Brentwood College School(ブレントウッド・カレッジ・スクール) | 学費・入学条件・留学生サポートを徹底解説
Brentwood College School(ブレントウッド・カレッジ・スクール、以下Brentwood)は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ミルベイ(バンクーバー島)にある名門私立寄宿学校(ボーディングスクール)です。1923年創立の長い歴史を持ち、8~12年生(日本の中学2年~高校3年に相当)の生徒を対象に大学進学準備教育を提供しています。太平洋に面した絶景のウォーターフロントキャンパスと、「Where Students Choose To Be(生徒が自ら選ぶ場所)」を掲げる先進的な教育理念で知られ、世界中から優秀な学生が集まる国際色豊かな学習コミュニティを形成しています。本記事では、Brentwoodの基本情報から特色、学費・入学条件、カリキュラム、学生生活、留学生サポート、卒業後の進路、そして入学手続きまで、保護者や留学希望の高校生に向けて詳しく解説します。
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この記事を監修した人
岡野 健三
「成功する留学」代表取締役社長 / 一般社団法人海外留学協議会(JAOS) 理事
40年以上・25万人超の支援、アジアNo.1エージェント"殿堂入り"をした「成功する留学」の代表を務める。高校留学・海外大学の進学、編入、ファウンデーション、大学院まで、英語力・学力・費用の制約を超えるプランをご提案。
Brentwood College Schoolの基本情報
学校概要
Brentwoodは1923年に設立された共学の私立ボーディングスクールです。キャンパスはカナダ西海岸、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島のミルベイという町に位置し、目の前に広がるサーニッチ湾と雪を頂くマウントベーカーを望む絶好のロケーションにあります。広大な敷地は約90エーカー(約36ヘクタール)にも及び、そのうち1km以上が海岸線という恵まれた環境です。元々1923年にブレントウッド湾で開校しましたが、1947年の火災による校舎焼失を経て、1961年に現在地のミルベイで再建されました。1972年にはカナダで初めて男子全寮制校から女子を受け入れる共学校へ移行し、以来50年以上にわたり男女共学の教育を行っています。
Brentwoodの教育ミッションは「Brentwoodファミリー(Brentwood Family)が、生涯にわたり人々の心と知性を解き放つ(The Brentwood Family opens minds and hearts for life.)」ことにあります。生徒・教職員・保護者・卒業生を含むBrentwoodファミリーの一員として、過去から学び現在を受け入れ未来に備える姿勢を重んじ、「Grit(粘り強さ)、Joy(喜び)、Humility(謙虚さ)、Engagement(積極参加)、Balance(バランス)、Authenticity(真の個性)」という6つの価値観を日々の学校生活で体現することを目標としています。これらの価値観はBrentwoodの教育理念の柱であり、生徒たちが困難に立ち向かいながらも他者と協力し、学びに喜びを見出し、自分らしさを発揮できる人格形成を促す指針となっています。
基本データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 1923年 |
| 所在地 | カナダ・ブリティッシュコロンビア州ミルベイ(バンクーバー島) |
| 生徒数 | 約550名(全校生徒。うち約80名が通学生、約470名が寮生。50か国以上から留学生在籍) |
| 対象学年 | グレード8~12(日本の中学2年~高校3年相当) |
| 学校形態 | 私立共学寄宿学校(全寮制高校、大学進学準備校) |
| 学期制度 | 3学期制(9月~6月)※月~土曜午前が授業日 |
| 校訓(モットー) | De Manu in Manum(ラテン語: 手から手へ=学んだことを次世代へ伝える) |
| 公式サイト | https://www.brentwood.ca/ |
Brentwoodには約550名の生徒が在籍しており、その約80%にあたる450名程が学校寮で生活するボーディング生です(残り約100名は地元在住の通学生)。生徒の出身国はカナダを中心にアメリカ、ドイツ、日本、韓国、中国など世界50か国以上にのぼり、全体の約20%が北米以外の国からの留学生となっています。教員数は約135名、教員一人当たりの生徒数は11人程度で、平均クラスサイズは16名と少人数教育を実践しています。豊富な教師陣と手厚い指導体制により、きめ細かな指導とサポートが受けられる環境が整っています。
位置情報
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Brentwood College Schoolの特色と魅力
Brentwoodが多くの留学生や保護者から選ばれる理由には、他にはない独自の教育システムや恵まれた環境、高い進学実績があります。ここではBrentwoodの主な特色と魅力を3つの観点から紹介します。
質の高い教育プログラム
Brentwoodの最大の特徴の一つは、学業・芸術・スポーツの三本柱から成る独自の「トライパートプログラム(Tripartite Program)」です。これは学業(Academics)、芸術(Arts)、スポーツ(Athletics)の全てに生徒がバランスよく取り組めるよう時間割を工夫したプログラムで、ブレントウッドでは授業を午前中に集中的に行い、午後は芸術またはスポーツの活動時間に充てる独自の時間割を採用しています。例えば平日は8:15~13:15(土曜は10:15~12:45)までが授業時間で、その後の午後は美術・音楽・演劇などの芸術クラスや各種運動部の練習に取り組み、夜は寮にて19:00~21:00頃に自習時間(Prep)が設けられるというサイクルです。この「午前は勉強、午後は芸術・スポーツ、夜は自習」というメリハリある一日スケジュールにより、生徒たちは学力向上と心身のリフレッシュ、自己表現の機会を両立させることができます。実際、Brentwoodのユニークな時間割と全人格的な教育アプローチによって、生徒は学業面で高い成果を上げつつ、多才でバランスの取れた人間として成長しているとの評価があります。
また、Brentwoodは大学進学準備校として高度で充実したカリキュラムを提供しており、ブリティッシュコロンビア州の教育課程に基づく必修科目に加え、先進的な選択科目や大学レベル相当の高度なコースも豊富です。例えばAdvanced Placement (AP)プログラムにも力を入れており、英語、数学、科学、社会科学、芸術言語など幅広い分野で20科目以上のAP科目を開講しています。毎年多くの生徒がAP試験に挑戦し、高得点を取得することで大学入学後の単位認定や優遇を得ています。平均して毎年150~200名近くのBrentwood生が複数のAP試験を受験し、その3分の2以上がスコア3以上(最高5)を取得しているというデータもあります。少人数制クラスで経験豊富な教師陣からきめ細かい指導を受けられるため、生徒の学力伸長はめざましく、Brentwoodは近年常にブリティッシュコロンビア州内トップクラスの学力レベルを誇る高校としてランクされています。実践的で創造性を育む課題や校外学習も多く取り入れられ、単なる知識詰め込みではない体験型・対話型の深い学びが展開されている点も教育の質の高さを示しています。
国際的な学習環境
Brentwoodには前述のように世界中から多様なバックグラウンドを持つ学生が集っています。全校生徒の約20%が海外からの留学生で、その出身国は50ヶ国以上にのぼります。キャンパス内にはカナダ各地の学生はもちろん、アメリカやヨーロッパ、アジア、中東、アフリカなどあらゆる地域からの生徒が一緒に暮らし学んでおり、日常生活自体がグローバルな交流の場となっています。例えば2025年時点の在籍者国籍データでは、カナダ以外ではアメリカ(約52名)、ドイツ(15名)、日本(8名)、韓国(7名)、メキシコ(8名)、スペイン(5名)、中国本土や香港、インド、フランスなど多数の国から生徒が集まっています。こうした国際色豊かな環境の中、生徒たちはお互いの文化や言語の違いを尊重し学び合うことで、自然と多文化理解やグローバルな視野を身につけていきます。実際、在校生からは「世界中から集まった友人と寮で生活し、互いの文化や習慣を共有できるBrentwoodでの日々は非常に刺激的で視野が広がる経験だ」といった声が聞かれます。学校としても毎年「インターナショナル・ディナー」と称した各国料理を楽しむイベントを開催したり、寮のルームメイトやハウスメイトを異なる国籍同士で組み合わせたりする工夫を凝らし、生徒同士が文化交流しやすい環境を作っています。
さらにBrentwoodでは留学生も含めた全ての生徒に英語の完全浸透教育を行っており、語学面でのサポートも手厚いです。一般的な語学学校のような独立したESL(英語補習)クラスは設けていませんが、その代わりに留学生であっても通常の授業に他の生徒と共に参加し、実践的な英語環境に浸かりながら言語運用能力を高める方針をとっています。もちろん必要に応じて放課後やプレップ時間に教師が個別指導を行ったり、ライティングセンターで作文指導を受けたりすることも可能で、英語が母語でない生徒にも理解が深まるよう配慮されています。Brentwoodの教師陣は留学生の語学上の苦労も理解しており、授業中も専門用語の補足説明やペアワークでのサポートなどを積極的に行っています。その結果、入学当初は英語に不安があった留学生も、卒業時には英語でのディスカッションやエッセイ作成に自信を持てるようになるケースがほとんどです。「Brentwoodでは先生方がいつでも親身に質問に答えてくれ、会話を通じて私の出身国や文化にも興味を持ってくれる。Brentwoodはまさに私の"世話をしてくれる家族"のような存在です」という留学生の言葉が示すように、異国から来た生徒も安心して学べる暖かなコミュニティが形成されている点もBrentwoodの大きな魅力です。
優秀な進学実績
Brentwoodは大学進学実績において極めて高い成果を挙げており、「卒業生全員が希望する進路へ羽ばたいていく学校」として知られています。毎年ほぼ100%の卒業生が大学などの高等教育機関に進学しており、そのうち実に70~80%の生徒が第1志望の大学から合格オファーを獲得しています。カナダ国内のトップ大学への進学はもちろん、アメリカやイギリス、その他世界各国の名門大学からも多数の合格通知が届いています。例えばBrentwoodの2025年卒業生(創立100周年記念の学年)は、10カ国182校の大学から合計700件以上の合格オファーを受け取り、その中から63の大学に進学しました。進学先の内訳は約2/3がカナダ国内の大学、22%がアメリカの大学、10%強がイギリスやオーストラリアなどその他の国の大学となっており、専攻分野も理工系・人文社会系・ビジネス系など幅広く分散しています。具体的な進学先としては、カナダではブリティッシュコロンビア大学(UBC)やトロント大学、マギル大学など国内トップ校への進学者が毎年多数を占めます。アメリカではハーバード大学、スタンフォード大学、ペンシルバニア大学、ブラウン大学、デューク大学といったアイビーリーグや有名大学への合格者がおり、イギリスではオックスフォード大学やセント・アンドリューズ大学など世界的名門への進学例もあります。このようにBrentwoodの生徒は世界を舞台に活躍できる大学へと羽ばたいており、在校中に培った学力と自主性、そして国際感覚が高く評価されていることがうかがえます。
Brentwoodがこれほどの進学実績を誇る背景には、充実した大学進学カウンセリング体制の存在があります。Brentwoodでは生徒一人ひとりに専任の進学カウンセラーが付き、高校課程の後半2年間で綿密な進路指導を行います。10年生(日本の高1相当)の終わり頃からカウンセリングが本格化し、11~12年生では個人面談や大学リサーチ、出願書類作成指導などが系統立てて進められます。生徒と保護者はカウンセラーや担当アドバイザーと定期的に面談し、希望進路に合わせた履修科目の選択や課外実績作り、志望校リストの作成等についてアドバイスを受けます。さらに11年生の秋には大学キャンパス訪問ツアーも企画され、希望者は学校休暇中にカウンセラー引率のもとカナダ東部やアメリカの有名大学を見学する機会が設けられます。出願時期にはエッセイの添削指導やオンライン出願システムのサポートも手厚く、締切管理から奨学金応募に至るまで細かな支援が受けられます。その結果、Brentwood卒業生は毎年多数の奨学金オファーも勝ち取っており、2025年卒業生の場合で合計約540万カナダドル(約5億4千万円相当)もの奨学金が授与されています。「生徒を最良の進路へ導くこと」にコミットしたBrentwoodの進路指導体制が、このような輝かしい実績を支えていると言えるでしょう。
学費と入学条件
Brentwood College Schoolに留学するにあたり必要となる年間学費や入学要件、出願手続きについて説明します。カナダの私立ボーディングスクールの中でもBrentwoodは質の高い教育と充実した施設を提供しているため学費は高めですが、充実した奨学金・財政支援制度も整っています。以下で具体的な費用と入学条件・プロセスを詳しく見ていきましょう。
年間学費詳細
2026~2027年度の年間学費(授業料・寮費などを含む、カナダドル建て)は下表の通りです。生徒の居住区分(現住所の地域)によって寮生の学費が異なり、カナダ国内生徒より海外からの留学生の方が割高に設定されています。また、初年度のみ登録料等の付加費用が発生します。
| 項目 | 年間費用(2026/27) | 備考 |
|---|---|---|
| デイ生(通学生) | $40,700 | 授業料のみ(自宅から通学) |
| 寮生(ブリティッシュコロンビア州在住) | $74,400 | 州内在住のカナダ人 |
| 寮生(カナダ国内他州在住) | $75,900 | 州外在住のカナダ人(カナダ国籍保有者は基本こちら) |
| 寮生(アメリカ在住) | $93,000 | 米国在住の留学生(米国籍) |
| 寮生(上記以外の海外在住) | $105,000 | その他の国からの留学生 |
| 新入生登録料(初年度のみ) | $5,000 | 入学手続時に支払う一度限りの登録料 |
※上記金額はカナダドル(CAD)表示です。Brentwoodでは生徒の保護者が居住する地域に応じて学費区分が決まります(例えば海外在住でもカナダ国籍を持つ場合はカナダ国内生扱いとなる場合あり)。学費には授業料のほか、寮生の場合は年間の寮費(部屋代・食費)が含まれており、通学生は昼食代など一部サービスのみが含まれます。別途、全員共通で新入生には初回登録料5,000ドルの納付が必要です。また同一家族から複数の兄弟姉妹が同時に在籍する場合、各生徒の学費が5%割引になる兄弟割引制度もあります。
この他、授業で使用する教材費や試験費用、部活動や課外プログラムで発生する費用、制服購入費、留学生の場合の海外旅行保険料やカストディアン(後述)費用などは学費とは別に実費負担となります。例えば、SAT/ACT受験料やAP試験料は年間200ドル程度、正装用ブレザーなど制服一式で数百ドル、12年生の卒業年には卒業アルバム代や進学申請費用などもかかります。学校ではこうした個人別の諸経費に充当するため年間$2,500の予備費デポジットを別途徴収しており、使い残しがあれば年度末に返金または次年度に繰越されます。以上を踏まえると、特に留学生の場合、年間学費と諸経費を合計して1年間あたり約1,100万円前後(カナダドル換算)の費用を見込んでおく必要があります。ただし後述の通り奨学金や経済支援を受けられる場合もありますので、費用面が不安な場合は早めに相談すると良いでしょう。
入学要件
Brentwoodは意欲的で能力の高い学生を世界中から受け入れており、多様なバックグラウンドの生徒に門戸を開いています。ただし難関校のため選抜はあり、一定の学力・語学力や人物面が求められます。主な入学要件は次の通りです。
- 応募可能学年と年齢:入学時点でグレード8~11に該当する生徒が応募できます(12年生への編入は原則不可)。年齢の目安は13歳~17歳程度です。日本の中学2年生から高校2年生に相当する学年から出願可能となります。
- 学業成績・学力:過去の学校での成績が良好であることが望まれます。明確な成績基準は公表されていませんが、上位の評価(評定A~B相当)を維持していることが望ましいでしょう。出願時に提出する過去2年分の成績表で学力を確認されます。また、入学選考では後述する学力適性テストの結果も参考にされます。Brentwood独自の30分程度の学力テスト(読解・数学など)を受験するか、またはSSAT(Secondary School Admission Test)のスコア提出が必要です。優秀なSSATスコアは選考上有利になるでしょう。
- 英語力:授業は全て英語で行われ、ESLの特別クラスは無いため、高い英語運用能力が求められます。英語が母語でない出願者にはTOEFLやIELTS等の公式スコア提出は必須ではありませんが、目安としてTOEFL iBTで80点以上、または英検準1級程度の英語力があると安心です。実際の選考では、出願エッセイやインタビューを通じて英語で自分の考えを伝える力があるかを総合的に評価されます。
- 推薦状・人物評価:出願には学校からの推薦状(英語教師と数学教師からの推薦が推奨)が必要です。推薦状では学業成績だけでなく、性格や学習態度、クラスへの貢献なども評価されます。加えて、出願者本人が書くエッセイでは志望動機や自分の強み、将来の目標などを英語で表現します。Brentwoodはコミュニティへの積極的な参加を重視するため、課外活動やボランティア経験があればアピール材料になります。
- 面接:入学審査の過程で、生徒本人と保護者(親権者)の面接が行われます。可能であればキャンパス訪問時に対面で面接を受けることが推奨されますが、遠方で難しい場合はオンラインでも対応可能です。面接では志望動機や興味・関心、学校生活でどんなことに取り組みたいかなどが尋ねられます。保護者面接では留学への理解やサポート体制について確認されます。英語でのやり取りになりますが、面接官は留学生の緊張にも配慮してくれますので、自分の言葉で誠実に答えることが大切です。
出願プロセス
Brentwoodへの出願はオンラインで行い、およそ以下のステップで進みます。
- 学校見学・情報収集:まず公式サイトで学校の詳細を調べ、可能であればキャンパスツアーやオープンハウスに参加します。Brentwoodは年に数回、入学希望者向けの学校見学日を設けており、キャンパス施設や寮を見学できます。海外からの場合はオンラインで説明会やバーチャルツアーに参加することもできます。
- オンライン出願:Brentwood公式サイトの出願ポータルにアカウントを作成し、オンライン出願フォームに必要事項を入力します。基本情報(氏名、生年月日、住所等)のほか、在籍学校情報、保護者情報、希望入学学年などを記入し、出願料(通常$300程度)を支払います。
- 必要書類の提出:出願フォームと併せて、過去2年分の成績表(英文)、推薦状、志望動機エッセイ、パスポートのコピーなど求められる書類をアップロードします。推薦状は学校の先生に依頼して作成してもらいます。書類は全て英語であることが求められます(成績表は学校発行のものに英訳を添付、または公的な翻訳を用意)。
- 学力テスト(SSAT)受験:要求されている場合、SSATを受験しスコアを学校に送付します。SSAT受験が難しい場合、Brentwood独自のテストをオンラインまたは訪問時に受けられる場合があります。
- 面接:出願書類提出後、面接の日程調整の連絡があります。キャンパス訪問できる場合は現地で、そうでなければZoom等で面接を行います。面接は生徒本人と保護者それぞれ15~30分程度ずつ行われるのが一般的です。
- 合否通知:全ての審査完了後、通常は2~4週間以内にメールや郵送で合否が通知されます。合格の場合、入学を確定するかどうかを一定期間内に回答し、入学受諾後は預託金を納入して入学手続きへ進みます。
奨学金・財政支援
Brentwoodでは経済的な理由で優秀な生徒が進学機会を逃さないよう、奨学金(Scholarships)と経済支援(Financial Aid / Bursary)の両方を提供しています。約20%の在籍生徒が何らかの財政支援を受けており、経済的負担を軽減しながら学んでいます。
まず奨学金については、基本的に学力や才能に基づいて支給されます。特にBrentwoodではリーダーシップ奨学金やアスレチック奨学金(スポーツ分野で顕著な実績がある生徒向け)、芸術奨学金(美術・音楽等で秀でた生徒向け)など、多様な奨学金カテゴリーがあります。これらは出願時に別途申請する必要があり、選考の結果、授与が決まれば学費の一部が免除されます。金額や期間は個々の審査により異なり、数千ドルから場合によっては学費の大部分をカバーする奨学金まで様々です。
次に経済支援(Bursary)ですが、こちらは家庭の財政状況に応じて支給される必要基準型の支援です。家計の収入・資産を証明する書類を提出し、審査を経て支援額が決定されます。経済支援は奨学金と異なり返済不要の助成金であり、支給額も大きい場合があります。Brentwood公式サイトには「入学を希望する優秀な生徒の経済状況を理由に諦めさせたくない」という趣旨が記載されており、かなり手厚い支援が受けられるケースもあります。財政支援を希望する場合は、出願時または合格後に経済支援用のフォームを提出し、所得証明や納税記録などを揃えて申請します。審査には1~2ヶ月程度かかることがあります。
また、成績優秀なカナダ人新入生に対して授与されるガバナーズ・エントランス・スカラーシップ(Governor's Entrance Scholarship)という奨学金もあります。これは学業・人物ともに卓越した国内応募者に対して入学時に支給される名誉奨学金で、限られた人数に授与されます。その他、学校への貢献度が高い在校生を対象とした賞与金や、卒業生からの寄付による冠奨学金など、小規模な奨学金も複数存在します。
留学生の場合、公的な奨学金は少ないものの、例えば母国政府・自治体や民間団体から派遣生奨学金を受けてBrentwoodに留学するケースもあります。Brentwood自体も先述のように経済的ニーズに応じた援助をしてくれるため、「費用面で不安があるがどうしても留学したい」という場合でも一度相談してみる価値はあります。Brentwoodは有為な生徒を経済状況に関わらず受け入れる理念を掲げており、選考で認められれば可能な限りの支援を得られるでしょう。
カリキュラムと履修科目
Brentwood College Schoolの教育課程は、生徒が将来それぞれの目標に応じた進路を実現できるよう、多彩な科目とプログラムで構成されています。必修科目の履修に加えて、生徒の興味や適性に合わせた選択科目や特色プログラムが用意されており、語学サポートや評価制度も整っています。以下、Brentwoodのカリキュラムの特徴を順に見ていきます。
必修科目・選択科目の詳細
Brentwoodはブリティッシュコロンビア州教育省の定めるカリキュラムに沿って高校課程(Grade 8~12)の授業を実施しています。卒業に必要な単位数は合計80単位程度で、4年間で所定の必修科目と選択科目を履修し単位を取得します(ブリティッシュコロンビア州の高校卒業資格「Dogwood Diploma」に必要な要件)。必修科目としては、英語(国語に相当)、数学、理科(科学)、社会科(社会・歴史・地理)、第二言語(一般的にフランス語)、保健体育、キャリア教育などが含まれます。グレードによって履修する科目は異なりますが、例えば8~10年生では基礎的な英語・数学・科学・社会・フランス語などをバランスよく学び、11~12年生では自分の進路に合わせて高度な科目を選択していきます。11~12年生で履修できる選択科目は非常に幅広く、物理・化学・生物などの理系科目や、法律・経済・心理学・哲学などの文系科目、美術・音楽・ドラマ・コンピュータサイエンスなどの芸術・実技科目まで多岐にわたります。Brentwoodでは原則として全生徒が何らかの芸術科目を履修するカリキュラムになっている点も特徴的です。具体的には9年生では芸術輪講(Arts Rotation)と呼ばれる複数の芸術分野を体験するコースを受講しつつ、10~12年生では少なくとも1科目以上の芸術クラス(またはボート競技(Rowing))を選択することが必須となっています。これにより、理系志望の生徒も演劇や音楽に触れる機会が得られ、人文系志望の生徒もスポーツやデジタル技術を経験するなど、バランスのとれた教養を身につけることができます。
選択科目の中でも、特にAdvanced Placement (AP)や大学レベルの先取りコースはBrentwoodのカリキュラムの目玉です。AP科目は先述の通り20種類以上開講されており、上級生は自分の得意分野に応じて複数のAPクラスを履修できます。例えばAP微分積分学やAP物理といった高度数学・科学科目から、AP英語文学、APフランス語、AP美術史、APマクロ経済学、AP心理学、APコンピュータサイエンスなど、人文・社会・芸術・STEMの各領域にわたる多彩なAP科目が提供されています。これらはカナダ国外の大学への出願にも有利に働くため、海外大学志望の生徒にも人気があります。また、AP以外にも大学提携のデュアルクレジット(高校在学中に大学の単位を取得できる)プログラムや、上級者向け独立研究プロジェクトなど、意欲ある生徒が更に挑戦できる機会が用意されています。総じてBrentwoodのカリキュラムは幅広さと奥行きを兼ね備えており、生徒一人ひとりの興味や将来計画に柔軟に対応できるよう設計されています。
特色あるプログラム
Brentwoodの教育には、他校にはない特色あるプログラムも数多く組み込まれています。まず注目すべきは前述したトライパート(3分野一体型)プログラムで、これはBrentwoodならではのユニークな時間割と課外活動の統合モデルです。生徒は学業だけでなく芸術・スポーツにも全員参加する仕組みになっており、一人ひとりが多様な才能を伸ばすことを目指しています。例えば芸術分野では、絵画、彫刻、陶芸、写真、デザイン、演劇、ダンス、オーケストラ、合唱、ジャズバンド、映画製作、デジタルアートなど合計25~30種類にも及ぶ選択科目・クラブが提供され、生徒は少なくとも1つは自分の「芸術」を持つよう奨励されています。スポーツ分野でも後述するように年間を通じて多彩なスポーツに取り組め、3学期それぞれで異なるスポーツを体験することが推奨されています。このようなプログラムのおかげで、Brentwoodの生徒は学業だけに偏ることなく、心身ともにバランスの取れた人間形成が図られています。
地理的環境を活かしたプログラムもBrentwoodの特色です。広大で美しいウォーターフロントキャンパスを舞台に、様々な屋外学習や環境教育が行われています。たとえば海洋科学に興味のある生徒向けに、校内の海岸線や隣接する河口域でサケの遡上観察や水質調査を行ったり、近隣の海洋科学研究施設と連携したフィールドワークが組まれたりしています。またアウトドア教育の一環として、カヤックやカヌーで湾内の島々へキャンプ遠征するプログラムも提供されており、希望者は大自然の中でサバイバル技能やチームワークを磨くことができます。環境への意識を高めるためのサステナビリティ教育にも力を入れており、地熱エネルギーを活用した冷暖房システムや最先端の省エネ設備を備えたキャンパスを教材に、持続可能な社会について学ぶ機会も豊富です。このようにBrentwoodでは、教室の枠を超えた実体験を通じて学ぶ教育が重視されており、生徒たちは本物の体験から深い学びと気づきを得ています。
さらに、Brentwoodのリーダーシップ教育も特色プログラムの一つです。12年生になるとハウス(寮)のリーダーとして下級生を指導する「プレフェクト(Prefect)」を務める機会が与えられ、各自がどのようにリーダーシップを発揮するかを選択・実践します。Brentwoodはリーダーとは「コミュニティへの奉仕者であるべき」という理念を掲げており、謙虚さ・真摯さ・協調性を備えたサーバントリーダーシップを育む教育を行っています。学内には生徒自治会(SEC)や各種委員会も存在し、選出された生徒リーダーたちが学校行事の企画運営やボランティア活動に携わります。こうした経験を通じて生徒は主体性と責任感を養い、卒業後は大学でも社会でも活躍できる真のリーダーへと成長していきます。
言語サポート(ESL等)
前述の通り、Brentwoodには専任のESL(英語補習)プログラムは存在しません。これは、留学生であっても通常クラスにしっかり溶け込ませ、英語漬けの環境の中で実践的に言語力を伸ばしていくという教育方針によるものです。そのため入学要件としても一定の英語力が求められますが、一方で入学後のサポート体制も整っています。
授業内では教員が留学生に配慮し、難解な表現の言い換えや追加説明を行ったり、グループワークで留学生とネイティブ生徒が協働できるよう工夫したりしています。少人数クラスなので発言の機会も多く、黙っていても先生から質問を投げかけられるなど能動的に英語を使う訓練が積めます。放課後には各教科ごとのエクストラヘルプ(補習時間)が設けられており、理解が難しかった内容を先生に個別に質問できます。また夜間のプレップ(自習時間)には交代で複数の教員が各寮を回って常駐し、宿題の質問対応や学習アドバイスをしてくれるため、疑問点をその日のうちに解消することができます。
Brentwoodの生徒は日常生活でも24時間英語に触れるため、英語力の上達は非常に早いです。実際、多くの留学生は入学から半年~1年も経つ頃には授業についていけるだけでなく、ディベート大会で優勝したり生徒会の役員を務めたりするまでになります。学校としても留学生の親御さんに対し、必要に応じて日本語を話すスタッフや通訳を介してコミュニケーションを図る努力をしてくれます(詳細は後述の「日本人スタッフ・日本語対応」参照)。総じてBrentwoodでは「言葉の壁」によるハンデを極力感じさせず、留学生が英語環境に飛び込みつつも安心して学べるサポートを提供しています。
評価システム・単位制度
Brentwoodはブリティッシュコロンビア州教育省の評価基準に準じており、成績は主に百分率スコアと対応する成績評語(A,B,Cなど)で評価されます。各科目で定期的にテスト、課題、プロジェクト、発表などが課され、その総合結果から評点が算出されます。生徒には成績表(Report Card)が年に3回配布され(各学期終了時と年間最終)、保護者はオンラインのMySchoolポータルを通じて成績や出欠状況を閲覧できます。成績表には各科目の達成度だけでなく、担当教員からの所見コメントも記載され、学習態度やクラスでの貢献度などもフィードバックされます。
卒業要件としては、州規定により11~12年生で少なくとも合計16単位(4科目相当)の高度科目(日本の履修でいう選択必修)を含む合計80単位以上の取得、および州統一試験への合格が求められます。ブリティッシュコロンビア州では近年、必修の州統一試験としてLiteracy Assessment(リテラシー評価)とNumeracy Assessment(数理リテラシー評価)が導入されており、生徒は在学中にこれらの試験を受験します。Brentwoodでは通常10年生でNumeracy(数学的思考力)試験を、12年生でLiteracy(読解作文力)試験を受けるスケジュールになっており、各試験に向けた対策指導も行われます。これら州試験は合否のみでスコアは大学入試に影響しませんが、Brentwoodの生徒は毎年高い合格率を収めています。
また、単位認定や成績評価における配慮もあります。留学生が英語力不足で低学年時に一時的に成績が振るわなくても、努力や成長度合いが考慮される場合があります。逆に優秀な生徒には飛び級的に上の学年の科目に挑戦させることも柔軟に行われます。Brentwoodの教員は全員が担任アドバイザーも兼ねており、生徒一人ひとりの学習計画を常に見守っています。必要に応じて課題の追加やハイレベルな課題へのチャレンジ機会を与えたり、逆に課題量の調整や補習を提供したりと、個々の学習進度に合わせた評価と支援がなされます。
総じてBrentwoodの評価・単位制度は、生徒の学業達成度を正当に評価しつつ、その成長を促す建設的な仕組みとなっています。成績は大学出願時に重要な資料となりますが、Brentwoodの生徒は厳格な評価基準の中で鍛えられているため、卒業時には自信を持って次のステージへ巣立っていきます。
学生生活とキャンパス環境
Brentwoodでの学生生活は、24時間体制の寄宿生活と活気あふれる課外活動が一体となった、「生活そのものが学び」とも言える充実したものです。ここでは寮での生活、1日の流れ、キャンパスの施設設備、課外活動プログラムについて紹介します。
滞在方法の詳細
Brentwoodの学生は大半がキャンパス内の寮(boarding house)で生活しています。寮は男女別に合計8棟あり、男子寮4棟・女子寮4棟に分かれています。各寮にはハウスネーム(寮名)が付けられており、例えば女子寮にはHope HouseやAlexandra House、男子寮にはPrivett HouseやWhittall Houseなど伝統ある名称があります。各寮にはハウスペアレント(Houseparent)とアシスタント・ハウスペアレントが夫婦ないし家族で常駐し、50~60名ほどの生徒を擬似家族のようにまとめています。ハウスペアレントの住居は寮に併設されており、常に生徒の様子に目を配りながら、生活面・精神面のサポートを提供しています。「困ったときはいつでもハウスペアレントに相談できる」という安心感があるため、生徒たちは親元を離れていても第二の家族に見守られているような環境で生活できます。実際、多くの卒業生が「寮のハウスペアレントは自分にとって第二の親のような存在だった」と述べ、卒業後も長く感謝と交流を続けているケースも珍しくありません。
寮生活では2人部屋のルームメイト制度が基本です。通常、同じ学年・性別の生徒同士がペアとなり1年間同室で過ごします。ルームメイトとは朝から夜まで行動を共にするため非常に絆が深まり、お互いに勉強を教え合ったり悩みを相談し合ったりする良きパートナーとなります。部屋はベッド2台と机・収納を備えたシンプルな構造ですが、家具の配置を変えたりポスターや写真を貼ったりして個人の創意で居心地よく飾ることが奨励されています。毎日朝のホームルーム前に室内清掃とベッドメイクを行い、週に一度はハウスペアレントによる室内チェックもあります。最初は面倒に感じる生徒もいますが、自分の空間を整える習慣が身につき、卒業後も部屋を綺麗に保つようになったというエピソードも聞かれます。
各寮には生徒用のラウンジ(談話室)や簡易キッチン、テレビ・ゲーム機のある共用スペース、ランドリー設備などが整っています。夜間や週末には寮ごとにラウンジで映画鑑賞会やゲームナイトが開かれたり、自炊好きの生徒がキッチンでお菓子を焼いたりと、アットホームな雰囲気です。異なる学年の縦の交流も盛んで、上級生が下級生に勉強を教えたり、一緒に趣味を楽しんだりする光景が見られます。寮対抗のスポーツ大会(インターハウス競技)もあり、同じ寮の仲間とは強い連帯感で結ばれます。
一方、Brentwoodには通学生(Day Students)も全校で80名前後在籍しています。通学生は近隣に自宅がある生徒で、授業や課外活動には寮生と同じように参加しつつ、放課後~夜は自宅で過ごします。通学生も各々が寮に所属しており、放課後も希望すれば夕食を食べたりプレップに参加したりできます。寮生・通学生間の区別なく友人関係が築かれるよう配慮されており、通学生は「学校にもう一つ家がある」ような感覚でハウスに溶け込んでいます。Brentwoodではホームステイ制度は公式には採用していませんが、留学生通学生が長期休暇中に寮生の家庭に招かれるケースなど、家庭間の交流も自然発生しています。
1日のスケジュール例
Brentwoodでの典型的な平日スケジュールは、朝から夜まで充実した「全寮制学校の日常」そのものです。以下に平日の一例を挙げます。
- 7:00 起床:寮にて起床。ルームメイトと共に身支度を整え、ベッドメイクや部屋の片付けを行います。
- 7:30 朝食:食堂(Crooks Hall)で朝食をとります。朝食はビュッフェ形式で、シリアルやパン、卵料理、フルーツなどをいただきます。先生方も同席しており、会話を交わしながらエネルギー補給します。
- 8:15 授業開始:1時間目の授業開始。午前中は50分×5コマ程度の授業があり、途中に短い休憩があります。土曜日は開始が遅く10:15~12:45に数コマ授業があります。
- 13:15 授業終了・昼食:午前の授業が全て終わり、食堂で昼食をとります。昼食メニューもバラエティ豊かで、サラダバーやスープ、メインディッシュ数種類から選べます。昼食後は友達と談笑したり、寮に戻って一息ついたりします。
- 14:30 課外活動(芸術・スポーツ):午後は芸術またはスポーツのプログラムに参加します。月・水・金はスポーツ練習、火・木・土は芸術クラスというように曜日で交互になる場合もあります(季節や種目により変動)。スポーツの場合、各部活ごとにグラウンドや体育館でトレーニングを行います。芸術の場合、美術室や音楽ホールで制作やリハーサルに励みます。この時間帯はまさにBrentwoodのトライパートプログラムが体現されるところで、生徒は思い切り体を動かしたり創造力を発揮したりしてリフレッシュします。
- 17:00 課外活動終了・自由時間:スポーツ練習や芸術活動を終え、シャワーを浴びたり着替えたりして寮で一休みします。寄宿舎の談話室で友人とお喋りしたり、軽食をとる生徒もいます。週に一度はこの時間に寮のミーティングがあり、ハウスペアレントから連絡事項を聞いたり、誕生日の生徒をお祝いしたりします。
- 18:00 夕食:再び食堂に集まり夕食をとります。ディナーメニューは肉料理・魚料理の温かいメインとサラダなど。全校生徒と教職員が一緒に食卓を囲むこともBrentwoodの文化で、時にはフォーマルな服装で臨む夕食会も開催されます。
- 19:00 プレップ(自習時間)開始:夕食後は各自寮の自室やスタディールームで2時間程度の学習時間に入ります。ハウスペアレントや夜間担当の教員が巡回し、質問があれば答えてくれます。生徒たちは課題提出やテスト勉強などに集中します。寮内は基本的に静粛が保たれ、皆が取り組む雰囲気の中で勉強がはかどります。
- 21:00 プレップ終了・リラックスタイム:勉強を終えた後は寮のラウンジに集まってテレビを見たり、おやつをつまんだりしてくつろぎます。時には寮対抗ゲーム大会やホラー映画ナイトなど、ハウスペアレント企画のミニイベントが行われることもあります。保健センターで軽い風邪薬をもらったり、ハウスペアレントと一日の出来事を話したりするのもこの時間です。
- 22:30 就寝準備・消灯:平日はだいたいこのくらいの時間までに各自部屋に戻り、シャワーや就寝準備を済ませます。23:00頃には消灯となり、一日が終了します。
以上が平日の流れですが、週末はまた異なる過ごし方になります。土曜午後~日曜は授業がなく、スポーツ試合への遠征やショッピングモールへの外出、課外旅行イベントなどが組まれます。ブリティッシュコロンビアの豊かな自然を満喫するハイキングやスキー遠足、隣町ビクトリアへの観光など、週末アクティビティも充実しています。もちろん寮でのんびり過ごすこともでき、友人同士でボードゲームをしたり映画鑑賞を楽しんだりと思い思いにリラックスしています。寄宿生にとってBrentwoodでの生活は「勉強も遊びも24時間一緒」の密度の濃い時間であり、一生の思い出となるでしょう。
キャンパス施設・設備
ブレントウッド・カレッジ・スクールの海沿いに広がるキャンパス(カナダ・ブリティッシュコロンビア州ミルベイ)。太平洋に面した90エーカーの敷地を誇り、最新の教育施設と自然環境が調和している
Brentwoodのキャンパスは前述の通り約90エーカー(36ヘクタール)という広大な敷地を持ち、その中に教育・生活に必要な施設がすべて揃っています。まず学習施設としては、近年新設・改装が進んだ現代的な校舎群があります。主要な学術校舎は教室棟が2棟(人文科学・数学系と科学系に分かれる)、図書館、理科実験室、コンピュータラボ、自習室などが配置されています。校舎内は高速Wi-FiやスマートボードなどICT環境が完備され、教室は可動式の机椅子でレイアウト変更が容易なアクティブラーニング仕様になっています。また海側にはT. Gil Finearts Centre(ファインアーツセンター)と呼ばれる3万平方フィート(約2,800㎡)の芸術専用校舎があり、ビジュアルアートスタジオ、デジタルメディア編集室、広い廊下を活用したアートギャラリー、音楽練習室、ダンススタジオなどが入っています。演劇部門には客席約350名を収容するシアター(Rita Margaret Chicken Theatre)もあり、年間を通じて演劇・ミュージカル公演が行われます。
運動施設も充実しています。スポーツコンプレックス(Foote Athletic Centre)には、バスケットボール/バレーボールコート2面分のメインジム、フィットネスセンター(筋力トレーニング設備)、屋内クライミングウォール、スカッシュコート、柔道場などが備わっています。屋外には芝のラグビー/サッカーフィールド複数面、全天候型テニスコート12面以上、400mトラック、クロスカントリー用のトレイルなどが敷地内に広がっています。Brentwoodといえばボート(ローイング)で有名ですが、キャンパスには海に面したボートハウス(艇庫)と桟橋があり、ボート部の生徒は毎朝早起きして水上練習に励んでいます。毎年4月には学校主催のボートレガッタ大会が開催され、北米各地から高校チームが集まります。セーリングやカヤックなどマリンスポーツも盛んで、温暖な季節には生徒が海辺で水遊びをする姿も見られます。
生活施設としては、8棟の寮(前述)に加え、ダイニングホール(食堂)、学生サービスセンター、ヘルスセンター(医務室)などがあります。ダイニングホール(Crooks Hall)は2010年に新設されたオーシャンビューの明るい建物で、350名以上が着席できます。食堂のシェフ陣は地元産のオーガニック食材を積極的に取り入れ、多国籍の生徒に合わせた多彩なメニューを提供しています。ベジタリアン対応や食物アレルギー対応の特別食も用意されているため、日本人留学生でも安心です。学生サービスセンターでは売店、郵便物の受け取り、ランドリーサービスなどが利用でき、ヘルスセンターには看護師が常駐して軽いケガや体調不良に対応しています(重症時は近隣病院と連携)。キャンパス内は豊かな緑に包まれ、海沿いの遊歩道や広場も整備されています。自然の中でリラックスできるスペースが多いのもBrentwoodの環境の魅力です。
課外活動・クラブ活動
Brentwoodでは授業時間以外にも、多彩なクラブ活動や課外活動を通じて生徒が自分の興味を深めたり新しいことに挑戦したりできる機会が豊富に用意されています。前述のトライパートプログラムにより、午後の芸術・スポーツ活動は事実上カリキュラムの一部として全員参加ですが、それ以外にも放課後や週末に自主参加できるクラブが多数あります。
スポーツ活動については、Brentwoodは年間を通じて20種類以上の競技プログラムを提供しています。主なスポーツとしてはボート(ローイング)、サッカー、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、テニス、バドミントン、水泳、クロスカントリーランニング、ゴルフ、セーリング、カヤックなどがあります。各スポーツは秋季・冬季・春季とシーズンが分かれており、生徒は学期ごとに異なるスポーツを選択して参加できます。例えば秋はサッカー、冬はバスケ、春はテニスといった具合に多様な競技を経験することも、あるいは通年でボートに専念することも可能です。競技レベルは初心者から経験者まで幅広く対応しており、それぞれ自分に合ったチームでプレーできます。上級生で実力のある生徒はVarsity(代表)チームに所属し、他校との公式戦やリーグ戦に出場します。Brentwoodの代表チームはブリティッシュコロンビア州の私立学校リーグでたびたび優勝しており、特にボート部は全国大会や国際大会でも好成績を収めています(卒業生にはオリンピックメダリストもいます)。またスポーツを通じたリーダーシップやスポーツマンシップの育成も重視されており、単に勝利を追求するだけでなく仲間との協力やフェアプレーの精神を学ぶ場となっています。
文化系クラブ・活動も多彩です。生徒主導で運営されるクラブには、ディベート/模擬国連、演劇同好会、映画製作クラブ、文芸誌編集部、環境サークル、ロボティクスクラブ、料理クラブ、写真クラブなど様々なものがあります。興味のある生徒同士が集まって新しいクラブを立ち上げることも歓迎されており、実際に在校生発案で始まった活動も多いです。年間行事としては、学校祭(フェスティバルウィーク)やタレントショー、各国文化を紹介するインターナショナルナイト、仮装パーティのハロウィーン、学年末の卒業パーティなどがあり、生徒たちが企画・準備から参加して盛り上げます。また地域貢献活動として、ミルベイ周辺のボランティア(高齢者施設訪問やビーチ清掃など)に参加する機会も設けられています。これらの課外活動はすべて生徒の自主性に任されており、興味に応じて積極的に参加することで充実した学校生活を送ることができます。Brentwoodでは「忙しいほど輝ける」という雰囲気があり、勉強・スポーツ・芸術・社会活動と欲張りに全部やってのける生徒も珍しくありません。その経験は大学出願時のエッセイ素材にもなり、将来の様々な場面で活きる力となるでしょう。
留学生サポート
Brentwood College Schoolは多くの留学生を受け入れてきた実績があり、留学生が安心して学べるサポート体制を整えています。ここでは日本人スタッフや日本語対応の有無、カストディアン(後見人)制度、保護者との連携、健康面・メンタル面のサポートについて解説します。
日本人スタッフ・日本語対応
Brentwoodには日本人専門のスタッフやアドバイザーは常駐していませんが、学校全体として留学生フレンドリーな体制を取っています。入学事務局(Admissions)のスタッフは各国からの問い合わせに慣れており、英語でのやり取りが基本ではありますが、必要に応じて翻訳ツールや日本語を話せるスタッフを介して対応してくれるケースもあります。また、学校はアジア地域へのアウトリーチにも積極的で、校長や入学担当者が日本やアジア各都市を訪問して説明会を行うこともあります。その際に日本人の保護者向けに通訳が同席したり、日本語資料が配布されたりする場合もあります。
在学中の日常的なコミュニケーションは英語ですが、学校は留学生の保護者への連絡手段についても配慮しています。例えば重要な連絡事項は書面やメールで送られますので、翻訳アプリ等を使えば内容を確認できます。また緊急時や重要な面談時には、学校側が日本語通訳を手配してくれる場合もあります。保護者参加の行事(Parent Weekend等)では、スタッフが日本人保護者にも気さくに対応してくれ、英語が苦手な保護者にもゆっくり説明してくれます。
カストディアン(後見人)制度
カナダでは18歳未満の留学生が就学する場合、現地にカストディアン(Custodian / 法的後見人)を任命する必要があります。カストディアンとは、保護者に代わってカナダ国内でお子様の法的な保護者役を担う成人のことで、緊急時の連絡先や医療同意の代行、学校との連絡窓口などの役割を果たします。Brentwoodの場合、多くの寄宿生にとっては学校のスタッフ(ハウスペアレントや管理職)がカストディアンを務める形が一般的です。入学手続きの際に学校発行のカストディアン書類に署名してもらい、ビザ申請時に提出します。保護者と学校双方が所定のフォームに署名・公証することで、カストディアンシップが正式に成立します。
カストディアンは法的責任を負うポジションですが、Brentwoodのハウスペアレントは普段から生徒の面倒を見ているため、この役割を兼ねることに適しています。実際、何か問題が生じた場合はまずハウスペアレントが対応し、保護者に連絡を取りながら適切な措置を講じます。例えば急病やケガで病院に行く際の同意書へのサインや、学校外での活動許可など、カストディアンの承認が必要な場面で迅速に対処してもらえます。
なお、家族の知人がバンクーバー周辺に住んでいる場合など、学校スタッフ以外をカストディアンに指定したい場合は相談に応じてもらえます。その人物が適格と認められればカストディアンとして登録可能です。また、日本の留学エージェントの中には現地のカストディアン手配サービスを行っているところもあります。成功する留学でもご相談いただければ、カストディアン制度の説明や書類準備のサポートをいたします。いずれにせよカストディアンの存在は留学生が安全に滞在するために必須ですので、入学前にしっかり手続きを済ませておきましょう。
保護者連携
Brentwoodは保護者との連携を非常に重視しています。海外に子供を送り出す保護者の不安を軽減するため、学校は積極的に情報共有やコミュニケーションの機会を設けています。
まず、学校からの公式連絡は主にメールや保護者向けポータルサイト(MySchool)を通じて行われます。定期的にニュースレターが配信され、学校行事やお知らせ、生徒の活躍などが報告されます。成績表も電子配布されるため、保護者は日本にいながらお子様の学業状況を把握できます。さらに年に数回、教員とのオンライン面談の機会が設けられ、担当アドバイザーや各科目の教員と直接話すことができます。時差の関係で日本時間に合わせた調整が難しい場合でも、メールで質問を送れば丁寧に回答してもらえます。
また、Brentwoodでは年に一度「Parent Weekend(ペアレント・ウィークエンド)」と呼ばれる保護者招待行事が開催されます。これは保護者がキャンパスを訪れ、授業参観やハウスペアレントとの懇談、学校説明会などに参加できるイベントです。世界中から保護者が集まり、お互いに交流する場にもなります。日本からも毎年数組の保護者が参加しており、実際にキャンパスや寮を見学し、お子様が生活している環境を体感することで安心感を得ているようです。ペアレント・ウィークエンドに参加できない場合でも、休暇中の帰省時などに保護者がキャンパス訪問することは歓迎されています。
緊急時の連絡体制も整っています。生徒に何かあった場合、学校からすぐに保護者へ電話やメールで連絡が入ります。時差があるため深夜になることもありますが、24時間対応の緊急連絡窓口が設けられています。逆に保護者から学校に連絡を取りたい場合も、いつでもメールを送れば担当者が対応してくれます。言語面で不安があれば、成功する留学のような日本のエージェントを通じて学校と連絡を取ることも可能です。Brentwoodは「保護者も学校コミュニティの一員」という姿勢を持っており、何でも相談してほしいというスタンスで対応してくれます。遠く離れていても我が子を見守れる安心感を、学校と保護者の連携体制が支えています。
健康・メンタルサポート
寮生活を送る上で気になるのが健康管理とメンタル面のサポートです。Brentwoodでは生徒の心身の健康を最優先に考え、専門スタッフと環境を整えています。
まず健康面では、キャンパス内にヘルスセンター(Health Centre)が設置されており、看護師(Registered Nurse)が常駐しています。日中は生徒が体調を崩した場合にすぐ診てもらえますし、持病がある生徒の薬の管理も行っています。夜間や週末でもハウスペアレントを通じて必要な対応が取られ、症状によっては近隣のクリニックや病院へ搬送されます。ブリティッシュコロンビア州の医療制度により、3ヶ月以上滞在する留学生は州の健康保険(MSP)に加入できますが、それ以前の期間は民間の留学保険でカバーする必要があります(出発前に加入推奨)。Brentwoodは医療機関とも連携しており、ミルベイ周辺の病院や専門医への受診が必要な際には学校スタッフが付き添ってくれることもあります。食事面でもアレルギー対応や健康食の選択肢があり、栄養バランスの取れた食事で生徒の健康をサポートしています。
メンタルサポートにも力を入れています。学校にはカウンセラー(School Counsellor)が複数名おり、学業や進路の相談だけでなく、精神的な悩みを抱えた生徒の話を聞く役割も担っています。留学中はホームシックになったり、友人関係で悩んだり、学業のプレッシャーを感じたりすることがありますが、そんな時に気軽に相談できる大人が身近にいることは大きな支えです。カウンセラーとの面談は守秘が保たれ、生徒が安心して本音を打ち明けられる環境が整っています。また、ハウスペアレントや寮のスタッフも生徒の様子に日々気を配っており、何か異変があれば声をかけてくれます。寮では定期的にウェルネスプログラム(ストレス管理のワークショップやリラクゼーション活動)も行われています。
Brentwoodのモットーには「Grit(粘り強さ)」と「Joy(喜び)」が含まれており、困難に負けずに粘り強く取り組むこと、そして学校生活を楽しむことの両方を大切にしています。生徒が心身ともに健康で充実した日々を送れるよう、学校全体でサポートする文化が根付いているのがBrentwoodの強みです。万が一深刻な問題が生じた場合でも、学校と保護者が連携して対処にあたりますので、安心してお子様を送り出してください。
卒業後の進路
Brentwood College Schoolを卒業した後、生徒たちはどのような進路に進んでいるのでしょうか。ここでは主な大学進学先、キャリアサポート、そして日本人留学生が気になる帰国生入試への対応について説明します。
主な進学先大学
前述の通りBrentwoodの卒業生はほぼ100%が大学等に進学しており、その進学先は世界各国に広がっています。過去数年間の卒業生の主な進学先大学を地域別に挙げると、以下のようになります。
- カナダ: ブリティッシュコロンビア大学(UBC)、トロント大学、マギル大学、クイーンズ大学、ウェスタン大学、マクマスター大学、アルバータ大学、ビクトリア大学、サイモンフレーザー大学、ウォータールー大学など。地元BC州のUBCやビクトリア大学は毎年多数の進学者を出しており、東部のトロント大学やマギル大学(モントリオール)にも安定して合格者がいます。
- アメリカ: ハーバード大学、スタンフォード大学、プリンストン大学、イェール大学、コロンビア大学、ペンシルバニア大学、デューク大学、ブラウン大学、コーネル大学、ダートマス大学、UCバークレー、UCLA、USC、NYUなど。アイビーリーグや名門私立大学への進学実績があり、特にスタンフォードやブラウン、ペン、デュークなどは複数名が進学した年度もあります。
- イギリス・その他: オックスフォード大学、ケンブリッジ大学(まれに)、ロンドン大学系列(UCL, KCL, LSEなど)、エディンバラ大学、セント・アンドリューズ大学、オーストラリア国立大学、シドニー大学、メルボルン大学、香港大学、シンガポール国立大学など。イギリスは伝統的にBrentwood卒業生に人気で、特にスコットランドの名門セント・アンドリューズ大学(ウィリアム王子の母校)には例年複数名の進学があります。近年はアジアのトップ大学に進む生徒もおり、中国の清華大学に留学生として進んだ例も報告されています。
このようにBrentwoodの卒業生は世界中の一流大学へ進学しており、そのネットワークはグローバルに広がっています。進学先の決定にあたっては生徒各自の希望と適性が尊重され、カナダ国内の医学部を目指す者から、アメリカのリベラルアーツ大学を志す者、イギリスの名門校で歴史を学ぶ者、地元BC州の大学で実学を追求する者まで、多彩です。学校全体として特定大学への極端な偏りはなく、それぞれが「第一志望の進路」に進んでいる点がBrentwoodの進学実績の特徴です。また奨学金受給面でも成果が顕著で、毎年多くの卒業生が進学先から奨学金オファーを獲得しています(2025年卒業生で総額$5.4ミリオン)。これはBrentwoodの生徒が学力のみならず人物的にも評価されている証と言えるでしょう。
Brentwoodの卒業生には著名な人物も多数います。例えば、カナダ政府の閣僚を務めた政治家や、世界的なエスノボタニスト(植物人類学者)であるウェイド・デイヴィス氏、オリンピックでメダルを獲得したボート競技選手(北京五輪銀メダリストのScott Frandsen氏やDave Calder氏など)、その他実業界・芸術界で活躍する人材を輩出しています。卒業生たちは「Old Brentonians(オールド・ブレントニアン)」と呼ばれる強固な同窓ネットワークを形成し、在校生へのメンタリングや大学生活・就職活動の助言なども行っています。学校にとっても卒業生は大きな誇りであり、定期的にニュースレター等で彼らの活躍が紹介されています。
キャリアサポート・進路指導
Brentwoodでは大学進学後の将来まで見据えたキャリア教育・進路指導も重視しています。在学中のカウンセリングは大学進学がメインですが、同時に「将来どのような社会貢献がしたいか」「どんなキャリアを築きたいか」という観点での対話も行われます。学校のビジョンとして「Brentwoodは世界規模でインスピレーショナルで人を変革する学びの基準を打ち立てる(set the standard globally for inspirational and transformative learning)」と掲げており、単に大学に入れるだけでなく社会に出てからもリーダーとなる人材を育成することを目指しています。
具体的なキャリアサポートとしては、11~12年生向けにキャリアプログラムがカリキュラムに組み込まれています。履修必修の「Career Life Connections」という科目では、自己分析や職業調査、履歴書作成、インタビュー練習などを通じてキャリアデザインの基礎を学びます。加えて、卒業生や各界の専門家を招いたキャリア講演会も随時開催されます。医師やエンジニア、起業家、アーティストなど多彩な分野の先輩が自身の経験を語り、生徒に刺激を与えています。Brentwoodは同窓生ネットワークが強く、希望する業界の先輩に繋いでもらってアドバイスを得る機会も得やすいです。またインターンシップやボランティア活動も推奨されており、長期休暇中に地元企業や施設での実習を経験する生徒もいます。大学進学後の就職を見据え、在校中から主体的にキャリアを考える姿勢を養っているのです。
Brentwoodを卒業した生徒の多くは大学卒業後、様々な分野で活躍します。医療・法律などの専門職大学院に進む人もいれば、IT企業や金融機関に就職する人、起業する人、芸術家やプロスポーツ選手になる人まで、本当に多岐にわたります。学校は卒業後もアルムナイ組織を通じてキャリア支援を続けており、定期的に同窓生ネットワーキングイベントや求人情報の共有などが行われています。Brentwoodで培った人脈やスキルは、生涯にわたり卒業生を支え続ける財産となっています。
帰国生入試への対応
日本人留学生やその保護者にとって気になるのが、帰国後の日本の大学進学(帰国生入試)です。Brentwoodを卒業した後、日本の大学を受験する場合、いわゆる「帰国子女枠入試」を利用することになります。Brentwoodで得た英語力や国際的な経験は、帰国生入試において大きな強みとなります。Brentwoodのカリキュラム自体はカナダのものですが、日本の大学が求める学力(特に英語・数学)を十分カバーしており、むしろ高度な内容を学んでいるため有利です。またTOEFLやSATなどのスコアも在学中に取得しておけば、帰国生入試で提出できます。
Brentwoodでは個別に日本の帰国生入試対策講座を行っているわけではありませんが、進学カウンセラーに希望を伝えれば願書準備や推薦状手配などサポートしてくれます。例えば日本の大学に提出する調査書や卒業証明書も英語で発行されますし、必要に応じて和訳をつけるなどの対応も可能です。過去に日本大学を受験した卒業生の情報も蓄積されています。何よりBrentwoodで培った自律性・思考力・表現力は、日本の大学面接や小論文でも高く評価されるでしょう。実際、Brentwoodの卒業生は「帰国子女特別入試」で難関大学に多数合格している実績があります。
入学手続きと留学準備
Brentwood College Schoolへの留学を成功させるために、入学までの準備スケジュールやビザ手続き、出発前の準備事項などを把握しておきましょう。また、「成功する留学」が提供するサポート内容についても最後にご紹介します。
出願スケジュール・締切
Brentwoodの出願受付は毎年秋頃から開始され、公式には締切日を定めないローリング方式を採っています。しかし定員に達し次第募集終了となるため、早めの行動が肝心です。一般的なスケジュール例を挙げると、入学希望年の前年9~12月に出願書類を準備・オンライン出願し、年明けまでに面接・テストを済ませ、2~3月頃までに合否連絡を受け取る流れが多いです。人気のボーディングスクールですので、第一次選考(早期出願)締切を11月末と見ておくと安全です。特に9年生(中3)および11年生(高2)編入は応募が集中するため、この学年での入学を希望する場合は早期出願が望ましいでしょう。
合格通知を受け取った場合、通知から2~4週間以内に入学受諾の意思を伝え、入学預託金を納める必要があります。そのため春には進学先を確定させ、学校側とビザ発行等の手続きを進めていく形になります。留学生の場合、カナダ政府へのStudy Permit(学生ビザ)申請手続きが必要で、通常入学許可証(LOA)を受領してからビザ発給まで2~3ヶ月かかります。したがって遅くとも入学開始の3ヶ月前までには合格・入学手続きを終えておきたいところです。Brentwoodの新学年は9月上旬開始なので、6月初旬にはビザ申請を済ませ、7~8月にはビザ取得・渡航準備完了というタイムラインを目指しましょう。
なお、出願に際してSSATや英語試験スコアを準備する場合は、遅くとも出願前年内に受験しておくと安心です。またブリティッシュコロンビア州の私立校は9月入学が原則で途中入学は例外的措置となるため、基本的には9月入学を前提にプランを立ててください。Brentwoodへの編入を検討している場合も、タイミングによっては一学年遅らせて9月から合流する方がスムーズなケースがあります。個々の状況によりますので、エージェントや学校に相談しながら最適なスケジュールを組んでください。
ビザ申請・渡航準備
留学生がBrentwoodに通うにはカナダの学生ビザ(Study Permit)が必要です。合格後、学校から発行される入学許可証(Letter of Acceptance)をもとにオンラインで申請します。学生ビザ取得にはパスポート、入学許可証、経済能力証明(学費・生活費支払い能力を示す銀行残高証明など)、未成年の場合は保護者の同意書などが必要です。18歳未満の場合、カストディアン(現地後見人)書類も提出しますが、Brentwoodが用意するフォーマットに学校長または寮監がサインする形で提供されます。指紋認証などの手続きもあるため、遅くとも入学2~3ヶ月前までには申請しましょう。ビザが下りたら在日カナダ大使館でパスポートにビザラベルを貼付してもらい完了です。
渡航準備としては、航空券手配や海外留学保険加入、必要物品の購入などが挙げられます。航空券は9月初旬に合わせて予約します。Brentwoodでは入寮日が指定されており、その日に合わせてバンクーバー国際空港(YVR)へ到着すると、学校またはエージェントの出迎えサービスが利用できます。学校が指定する集合時間に間に合うようフライトを選びましょう。留学生の場合、空港到着時に入国審査でStudy Permitの発行を受ける手続きがあるため、空港では入学許可証等を提示します。学校職員または代理人が入国ゲートで待機してサポートしてくれる場合もあります。
海外留学保険(医療保険)は加入必須です。ブリティッシュコロンビア州は3ヶ月滞在後に州の医療保険に加入できる場合もありますが、それまでは民間保険でカバーします。成功する留学では提携の留学保険を案内できますので、万一の高額医療費に備え必ず加入しましょう。
持ち物については、Brentwoodの入学パッケージに推奨品リストがあります。基本的に制服やスポーツユニフォームは現地購入(費用は預かりデポジットから精算)です。私服は週末用に多少持参すると良いですが、寮内ではラフな服装で問題ありません。勉強用品はノートPCや電卓程度で、文具類も現地調達可能です。電子辞書は英語学習に役立つので持って行くと良いでしょう。気候は湿潤な温帯気候で冬も極端に寒くないですが、防寒着やレインコートは必要です。なお寮では基本的に洗濯は自分で行うため、洗剤などは到着後に購入します。日本の食材や生活用品もバンクーバーには日系スーパーがありますし、無理に大量持参しなくても構いません。
事前準備プログラム
初めての海外留学に向け、不安を和らげスムーズに現地適応するには、渡航前の事前準備も重要です。Brentwood自体は特別な事前課程はありませんが、「成功する留学」では渡航前オリエンテーションを実施しています。そこではカナダ・Brentwoodでの生活心得、現地の学校文化、勉強の予習ポイント、持ち物チェック、緊急時の対処法など詳しく説明します。また先輩留学生との座談会を設けることもあり、リアルな経験談を聞いて心構えを作る機会も提供しています。
出発前にできるだけ英語に慣れておくことも大切です。可能ならオンライン英会話や英語塾で追加レッスンを受け、自分の自己紹介や意見を英語で話す練習を積んでおきましょう。現地に行って最初の壁は語学なので、少しでもブランクを減らしておくと適応が早くなります。加えて、日本の文化や歴史を英語で説明できるよう準備しておくと、現地で友達に聞かれたとき役立ちます。例えば「寿司とは何か」「東京はどんな街か」など簡単なトピックを英語で話せるようにしておくと良いでしょう。
また、自立した生活スキルも事前に身につけておきましょう。洗濯のやり方、部屋の掃除の仕方、身の回りの整理整頓、そして朝自分で起きる習慣などは寮生活で必須です。日本にいるうちから親に任せず自分でやる訓練をすることをお勧めします。料理は寮で食事が出ますが、簡単なスナック程度は自作する機会もありますので、何か一品作れると人気者になれるかもしれません。
心理的準備としては、「困ったら助けを求めていい」ことを覚えておいてください。Brentwoodには親切な大人や先輩が周囲にたくさんいます。完璧に何でもこなそうとせず、何かあれば遠慮なく頼る方が結果的に早く馴染めます。留学は挑戦ですが、Brentwoodという恵まれた環境では挑戦を支える人々がいます。その点を心に留め、ポジティブな気持ちで旅立ちの日を迎えてください。
成功する留学のサポート内容
最後に、本記事をお届けした「成功する留学」のサポート内容についてご紹介します。成功する留学は、40年以上にわたり25万人以上の海外留学を支援してきた日本最大級の留学エージェントです。
成功する留学だからできること:
私たちは生徒一人ひとりの「将来の可能性」を拓くあなただけの留学プランを提供することを使命としています。具体的なサポート内容は以下の通りです。
- 無料カウンセリング&学校選びサポート: 経験豊富なカウンセラーがご希望や学力、将来目標をじっくりヒアリングし、最適な留学プランと学校をご提案します。Brentwoodをはじめ多数の学校情報を把握しており、客観的な立場で学校の特徴や向き不向きをアドバイスいたします。カウンセラー自身も元留学生ですので、留学生活の不安や疑問も気軽にご相談ください。
- 出願手続きサポート: 出願書類の準備からオンライン出願の代行、英文エッセイのチェック、推薦状依頼の調整など、合格に向けて万全の出願サポートを行います。学校とのコミュニケーションも当社が橋渡しし、英語での問い合わせ対応や面接日程調整も代行します。
- ビザ申請サポート: カナダ学生ビザの申請書類作成やオンライン申請手順を丁寧にサポートします。書類不備がないよう確認し、バイオメトリクス(指紋登録)の予約方法、渡航前の入国書類準備などもアドバイスします。未成年者用カストディアン書類についても学校と連携して進めるので安心です。
- オリエンテーション&出発準備: 渡航前に「留学オリエンテーション」を開催し、カナダ生活の心構えやBrentwoodでの過ごし方、注意点を日本語で詳しく説明します。荷造りチェックリストの提供、航空券の予約代行、留学保険の手配、現地送迎手配など出発前の準備を総合的にサポートします。ご家族向けにも、現地での連絡方法や緊急時対応を説明し、不安を解消します。
- 進学・帰国後サポート: 在学中の大学進学相談や、卒業後日本の大学受験を検討する場合のアドバイスも行います。帰国生入試情報の提供や対策講座の案内など、留学後のステップまで継続支援いたします。Brentwood卒業後の進路選択においてもぜひご相談ください。
このように成功する留学は出発前から帰国後までトータルでサポートし、皆様の留学を成功へと導きます。Brentwood College Schoolでの留学生活は、お子様にとって人生を変える素晴らしい経験になるでしょう。その第一歩として、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。お問い合わせや個別相談はすべて無料ですので、お気軽にご連絡をお待ちしております。
さあ、憧れのブレントウッド・カレッジ・スクールへの留学を実現し、世界に羽ばたく未来への一歩を踏み出しましょう。成功する留学が全力でサポートいたします!
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