フィリピンインターンシップ徹底ガイド

近年、「海外経験を積みたい大学生」「転職やステップアップを目指す社会人」に人気が高いインターンシップ。海外でインターンシップを体験し、生きた英語を学びませんか？

インターンシップを受け入れている国はさまざまありますが、その中でも 英語を話せる人口が多く、生活コストが比較的低いフィリピン は注目の選択肢です。実はフィリピンは「英語を話せる人ランキング」で世界第3位に位置しています

物価が安く暮らしやすい環境が整っているため、安心してインターンシップに取り組めるのも魅力のひとつです。実践的な英語を身につけながら、国際的な経験を積むことができます。

特に、航空・旅行・ホテル業界を志望する方には最適な環境といえるでしょう。

本ページでは「フィリピンでできるインターンシップ」について詳しくご紹介します。ぜひご参考ください。

フィリピンインターンシップの魅力

英語力を伸ばせる環境（英語が公用語／実務利用の広さ）

フィリピンは英語が公用語として定められており（1987年憲法・言語条項）、政府・高等教育・ビジネス・メディアなど幅広い領域で英語が日常的に使われています。これにより、インターンシップ中も実務で英語を使う機会が豊富で、単なる教室学習にとどまらない「運用力」を磨けます。

さらに、国際的な英語運用力を示す EF English Proficiency Index でも、フィリピンは世界22位／アジア2位（2024年）と高い水準。英語環境へのアクセス性が高く、英語でのコミュニケーションに短期間で慣れやすい点が、初めての海外インターンにも適しています。

生活コストが低く、滞在しやすい

滞在費・食費・交通費などの生活コストが比較的低いため、同じ期間でも他地域に比べて予算を抑えやすいのがフィリピンの強みです。たとえばセブ市の指標では、単身の月間生活費（家賃除く）がおよそUS$600前後という推計があり、家賃を含む総費用でも相対的に抑制が効きます。

アジア主要都市からのアクセスの良さ

日本（東京）からセブへは直行便で約5時間前後。移動の負担が比較的軽く、短期（2～4週間）インターンでも時間効率よく参加できます。直行便・所要時間は季節や航空会社で変動しますが、一般的に5時間〜5時間半が目安です。

フィリピンで体験できる主なインターンシッププログラム

空港インターンシップ

「航空業界への就職を目指したい」という人のために開発されたプログラム。仕事内容には、雑用は含まれておらず、より実践に近い体験を積むことができます。勤務場所は国際線ターミナル内で、荷物紛失時のサポートをすることも。​
​
​英語力がある人は、仕事を任せられる場合も多く、やりがいもひとしお。​
​
日本発着便の航空会社だけではなく、韓国、台湾、香港などからの便を利用したお客さんにも対応します。​
​
勤務時間は出発便や帰国便によりさまざま。早朝、昼から夜まで、または深夜までという場合も。

コース開始日	毎週月曜日
受け入れ可能時期	特になし
手配可能都市	セブ
勤務時間	6:00～15:00 / 11:00～16:00
休日	土曜日・日曜日
服装	ビジネススタイル（黒のスーツ）
PCの有無	無

カフェインターンシップ

フィリピンのリゾート地であるセブ島には多くのカフェがあり、賑わっています。​
​
実際に海外のカフェで働き、オーダーや接客ではどのような英語を使うのか学べるのが魅力。コーヒー作り、朝食作りなどを体験し、学びます。​
​
※シフト制になりますので昼から夜までの勤務という場合もあります。

受講期間制限	2週間～
コース開始日	毎週月曜日
受け入れ可能時期	常時受け入れ可能
手配可能都市	セブ
勤務時間	11:00～19:00 / 14:00～22:00
休日	不定休
服装	長ズボン（ジーンズ不可、フォーマル）／襟付きポロシャツ
PCの有無	無

ホテルインターンシップ

セブ島にあるホテルでインターンシップを行います。基本的には、雑用（ベッドメイキングや清掃）をすることはありません。しかし、一連の流れを理解し、体験するという理由で数日行う可能性もあります。

仕事では、フロント業務、VIPゲスト対応、コンシェルジェ、レストラン、カフェといったホテルのメインとなる業務を担当するので、有意義な体験ができるのが魅力的。配属先は、時期に応じて必要なポジションが割り当てられます。

※シフト制：昼から夜までの勤務という場合もあります。​

受講期間制限	4週間～
コース開始日	毎週月曜日
受け入れ可能時期	常時受け入れ可能（事前確認が必要）
手配可能都市	セブ
勤務時間	9:00～18:00
休日	日曜日
服装	ビジネススタイル（白の長袖シャツ、ひざ上ペンシルスカート、パールイヤリング、黒い靴）
PCの有無	無

旅行会社インターンシップ

日系企業である旅行会社でのインターンシップを行います。仕事内容はお客様が参加されるアクティビティへの同行、ブログやFacebookを投稿・更新、簡単な社内での雑用など。

インターンシップやフィリピンでの生活を経験し、どのようなアクティビティがお客様に求められているのかを考えて自分で企画・提案することもできます。​

受講期間制限	2週間～
コース開始日	毎週月曜日
受け入れ可能時期	常時受け入れ可能（事前確認が必要）
手配可能都市	セブ
勤務時間	9:00～18:00 / 11:00～16:00
休日	不定休／土曜日・日曜日
服装	ビジネスカジュアル／ビジネススタイル（黒のスーツ）
PCの有無	無

NGOインターンシップ

セブ島にあるボランティア施設でボランティア活動を行います。

施設には、親から育児放棄されたり虐待を受けたりと、家庭に問題があって親と生活することができない6歳から17歳までの子供たちが暮らしています。終了時には修了証をもらうことができます。

仕事の内容は、ホームケアスタッフのアシスタント、アクティビティを企画、子供のお世話、子供たちへのクラス提供など（日本語、日本の文化など、なんでもOK）。

受講期間制限	2週間～
コース開始日	毎週月曜日
受け入れ可能時期	常時受け入れ可能（事前確認が必要）
手配可能都市	セブ
必要書類	英語の履歴書、参加目的のレター（英文）
勤務時間	8:00～17:00
休日	土曜日・日曜日
服装	カジュアル（タンクトップやショートパンツは不可）
PCの有無	無

留学会社インターンシップ

セブ市内にある留学会社でインターンシップを行います。

春休みや夏休みの繁忙期を除いた時期：語学学校訪問、訪問情報などホームページなどの更新、SNSなどへの情報配信、空港ピックアップ、学生サポート、アクティビティー同行など。

春休みや夏休みの繁忙期：上記内容に加えて、グループ研修プログラムの同行なども含まれます。英語に自信がなくてもやる気のある人、人と接するのが好きという人にオススメです。

受講期間制限	2週間～
コース開始日	毎週土曜日
受け入れ可能時期	特になし
手配可能都市	セブ
勤務時間	9:00～18:00（空港ピックアップ時は到着便に応じて変動）
休日	変動制（繁忙期は調整あり）
服装	長ズボン・ポロシャツ（サンダル不可）
PCの有無	無

将来のキャリアに活かせるポイント

航空・旅行・ホテル業界でのキャリア形成

空港・ホテル・旅行会社など顧客接点の多い現場では、英語での案内・クレーム対応・多文化コミュニケーションなど、履歴書で具体的に記述できる実務経験が得られます。採用側は「現場で英語を使って成果を出した経験」を評価しやすく、サービス品質・安全管理・レベニューマネジメントなどのキーワードと紐づけて実績化できるのが強みです。一般に、インターン経験者は面接招待の確率が有意に高まるという研究もあり、就職活動における早期接触の土台づくりにも役立ちます。

国際的なビジネス環境での経験値

フィリピンでは英語が公的領域で広く使われ、外資・BPO・観光関連の国際業務が集積しています。多国籍の顧客・同僚との協働を通じ、業務報告・議事進行・エスカレーションなどを英語で回す実務経験を積めるのが特長です。国際インターンと就業力の関係を扱った研究では、インターンの機会と就業力（employability）には正の関連が示され、大学のキャリア支援・在留制度・受入企業の体制が就業成果に影響を与えると報告されています。

大学生の就活へのアピールポイント

大学生の場合、短期でも「成果の可視化」（例：英語での顧客対応件数、改善提案の採用数、SNS運用の数値結果など）を行うと、実務能力×英語運用力の両面をエビデンスで示せます。メタに見ると、インターン経験が採用選考での面接招待率を押し上げる傾向が示されており、学修--実務の橋渡しとして効果的です。提出書類では「職務要約（要件との一致）→役割→施策→成果（数値）」の順で整理すると訴求力が高まります。

フィリピンの他の留学情報を見る

▲フィリピン インターンシップのページ上部に戻る

• 
• 
•