こんにちは！カナダ留学をお考えの皆さん、今年からカナダの留学ビザ申請に関する重要な変更があったのをご存じですか？
新しいプロセスなので、まだ州によっては情報が開示されていない部分もありますが、今分かっている最新情報をまとめてみたので、是非参考にしてみてくださいね。
学生ビザの発給数が-35%に！！
近年、カナダでは住居や医療の不足が深刻な問題となっています。その一因として、留学生の増加が挙げられます。これに対処するため、カナダ政府は留学生の数を制限する対策の一環として、2024年の学生ビザの発給数を約36万件（前年比で35%減）とすることを決定しました。
尚、この変更により、2024年1月22日以降、留学生はビザ申請の際に Provincial Attestation Letter（州の認証レター、以下PAL）の提出が必要となりました。
➀ PALとは？
PALはカナダの州や準州が留学生の受け入れを認める認証レターです。
留学生はこのPALを入学予定の学校から取得し、学生ビザの申請時に提出する必要があります。
PALに記載されている内容（BC州の場合）
・学生の情報（名前、生年月日、日本の住所）
・学校の情報（学校名、DLIナンバー、受講プログラム名）
・認証ID（Attenstation ID）
・発行日、有効期限
➁ PAL導入後の変化
PAL導入後、留学生は学校からPALを受け取り、学生ビザの申請時に提出する必要があります。
PALに関する重要な点は、各教育機関が毎年発行できるPALの数には制限があり、その発行数が上限に達した場合、新しいPALを取得することができないことです。
つまり、希望の留学先の教育機関がその年のPALの枠を超過している場合、申請することができなくなります。
➂ ブリティッシュコロンビア州（BC州）の状況
BC州（ブリティッシュコロンビア州）の状況について見ていきましょう。
留学先として人気なバンクーバーやビクトリア、ケロウナはBC州のルールが適用されます。
BC州では、すでにPALの発行システムが2024年3月4日から始まっています。
州全体で83,000件のPALが割り当てられ、公立高等教育機関と私立機関に配分されます。（昨年の申請数が97,000件だったので、BC州の留学ビザ申請枠は14,000件減少することになります）
83,000件のうち、公立が53%、私立が47%の配分となります。
PALの取得は、学校からのLOA（入学許可証）と共に発行され、留学生はこの2点を学生ビザの申請に利用します。
「成功する留学」では、現在BC州へ留学予定の方の留学手続きを行っていますが、今のところPAL発行からビザ取得まで、スムーズに進んでいます！
➃ オンタリオ州の状況
2024年3月27日には、トロントのあるオンタリオ州からも学生ビザ申請許可についての公式発表がありました。
州全体で235,000件のPALが割り当てられますが、下記のように教育機関タイプにより発給数が大きく異なります。
公立カレッジ・大学が96%
私立大学や語学学校が4%
キャリアカレッジ（私立専門学校）は0%
オンタリオ州は先日アナウンスがあったばかりなので、PAL発行やビザ取得まで追って状況を確認していきます。
➄ PALが免除されるケース
PALの提出が免除される場合には、以下の条件が該当します：
- 小学校、中学校、高校への留学生
- 大学院（修士・博士課程）の留学生
- 有効な学生ビザを保持しており、すでにカナダに滞在している留学生、またはカナダ国内で就労ビザを持つ学生、およびその家族
- カナダ国内で学生ビザの延長を申請する人
- 2024年1月22日午前8時30分（東部時間）までに学生ビザの申請を完了した人
これらの条件に該当する場合、PALの提出が必要ありません。
また、今まで同様、6ヵ月未満の語学留学の場合は、学生ビザの申請が不要なので、PALの発行も必要ありません。
以上がカナダの留学ビザ申請に関する最新情報(2024年4月10日現在）です。
新しいシステムが導入されて、混乱されている方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい情報を入手して、落ち着いて手続きを進めていきましょう！
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