カナダでの住まい

カナダ留学のベースとなる住まいはとても大切。ホームステイ・学生寮・アパートでシェア、ひとり暮らしなど住まいの種類はさまざま。せっかくカナダ留学するなら、住まいでリラックスしたり勉強に集中したりできる環境を選びたいもの。自分に合った住まいを選び、充実したカナダ留学を送りましょう。

カナダ留学：住まい（滞在方法）の種類

住まい（滞在方法）は主に4つ

カナダでの住まい（滞在方法）はカナダ人家庭に一緒に暮らすホームステイ、学生寮、他人とシェア、ひとり暮らしと大きく分けて4つ。どこに住むにしても生活のベースとなる住まいはとても重要です。学校生活や新しい人間関係など、いろいろストレスの多いこともあります。せめて住まいに戻ってきたときくらいは心身とも充分に休められる環境を選びましょう。どんなふうに住むかは重大な決め事なので慎重に考えてくださいね。

各住まい（滞在方法）のメリット・デメリット

ホームステイ

メリット

・英語だけでなくカナダの文化や習慣も学べる。
・食事や掃除、洗濯などの面倒をみてくれる。
・1週間単位で申し込める場合が多く、短期でも滞在可能。
・スーツケース1個で入居、そのまま生活できるほど何でも揃っている。
・電話、wifiも滞在先の家庭に普及しているケースが多いので自分で用意する必要はあまりない（使用料がかかる場合もある）。

デメリット

・受け入れ先のペースに合わせた共同生活を送る必要がある。
・通学に時間がかかることも多い。
・食事の質や環境は家庭によりかなり差がある場合も。
・他人の生活音が気になることもある。

学生寮

メリット

・学生同士の共同生活なので気分が楽。
・他の学生と交流できる。
・通学も便利。
・友達ができやすい。
・キャンパス内に学生寮があり、通学時間が短いケースが多い。

デメリット

・相部屋の場合は自分だけの時間や空間を確保しにくい。
・他人の生活音が気になることもある。
・数に限りがあるので、入寮できないことも多い。

メリット

・費用をおさえて節約できる。
・日本人以外とシェアする場合、英語や文化を学ぶことができる。
・好きなエリアを選ぶことができる。

デメリット

・ルールを守らない人がいる場合、ストレスを感じることも。
・日本人とシェアする場合、英語を話すチャンスがない。
・他人の生活音が気になることもある。
・自分で家事を行う必要がある。

独身のカナダ人はシェアが一般的

カナダの生活と日本の生活で大きな違いが出るのがまず住宅事情だろう。独身のカナダ人は、学生も社会人も多くの場合、家族でも恋人でもない他人と一緒に暮らす共同生活をしているのが一般的だ。これをシェアというが、普通は寝室だけが自分専用で、あとのキッチン、バスルーム、リビングルームを共同で使うというスタイル。日本のようにひとり暮らし用のアパートが少ないというのがその理由。

アパートでひとり暮らし

メリット

・自分だけの時間や空間、プライバシーを確保できる。
・気を遣わず自分のペースで過ごせる。
・ひとり暮らしを通じてカナダでいろいろな経験を積むことができる。
・カナダの社会をのぞくよいチャンス。

デメリット

・アパートの物件探し、契約、支払いなどすべてを自分で行う。
・家賃のほか、食費や光熱費など出費が多い。
・ベッドやテーブルなど家具をすべて買い揃える必要がある
・短期滞在だと申し込みを受け付けてくれないことも。
・自分で家事をする必要がある。

滞在先が決定したらやるべき具体的なアクション

滞在先が決まったら、出発前に必要な確認・連絡・準備を済ませておくことが重要です。ここでは、自己手配で滞在先が決定した後に行う具体的なアクションをまとめました。

ホームステイを予約した場合

①予約内容の確認と連絡

ホストファミリーの連絡先が届いたら、まず予約内容（氏名・住所・到着日など）に誤りがないか確認します。
そのうえで、簡単なあいさつと到着予定の連絡をメールまたは手紙で送ります。
到着時のピックアップサービスなど、必要な手配を再確認します。

②自己紹介メッセージのポイント

これから生活を共にする相手に安心してもらうために、一言自己紹介をしましょう。例えば、以下の情報を含めると良いでしょう。

名前・年齢・専攻（仕事の場合は職業）
趣味や興味のあること
到着予定日・便名・連絡先

※メールやSNSでも構いません。到着予定を共有しておくとトラブル防止にもなります。

③ホームステイ先への自己紹介の手紙例（概要）

感謝を伝えるとともに、滞在を楽しみにしている旨を伝えます。
学校から聞いたホストファミリーの趣味（例：野球）に触れ、自分の共通の興味（例：ソフトボールチーム所属、野球観戦好き）を伝えます。
到着予定日（例：9月9日（日））と到着時刻（例：午後5時半）を伝え、空港出迎えサービスを頼んでいる場合は、おおよその到着時刻（例：午後7時頃）を具体的に伝えます。