「マルタ留学は意味ない」の真実。

マルタ留学の"リアル"をまとめました

「『マルタ留学は意味ない』って本当？」
「マルタ留学のメリット・デメリットは？」

留学費用が安く、地中海の雰囲気を感じられることから大人にも人気のマルタ留学。そのリゾート的な誘惑から、「マルタ留学は意味がない」と話す人も多い...。そんなマルタ留学が気になる方に向け、よくある失敗例やデメリットをご紹介します。有意義なマルタ留学にしたい方は、ぜひ参考にしてみましょう！

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マルタ留学が意味ない！？よくある失敗例

「マルタ留学は意味ない」といわれる理由があるのも事実。実際に、マルタ留学経験者たちがどのような失敗をしてきたのかを知るところから始めましょう。

失敗例①：遊びの誘惑に負けてしまった

マルタ留学は、地中海のリゾート地として有名な国です。観光客が多く、バカンスがてらに留学するヨーロッパ圏の学生も多いことから、ついバカンス気分に流されてしまう失敗例があります。

日本ほどの娯楽やエンタメが少ないとはいえ、マルタ島の代表都市「セントジュリアン」には、カフェ・レストラン・バー・ショッピングセンター・カジノなどの娯楽施設が多数。街ごとユネスコ世界文化遺産に登録された「バレッタ」や、きらびやかな装飾が圧巻の「聖ヨハネ大聖堂」など観光名所も豊富です。バカンスや観光向きの国だからこそ、遊ぶことに夢中になり、帰国後に留学経験をうまく活かせないのがよくある例です。

失敗例②：日本人とばかりつるんでいた

マルタ留学は、日本人が少なくヨーロッパ圏の留学生が多いことから、しっかり英語環境を作りたい方にも人気です。その一方で、オーストラリアやカナダといった英語圏と比べ、規模自体が小さいマルタ島には語学学校がそれほど多くありません。さらに初級クラスであれば、日本人留学生がクラスの3割程度になってしまうこともあります。

それでも人気の留学先と比べ日本人比率は少ないですが、安心感や居心地の良さから、結局日本人とばかり行動してしまうのがよくある失敗例。観光や遊びに充実した留学生活であっても、なかなか英語力の面で成果を感じられず「留学の意味がない」と感じてしまうようです。

失敗例③：安さばかりを選んでしまった

マルタ留学は、北米やヨーロッパ各国への留学と比べ、費用を3割ほど抑えられるのがメリット！留学費用の面でも選ばれやすいマルタ留学ですが、安さばかりを追求して、現地に行ってから「思っていたのと違う」と後悔する留学生もいます。

費用面だけしか注目していなかったばっかりに、「学校やホームステイ先で十分なサポートを受けられなかった」「学校の授業が午後しか受けられなかった」と、留学の質に問題があるケースも多々聞かれます。安さのみで留学プランやプログラムを選んでしまうと、せっかくお金を払って留学するのに不完全燃焼のまま帰国となる場合があるのです。

失敗例④：留学生活に飽きてしまった

「マルタ留学は意味ない」という理由の一つとして、「短期滞在で十分だった」と話す経験者もいます。マルタ島は、東京23区の半分ほどの大きさしかない非常にコンパクトな国です。観光名所や美しいビーチなど、リゾート的な魅力は多いですが、数か月の滞在で満足できるのかもしれません。

アメリカ留学やイギリス留学のような、都会的な留学生活を求めて留学すると、理想とのギャップから渡航した意味を見出せないこともあるようです。

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意味あるマルタ留学にするためにやること4選

それでもやっぱり魅力的なマルタ留学。「マルタ留学したけれど、結局意味なかった」とならないよう、留学前にやるべきこと4つを解説します。

①マルタ留学中の目標を立てる

マルタ留学を意味あるものにするためには、目標を立てることが重要です。目標があるとないとでは、留学中の行動が大きく変わってきます。

目標なく留学に挑んだ場合、なんとなく授業に参加して、なんとなく観光やお出かけを楽しむだけで終わってしまいます。特に誘惑の多いマルタ島では、小さな目標を立ててとにかく留学中にクリアしていこうという意識が大切です。「授業中は1回でも発言する」「自分からクラスメイトに話しかけてみる」など、どんな小さなことでもOK！留学中のモチベーションが落ちず、達成感のある留学生活になります。

②日本人との付き合い方にルールを決める

「日本人とばかりつるんでしまう」失敗例を回避するためには、ルールを決めておくのがおすすめです。たとえ日本人が多い環境になったとしても、付き合い方次第では有意義な留学生活を送れます。

実際にマルタ留学で充実した経験をした学生に話を聞くと、「日本人同士でも英語で会話する」「昼食は他の国の留学生と取る」といった線引きをしていたといいます。英語力向上を目的に留学に行くなら、しっかり目的を果たすためにも、居心地の良いコミュニティに留まっていてはもったいない。日本人とは自分のルールの中で、うまく付き合っていきましょう。

③費用と質のバランスが取れた留学プランを選ぶ

安さのみを重視して失敗しないよう、留学プランは慎重に決めましょう。留学エージェントからおすすめされたパッケージをそのまま鵜吞みにするのはNG。どんな学校でどんな時間割なのか、滞在先の手配方法やホームステイ先情報など、一つ一つ確認したうえで手続きを進めると安心です。

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④遊びが少なくても飽きないか検討する

マルタ留学を決める前に、自分がどのような留学環境を望んでいるのか、よく考える必要があります。「自然豊かな環境で落ち着いた留学生活を送りたい」「東京暮らしに慣れているから都会的な生活が良い」と、一人一人に合う留学先は異なります。

マルタ島は、日本とは全く違う環境を求める人におすすめです。ちょっと不便でもせっかくなら180度違う生活を体験してみたい方、地中海のゆったりとした雰囲気を感じてみたい方は、満足なマルタ留学生活を送れるはず。刺激的で便利な留学生活を望む人は、もっとあなたの希望に合う留学先があるかもしれません。

マルタ留学のデメリット3選

マルタ留学検討中の方に向けて、メリットデメリットをおさらいします。マルタならではの特徴をチェックし、留学先選びの参考にしてみてください。

日本からの直行便がない

日本からマルタまでは直行便がなく、飛行機で片道約18時間かかります。基本的には、直行便が出ているヨーロッパの主要都市を経由するか、ドバイやトルコなどの中東を経由するルートになります。

デメリットとしては、往復航空券代がかかること。さらに日本との行き来がしにくいことがあります。マルタへの往復航空券代は約23万円程度が相場のため、短期留学や頻繫に帰国したい人にとっては少々コスパが悪いです。

娯楽が少ない

マルタ島は観光地やリゾート地として有名ではあるものの、国土が小さい分主要英語圏に比べて娯楽が少ないのがデメリットです。都会的な暮らしを望んでいる場合、途中で退屈さを感じてしまうでしょう。国の雰囲気や文化、暮らしには必ず向き不向きがあります。自分がマルタに向いているのかは、留学経験者やエージェントにアドバイスをもらいながら判断するのがおすすめです。

アルバイトは難しい

マルタ留学中にアルバイトすることはできますが、条件が厳しく挑戦しづらいのが現状です。就労許可書を申請し許可が降りるまでに、およそ2か月かかることもあり、基本的に現地での収入は期待できません。留学中にアルバイトしながら資金繰りをしたい人は、デメリットの一つになります。

マルタ留学のメリット3選

留学費用が安い

マルタは、ヨーロッパや北米圏への留学に比べ約3割ほど費用が安いです。アメリカで1ヶ月留学するとなると、80～90万円程度かかりますが、マルタの場合は45～55万円程度で1ヶ月の留学が可能です。ヨーロッパの中では比較的物価も安いため、現地での生活費も比較的安く抑えられるのがメリット。基本的に、海鮮やパスタなどはかなり安く手に入るため、自炊の日を増やすなどの工夫をすれば、より留学費用を節約できます。

一年中暖かく過ごしやすい

マルタ島は「夏は乾燥」「冬は高湿度」と、日本とは真逆の気候です。暖かい時期が長く、日本人にとってはかなり過ごしやすく感じます。マルタ観光シーズンとなる夏は、5~9月ごろ。11月ごろまでは最高気温20度前後の気候が続き、冬も日本ほど寒くなりません。

ヨーロッパは雨が多いことで知られますが、マルタ島は年間通して雨の日が少ないのも過ごしやすさの理由の1つ。留学中は、気候で体調不良を起こす人も多いので、マルタ留学なら肌に合った生活ができそう！

ヨーロッパの留学生が多い

マルタに来る留学生の半数以上がヨーロッパ出身といわれます。友達作りが目的の人にとっては、多国籍な交流ができるマルタ留学はとても魅力的な留学先です。同じ英語圏でも、オーストラリアやニュージーランドはアジアからの学生が多い傾向があります。多くのヨーロッパ人と知り合えるのはマルタ留学ならではのメリットといえるでしょう。