を作成し、金額・返済期限・利息(有無)・返済方法を明確化してトラブル防止。
4. 高校留学奨学金の申請方法と選考のポイント
奨学金に応募する際には、必要書類の準備からエッセイ作成、面接対策までしっかり行う必要があります。ここでは奨学金申請の一連の流れと、各ステップでのポイントを解説します。

申請書類の準備
まずは必要書類を漏れなく揃えることが基本です。奨学金によって指定書類は多少異なりますが、高校留学奨学金で一般的に求められる書類は以下の通りです。
必要書類チェックリスト(高校留学奨学金で一般的な書類)
- 成績証明書(英文)
1年次〜直近の評定を英文で。場合によりGPA換算で評価されるため、早めに学校へ依頼。 - 在学証明書
日本語+英文版が求められることあり。 - 推薦状(Reference Letter)
担任・英語科・進路指導の先生などに英語で依頼。内容は人柄・学習態度・活動実績。最低1か月前に依頼。 - 志望動機書/エッセイ
応募理由・留学計画・将来目標を簡潔に。指定様式(字数・課題作文)に合わせて作成。 - 語学力証明
TOEFL iBT/IELTS/英検/ELTiSなどの公式スコア。制度により要件が異なる(例:UWC=英検等、EIL=ELTiS)。 - 留学計画書・願書フォーム
留学先・期間・計画概要・予算・保護者署名等を記入。オンライン申請でも下書きで内容整理。 - 家庭の収入証明
家計基準がある制度(例:トビタテ新制度)では課税証明・源泉徴収票などが必要。 - 課外活動の証明/ポートフォリオ
ボランティア証明、受賞歴、(音楽・美術は)作品集など任意提出で加点。
志望動機書の書き方
志望動機書(エッセイ)は奨学金申請の最重要書類の一つです。限られた文字数で、自分の熱意・計画・将来ビジョンを効果的に伝える必要があります。
志望動機書作成のポイント
- 構成を明確に
導入(きっかけ)→本論(具体的計画)→結論(将来への展望)の流れで構成。 - 具体的なエピソードを盛り込む
「なぜその国・その分野なのか」を自分の経験と結びつけて説明。 - 数字・固有名詞を使う
「多くの人」ではなく「週3回、計50名の生徒に」など具体的に。 - 奨学金の理念との一致を示す
応募先の奨学金が重視する価値観(例:社会貢献、多様性)を理解し、自分の目標と結びつける。 - 推敲を重ねる
第三者(先生・先輩)に読んでもらい、論理性・説得力をチェック。
面接対策
書類選考を通過すると、次は面接試験があります。奨学金面接は応募者の人柄・将来性・適性を見極める重要な場であり、短時間でいかに自分の価値を伝えるかが問われます。以下のポイントを押さえて準備しましょう。
1)面接形式を把握(対面/オンライン/グループ)
- 対面:姿勢・表情・身だしなみ・入退出の所作まで評価対象。
- オンライン:通信安定・カメラ位置=目線の高さ・静かな背景・明るさ・マイク音量を事前調整。
- グループ(GD):結論を急がず合意形成を意識。要約役や時間管理で貢献を見せる。
2)よくある質問と答え方(型+コツ)
- 自己紹介:学年・学校+志望動機の要点を30秒で。
- なぜこの奨学金?:理念⇄自分の目標の一致点を一文で。
- 長所・短所:長所=具体的行動+結果/短所=改善中の工夫もセットで。
- 困難を乗り越えた経験:結果よりプロセスと学び。
- 将来のキャリア:留学経験→具体的な次の一歩(資格・学部・活動)→中長期像の順で。
回答フレーム(PRE:結論→理由→具体例)
1結論 → 2理由(理念・課題意識) → 3具体例(実績・数字) → 4ひと言で再結論。
3)前日〜当日のミニチェック
- 応募書類の再読→想定質問10本に一行回答を準備。
- 服装・時計・筆記具、オンラインは名前表示・充電・予備回線を確認。
- 面接終盤用の逆質問を1~2個。(例:「帰国後の還元活動の好事例は?」)
選考スケジュール
奨学金の選考にはスケジュール(タイムライン)があります。代表的な高校留学奨学金での一般的な流れを例示します(実際の各奨学金の募集要項を必ず確認してください)。
フェーズ | 目安時期 | 主なアクション |
---|---|---|
募集開始 | 夏〜秋(例:トビタテは9月頃) | 募集要項を熟読/要件・締切をカレンダー登録 |
応募締切 | 秋〜冬(例:UWCは11月下旬〜12月上旬) | 応募一式提出(エッセイ・推薦状・証明書・語学スコア) |
書類選考結果 | 締切後〜約1か月 | 一次結果受領(メール/郵送) |
面接選考 | 冬〜早春(1〜2月) | 個人面接/GD/オンライン面接対策・機材チェック |
最終結果発表 | 春先(3月頃) | 採用通知・手続き案内受領 |
留学準備 | 春〜初夏(4〜6月) | ビザ申請・パスポート・予防接種・受入校手続き・事前研修 |
出発 | 夏〜秋(7〜9月) | プログラムにより夏出発/9月新学期開始など |
5. 奨学金申請を成功させるコツ
奨学金の競争を勝ち抜くには、事前の努力と戦略がものを言います。ここでは奨学金獲得の確率を高めるための実践的なコツを4つ紹介します。
早期準備の重要性
「何事も準備は早めに」。奨学金申請でもこれは鉄則です。繰り返しになりますが、情報収集・書類準備・語学力向上など全てにおいて早ければ早いほど有利です。
- 情報収集は最速で:高1のうちに主要奨学金をリスト化。締切・要件をカレンダー管理し、年1回募集の取り逃しを防ぐ。
- 書類は前倒しで作り込む:願書・エッセイは推敲期間を確保。学校行事や試験時期と重ならないよう逆算して着手。
- 語学・学力は積み上げ型:TOEFL/IELTS/英検は出願半年前までに目標スコア確定を目指す。日々の評定対策も継続。
- 早めに相談・依頼:先生やエージェントへ早期相談。推薦状は締切1か月以上前に依頼して円滑に。
複数制度への同時申請
奨学金は「ここしか受けない」と決め打ちするより、複数応募してチャンスを広げる方が断然有利です。一つに落ちても他で受かればよいのですから、リスク分散の意味でも積極的に同時並行応募を検討しましょう。
併願戦略のポイント
- 併願は基本:例)トビタテ × 地方自治体/UWC × 民間財団 など組み合わせで出願。
- 併給可否を必ず確認:
・例)UWC:併給可/EILサポーター:不可 のケースあり。
・両方受かったら「条件(給付額・期間・義務)」で比較し辞退先を即決できるよう準備。 - スケジュールを一元管理:
・全制度の締切・面接・結果発表を一枚カレンダー化。
・面接がバッティングしたら事務局に日程調整を相談。 - 書類は"共通骨子+個別最適化":
・目的・計画は共通で、理念・選考基準に合わせて強調点を調整。
・固有名詞・実施内容・還元計画を応募先ごとに書き分け、「コピペ感」を排除。
成績・語学力の向上
奨学金選考では人物面が重要といっても、一定以上の学力・語学力があるに越したことはありません。特に書類選考の段階では成績やスコアが参考指標となりますので、可能な限り高めておきましょう。
領域 | 目安・基準 | やること(実践) | 提出時の見せ方 |
---|---|---|---|
学校成績(評定) | 目標オール4以上(5段階) | 定期テストは到達目標を数値で設定(例:英語85点以上)/弱点教科は放課後週1補習 | 学年順位・評定推移のグラフを添付できると効果的 |
英語力 | 目安:英検準1級〜1級/TOEFL iBT 80+ | 模試→弱点分析→週次KPI(単語×○語、ライティング×○本)/本番日は逆算で3か月前に予約 | スコアレポート+学習ログ(受験回数・伸び)を記載 |
ほか学力実績 | 数・理コンテスト、簿記など | 学びたい分野と直結する実績づくり(例:統計検定→海外でのデータ探究に紐づけ) | 「留学計画の目的」と一文で接続して書く |
課外・表現力 | 受賞歴/部活・生徒会/ボランティア | 年間で役割と成果指標を設定(例:イベント参加者100名達成) | 数値・役割・結果の三点セットで箇条書き |
評価の基準
ただし、成績やスコアは最低条件に過ぎないことも肝に銘じてください。いくら優秀でも熱意が伝わらなければ採用されません。逆に完璧でなくても他の魅力でカバーできます。要は「学力+α」をバランスよく伸ばすことが重要です。
課外活動の充実
課外活動(課外実績)は奨学金選考で大きな差別化ポイントになります。特に海外留学では「勉強以外にどんな活動をしてきたか」が重視される傾向にあります。部活・生徒会・ボランティアなど、自分なりに打ち込める活動を持ち、その中で成果を上げましょう。
評価される5要素
- 継続性(どれだけ長く取り組んだか)
- 役割(主将・企画責任・会計などの責任範囲)
- 成果(入賞・動員数・募金額など数字で示せる実績)
- 社会貢献(学校外・地域への影響)
- 国際性・主体性(自ら企画・運営/異文化と関わる姿勢)
分野別の"見せ方"と具体例
- 部活動・クラブ
例:「サッカー部主将/地区大会ベスト4、週5日・年間300時間」
示し方:役割+練習時間+成績(数値)をワンセットで。 - 生徒会・委員会
例:「文化祭予算50万円を管理、来場者前年比+20%」
示し方:課題→自分の打ち手→結果(KPI)で簡潔に。 - ボランティア・社会活動
例:「月1回の河川清掃を1年間継続、延べ参加者120名を調整」
示し方:頻度・期間・影響(人数・金額・回数)。 - 留学関連の活動
例:「オンライン英会話週2回×9か月」「留学生バディを学期ごとに担当」
示し方:目的→学び→留学計画との接続を明記。 - コンテスト・受賞歴
例:「英語ディベート県大会出場/エッセイ入賞(応募総数◯件中◯位)」
示し方:母集団規模・順位・選考率など相対評価を添える。
総じて、「学業以外でどんな人間なのか」を示すエピソードを持っていると有利です。実際、米国の大学奨学金などでも「ボランティアや部活動で優秀な成績を収めた学生」が対象になる場合があり、高校時代に頑張った課外活動は留学奨学金にも通じる強みとなります。無理のない範囲で色々なことに挑戦し、自分だけの経験を積み重ねてください。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 複数の奨学金を同時に受け取れますか?
A1. 制度ごとに併給可否が異なるため、一概には言えません。たとえば UWC 日本協会奨学金は他制度との併用が認められる一方、EIL サポーター奨学金は採用時に他の給付型を辞退する必要があります。トビタテ!は原則併用可ですが、留学先の授業料免除(Tuition Waiver)などと重なる場合は給付額が調整されることもあります。応募・採用時に他制度への応募状況の申告を求めるケースが多く、最終的には給付額や期間、義務内容を比較して受給先を決めます。なお、貸与型(例:JASSO 第二種)との併用は一般的に可能で、現地校の学費減免は「重複」とみなされない場合が多いものの、最終判断は各募集要項の確認が必要です。
Q2. 申請に必要な語学力はどのくらいですか?
A2. 奨学金の種類によって要件はさまざまです。トビタテ(高校生コース)のように語学力要件を設けない制度もあれば、UWC のように英検 2 級相当以上(例:CSE 1950 以上)を求めるもの、EIL のように ELTiS スコア基準があるものもあります。要件がない場合でも、英語力が高いほど選考では有利で、英語面接の説得力やエッセイの完成度にも直結します。交換留学なら英検 2 級〜準1級程度でも対応できますが、難関給付型を狙うなら準1級〜1級や TOEFL iBT 80 点以上を目標にすると安心です。英語圏以外への留学でも、まずは英語力が評価されやすく、応募可能な最低ラインは中高の基礎文法と日常会話レベル、理想は「言葉の壁を越えられる」と選考側に感じてもらえる水準です。
Q3. 不採用だったら、どうすればいいですか?
A3. まだ打つ手は十分にあります。まずは別の奨学金に横展開し、年内の追加募集や次期募集、自治体・民間財団など時期のずれを活かして再挑戦しましょう。同時に、JASSO 第二種や国の教育ローンなどの低金利の借入を選択肢に入れ、無理のない返済計画を立てるのも現実的です。費用面が課題なら、期間短縮や渡航先の見直し、短期留学で実績を作ってからの再挑戦も有効です。不採用の要因(エッセイの弱点、面接で詰まった質問など)を分析し、具体例や数値目標を補強してブラッシュアップを続けてください。加えて、学校や自治体の小口の渡航補助・報奨金など部分的支援も活用しつつ、語学や課外活動の準備を止めないことが次のチャンスにつながります。
7. 高校留学奨学金の最新動向【2025年】
最後に、2025年時点での高校留学奨学金を取り巻く最新の動向やトレンドを紹介します。新設された制度や制度変更点、今後の展望について押さえておきましょう。
新設された奨学金制度
トビタテ!留学JAPAN「新・日本代表プログラム」
第10期(2025年度派遣)の高校生等枠は700名規模。新制度では家計基準(JASSO第二種相当)を導入し、基準外の採用は全体の約1割まで・その場合の月額は6万円に固定。物価高・円安を踏まえ準備金の見直しも行われています。
自治体の選抜・給付プログラムの拡充
東京都の「次世代リーダー育成道場」、大阪府の「おおさかグローバル塾」、埼玉県の「埼玉発世界行き」奨学金など、自治体主導の支援が継続・拡大。募集・選抜・研修が毎年度更新され、高校生の海外派遣・進学を後押ししています。
民間の大型・分野特化型
Tazaki財団奨学金は、英国ボーディング2年+大学3年を一体支援する国内最高額クラスの給付制度として本格展開(募集要項上、最終的に約5名程度を選抜)。総額約4,000万円規模として紹介されることもあり、上位校進学を視野に注目が高まっています。バスケットボール分野ではスラムダンク奨学金が第18回奨学生の選出を発表し、スポーツ才能を軸にした留学支援の象徴的存在です。
制度変更のポイント
トビタテの家計基準導入
前述のとおり、トビタテ!では新プログラムから応募条件に家計基準が追加されました。具体的には「JASSO第二種奨学金(予約採用)に準ずる収入・所得上限」を満たす世帯が原則応募可能となっています。ただし成績優秀など特別な場合に限り上限超でも受け入れる枠(全体の1割以内)があり、その場合は給付額(月額)が一律6万円に固定されるなどの措置がとられます。要するにより経済的支援が必要な学生を優先しつつ、例外も認める形に変わりました。
募集人数と支給額の見直し
コロナ禍を経て各奨学金の規模にも変化があります。トビタテ高校生コースの年間採用人数は、第6期800人予定から第10期700人予定へと若干減少しました。一方、自治体では支援対象人数を増やしたり、支給額を増額する動きもあります(例えば埼玉県は予算拡充により採用者数を増やしています)。支給額についても、円安や物価高を反映して若干引き上げられた制度もあります。応募時には最新の募集要項(金額・人数)を確認しましょう。以前の情報のままだと実態とズレがあるかもしれません。
選考方法のオンライン化
ほとんどの奨学金で、書類提出や面接がオンライン対応になりました。応募書類一式をウェブフォームやメールで提出する方式が増え、紙で郵送というケースは減っています。また面接もZoom等で行われることが多くなり、遠方でも受けやすくなりました。逆に言えばオンライン特有の注意点(通信環境やデジタル機器の扱い)も重要になっています。デジタル化が進む中、募集要項の入手から願書提出、面接実施までオンラインで完結する流れが今後も主流でしょう。
奨学金名称の変更
細かい点ですが、例えばJASSOの「海外留学支援制度」やトビタテの新プログラム名など、制度名称が変わる例もあります。古い情報で覚えていると検索に引っかからないこともあるので注意してください。幸い「高校留学 奨学金 2025」などと検索すれば最新情報に辿り着けるはずです。
今後の展望
支援の多様化
グローバル人材育成の重要性が叫ばれる中、奨学金の担い手は今後も多様化すると予想されます。国だけでなく、企業の社会貢献としての奨学金や、クラウドファンディング型の留学支援など新しい形も出てくるかもしれません。実際、オンライン留学プログラムへの奨学金(リモート海外研修への助成)といった動きも出始めています。
ニーズに応じた条件
最近のトレンドとして、経済格差是正の観点からニードベース(家計基準重視)の奨学金が増えています。一方で才能重視の奨学金(スポーツ・芸術)も根強く存在します。今後も、それぞれのニーズに合った奨学金が併存していくでしょう。留学希望者側としては、自分が当てはまる枠(経済支援が欲しいのか、実績を評価して欲しいのか等)を見極めて応募先を選ぶことが重要になります。
政府の留学推進政策
日本政府は2020年の留学者倍増目標に続き、ポスト2020も引き続き海外留学推進を掲げています。例えば最近では「日本人高校生の海外大学進学支援」をテーマにした新構想も議論されています。今後予算がつけば、新たな奨学金プログラムや既存制度の拡充が期待できます。具体的には、トビタテの継続・発展や、デジタル留学支援(オンライン留学含む)への奨学金整備などが考えられます。
応募者側の傾向
2023年前後から高校生の海外留学希望者数も回復基調にあります。コロナで一時停滞した留学熱が再燃しつつあり、奨学金応募者のレベルや多様性も増していくでしょう。例えば帰国子女やインターナショナルスクール出身者なども国内奨学金に応募してくるケースが増えるかもしれません。競争は引き続き激しいですが、それだけ日本全体で海外経験を積む若者が増えることでもあり、ポジティブな傾向と言えます。
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この記事を監修した人

末永 ゆう生
「成功する留学」留学カウンセラー
早慶上、ICU、GMARCHなどの国内の難関大学英語系学部と海外大学の併願を希望する受講生の成功を導くノウハウを蓄積。オレゴン州立大学直接入学、ファウンデーションコースを経由して、マンチェスター大学入学、カレッジを経由して、トロント大学入学など、現時点の英語・学力・お金を踏まえて、顧客の理想に寄り添った多種多様な進学・キャリアの提案・支援を行い、高い顧客満足度を実現。
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対象国の制限は基本なし
トビタテ!は「日本以外ならどこでもOK」。アメリカ・カナダ・オーストラリアはもちろん、ヨーロッパやアジアも対象です。希望国が限定される奨学金は募集要項に明記されるので要確認。