サービス内容に応じた語学学校の選び方

サービスのいろいろ

語学学校が学生のために行っているサービスには、おもに次のようなものがあります。

滞在先の手配
到着時の空港出迎え
進学カウンセリング

こういったサービスは、特に初めて留学する人にとっては心強いもの。しかし、すべての人に必要なサービスというわけではありません。自分が必要なサービスを見極めましょう。一般的に、サービスが整っている学校は授業料が高めであることが多い傾向にあります。

滞在スタイルの選択肢と手配サービス

住まいに関することは、学校選択の際にも見落とせないポイントです。一般的に、独自の寮をもたない私立語学学校や一部の大学付属のESLでは、ホームステイが原則。地方にある大学や小規模な大学のESLなら、寮滞在が可能な場合も多くあります。困るのが都心部にあるマンモス大学の場合。寮は数が少ないし、正規の学生を優先するためスペースが限られています。寮が確保できなければ、各自でアパートや民間の寮などの滞在先を手配しなければならないことも多いです。ホームステイと寮、どちらがいいのかは各自の好みにまかせるとして、いずれにせよ初めて留学する人は、滞在先を手配してくれる学校がおすすめ。大学付属のESLでは手配をしてくれないところもありますが、私立の語学学校なら事前に滞在先を手配してくれるところがほとんど。

進学カウンセリングの充実度

大学進学を考えているなら、進学カウンセリングサービスの充実した学校を選びましょう。このサービスは、大学付属、私立の語学学校ともにほとんどの学校で行っています。サービス内容は学校によって違いがあるので、いくつか資料を取り寄せて調べてみるのがおすすめ。単に相談にのってくれるだけのところから、希望の専攻や学力、TOEFL(R)スコア、留学資金などをもとに条件に合った大学を選び出してくれるところまで、実にさまざま。また、私立の語学学校のなかには、大学プレイスメントサービスといって、大学入学手続きを学生の代わりに行ってくれるところも（ほとんどの場合有料）。サービスの善し悪しを確かめたいなら、最初の資料請求の際に「自分は将来どういった大学でどんな勉強をしたい」という希望を伝え、どういった相談にのってくれるのか質問してみましょう。きめ細かいサービスを行っている学校であれば、何らかの返事をもらえるはずです。

大学の授業は聴講できるか

英語習得を目的として1年くらい留学するのなら、上級レベルで大学の授業を聴講させてくれる学校を選ぶといい。大学の授業を聴講して英語以外の何かを学べば、結果的に英語力もアップするはず。大学付属のESL、大学キャンパス内にある私立校の多くは、上級レベルになると正規学部授業を1、2コマ聴講させてくれますが、大学によっては別途コース受講料をとられることもあります。

設備充実の大規模校、アットホームな小規模校

大学付属のESLや、大学キャンパス内にある私立語学学校では、語学学校の学生も正規学生と同じように施設を利用できるので、設備内容やキャンパスの雰囲気なども学校選びのポイントとなります。小規模な大学は学生数が少ないので、英語コースの学生もアメリカ人学生のなかに自然に溶け込める雰囲気があるのが魅力。学校設備やスポーツ施設などの充実度なら、有名大学や大規模な大学に軍配が上がります。ちなみに、母体となる大学の知名度や入学難易度は、英語コースの善し悪しとはあまり関係がありません。

授業の善し悪しは講師によって決まる

授業内容の善し悪しは、講師によるところも大きい。一般的に、常勤講師が多い学校のほうが講師のレベルも高い傾向にあります。この点も学校選びのポイントです。

滞在地の選択はよく考えて

日本の中規模都市で生まれ育った人には想像もつかないくらい、アメリカの田舎は広大です。地平線に向かっていくと大学のキャンパスが見えてきた、というのも実際ある話で、田舎生活に耐えられなくなって都会に転校する人もいるほど。「日本人が少ない」「勉強に集中できる」「アメリカ人と交流の機会がもちやすい」「生活費が格安である」などメリットも数多くありますが、それなりの覚悟も必要です。

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