高校生 ホームステイ完全ガイド|費用・期間・国別比較と成功のコツ

高校生にとって海外ホームステイ留学は、語学力向上や異文化体験など多くのメリットがあります。本記事では高校生のホームステイ留学を成功させるための完全ガイドをお届けします。ホームステイの基礎知識から人気プログラムの紹介、国別の費用相場と特徴、現地での注意点や準備リストまで、専門家の視点で徹底解説します。夏休みの短期留学から1年間の長期留学まで、あなたに最適なプランがきっと見つかります。それでは順に見ていきましょう。
この記事を監修した人

末永 ゆう生
「成功する留学」進学カウンセラー
早慶上、ICU、GMARCHなどの国内の難関大学英語系学部と海外大学の併願を希望する受講生の成功を導くノウハウを蓄積。オレゴン州立大学直接入学、ファウンデーションコースを経由して、マンチェスター大学入学、カレッジを経由して、トロント大学入学など、現時点の英語・学力・お金を踏まえて、顧客の理想に寄り添った多種多様な進学・キャリアの提案・支援を行い、高い顧客満足度を実現。

英語・学力・費用...不安があっても高校留学は諦めなくてOK。創業40年・25万人サポートの【成功する留学】が、1週間〜の短期留学から1年間の留学、高校進学・卒業を目指す卒業留学まで最適ルートを無料提案。スポーツ、アート、進学など個別の夢に対応。オンライン相談無料。奨学金/出願手続き/英語力アップまでワンストップ。
もっと、沢山の人が"広い世界"を知り、理想の学生生活を実現しますように!!
1. 高校生ホームステイの基礎知識
ホームステイとは?高校生にとってのメリット
ホームステイとは、海外の一般家庭に滞在し、その家族の一員として生活する滞在方法です。高校生がホームステイ留学をする最大のメリットは、日常生活を通じて生きた英語を学べることです。ホストファミリーとの会話や生活体験を通じ、教科書だけでは身につかない実践的なコミュニケーション力が養われます。また、現地の文化や習慣を直接体験できるため、異文化理解や適応力も高まります。さらにホームステイは滞在費用が比較的割安である点も魅力です。食事や光熱費込みのプランが多く、学生寮よりも費用を抑えられるケースが一般的です。このようにホームステイは、高校生にとって語学力向上と国際感覚の育成に大いに役立つ滞在方法と言えるでしょう。
寮滞在との違いと選び方のポイント
留学の滞在先としてはホームステイのほかに学生寮(ドミトリー)もあります。それぞれ特徴が異なるため、自分に合った方を選ぶことが大切です。最大の違いは、現地の家庭との交流が得られるかどうかです。ホームステイではホストファミリーと寝食を共にし、その国ならではの生活文化に触れることができます。一方、寮では現地の一般家庭との関わりは少ないですが、世界各国から集まった留学生や現地学生との共同生活を楽しめます。自由度の面では、寮は比較的自分のペースで生活できるのに対し、ホームステイはホストファミリーの生活リズムやルールに合わせる必要があります。費用面でも違いがあり、一般的に学生寮の方がホームステイより週あたり8千〜1万円程度割高です(しかも寮は食事別が多く、ホームステイは朝夕2食付きなどのプランが基本です)。選び方のポイントとして、現地の家庭に溶け込み異文化体験を深めたい人や、費用を抑えたい人にはホームステイがおすすめです。一方、現地での自立や世界中の友人との交流を重視したい人には学生寮も魅力と言えます。高校生の場合、安全面と生活面のサポートを考えてホームステイを選ぶケースが多いですが、自身の性格や目的に照らして最適な滞在方法を選択しましょう。
高校生ホームステイの種類(短期・長期・夏休み特化)
高校生が参加できるホームステイ留学プログラムには、期間や目的に応じてさまざまな種類があります。大きく短期プログラムと長期プログラムに分けられ、特に夏休み期間を利用したプログラムが人気です。
短期ホームステイ(2週間〜1ヶ月程度)
夏休みや春休みを利用した短期留学プログラムです。語学学校での授業+アクティビティとホームステイがセットになっている場合が多く、気軽に参加できます。費用は2週間で約50〜80万円が目安で、授業料や滞在費・航空券を含むパッケージになっていることもあります。短期でも現地の高校生との交流や観光を通じて、視野が広がり自信がつくメリットがあります。ただし期間が短い分、劇的な語学力向上は難しいため、「まずは海外体験してみたい」という方に向いています。
長期ホームステイ(3ヶ月〜1年間)
1学期(ターム)から1年間にわたって海外の高校に通う正規留学スタイルです。3ヶ月以上の長期滞在は語学力の飛躍的向上が期待でき、高校卒業資格の取得など、将来の進路にも繋がります。半年の留学費用は目安150〜300万円、1年間では250〜450万円程度かかります。長期の場合、在籍校を休学・留年するケースもあるため、在籍校との調整や留学後の進路計画も考慮しておきましょう。
2. 人気のホームステイプログラム
夏休み短期プログラム(2-4週間)
長い夏休み期間を利用した短期ホームステイプログラムは、高校生に非常に人気があります。期間は2週間から4週間程度が主流で、主に7〜8月に集中して実施されます。多くは語学学校のサマーキャンプやジュニア向け英語研修として開催され、午前中は英語レッスン、午後は観光や交流イベントという形で充実したプログラムが組まれています。滞在は現地の厳選されたホストファミリー宅で、実生活の中で英語を使う経験ができるのが魅力です。短期とはいえ異文化に身を置くことで「自分の物差しが変わる」「行動力に自信がついた」など成長を実感できる参加者も多くいます。費用相場はプログラム内容や行き先によりますが、概ね2週間で50〜80万円台、4週間で70〜150万円程度が目安です。短期プログラムは団体渡航や引率付きの場合が多く、高校生でも安心して参加しやすいのが特長です。初めての海外留学として夏休み短期ホームステイに挑戦し、その後の長期留学のステップにする生徒も少なくありません。
学期留学プログラム(3-12ヶ月)
学期留学は、1学期(約3ヶ月)から1年間、海外の高校に通う本格的なプログラムです。交換留学や私費留学といった形態があり、3ヶ月以上の長期滞在によって飛躍的な英語力向上が期待できます。例えば3ヶ月間の「ターム留学」では、現地校の1学期分の授業に参加し単位を取得したり、部活動や学校行事にも参加できます。1年間の留学では希望すれば現地で高校卒業資格を取得することも可能で、海外大学進学など将来の選択肢が大きく広がります。学期留学の費用は国や学校によって差がありますが、概ね半年で150〜300万円、1年間で250〜450万円程度が目安です。費用を抑えたい場合、交換留学という選択肢もあります。交換留学は選抜がありますが、国際交流団体などのプログラムを利用すれば1年間100〜200万円程度と比較的安価で参加できます。学期留学に参加する場合、在籍校との調整(休学や単位認定など)が必要になるため、早めに高校の先生や留学エージェントに相談して手続きを進めましょう。長期の高校留学は準備も大変ですが、その分得られる経験と成長は非常に大きなものになります。
引率付きグループプログラム vs 個人留学
高校生のホームステイ留学には、大きく分けて引率者付きのグループプログラムと、個人で参加する留学の2つの形態があります。それぞれメリット・デメリットが異なるため、性格や希望に合わせて選択しましょう。
引率付きグループプログラム
日本からスタッフや教員が同行し、現地でも同年代の日本人生徒とグループで行動するタイプです。夏休みの短期研修などに多く、安全面・サポート面で安心感があります。航空機の乗り継ぎや入国手続きも引率者がフォローしてくれるため、海外渡航に不慣れな高校生でも心配が少ないでしょう。また現地でも基本的に日本人スタッフがサポートしてくれるため、緊急時の対応も迅速です。一方でグループ行動が中心となるため、現地で日本人同士で固まってしまいやすいという面もあります。英語漬けの環境に飛び込むというよりは、安全に配慮された「体験留学」という色合いが強いでしょう。初めて海外に行く高校低学年の方や、ご家族が心配されている場合には引率付きプログラムが適しています。
個人留学(単身渡航)
生徒が単身で渡航し、現地の受け入れ機関のサポートを受けながら留学する形です。現地空港で出迎えやオリエンテーションはありますが、その後は基本的に自分で生活を切り開いていくことになります。自立心や積極性が養われる反面、困ったときに自分から助けを求める姿勢が必要です。ただし全くの孤立というわけではなく、多くのプログラムでは現地コーディネーターや学校担当者が定期的に面談してくれるなどサポート体制が整っています。個人留学のメリットは、現地で日本語に頼らず生活するため語学習得や現地適応が早いことです。ホストファミリーやクラスメートとも主体的に関わる必要があるため、コミュニケーション能力も飛躍的に伸びます。一方、渡航から現地生活まで基本的に自己責任となるため、15〜16歳以上である程度の英語基礎力や精神的な自立ができている生徒に向いています。ご家庭でも、個人留学の場合は定期的な連絡を心がけ、お子さんの様子を見守ると良いでしょう。
どちらを選ぶべきかは、留学経験の有無や性格によります。初めてで不安が大きい場合は引率付きでまず体験し、自信がついたら長期は個人で挑戦するという方法もあります。また留学エージェントに相談すれば、希望に合うプログラムタイプを提案してもらえます。アジアNo.1の実績を持つ「成功する留学」でも、引率付き・個人どちらのプランも取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
3. 国別ホームステイ費用相場と特徴
高校生のホームステイ留学と言っても、行き先の国によって費用や体験できることは様々です。ここでは人気の留学先8カ国・地域を取り上げ、それぞれの費用相場と特徴を比較します。国選びの参考にしてみてください。
アメリカ・カナダ|費用相場と教育環境
アメリカとカナダは高校生の留学先として常に人気上位に挙がります。費用相場はどちらも1ヶ月あたり約25〜50万円と高めですが、州や地域によって幅があります。例えばアメリカでは大都市圏や私立校だと費用が高くなる傾向です。一方カナダは公立校への留学が中心で、物価も比較的安定しているため、同程度の予算でもアメリカより充実した生活を送りやすいと言われます。
教育環境の特徴として、アメリカは「多様性」に富んでいます。広大な国土に様々な人種・文化が共存し、学校のカリキュラムも選択科目が豊富で部活動や課外活動も盛んです。ただし都市部では治安や銃社会への注意も必要であり、ご家庭としては滞在都市の情報収集が大切です。一方カナダは「安心・安全な教育環境」で知られています。自然豊かで治安が良く、初めての留学先としても適しています。カナダ英語は訛りが少なくクリアな発音のため、正確な英語を身につけたい人にも人気です。またカナダ人は移民社会ということもあり親切で受容的な国民性とされ、日本人学生にとって馴染みやすい環境です。両国とも高校留学ではホストファミリーが学生を支えてくれますが、特にカナダはホストファミリー制度や留学生サポートが行政レベルで整っていて安心感があります。
オーストラリア・ニュージーランド|安全性と親日度
オーストラリアとニュージーランドは、治安の良さと日本人に対する親しみやすさから高校生留学の行き先として人気が高まっています。費用相場はオーストラリアが月25〜50万円程度、ニュージーランドも月20〜50万円前後が目安です(NZは全体的に英語圏の中では費用が抑えられる傾向があります)。両国とも物価は日本と比べると高いですが、他の欧米諸国に比べ留学費用はリーズナブルで、家庭への経済的負担が比較的少ない点も選ばれる理由です。注意点としては、オーストラリア英語は、イギリスの植民地であったため、ロンドンの下町で使われていた英語の特徴的なアクセントや語彙が多く、ホストファミリーが言っていることがわからず最初は戸惑うかもしてません。
安全性については、両国とも治安が良好で知られています。特にニュージーランドは世界平和度指数で常に上位に入る国であり、日本より高い評価を受ける年もあるほど安全です。テロや重大事件が少なく、犯罪発生率も低い環境のため、初めて親元を離れる高校生を送り出す保護者にとって安心材料となっています。オーストラリアも都市によりますが概ね治安は安定しており、留学生受け入れの歴史も長く学校や地域でのサポート体制が整っています。
親日度(日本人への友好度)も高いと言われます。ニュージーランド人(キウイ)はフレンドリーで親しみやすい国民性で有名であり、ホームステイでも家族の一員として暖かく迎えてくれる家庭が多いです。オーストラリアも多文化社会で、人々は明るく開放的です。ワーキングホリデー等で日本人が多く訪れる国でもあるため、日本に好意的・興味を持つ人も少なくありません。学校で「日本語」を教えているところも多く、現地の学生が日本語や日本文化を学んでいる例もあるほどです。こうした環境なので、両国とも日本人高校生がホームステイしても比較的早く打ち解けやすいでしょう。
また教育環境にも注目です。オーストラリア・NZともに学力だけでなくバランスの取れた教育を重視し、留学生へのサポートも手厚いです。ニュージーランドでは政府が留学生保護のための「コード(行動規範)」を教育機関に義務づけ、受け入れ態勢を厳しく管理しています。このように安全でフレンドリー、費用対効果も良いオーストラリア・ニュージーランドは、高校生にとって非常に魅力的な留学先と言えるでしょう。
イギリス・アイルランド|伝統的英語教育
イギリスとアイルランドは、ヨーロッパならではの伝統ある教育環境で学べるのが魅力です。費用相場はイギリスが月あたり25〜60万円程度と高額ですが、本場のブリティッシュ英語や名門校での学びに憧れて留学する学生もいます。アイルランドは留学先の「穴場」として近年人気が出ており、費用も私立高校であっても他国の私立高校より相当安くカナダやオーストラリアなどの公立校と変わらないケースが多いです。実際、アイルランドの私立高校の年間授業料・滞在費はカナダの公立高校と同程度の金額に収まることが一般的です。
イギリスの教育は伝統的かつ質が高く、厳格な校風の学校も少なくありません。制服着用や礼儀を重んじる文化は、日本の学校に通じるものもあり、真面目に勉学に励みたい生徒には刺激的な環境でしょう。特にパブリックスクール(私立名門校)への留学は簡単ではありませんが、現地で寮生活をしながら国際色豊かな仲間と切磋琢磨できる機会となります。またイギリス英語を習得したい人には理想的な環境で、「ブリティッシュ英語の発音を身につけたいならイギリス留学がおすすめ」とも言われます。イギリスは、高校の学費は高いため、綺麗な本場の英語を学ぶために、各国の高校生が語学学校へ短期留学にやってきます。
一方、都市によって治安に差がある点には注意が必要です。ロンドンやマンチェスターなど大都市では地域により安全面の格差があり、滞在先は気をつけて選んでください。
アイルランドは「おもてなしの心」を持つ温かな国民性で知られ、初めての留学先としても適しています。イギリスに地理的・文化的に近いものの、アイルランド人はシャイな傾向のあるイギリス人に比べてとても気さくで親切だと評価されています。留学生にもフレンドリーで面倒見が良いため、英語初心者の高校生でも安心感があります。教育水準も非常に高く、小中高の教育が基本無償なことから国全体で学力が底上げされています。その結果、高い大学進学率を誇り、IT企業をはじめ世界的企業が多数進出していることも特徴です。アイルランドの高校留学では100%現地人家庭へのホームステイとなり、治安も良いため、欧州で英語を学びたいが費用や安全面が心配...という方にぴったりの留学先です。ただアイルランド英語はケルトの訛りがきついのも特徴で、最初は戸惑うことも多いため、注意してください。
フィリピン・マレーシア|コストパフォーマンス重視
フィリピンとマレーシアは、留学費用の安さと効率の良さを重視する方に注目されている留学先です。東南アジアということで欧米圏より物価が低く、プログラム費用も総じて抑えめです。
フィリピンの特徴は、なんといっても手頃な価格でマンツーマンの英語レッスンが受けられる点です。1ヶ月の留学費用相場は15〜30万円程度と他の英語圏の半額以下で、短期間で効率よく英語力を伸ばしたい人に最適です。特にセブ島などリゾート地に語学学校が集まっており、講師と1対1のレッスンを毎日こなすカリキュラムが人気です。高校生向けには夏休みの英語キャンプや親子留学プランもあり、初級者でも英語漬けの環境でスピーキングに自信を付けることができます。ただし都市によっては治安に注意が必要な地域もあるため、夜間の外出を控える・学校やホストファミリーの指示に従うといった自己防衛も大切です。フィリピン留学では基本的に語学学校の寮滞在が多いですが、現地の先生宅にホームステイするユニークなプログラムもあります。いずれにせよ費用対効果抜群のフィリピンは、「短期間で英語力を上げたい」「低予算で留学体験したい」という高校生にピッタリでしょう。
マレーシアは留学先としてはまだ知名度が高くありませんが、実は英語が広く通用し生活しやすい多文化国家です。公用語はマレー語ですがビジネスや教育では英語が盛んに使われ、クアラルンプールなど都市部では英語だけでも問題なく生活できます。費用面でも欧米留学に比べ総コストが約半額という試算もあり、物価の安さと教育水準の高さを兼ね備えています。マレーシアにはイギリス式のインターナショナルスクールが数多くあり、年間学費も欧米の同等校よりかなり低廉です。高校生の留学ではインターナショナルスクールに編入し寮やホームステイで生活するケースが一般的で、英語に加えて中国語など第二外国語も学べる環境があります。治安も比較的良く、政治的にも安定しているため安心です。異なる民族・文化が混在する社会なので、若いうちにマレーシアで生活することは国際感覚を養う絶好の機会になるでしょう。「欧米は遠いし高いけど、英語を使う留学がしたい」という高校生は、マレーシアもぜひ選択肢に入れてみてください。欧米留学の半分の費用で、多民族社会での貴重な体験と実践的な英語力が得られるはずです。
4. ホームステイ先での注意点と成功のコツ
異国で初めてのホームステイ生活を送るにあたり、事前に心得ておくべきポイントがあります。ここでは現地で失敗しないための注意点と、ホストファミリーとの良好な関係を築くコツ、そしてトラブルの回避・対処法について解説します。しっかり準備しておけば、トラブルは最小限に抑えられ、充実した留学生活を送ることができるでしょう。
出発前に知っておくべき5つの注意点
高校生がホームステイ留学を成功させるには、事前に以下のポイントを心得ておくことが大切です。
1. ホストファミリーに過度な期待をしないこと
ホームステイ先の家族は千差万別です。例えば「小さい子どものいる典型的な家庭だろう」「ホストファミリーから積極的に話しかけてくれるはず」といった先入観は捨てましょう。現実には、母子家庭、一人暮らし、高齢夫婦など様々な形態があります。大切なのは「こうあるべき」という固定観念を持たず、ありのままの家庭を受け入れる姿勢です。ホストファミリーも人間ですので、最初はよそよそしい場合もありますが、時間とともに打ち解けていけば良いのです。
2. 家庭のルールや習慣を尊重すること
ホームステイ中はホストファミリーの家の一員として暮らします。そのため、各家庭ごとのルール(門限、入浴時間、食事のマナー、ネット利用時間など)を守る必要があります。これは窮屈に感じるかもしれませんが、現地の生活習慣を体験する醍醐味でもあります。例えば「シャワーは5分以内」「洗濯は週1回まで」という家庭もあります。最初にルールを確認し、不明な点はその都度質問しましょう。ルールを守ることで信頼を得て、快適な共同生活が送れるようになります。
3. 自立した心構えを持つこと
日本では親が何でも世話してくれる環境にいる高校生も、海外の家庭では自分のことは自分でやる意識が求められます。海外では高校生にも大人と同様の自立が期待されることが多く、洗濯物の管理や部屋の片付け、時には自分の朝食を用意するくらいは当たり前という家庭もあります。ホストに「〇〇してもらって当たり前」と思わず、積極的にお手伝いするくらいの気持ちでいると良いでしょう。もちろん何かしてもらったら必ず「ありがとう(Thank you)」と感謝を伝えることも大切です。自立心を示すことでホストファミリーからも信頼され、対等な家族メンバーとして受け入れてもらえます。
4. 積極的にコミュニケーションを図ること
ホームステイ成功の鍵は自分から心を開いて話しかける姿勢です。英語に自信がなくても、笑顔で挨拶し、身振り手振りでも伝えようとする気持ちが大切だと先輩留学生も語っています。毎朝"Good morning!"と自分から挨拶し、その日の出来事を夕食時にホストに話す習慣を作りましょう。完璧な文法でなくても構いません。沈黙が続くとお互い気まずさが増すため、わからないことは「教えて?」と聞いたり、ホストの趣味について質問したり会話の糸口を探してみてください。「話しかけてもらうのを待つのではなく、自分から」が鉄則です。遠慮せず積極的にコミュニケーションする姿勢が、ホストファミリーとの距離を縮めます。
5. トラブルへの備えと相談先の確認
渡航前に、現地で困ったときの連絡先リストを準備しておきましょう。ホストファミリーや学校担当者、留学エージェント現地オフィスの緊急連絡先は紙にメモして常に持ち歩くと安心です。また海外旅行保険には必ず加入し、保険会社の緊急連絡先や証券番号も控えておきます。万一ケガ・病気をした場合、まずホストファミリーが病院に連れて行ってくれるので慌てずに、その後保険会社に連絡して指示を仰ぎましょう。盗難や事件などに巻き込まれた場合は迷わず現地の警察・救急(日本とは番号が異なるので要確認)や緊急サービスに通報します。そしてホストファミリーや学校スタッフにも即座に相談してください。一人で抱え込まず、常に周囲の大人に助けを求めることが肝心です。出発前に緊急時の対処法を家族で話し合っておけば、いざという時にも落ち着いて対応できるでしょう。
ホストファミリーとの良好な関係構築法
ホームステイを楽しい思い出にするためには、ホストファミリーと信頼関係を築くことが何より大切です。先輩留学生の体験から得られた、ホストファミリーと仲良くなるための基本的なコツを紹介します。
1. お土産を持参する
初対面の印象を良くするために、日本からホストファミリーへのちょっとしたお土産を用意しましょう。家族構成に合わせて、子供には折り紙やけん玉、大人には和柄の扇子や箸、手ぬぐい、ちりめん小物など日本文化を感じられるものが喜ばれます。高価なものである必要はありません。「日本に興味を持ってほしい」という気持ちが伝わるお土産がベストです。また日本の写真(家族や学校、観光地)を見せながら説明すると会話のきっかけになります。お土産はコミュニケーションの橋渡しと考えて、有効に活用しましょう。
2. 笑顔でしっかり自己紹介をする
初日は緊張しますが、ホストファミリーに自分のことを知ってもらう良いチャンスです。簡単な英語で構わないので、名前や出身、好きなこと、日本での学校生活などを紹介しましょう。写真やアルバムがあると話しやすくなります。特に家族写真を見せるとホストも安心しますし、「あなたは自分の家族同様大切だ」という気持ちを持ってもらいやすくなります。恥ずかしがらずに自分から自己開示することで、ホスト側もいろいろ質問してくれたりと打ち解けやすくなります。
3. 挨拶を欠かさず、会話の時間を作る
毎日の挨拶やちょっとした声掛けの積み重ねが信頼関係を築きます。朝起きたら「Good morning!」、学校から帰ったら「ただいま」の代わりに「Hi, I'm home!」と自分から声をかけましょう。夕食時はその日に学校であった出来事を報告したり、週末の予定を相談したりしてみてください。ある留学生は「毎日ホストマザーにその日あったことを話すようにしたら、新しい英語表現や発音を教えてもらえた」と語っています。逆に、以前ホストがお世話した留学生の中には「部屋に引きこもって全然出てこなかった」「ずっとパソコンでゲームばかりしていた」という残念な例もあったそうです。そうならないよう、意識して共に過ごす時間を作りましょう。単語やジェスチャーでも良いから伝えようとする気持ちが大切です。
4. 誘われたらできるだけ「Yes」で!
ホストファミリーが「良かったら一緒に行く?」とお出かけに誘ってくれたり、「〇〇してみる?」と提案してくれることがあります。慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、基本的にチャンスには積極的に"Yes"と答えてみましょう。一緒に行動すれば、ホストファミリーの趣味や好きなものが分かり、会話の幅も広がります。例えば週末旅行に誘われて行ってみたら、ホストのおばあちゃんの友人とも仲良くなり、現地の穴場スポットにも連れて行ってもらえたという体験談もあります。一人では絶対できない体験をさせてもらえるのもホームステイの醍醐味です。「日本では知らない人と旅行なんてまずないけれど、NZでは珍しくないんだ」と文化の違いを学ぶ機会にもなったそうです。もちろんどうしても気が進まない場合は無理に合わせる必要はありませんが、「誘ってもらえたら基本断らない」くらいの心構えでいると交流が深まります。
5.ホストファミリーの受け入れ理由を理解する
これは少し踏み込んだ話ですが、ホストファミリーが留学生を受け入れる背景には様々な動機があります。中には「異文化交流に興味がある」「教育的な意義を感じている」家庭もありますが、大半は生活のための収入源(ビジネス)として受け入れているのが現状です。そのこと自体は悪いことではなく、正当な報酬を受け取って面倒を見てくれているわけですが、ここを勘違いして「お金払ってるんだから何でもしてもらって当然」「ホストファミリーは自分を手厚く世話してくれるもの」と考えてしまうとミスマッチが生じます。留学生は滞在費を払ってその家に間借りさせてもらっているゲストであるという意識を忘れず、感謝と思いやりを持って接することが大切です。ホストファミリーもビジネスとはいえ人間同士ですから、心が通えば家族同然に可愛がってくれます。逆に傲慢な態度を取れば関係が悪化するでしょう。「相手にも生活がある」「自分も配慮する」という気持ちを持つことで、お互い気持ちよく過ごせるはずです。
以上のポイントを心がければ、ホストファミリーとの関係はきっと良好に築けるでしょう。実際「ホストファミリーと本当の親子のような絆ができ、留学後も連絡を取り合っている」という高校生も多くいます。ぜひ家族の一員になるつもりでホームステイ生活を楽しんでください。
トラブル回避と対処法
ホームステイ生活では楽しいことばかりでなく、時には小さなトラブルに直面することもあります。しかし事前によくある事例と対処法を知っておけば、落ち着いて対応できるでしょう。ここでは高校生の留学でありがちなトラブル例と、その乗り越え方を紹介します。
食事が合わない・量が少ない
ホストファミリーの食事が自分の口に合わなかったり、量が足りないと感じるケースはよくあります。海外の家庭料理は日本のように主菜副菜が揃ったものばかりではなく、朝はシリアル、昼はサンドイッチ、夜もパスタだけ...という簡素な食事も珍しくありません。また日本人は小柄なので「あまり食べないだろう」と思われて量を少なく盛られることもあります。対処法: 好き嫌いや適量について遠慮せず伝えることです。「日本の"察する"文化は海外にはない」と心得ましょう。出されたものを毎回残していても、ホストは「量が多いのか不味いのか」判断できず不安になります。勇気を出して「もう少し量を増やしてほしい」「苦手な食べ物がある」等、早めに希望を伝えてください。言いにくい場合は留学コーディネーター経由で伝えてもらう方法もあります。一方で、ホストが作ってくれた料理には感謝してチャレンジする姿勢も大切です。郷に入っては郷に従えで、現地の味にも徐々に慣れてみましょう。
バスルーム・洗濯の利用ルール
水回りのトラブルも典型例です。例えば「シャワーは1回5分まで」「洗濯は週1回まで」といった節水ルールに驚くかもしれません。水の貴重な地域では当然のマナーで、日本のお風呂文化に慣れた留学生には辛い制約です。また衣類をたくさん持参できない中で洗濯が少ないと着回しに困るでしょう。対処法: 工夫して乗り切る or 交渉することです。シャワーは短時間で済ませ、物足りないときは週末にジムやプールのシャワーを利用する手もあります。洗濯については「持ってきた服が少なくて...」と相談すれば追加で回させてくれる家庭もあります。難しい場合は自分でコインランドリーに行く、下着や靴下は手洗いするなどして対応しましょう。特に下着類は手洗いして部屋干しすれば頻繁に洗えます。ホストに断ればコインランドリー使用も問題ありません。お互い気持ちよく生活するため、水道光熱費が高い国では節約に協力する姿勢を見せつつ、自分に支障が出ない範囲の折衷策を探りましょう。
インターネット環境の不満
「Wi-Fiが遅い・使えない」「ネットが繋がらず連絡に困る」という不便さもあり得ます。日本では高速インターネットが当たり前ですが、海外の特に地方では回線が不安定だったり、ホスト宅にWi-Fiがない場合もあります。対処法: 自前でネット環境を用意しておくことです。具体的には現地のSIMカードを購入してスマホでテザリングする、または日本の携帯の国際ローミングを利用する方法があります。通信費はかかりますが、スマホさえ繋がれば調べ物や日本の家族との連絡も困りません。最近はレンタルのモバイルWi-Fiルーターを持参する人もいます。出発前に滞在先のネット事情をエージェントに確認し、必要なら準備していきましょう。
家事の負担が多すぎる
ホストファミリーによっては「家族の一員だから」と、掃除・皿洗い・ベビーシッターなど様々な家事を留学生に手伝わせることがあります。協力するのは大事ですが、あまりに家事ばかりで勉強時間もないというのでは本末転倒です。対処法: きっぱり断る勇気も必要です。留学の目的はあくまで勉強ですから、負担が大きすぎる場合は「勉強に支障が出るので最低限の家事に留めたい」と正直に伝えましょう。最初に「何でも手伝います!」と言いすぎると本気に取られてしまうので注意です。「気を遣って手伝っていた」程度なら、その旨を説明して無理のない範囲に調整してもらってください。もちろん自室の掃除や自分の食器を洗うなど、自分に関することはきちんと行い、感謝の気持ちを示すことは忘れずに。
ホストの第一言語が英語ではない
留学先によっては、ホストファミリーが移民ルーツで家庭内では別の言語を話しているケースがあります。例えばカナダやオーストラリアでは、ホストが中華系・フランス系など英語以外を母語とする場合も珍しくありません。その場合、ホスト同士の会話についていけず疎外感を感じることがあります。対処法: 事前に英語を第一言語とする家庭を希望しておくことです。ホストファミリーの選定時にリクエストできる場合は「家庭内の会話が英語のみ」を希望してみましょう。必ずしも叶うとは限りませんが、確認はしてもらえるはずです。また実際その状況になってしまったら、「ぜひ英語で話してほしい」とお願いしても良いでしょう。ホストも悪気があって他言語で話しているわけではなく、つい母語が出てしまうだけなので、留学生がいる間は英語で話すよう意識してもらえるかもしれません。
万一どうしてもホストファミリーと折り合いが悪い場合は、ホームステイ先を変更できるケースもあります。実際に「ホストと相性が合わず、途中で受け入れ家庭を変えてもらった」という留学生もいます。我慢しすぎて心が折れてしまう前に、現地の留学担当者やエージェントに相談しましょう。受け入れ家庭の変更は最終手段ですが、留学を続けるために必要であれば遠慮することはありません。
トラブルは事前の心構えと適切なコミュニケーションでほとんど防げます。「困ったらすぐ相談」「文化の違いはお互い様」という意識で乗り切り、快適で実り多いホームステイ生活にしてください。
5. 高校生ホームステイの準備完全ガイド
充実したホームステイ留学にするためには、渡航前の準備がとても重要です。ここでは留学手続きに必要な書類と流れ、持ち物チェックリスト、そして英語力アップの事前学習ポイントについて解説します。万全の準備で不安を減らし、当日は笑顔で旅立ちましょう。
必要書類と手続きの流れ
高校生の留学手続きにはさまざまな書類の準備が必要です。主な必要書類と手続きの一般的な流れを確認しておきましょう。
- 願書・申込書:留学プログラムや受け入れ校への出願フォームです。エージェント経由の場合、指定の申込用紙に記入し提出します。渡航予定日の少なくとも半年〜1年前には情報収集を始め、プログラム申込締切に間に合うよう動きましょう。
- 在籍校の成績証明書(英文):過去2〜3年間の成績を英語に翻訳した公式成績証明書が求められます。学校に発行を依頼し、公的な英文証明を準備してください。長期留学(正規留学)では中学校の成績証明書や在籍証明書も必要になることがあります。
- 教師の推薦状(英文):学校の先生または英語の指導者による推薦状です。2通ほど求められる場合もあり、そのうち一通は英語教師やクラス担任、もう一通は部活動の顧問など先生以外の大人でも可など指定があることもあります。誰に依頼するか早めに検討し、時間に余裕をもってお願いしましょう。
- エッセイ/自己推薦文:プログラムによっては志望動機や自己PRのエッセイ提出が課されます。英語力を判断する材料でもあるため、エージェントの指導を受けながら推敲すると良いでしょう。
- 健康診断書・予防接種証明(英文):アメリカやカナダの高校留学では、事前に健康診断を受けて英文診断書や予防接種の記録を提出する必要があります。麻疹やおたふく風邪など必要なワクチン接種が完了していないと入学できない場合もあるので注意してください。日本で英文の予防接種証明を発行してもらうか、自分で英文フォームに記入する形式が一般的です。
- 財政証明:長期留学で学生ビザを申請する際、留学費用を支払える十分な資金があることを示す銀行の残高証明書等が求められることがあります。親権者名義の英文残高証明を用意しておきましょう(目安として年間留学費用の1.2倍程度の残高があると安心です)。
- パスポート:渡航に必須の旅券です。有効期限が留学終了時まで十分残っているか確認しましょう。最低でも帰国予定日+6ヶ月以上残存が望ましいです。新規発行・更新には時間がかかるため、早めに手続きしてください。
- ビザ関連書類:滞在国によって、学生ビザや渡航認証の申請が必要です。例えばアメリカのF-1ビザ、カナダのStudy Permit、オーストラリア・NZの学生ビザなどです。ビザ申請には入学許可証(Letter of Acceptance)や上記の財政証明、証明写真など多くの書類が必要になります。ビザ取得には時間がかかることも多いので、渡航の3ヶ月以上前には準備を始めましょう。エージェントが申請をサポートしてくれる場合もあります。
- その他:未成年渡航同意書(親権者のサインが入ったものを持参すると入国審査がスムーズ)、航空券予約確認書、海外旅行保険証券、国際学生証(任意)なども準備します。高校生の場合、保護者と一緒にチェックリストを作って漏れがないよう確認しましょう。
手続きの流れとしては、留学先の決定 → エージェントまたは直接学校へ出願(申込金支払い) → 入学許可取得 → ビザ申請 → 渡航準備(航空券・保険手配、出発前オリエンテーション)という順になります。初めてだと大変に感じるかもしれませんが、信頼できる留学エージェントを利用すれば、願書の書き方からビザ申請までプロが丁寧にサポートしてくれるので安心です。アジアNo.1エージェントの「成功する留学」でも、無料カウンセリングで最適なプラン提案から手続き代行、出発前オリエンテーションまでしっかりお手伝いしています。ぜひ専門家の力も借りながらスムーズに準備を進めてください。
持ち物チェックリスト
渡航前には持ち物リストを作成し、忘れ物のないよう準備しましょう。以下にカテゴリー別のチェックポイントをまとめます。
貴重品(必需品)
- パスポート(番号と有効期限を別途メモ)
- ビザ書類(入学許可証やビザ通知書)
- 航空券(eチケット控え)
- 海外旅行保険証券と緊急連絡先メモ
- クレジットカードまたはデビットカード(海外ではキャッシュレスが進んでいるので必須です。高校生名義が難しければ家族の追加カードやプリペイドカード)
- 現金(現地通貨で数万円相当+USDなど予備)
これら貴重品は必ず機内持ち込み手荷物に入れ、スーツケースに入れないよう注意します。また万一に備えパスポートのコピーや顔写真(証明写真)も持参してください。
衣類
- 滞在先の季節・気候に合った服装を揃えます。現地で購入もできますが、サイズが合わない可能性もあるので基本のものは用意しましょう。
- Tシャツや長袖シャツ、ズボン、下着類は5日〜1週間分程度。
- 寒冷地ならコートやセーターも必要です。
- 制服が必要な留学(交換留学など)の場合、日本の学校の制服を持参するケースもありますが、多くは現地校指定のものを購入します。
- 念のため襟付きシャツとスラックス/スカートなどフォーマルめの服一式あると安心です。
- 靴は履き慣れたスニーカー1足と、必要なら革靴やサンダル等を。現地でスポーツをする人は運動靴も忘れずに。
衣類は現地で増える傾向があるので持ちすぎに注意し、スーツケースに余裕を残しましょう。
日用品・衛生用品
- 洗面用具(歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー・コンディショナーは最初の数日分あればOK)
- 常備薬(頭痛薬、風邪薬、胃腸薬、絆創膏など。処方薬がある場合は英文の処方箋コピー持参)
- コンタクトレンズや眼鏡(スペア含む)
- 女性は生理用品(海外製は種類が限られるので使い慣れたものを適量)、基礎化粧品(お気に入りがあるなら)
- 日焼け止めも必要なら持参しましょう
- ホストファミリーへの小さなギフト(お土産)もこの段階でスーツケースに入れておきます
- 日本食が恋しくなりそうならインスタント味噌汁やふりかけなど保存のきく食品を忍ばせても良いでしょう
電子機器
- スマートフォン(現地SIMを入れるならSIMフリー端末を準備)
- 充電器、モバイルバッテリー(機内持込必須)
- プラグ変換アダプター&変圧器(国によって電圧・コンセント形状が異なるため。日本の電化製品を持ち込む場合は確認を)
- ノートパソコンやタブレットは学校で必要な場合のみで構いませんが、オンラインで日本の家族と連絡するなら便利です
- 電子辞書や翻訳デバイスも語学学習用にあると安心です
学用品
- 現地で入手可能ですが、しばらくはバタバタするのでノートや筆記用具を少し持って行くと良いでしょう
- お気に入りの日本製文房具は話のタネにもなります
- 電子辞書を持って行く場合は英和・和英以外に現地語の搭載を確認
- 日本の教科書で持って行きたいもの(帰国後に勉強継続するためなど)があれば最小限に
- PDF等デジタルで用意できればベターです
その他あると便利なもの
- 現地家族に自分の文化を紹介できるもの(写真アルバム、折り紙や簡単な日本のおもちゃ)
- 日本食のレシピメモ(寿司の作り方など聞かれることも)
- 折りたたみ傘、水筒(学校に持参して使うと経済的)
- 小さめのリュック・バッグ(通学や小旅行用)
- シューズケースや洗濯ネット(仕分けに便利)
- 耳栓やアイマスク(機内や寮で使える)
- 学生証代わりにISIC国際学生証を作っておくと美術館割引などに使えます
持ち物はチェックリストを作り、一つずつ確認しましょう。重すぎる荷物は移動の妨げになるので、「現地で買えるものは現地調達」の精神で。スーツケースは重量制限(おおむね23kg)に注意し、機内持込手荷物にも必要物を分散させてください。特に貴重品は絶対に手荷物へ。搭乗前にもう一度パスポートと財布を確認すれば完璧です。
英語力準備と事前学習のポイント
ホームステイ留学をより有意義なものにするには、出発前にできる限り英語力を高めておくことが望ましいです。もちろん渡航時点で流暢である必要はありませんが、基本的な意思疎通ができると現地での不安がグッと減ります。以下に事前学習のポイントをまとめます。
1. 日常英会話に慣れる
学校英語しか経験のない場合、まずは日常会話表現に親しむことから始めましょう。おすすめはオンライン英会話や留学エージェント主催の英会話レッスンを受けてみることです。例えば「成功する留学」では出発前に無料英会話レッスンを提供しています。ネイティブ講師やバイリンガルスタッフと話す機会を積極的に作り、リスニング力とスピーキングの度胸をつけましょう。またYouTubeの英会話チャンネルや海外ドラマで耳を慣らすのも効果的です。
2. 自己紹介と質問練習
ホームステイで最初にするのは自己紹介です。自分の名前・歳・出身地・家族構成・趣味・好きな科目など、一通り英語で言えるよう準備しましょう。合わせてホストファミリーに尋ねたい質問(「家族は何人?」「休日の過ごし方は?」など)も考えておくと会話が弾みます。英語での自己紹介を紙に書いて暗記するくらい練習すると、本番でも緊張せず話せます。写真や日本の小物を見せながら説明する練習もしておくと良いでしょう。
3. 生活単語・スラングを学ぶ
日常生活で飛び交う口語表現や生活単語にも触れておきましょう。教科書に出てこない「Showerが長い=hogging the bathroom(バスルームを独占してる)」とか、食卓で「I'm stuffed!(お腹いっぱい)」などアメリカで使われる、ネイティブらしい表現を知っていると役立ちます。市販のスラング集や「留学英語フレーズ集」のような本で一通り目を通しておくと、ホストの言うことが理解しやすくなるでしょう。また地域特有の言い回し(例えばNZ英語で夕食の時間を「tea time」と言ったり、イギリスでトイレのことを「loo」と言ったりすることもあるので、行く国の英語の特徴を調べてみるのも面白いです。
4. 発音とリスニング強化
日本人が苦手な英語の発音やリスニングも、時間があればトレーニングしましょう。シャドーイング(英語音声を真似して声に出す練習)は発音矯正に効果的です。リスニングは、ホストファミリー役の音声を想定してポッドキャストやドラマを聞くと良いでしょう。例えばイギリスやオーストラリアに行くなら事前にその国のアクセントの英語をたくさん聞いて耳を慣らすことをおすすめします。カナダは訛りが少ないクリアな英語なので、日本人にも聞き取りやすいと言われますが、それでも最初はスピードについていけないこともあります。繰り返し音に触れて、リスニング力の底上げをしておきましょう。
5. 学校の予習・復習
長期で留学する場合、日本に戻った後の学業に備えて主要科目の内容を自習しておくと安心です。特に理数系科目は英語で受けると専門用語に戸惑うことがあるため、数学・理科の基本用語(例: 方程式=equation)を英語で確認しておくのも手です。また帰国後の進級や大学受験に影響しないよう、在籍校の先生と相談して必要な範囲の勉強計画を立てておくと良いでしょう。短期留学の場合はそこまで気にする必要はありませんが、英語以外に何か現地で学びたいテーマがあるなら、基礎知識を仕入れておくと理解が深まります。
最後に、「完璧を目指さない」こともポイントです。渡航前にどれだけ準備しても、現地では予期せぬことの連続です。未知の環境に飛び込むのですから、不安や失敗はあって当然。むしろ大事なのは、自分で問題解決するしかないんだという覚悟と、なんとかなるさというポジティブさです。語学も生活も、現地で揉まれるうちに否応なく上達します。出発前にやれることをやったら、あとは思い切って飛び込みましょう。高校生の柔軟性があれば、きっとすぐに新しい世界に適応できるはずです。
6. ホームステイプログラムの選び方
数あるホームステイ留学プログラムから自分に合ったものを選ぶ際、予算と目的、そしてサポートしてくれるエージェントの信頼性が大きな判断基準になります。ここでは予算別のおすすめプラン、目的別の選択ポイント、そして信頼できる留学エージェントの見極め方を解説します。
予算別おすすめプログラム
留学にはどうしても費用がかかるため、ご家庭の予算に合ったプラン選びが重要です。大まかに低予算・中予算・高予算の3つに分け、それぞれに適したプログラムを考えてみましょう。
低予算の場合(総額50万円以下)
短期留学やアジア地域への留学が現実的です。例えば2週間程度のフィリピン英語研修なら20〜30万円台で実現できます。また英語圏でなくても、近年マレーシアや台湾など英語+αが学べる国への短期留学も人気です。どうしても欧米に行きたい場合は、学校の奨学金や自治体の補助金を利用できないか調べましょう。あるいは交換留学という手もあります。交換留学は選抜試験がありますが、採用されれば渡航費や授業料の一部が免除され、年間100〜200万円程度と私費留学より抑えられます。例えばアメリカの交換留学は150〜170万円ほどで収まった例があります。低予算であればあるほど、プログラム選びは慎重に。無料のオンライン相談などでプロに相談し、「この予算で可能なベストな選択」を提案してもらうと良いでしょう。
中予算の場合(総額50万〜200万円程度)
この予算なら1〜3ヶ月程度の欧米留学や、半年〜1年のアジア・交換留学が視野に入ります。例えばカナダやオーストラリアの公立高校へ1学期間(3ヶ月)留学する場合、航空券込みで大体80〜150万円程度が目安です(都市による)。半年〜1年の交換留学もこの範囲で収まるでしょう。費用対効果を考えるなら、物価が比較的安く留学費用も低めのニュージーランドは狙い目です。ニュージーランドは治安が良く授業料やホームステイ費も先進国の中では低水準で、同じ費用ならアメリカより長く滞在できる可能性があります。また期間を工夫することで費用を抑えることもできます。例えば高校2年の後期だけ(約6ヶ月)留学し、残りは日本で過ごすといったターム留学にすれば、1年間まるごと行くより費用を半分近く節約できます。中規模の予算の方は、期間×国の組み合わせを工夫して、自分にとってベストなプランを作り上げましょう。
高予算の場合(総額200万円以上)
かなり選択肢は広がります。アメリカやイギリスの私立高校に1年間留学すると、学費・寮費など合わせて300〜800万円かかることもありますが、高予算であればそれも可能です。例えばイギリスの名門寄宿学校や、アメリカのボーディングスクールへの進学は費用こそ高額ですが、世界トップレベルの教育環境に身を置けます。将来海外大学を目指すなら有力な選択肢です。費用に余裕があれば、留学後のキャリアに繋がるプラスαのプログラム(例: 有給インターンシップ、ボランティア活動など)に挑戦することも可能です。ただし高校生の場合、まずは勉学が本分ですので、追加プログラムは無理のない範囲で検討しましょう。高予算であっても出費に見合った価値を得ることが大切です。信頼できる機関と相談し、お金以上の経験が得られるプランを選んでください。
目的別(語学力向上・国際交流・進路準備)選択法
留学プログラムは自分の目的に合ったものを選ぶことも重要です。ここでは「語学力向上」「国際交流(視野拡大)」「進路準備(将来設計)」という3つの目的別に、プログラム選択のポイントを述べます。
語学力向上が第一目的の場合
とにかく英語力(または留学先の言語力)を伸ばしたい人は、英語漬けの環境を作れるプログラムを選びましょう。具体的には日本人比率が低い学校や地域を選ぶ、ホームステイ先でも英語以外話せない環境に身を置くことです。例えばカナダは日本人留学生が多い傾向がありますが、田舎町やフランス語圏(ケベック)の学校を選べば日本人が少なくなる場合もあります。イギリスはもともと日本人留学生は比較的少なめで、ブリティッシュ英語を学びたい人には理想的です。
国際交流・視野拡大が目的の場合
異文化体験や人脈作りを重視する人は、多様な文化や価値観に触れられるプログラムを選ぶと良いでしょう。例えばアメリカは人種のるつぼと言われ、州によっても雰囲気が違うため、多文化共生社会を肌で感じられます。ニュージーランドやオーストラリアは国を挙げて移民を受け入れており、学校にも多国籍な生徒が集まるので世界的視点が養えます。マレーシアもマレー系・中華系・インド系といった多民族国家で、多様性を実感できる環境です。こうした国で現地の友達を作れば、その後もグローバルな友情が続くでしょう。視野拡大が目的なら、ホームステイ以外の交流イベントにも注目してください。現地校のボランティア活動に参加できるプログラムや、スポーツ・音楽などを通じて地域交流する機会のあるプランはおすすめです。夏休みのジュニアキャンプなどは、アクティビティ満載で「世界の同世代とチームを組んで課題に取り組む」などユニークな経験ができるものもあります。期間も1週間から選べるので、短期間でも海外の雰囲気を味わいたい人に向いています。自分とは異なる文化の中に飛び込むという目的意識を持てば、どの国でも得るものは大きいです。普段行かないような国に敢えて行ってみるのも一つの手です 。英語圏にこだわらずヨーロッパやアジアの学校に短期参加するプログラムも探せばありますので、「この国の文化に触れてみたい!」という直感を大事に選んでみましょう。
進路準備(将来設計)が目的の場合
将来を見据えて高校留学を活用したい人もいるでしょう。例えば「海外大学に進学したい」「帰国子女枠で難関大学に入りたい」「将来英語を使う仕事に就きたい」など具体的な目標がある場合、それに直結するプログラムを選ぶと効果的です。海外大学進学を目指すなら、現地の高校を卒業しIBやAレベル資格を取るルートがあります。IB(国際バカロレア)を提供する海外高校に2年以上在籍しディプロマを取得すれば、世界中の大学出願に有利です。ただ難易度も高いので、それ相応の覚悟が必要です。2年間継続して海外の高校に通った場合、日本の大学の「帰国生入試」資格を得られることがあります。多くの国公私立大で「海外在留経験◯年以上」など条件があり、高校時代の留学経験は大いに武器になります。実際、高校留学をきっかけに進路を変えたり決めたりする生徒は多く、帰国後に志望大学を変更するケースも珍しくありません。進路準備目的なら、留学時にどんな実績を作るかも意識しましょう。例えば現地校で表彰を受ける、TOEFL高得点を取得する、課外活動でリーダー経験を積む等は、大学出願時に大きなアピールポイントとなります。エージェントによっては、キャリアカウンセリングや帰国後の進路相談までトータルで支援してくれるところもあります。「将来〇〇になりたいからこの留学をする」という明確な目的がある人は、ぜひその目標にコミットしてくれるプログラムやサポートを選んでください。目的意識の高い留学は、必ずやあなたの進路にプラスの成果をもたらすでしょう。
信頼できる留学エージェントの見分け方
高校生の留学を成功させるには、信頼できる留学エージェントや支援団体を選ぶことも重要です。手続きや現地サポートをプロに任せることで、安心感が格段に違います。では、どのようなポイントでエージェントの良し悪しを見極めれば良いでしょうか。
実績と所属団体
長年の実績があり、業界団体に加盟しているエージェントは信頼度が高いです。例えばJAOS(一般社団法人海外留学協議会)やJ-CROSS(留学サービス審査機構)に正会員として登録されている会社は、一定の基準を満たしていると言えます。また「◯◯年間で○万人以上のサポート実績」など具体的な数字を公開しているところも安心材料です。「成功する留学」は25万人以上の留学生サポート実績があり、アジアNo.1エージェントとして表彰もされています。
カウンセラーの質と対応
実際に相談した際のスタッフの対応も重要です。経験豊富なカウンセラーが親身になって話を聞き、こちらの希望や不安をしっかり汲み取ってくれるかを見極めましょう。留学経験者や資格保有(留学カウンセラー資格など)のスタッフがいるかもチェックです。初回相談でいきなり特定のプランを強引に勧めてくるような所は避けたほうが無難です。あなたの話をじっくり聞いた上で、予算や目的に合った最適なプランを提案してくれるエージェントが理想です。
情報開示と透明性
ホームページやパンフレットで費用内訳やサポート内容が明確に示されているか確認しましょう。不明瞭な料金設定や、「○○手数料0円!」と謳いながら別の形で高額請求するようなケースも稀にあるので注意です。信頼できる会社はサポート費用や現地費用の詳細を開示し、為替レートの変動リスクなどもきちんと説明してくれます。またビザ申請代行料や航空券手配料など、追加費用が発生しうる項目も契約前に教えてくれるかが大切です。
サポート範囲と緊急対応
留学前の手続きだけでなく、出発前〜留学中〜帰国後までトータルにサポートしてくれる会社だと安心です。具体的には、出発前の英語研修やオリエンテーション、現地到着時の空港出迎え、定期的な現地オフィスからのフォロー連絡、緊急時24時間対応の連絡先などです。万一トラブルが起きた時に、日本語で相談できる窓口があるかどうかは大きな安心材料です。例えばカナダに強いエージェントならバンクーバー等に日本人スタッフ常駐オフィスがあり、24時間電話対応してくれるところもあります。契約前に、現地サポートの具体的内容を確認しましょう。
口コミや評判
実際に利用した人の口コミも参考になります。ネットのレビューサイトやSNSで社名を検索し、良い評判・悪い評判の両方に目を通しましょう。ただし個人の感想なので極端な意見は割り引いて考えます。周囲に留学経験者がいれば直接話を聞くのも良いでしょう。「担当者が親切だった」「トラブル時に迅速に対応してくれた」といった声が多ければ信頼度は高いです。逆に「相談に行ったら高額プランばかり勧められた」「質問への回答があいまいだった」という場合は注意です。
以上の点を総合して判断し、自分と相性の良いエージェントを選びましょう。理想は「留学のプロ」と「自分と家族」が二人三脚で準備を進めていく」ことです。信頼できるエージェントはあなたの夢を叶える強い味方になってくれます。弊社「成功する留学」も、留学エージェントの老舗として皆さんの留学成功を全力でサポートしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
7. よくある質問(FAQ)
最後に、高校生のホームステイ留学に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめます。費用や安全性、準備に関する一般的な疑問から、保護者の方の心配事、緊急時の対応までQ&A形式で解説します。
費用・安全性・準備に関するQ&A
Q: ホームステイ留学にはどれくらいの費用がかかりますか?
留学費用は行き先の国・地域や期間によって大きく異なります。短期(2週間〜1ヶ月)の場合は約50〜80万円程度、1年間の長期留学では渡航費・授業料・滞在費込みで約250〜800万円が一つの目安です。アジアは物価が安く、フィリピンなら1ヶ月15〜30万円、マレーシアも欧米の半額程度で留学できるとされています。交換留学など奨学金プログラムを利用すれば、アメリカでも年間150〜170万円ほどに抑えられるケースがあります。このように幅がありますので、まずは希望国・期間を決め、大まかな予算を立ててみましょう。エージェントのカウンセリングでは最新の費用相場を教えてもらえます。見積もり時には渡航費や保険料、ビザ申請料など全て含めた総額で検討することが大切です。
Q: 高校生がホームステイして安全面は大丈夫でしょうか?
基本的に安全に配慮された環境で留学生活を送ることができます。まずホームステイ先のホストファミリーは、受け入れ団体や学校による厳しい基準を満たした家庭ばかりです。事前に各家庭の犯罪経歴照会や住環境チェックなどが行われ、留学生受け入れの訓練や経験を積んだホストが選ばれています。また未成年留学生には現地コーディネーターや学校カウンセラーが付き、定期的に様子を確認してくれるため、何かあればすぐ対処可能です。治安面では、国にもよりますが多くの留学先は日本と同程度かそれ以上に安全な地域が選ばれます。例えばニュージーランドやカナダは治安が非常に良く、親御さんも安心できる環境と言われます。ただしどんな国でも油断は禁物です。夜の一人歩きをしない、治安の悪いエリアに近づかない、貴重品管理を徹底するなど基本的な自己防衛は必要です。保護者の方には、現地緊急連絡先(ホストやエージェント支店)の控えを渡しておき、非常時には日本語でサポートを受けられる体制を確認してもらうと良いでしょう。総じて、適切なサポート体制のもとで高校生が留学する場合、安全面への配慮は十分になされています。不安なことがあれば出発前にどんな小さなことでもエージェントに相談し、納得した上で送り出しましょう。
Q: 英語があまりできなくてもホームステイできますか?
はい、可能です。多くの高校生留学プログラムは、英語初級レベルからでも参加できます。ホストファミリーも海外からの留学生受け入れに慣れているため、最初はジェスチャーや簡単な単語でコミュニケーションしても暖かく見守ってくれます。ただ、事前にできる限りの準備をしておくとスムーズです。基本の挨拶や自己紹介、日常表現(トイレを使いたい、おかわりをお願いしたい等)だけでも覚えていけば自信になります。現地の高校に通う場合、簡単な英語力テストや面接が課されることもありますが、高度な英語力は高校生には求められません。それでも不安な場合は、渡航前にオンライン英会話や留学エージェントの英語研修を受けてみるのがおすすめです。「成功する留学」でも出発前に無料のオンライン英会話レッスンを提供しており、短期間で会話のコツがつかめたと好評です。現地では生活の中で生きた英語をどんどん吸収できます。高校生は吸収が早いので、数ヶ月も経てば聞き取りや会話にもかなり慣れてくるでしょう。言葉が十分でなくとも臆せず積極的に話しかけ、ホストファミリーとの交流を楽しむことが英語上達への近道です。
Q: 留学準備はいつ頃から始めればいいですか?
長期留学(3ヶ月以上)の場合、遅くとも出発の1年前から準備を始めるのが理想です。高校留学は書類準備やビザ申請など時間のかかるプロセスがあります。例えば高校2年で留学するなら、高1中に情報収集をしましょう。エージェント主催の留学セミナーに参加したり、資料請求をして比較検討する期間が必要です。願書提出は出発の6〜9ヶ月前が締め切りのことが多いです。そこから合否判定、ビザ申請(1〜2ヶ月)、航空券手配などを経て、出発直前オリエンテーションとなります。短期留学(1ヶ月未満)の場合でも、人気の夏休みプログラムは春頃までに満席になることがあります。遅くとも出発の3〜4ヶ月前には申し込みたいところです。いずれにせよ早め早めの行動が吉です。準備開始が遅れると希望のプランが選べなかったり、ビザ発給が間に合わないリスクもあります。まずは「行きたい」と思った時点で、エージェントに相談してみましょう。無料カウンセリングでは個々のスケジュールに合わせて準備計画を立ててくれます。例えば高校○年の○月出発したいなら、いつまでにどの書類が必要等、逆算して教えてもらえます。また早めに決めることで航空券が安く取れたり、心の準備期間も十分に取れます。「留学したい」と思った今が、準備のスタートです。ぜひ一歩踏み出してみてください。
保護者の方からよくある質問
Q: 子どもを高校生で海外に送り出すのは不安です...。大丈夫でしょうか?
親御様にとってお子様の留学は心配が尽きないかと思います。しかし、正しい準備とサポート体制のもと送り出せば、大きな成長と成果が得られるケースがほとんどです。高校生の留学はまだ日本では一般的に多くありませんが、毎年3万人以上の高校生が海外留学を経験しています(コロナ前のピーク時)。皆最初は不安でしたが、多くが「行って良かった」「自信がついた」と帰国しています。
学業面では、留学中に身につけた英語力や主体性が帰国後の進路に良い影響を与えることが多々あります。もちろん、日本のカリキュラムに遅れが出ないかという心配もあるでしょう。長期留学の場合、休学や留年の調整が必要になることがありますが、最近では単位認定など各高校も柔軟に対応する例が増えています。帰国子女入試など留学経験者向けの大学進学ルートも整備されてきています。お子様の性格によってはホームシックになることもありえますが、その際は無理せず日本と連絡を取ったり、現地スタッフに相談するよう伝えておきましょう。保護者の方も定期的に連絡をとって見守りつつ、基本はお子様を信じて送り出してあげてください。「うちの子に留学なんて務まるだろうか...」という不安もあるかもしれません。しかし10代は柔軟でたくましいものです。現地で困難を乗り越えることで、帰国したとき一回り大きく成長したお子様に出会えるでしょう。ご不安な点は事前に全てエージェントに相談し、納得いくまで説明を受けてください。準備を万全にすることで、不安はかなり解消されるはずです。親御様の応援と笑顔が、お子様にとって何よりの励みになります。「大丈夫、きっと成長して帰ってくる」と信じて送り出していただければと思います。
Q: ホストファミリーはどんな家庭になりますか?リクエストはできますか?
ホストファミリーのプロフィールは国・地域やプログラムによって様々ですが、基本的に受け入れ経験が豊富で親切な家庭が選ばれます。典型的には現地在住の中流階級のご家庭で、自宅に余裕の部屋があり、異文化交流に理解がある方々です。ただし家族構成は色々で、小さな子どものいるファミリーから、夫婦二人やシングルマザーの家庭、高齢のご夫婦などケースバイケースです。留学生にとってはどの形態でも得るものがあります。例えばお子さん好きのホストがいれば兄弟のように遊べますし、子どものいない家庭なら大人たちからしっかり目をかけてもらえます。基本的には受け入れ機関がお子様の年齢や性格に合いそうな家庭をマッチングしてくれます。特別なリクエスト(例: ペットが苦手なので動物のいない家庭、アレルギー対応食を用意してほしい等)がある場合は事前に申告すれば可能な範囲で考慮してもらえます。ただし「白人家庭がいい」など人種や宗教を指定することは差別に繋がるため禁止されています。ホストファミリーは留学生を家族として迎える準備を整えて待っています。到着したら遠慮せず家族の一員に加わりましょう。しかしまずは積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係構築に努めることが大切です。多くの留学生にとってホストファミリーは第二の家族となり、帰国後も手紙やSNSで交流が続く大切な存在になります。「どんな家庭かな?」とドキドキすると思いますが、それも留学の醍醐味です。きっと素敵な出会いが待っているでしょう。
Q: 留学中、子どもと連絡を取ることはできますか?
はい、最近はインターネット環境が整っているため、日本と現地で頻繁に連絡を取り合うことも可能です。 多くの留学生はスマートフォンを持参し、現地でSIMカードを入れ替えるかWi-Fiに接続して、日本の家族とLINEやWhatsApp、メールでやり取りしています。ホストファミリー宅にWi-Fiがあれば、ビデオ通話でお子様の顔を見ることもできます。
Q: 留学中に体調を崩したりケガをしたらどうなりますか?
お子様が病気・ケガをした場合でも、基本的にはホストファミリーが実の家族同様に対応してくれるのでご安心ください。ホストは保護者代わりとして病院に付き添い、必要な場合は入院手続きや保険会社への連絡もサポートしてくれます。留学前に必ず加入する海外留学保険には、24時間日本語対応の医療相談サービスが含まれているものが多いです。現地で病院にかかった際は、ホストやエージェント現地スタッフの助けを借りつつ、保険会社に連絡して指示を仰ぐ形になります。
Q: トラブルが起きた場合、途中で帰国させることはできますか?
プログラムによりますが、途中帰国(早期帰国)は最終手段として可能な場合があります。 例えばホームシックが重度で滞在続行が難しい、病気やご家庭の事情で帰国せざるを得ない、といった場合です。交換留学などでは原則期間満了まで頑張ることが期待されますが、無理強いして心身を壊しては本末転倒です。途中帰国する際は、在籍校との調整(復学や単位認定)や滞在先への通知など、エージェントが手続きを手伝ってくれます。ただし多くのプログラムで費用の返金は基本的にないことに留意ください。契約書に途中終了時の規定が記載されています。また再渡航が難しいケースもあります。ですので、できれば事前対策と現地サポートで問題を解決し、予定通りやり遂げるのが理想です。実際「もう帰りたい」と泣いていた子が、踏みとどまって最後には「帰りたくない!」と成長する例はよくあります。保護者としてもつらいとは思いますが、エージェントや学校と連携しながらお子様を励まし、危険がない限りもうひと踏ん張り支えてあげてください。どうしても状況が改善しない場合は撤退も選択肢ですが、その判断も専門家の意見を聞きつつ冷静に行いましょう。
緊急時の対応について
Q: 現地で緊急事態が起きたらどうすればいいですか?
緊急時には迅速かつ冷静に対処することが大切です。以下に基本的な対応手順をまとめます:
- 安全の確保
事故や事件、災害に巻き込まれた場合、まず自分の身の安全を確保します。例えば火災なら避難、犯罪被害なら危険から離れることを最優先にしてください。大怪我の場合は周囲に助けを求めましょう。 - 緊急連絡(現地当局)
次に、現地の緊急電話番号に連絡します。日本の「110番/119番」に相当する番号を出発前に必ず確認しておきましょう。アメリカ・カナダ・フィリピン等は911番で警察・救急・消防の総合窓口です。イギリス・NZ・マレーシアでは999番、オーストラリアは000番など国ごとに異なります。英語で「Help!」「Police, please.」など要点を伝えれば出動してもらえます。電話が難しければ周囲の人に「Call the police/ambulance!(警察/救急車を呼んで!)」と助けを求めてください。 - ホストファミリーまたは学校へ連絡
緊急通報と同時並行か直後に、ホストファミリーや学校担当者にも連絡します。ホストは最寄りの病院に連れて行ってくれたり、必要に応じて保険会社への連絡を手伝ってくれるでしょう。学校で起きた事故なら先生が対応し保護者等に連絡してくれます。 - 保険会社への連絡
怪我や病気の場合、加入している保険の緊急連絡先に電話します。多くは日本語対応で、病院の案内や費用手続きの指示を受けられます。キャッシュレス提携病院を教えてもらえるので、そこへ行けば治療費も保険で直接支払われます。 - 留学エージェント日本支社への連絡
深刻な状況では、エージェントの緊急窓口にも連絡を入れます。成功する留学を含め大手エージェントは24時間対応の電話やLINE窓口を設けており、現地スタッフとも連携してサポートしてくれます。場合によっては日本大使館・領事館とも連絡を取り合い、安全確保や一時帰国の手配なども行います。 - 保護者への報告
落ち着いた段階で、日本の保護者にも状況を報告します。基本的にはエージェントや現地校から保護者に連絡が行きますが、お子様本人から無事を伝えることも大切です。電話やメールで構いませんので、「◯◯が起きたが自分は安全、対応中」と知らせましょう。保護者が連絡を受けた場合は、慌てずに詳細を確認しエージェントの指示を仰いでください。
幸い、留学中に命に関わるような緊急事態は滅多に起きません。しかしゼロではないため、このように連絡すべき相手の順序を頭に入れておくことが重要です。ポイントは「まず119(現地)、次に身近な大人、最後に日本」というイメージです。日本と違う環境で戸惑うかもしれませんが、ホストファミリーも現地スタッフもあなたを守るために動いてくれます。日頃から非常口の確認や、防犯意識を持つなど備えもしておきましょう。私たちエージェントも、皆さんの安全を第一に考えサポートします。困ったときは遠慮なく助けを求め、落ち着いて行動すれば、必ず乗り越えられます。
ホームステイ留学は高校生にとって人生を変える貴重な体験になるでしょう。
本ガイドの情報を活用し、しっかり準備と心構えを整えて臨めば、不安を自信に変えて大きく成長できるはずです。
海外で過ごす日々は決して平坦ではないかもしれませんが、それ以上に得られる喜びや学びがあります。ぜひあなたに最適なプランでホームステイ留学を成功させてください。
専門家である私たち「成功する留学」も全力でサポートいたします。一緒に第一歩を踏み出しましょう。夢に向かって、頑張ってください!
高校生のホームステイについて経験豊富なカウンセラーに聞いてみよう!
海外に進学をしよう!
留学について知ろう!
成功する留学だからできること

カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
豊富な経験と知識で、一人ひとりに合った留学プランをご提案します。
▼ご質問やご不明点はお気軽にご相談ください!
▼留学デスクで個別相談する日程を予約しよう
全国どこからでもオンラインでご相談いただけます!
広い選択肢から留学を検討する
アメリカの留学情報
カナダの留学情報
オーストラリアの留学情報
ニュージーランドの留学情報
フィリピンの留学情報
マレーシアの留学情報
イギリスの留学情報
アイルランドの留学情報
マルタの留学情報
フランスの留学情報
スペインの留学情報
イタリアの留学情報
ドイツの留学情報
オーストリアの留学情報
シンガポールの留学情報