大学生のアメリカ留学の費用
アメリカ留学は、多くの学生にとって人生を大きく変える貴重な経験です。しかし、費用面の不安を感じる人も少なくありません。実際にどのような費用が必要で、どのように計画を立てるべきなのでしょうか。ここでは、アメリカ留学にかかる具体的な費用と節約のポイント、そして「成功する留学」がおすすめする計画の立て方について詳しく解説します。
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大学生のアメリカ留学にかかる費用の内訳
アメリカ留学の費用は主に以下の3つで構成されます。
※2024年11月29日現在、1米ドル(USD)は約149.6円(JPY)です。この為替レートを基に、アメリカ留学にかかる費用を円換算すると以下のようになります。
学費(Tuition)
まずは、学費です。学費は通う大学の種類や地域、専攻により異なります。以下がそれぞれの学校形態の相場です。
州立大学
州立大学の場合、州内に居住者であるかどうかで学費が異なります。
- 州内居住者(in-state):年間約10,000ドル~25,000ドル(約149.6万円~374万円)
- 州外居住者・留学生(out-of-state):年間約25,000ドル~40,000ドル(約374万円~598万円)
日本からアメリカの州立大学に通う場合、上記の留学生の料金が学費となります。
私立大学
続いて私立大学の授業料です。私立大学の学費は、年間約50,000ドル~70,000ドル(約748万円~1,047万円)が相場です。
コミュニティカレッジ
最後にコミュニティカレッジの学費の相場を解説します。コミュニティカレッジとは、公立の二年制大学のことです。しかし、先ほど解説した公立大学(州立大学)とは異なり、居住による学費の違いはありません。
そんなコミュニティカレッジの学費は、年間約5,000ドル~12,000ドル(約74.8万円~179万円)です。
寮費・食費(Room and Board)
次に、寮費・食費を解説します。こちらの費用も生活する地域や大学により異なります。
- 寮費:年間約8,000ドル~15,000ドル(約119万円~224万円)
- 食費:年間約4,000ドル~6,000ドル(約59万円~89万円)
都市部の大学にする場合、生活費が高く、寮費や食費も割高になる傾向があります。そのため留学費用を抑えたい方は、地方の大学にすることをおすすめします。
その他の費用
学費や寮費・食費の他にも、留学には以下の費用がかかります。
- 教材費:年間約500ドル~1,500ドル(約7.5万円~22.5万円)
- 保険料:年間約1,000ドル~2,500ドル(約15万円~37.5万円)
- 交通費:公共交通機関や自転車の購入など。都市部では月額約50ドル~100ドル(約0.75万円~1.5万円)
- 帰国費用:日本への一時帰国や旅行の航空券代として、往復約10万円~20万円を見積もる必要があります。
- 日常生活費:衣類、趣味、交際費など個人的な支出。地域やライフスタイルによりますが、月額約300ドル~800ドル(約4.5万円~12万円)が目安。
州立大学と私立大学の費用比較
アメリカ留学を計画する際、州立大学と私立大学の費用は重要な検討ポイントです。それぞれの費用構造や特性を詳しく解説し、具体例を挙げながら比較します。まずは簡単な比較表をご覧ください。
項目 | 州立大学(州内生) | 州立大学(州外生・留学生) | 私立大学(一般) |
---|---|---|---|
学費 | 10,000~25,000ドル(約150万~374万円) | 25,000~40,000ドル(約374万~598万円) | 50,000~70,000ドル(約748万~1,047万円) |
寮費・食費 | 12,000ドル(約179万円) | 12,000ドル(約179万円) | 15,000~20,000ドル(約224万~299万円) |
合計 | 約25,000~40,000ドル(約373万~598万円) | 約40,000~52,000ドル(約598万~777万円) | 約65,000~90,000ドル(約972万~1,346万円) |
州立大学(Public Universities)にかかる費用
州立大学は、州政府の資金援助を受けて運営されている公立の高等教育機関です。そのため、州内居住者には学費が大幅に優遇される仕組みが特徴的です。
また、州立大学では学費以外に、寮費や食費、その他の生活費も加わりますが、それらは私立大学と大きな差はありません。
州内居住者(In-State)
州内在住者には低額の学費が設定されています。これは、その州の納税者が州立大学の運営を支えているためです。州内生の場合、他の選択肢に比べて費用を大きく抑えられる点がメリットです。
例えば、州内居住者がUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に通う場合の学費は、年間約33,000ドル(約493万円、1ドル=149.6円で換算)です。
州外居住者(Out-of-State)・留学生(International Students)
州外生や留学生は、州内生と比べて学費が大幅に増加します。これは、州政府の補助を受けられないため、実際の運営コストを負担する形になるためです。
先ほどと同様のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に州外居住者や留学生が通う場合、年間約56,000ドル(約838万円)です。
私立大学(Private Universities)にかかる費用
私立大学は、政府からの資金援助が少なく、主に学費や寄付金で運営されています。そのため、州内外の区別なく一律の学費が適用されます。大学の規模や地域によって費用に大きな差があります。また私立大学は、学費が州立大学と比較して高いだけでなく、寮費や食費、保険料もやや割高になる傾向があります。
例えば、アメリカでもトップクラスの私立大学として知られているスタンフォード大学に通う場合は、以下の費用となります。
- 学費:年間約57,000ドル(約853万円)
- 寮費・食費:約20,000ドル(約299万円)
- 合計:約77,000ドル(約1,152万円)
小規模で地方にある私立大学
比較的安価な場合もあります。寄付金が豊富で運営費用を補える大学では、奨学金が充実しているため、実質的な負担が軽減される場合もあります。
都市部の有名私立大学
大都市に位置する名門校は、学費が非常に高額になる傾向があります。例えば、ニューヨーク市に位置するコロンビア大学やシカゴ大学などは、年間の学費が70,000ドル(約1,047万円)に達することもあります。
大学生のアメリカ留学で活用できる奨学金
アメリカ留学では、奨学金の活用が費用負担を軽減する鍵となります。費用が高く諦めている方でも奨学金制度を利用して、憧れのアメリカ留学に挑戦しましょう。ただし、奨学金を得るためには、事前の情報収集や応募書類の準備が重要です。特にエッセイや推薦状は評価のポイントとなります。
私立大学の奨学金
まずは、私立大学の奨学金を解説します。私立大学の奨学金は、留学生でも比較的獲得しやすいです。例えば、ハーバード大学に通う場合、年間約65,000ドル(約650万円)の費用が発生しますが、70%の学生が奨学金を受け取っています。
州立大学の奨学金
次に、州立大学の奨学金を解説します。州立大学は、留学生向けの支援が少ない場合が多いですが、大学により特別枠が設けられていることもあるので、行きたい大学に留学生を対象にした奨学金制度があるのかを確認しておきましょう。
大学生のアメリカ留学で費用を抑えるポイント
ここからは、大学生のアメリカ留学で費用を抑えるポイントを解説します。以下の項目において費用を抑えることが可能です。
比較的費用が低い大学を選ぶ
まず一つ目のポイントは、比較的費用が低い大学を選ぶ方法です。地方の大学や費用が比較的低い州を選ぶと学費を抑えることができます。また、コミュニティカレッジ(2年制大学)を利用して学費を節約し、その後4年制大学に編入する方法も節約になります。
ただし、費用だけを見るのではなく、自分の学びたい内容があるか、条件が一致しているかどうかを確認しましょう。
生活費を工夫する
続いては、生活費を工夫して抑える方法です。現地での生活は日本よりも費用が高くなります。そのため、勉強に支障が出ない程度にアルバイトをすることをおすすめします。ただしアメリカでアルバイトをする場合、F-1ビザの条件を遵守する必要があります。
また、住居を共有型の寮やホームステイにすることで、住居費を抑える方法もあります。
出費の状況を管理する
最後は、出費の状況を管理する方法です。授業などにおいて必要最低限の教材を購入し、古本や電子書籍を活用し、なるべく出費を抑えることも重要です。また、留学に来ると色々な場所に旅行に行くこともあると思います。その都度費用がかかるため、長期休暇の際の帰国や旅行を計画的に行い。出費の状況を自分で管理し、把握しておきましょう。
まとめ:大学生のアメリカ留学でかかる費用について
アメリカ留学は費用がかかる一方で、得られる経験や学びは一生の財産になります。学費や生活費の正確な見積もり、奨学金の活用、計画的な節約を通じて、自分の夢に近づくための準備を始めましょう。費用を乗り越えた先には、世界中で活躍する未来が待っています!
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