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2025年最新カナダ留学ビザ動向|発給枠上限・PAL導入・費用改定の概要

カナダ留学ビザ

2025年のカナダ留学ビザ(学生ビザ)制度には大きな変化がありました。 カナダ政府は留学生数の急増に対応するため、発給枠(留学生受入数)の上限設定や州認証レター(PAL/TAL)の導入、そしてビザ申請要件の強化と 生活資金証明額改定などの措置を講じています。具体的には、2024年から年間発給数に上限(キャップ)が設けられ、2025年は全国で約43.7万件の学生ビザ発給を計画(前年上限比▲10%)と発表されています。

また、ほとんどの申請者に州政府等が発行するPAL/TALの提出が義務化され(義務化当初は一時申請受付停止となる混乱も発生)、生活資金証明額は従来の2倍以上に引き上げられました。ポストグラデュエート就労ビザ(PGWP)も要件が見直され、特に2024年後半以降は対象プログラム分野や語学力に新要件が加わっています。

本記事では、2025年時点の最新カナダ留学ビザ情報を網羅し、制度変更点や申請手順、注意点をわかりやすく解説します。

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1. カナダ留学ビザ取得前の準備

カナダ留学ビザの種類と特徴(Study Permit/Co‑op Work Permit/PGWP ほか)

カナダに滞在するにあたり、日本国籍の方は電子渡航認証(eTA)を取得していれば、入国及び滞在ができますが、6か月超の就学をするには、「学生ビザ(Study Permit)」の取得が必要です。日本からオンラインで申請をし、学生ビザの許可がおりた際に発行される「入国許可レター(Port of Entry Letter)」を持参し、空港の入国審査で学生ビザを取得する流れになります。学生ビザを保持していれば、カナダに留学生として滞在することが可能、また、就学中の一定条件下での就労(週24時間まで)なども可能にします。

学生ビザ(Study Permit)

カナダの指定教育機関(DLI)でフルタイム就学するための許可証です。これがないと、6か月を超えるコースには就学できません。また、学生ビザそのものは入国ビザではありませんが、許可取得時に自動的に訪問者ビザ(査証)またはeTAが発給され、旅券に貼付・リンクされます。

就労許可付きカレッジ実習ビザ(Co‑op Work Permit)

就学プログラムに必須の実習(Coop)を行うためのワークパーミットです。通常の学生ビザに付随し、就学課程の一環としてフルタイムで働くことを許可するものです。

コープ実習がカリキュラムに含まれる場合、学校からの実習必要証明書を用意して学生ビザ申請と同時に申請します(この許可証自体に申請料はかかりません)。Co-op Work Permitがあれば、学期中でも必要な職種でフルタイム就労が可能ですが、あくまでプログラム必須の就労に限定されます。

ポストグラデュエート就労ビザ(PGWP)

卒業後に申請できるオープン就労ビザで、カナダでの就労経験を積むためのものです。取得できる期間は在籍プログラムの就学期間に応じ最長3年ですが、2024年からマスター課程修了者には就学期間に関わらず3年間のPGWPが付与されるよう改善されました。

一方で、PGWPの取得要件は近年厳格化され、2024年5月以降は州立大学と提携した一部私立カレッジの課程(カリキュラム提携プログラム)修了者はPGWP対象外となっています。

さらに2024年11月以降は、カレッジや職業訓練校レベルの卒業生にはプログラム分野が農業・医療・STEM・貿易・交通などカナダの長期人材不足分野に該当すること、および英語もしくは仏語で一定の語学力(大卒相当ならCLB7以上、カレッジ卒相当ならCLB5以上)がPGWP申請の新条件として課されています。PGWPは一生に一度しか取得できないため、進学計画も見据えた活用が必要です。

ビザ 目的・対象 ポイント 最新アップデート
Study Permit
(学生ビザ)
6か月超のフルタイム就学
  • 指定校(DLI)で学ぶ許可証
  • 校外アルバイト週24 時間まで可(休暇中は無制限)
  • 2024/11/8 から週上限が24 時間に固定
Co‑op Work Permit カリキュラム必須の実習・インターン
  • 学生ビザに付随、申請料無料
  • 実習はプログラム総時間の50%以下が原則
  • 申請時に学校発行の「実習必須レター」が必要
PGWP
(ポストグラデュエート就労ビザ)
卒業後にカナダで就労経験を積む
  • プログラム8 か月‑2 年→同期間
  • 2 年以上→最長3 年
  • 生涯一度だけ取得可
  • 2024/1~ 修士課程修了者は一律3 年付与
  • 2024/5 以降、公立×私立提携校卒は対象外
  • 2024/11 以降、農業・医療・STEMなど不足分野+語学基準(CLB 7/5)を満たす必要

<ここで迷ったら - 3ステップで自分に最適なビザを選ぶ>

コース期間を確認する(6か月を境に分岐)
  • 就学期間が6 か月以内なら電子渡航認証(eTA)を取得。観光扱いとなり、就労は一切できませんが、6か月まで就学ができます。
  • 就学期間が6 か月を超える場合はStudy Permit を取得
語学だけではなく働く経験をしたいか
  • インターンや実習が「履修必須」のプログラムなら、実習期間は、プログラムに関係する職種でのフルタイム就労が可能、また専門学校等の高等教育機関でStudy Permitを取得する場合は、プログラム期間中は週24時間までアルバイトが可能
卒業後にどれだけ働きたいか/PGWP 対象校かチェックする
  • 「カナダでのキャリア経験が必須」「永住も視野」という人は、PGWPが取得できるDLI を選ぶのが大前提。
  • 2024/5/15 以降に公立×私立提携校へ入学する学生や、一部分野外の課程を選ぶ学生は PGWP対象外 なので注意してください。
  • 修士課程なら就学期間に関係なく 一律3年間のPGWPが発給される特典もあります。

申請資格と必要条件

カナダ学生ビザの申請には、以下の主要条件を満たす必要があります。

  • 指定校(DLI)からの入学許可

まずカナダ政府公認の教育機関(DLI)の正規コースに合格し、入学許可証(LoA)を取得していることが前提です。語学学校やカレッジ・大学、高校等、留学先が政府指定のDLIリストに載っている必要があります(ビザ申請前に自分の進学先がDLIに該当するか確認しましょう)。

  • 十分な資金力の証明

学費および生活費、渡航費をまかなえる資金があることを証明しなければなりません。カナダ政府は2024年から資金要件を厳格化しており、1年間の生活費として最低でも20,635カナダドル(約220~240万円前後)の自己資金証明を要求しています。

これは従来の約1万ドルから2倍超に引き上げられた額で、申請者本人のほか同行する家族がいる場合は追加額が必要です(例えば配偶者+$4,125、子ども一人+$3,412など目安あり)。入学初年度の授業料相当額や渡航費も含め、銀行残高証明や奨学金証明、融資承認書などで裏付けます。

  • クリーンな身元(犯罪歴・健康)

犯罪歴がなく、カナダ法を遵守する意思があることが求められます。必要に応じて各国の警察証明書(無犯罪証明)を提出します。

また健康状態も良好であることが条件で、結核リスクが高い国の長期滞在者や医療・幼児教育分野に進学予定の方などは事前の移民局指定医による健康診断(医療審査)を受け、その証明を提出する必要があります。

  • 留学後の帰国意思

ビザ審査官に対し「学業終了後はカナダを離れる意図がある」と納得させる必要があります。申請書には明記されませんが、過去の渡航歴や母国での職歴・家族・資産など「帰国を担保する要因」が重要視されます。

特に近年、この「滞在目的の真実性(将来的に不法残留しないか)」は最も頻出する拒否理由の一つとなっており、申請時に提出する留学計画書(Letter of Explanation)でしっかり将来計画を説明することが重要です。

  • その他の基本要件

有効なパスポートを所持していること、申請書を正直に漏れなく記入すること、必要な申請料の支払いができることなども当然求められます。なお年齢要件は特にありませんが、高校卒業後ブランクが長いケース等では学習目的が不明確と見なされないよう配慮が必要です。

また、一部国籍向けに存在した留学生優先審査ストリーム(SDSやNSE)は2024年に終了しており、全ての申請者が通常プロセスで審査される点にも留意してください。

チェック項目 合格ライン なぜ重要?
① DLI(指定教育機関)からの入学許可証 LoA 志望校が 政府公式「DLIリスト」 に載っているか確認し、正式なLetter of Acceptanceを取得する DLIでない学校の合格通知では学生ビザ申請が受理されません。
事前に 学校番号(DLI#)を検索して二重チェックを。
② 資金証明:最低 $20,635 CAD+学費+渡航費 2024年1月〜 1年分の生活費基準が倍増 → 単身なら $20,635、帯同家族は配偶者+$4,125、子ども1人+$3,412 を加算 「留学中に金欠で退学・不法就労」はビザ審査官が最も警戒。
4 か月分の銀行残高、奨学金証明、教育ローン承認書などで裏付けを。
③ クリーンな身元:無犯罪証明&医療診断 Police Certificate(国ごとの無犯罪証明)と、該当者は移民局指定医によるメディカルチェック 「犯罪歴なし」「公衆衛生リスクなし」を示すのはカナダ移民法の必須要件。
特に6 か月超滞在かつ医療・幼児教育分野で働く予定の学生は事前の健康診断が義務。
④ 学業終了後に帰国する意思 Letter of Explanationで「卒業後は日本に戻り○○業界で活かす」など具体的に記載 近年の拒否理由トップが 「真の学生ではない」。家族・不動産・職歴など"帰国を担保する要因"を明文化し、移民目的ではないことを説得力あるストーリーで示す。
⑤ その他の基本要件 有効期限充分のパスポート/申請書類の正確な入力/手数料($150+85)支払い完了 2024年11月にSDS・NSEが完全終了し、優先審査ルートは存在しません。誰もが通常ストリームで審査される点に注意。

よくある質問(FAQ)

Q1 : 「高校卒業から10年以上ブランクがあるけど大丈夫?」

A.年齢制限はありませんが、学習目的を職歴やキャリアゴールと紐づけて説明しないと「目的が不明確」と判断される恐れがあります。Letter of Explanationで明確に。

Q2 : 資金は親名義の口座でいい?

A.可能ですが、親の残高証明+資金提供レター+親子関係証明をセットで提出して"資金の出所"をクリアにしましょう。

Q3 : 健康診断は誰でも必須?

A.いいえ。健康診断対象国に6か月を超える滞在経験がある、かつ指定国出身または医療・幼児教育関係で実習予定の場合のみ。該当しない多くの日本人学生は免除されます。

ビザ申請に必要な書類一覧と取得方法

ビザ申請に必要な書類一覧と取得方法(PAL/TAL・CAQ・バイオメトリクスなど) 学生ビザ申請時には、多岐にわたる書類提出が必要です。主な必要書類とその入手方法は以下の通りです。

入学許可証(Letter of Acceptance)

前項で述べたDLIからの正式な合格通知書です 。学校発行のPDFや原本スキャンをオンライン申請時にアップロードします。取得方法は各学校の入学プロセスに従い、出願→合格→授業料デポジット支払いなどの後に発行されるのが一般的です。

州認証レター(PAL/TAL)

2024年以降新たに必須化された書類で、留学先の州政府(または準州政府)が発行する受入れ枠割当証明書です。Provincial(または Territorial) Attestation Letterと呼ばれ、あなたがその州/準州の留学生受入枠に割り当てられていることを証明します。これは基本的に入学予定校を通じて申請します 。学校の留学生担当部署に問い合わせると、申請方法(オンライン申請フォームやメール申請等)が案内されるでしょう。

例えばブリティッシュコロンビア州では2024年3月4日よりPAL発行システムが稼働し申請受付が開始されています。
注意: PAL/TALは申請書類に添付必須であり、これが無いと申請自体が受付不可となります(実際、2024年1月22日以降PAL未添付の申請は受理されず返金処理されています)。有効期限も「発行年度のキャップ期間内限り」(例: 2024年度発行PALは2025年1月21日まで有効)と定められているため、取得後は速やかにビザ申請しましょう。

なお、ケベック州に留学する場合はPALの代わりにケベック州受入許可証(CAQ)が必要です。CAQはケベック州政府(移民局)サイトからオンライン申請し、発行されたCAQ証明書を学生ビザ申請時に添付します。

パスポートと証明写真(身分証明書類)

残存有効期間が卒業予定+6か月以上まで十分にあるパスポートの提出が必要です。写真ページのスキャンデータを用意しましょう。

また申請用写真(デジタル)も規定に沿ってアップロードします。写真は最近6か月以内に撮影したものが推奨され、サイズや画質についてIRCC指定のガイドラインがあります。

資金証明関連書類

前述の必要資金額を満たす財力を示す証拠書類です。具体例として、銀行の残高証明(過去数ヶ月の平均残高や現在高を示すもの)、奨学金受給証明、留学ローンの承認通知、両親などスポンサーからの資金提供誓約書、過去の所得証明(納税証明や給与明細)などが挙げられます。

ポイントは必要額を充分に上回る資金が確認でき、かつ資金の出所が明確であることです。大口振込が直前にある場合はその説明、複数口座に分かれる場合はすべて提出するなど、不審点を残さない工夫が必要です。

追加書類(該当者のみ)

個々の状況により追加提出が求められる書類があります。例として、渡航歴が少ない方やビザ審査強化国出身の方には渡航目的説明書(Letter of Explanation)の提出が推奨されます。これは「なぜこの留学が必要か」「卒業後の計画」「なぜカナダか」等を自身で説明する文書で、拒否リスクを下げるのに有効です。また未成年(18歳未満)の留学生はカストディアン(後見人)宣誓書が必要です。

さらに、健康診断証明(指定医からIRCCへの電子送信)や無犯罪証明書が求められる場合もあります(多くは審査途中で追加要求されます)。Coop実習がある場合は学校からのコープ必要証明レターも用意し、学生ビザ申請時に合わせてCo-op就労許可も申請します。

指紋・顔写真の生体認証(バイオメトリクス)

学生ビザ申請者は原則指紋採取とデジタル写真撮影(バイオメトリクス)を行う必要があります(有効な過去記録が10年以内にない場合)。申請オンライン送信後にバイオメトリクス採取通知(BIL)が発行されるので、在日カナダVAC(ビザ申請センター)に予約のうえ出向いて手続きを行います(東京と大阪にVACがあります)。手数料は85ドルで、採取後に審査が本格開始されます。

これら書類はすべてオンライン申請時に電子データで提出します。IRCCのオンライン申請システムでは「必要書類」のチェックリストが個別に表示されますので、不備なくアップロードしましょう。

<申請に必要な4種類の書類>

書類 取得先・方法 要点
① 入学許可証
(LoA)
進学先 DLI が発行する PDFまたは原本スキャン 出願 ▶ 合格 ▶ 授業料デポジット支払い後に発行。オンライン申請で PDF をアップロード。
② 州認証レター
(PAL/TAL)
留学先州・準州 → 学校経由で申請 2024年以降 必須。PAL 未添付の申請は受付不可&手数料返金扱い。年度内のみ有効。
③ 身分証明
(パスポート+写真)
パスポート残存 = 留学終了+6 か月以上推奨 写真は 6 か月以内撮影・IRCC 規格サイズで。オンラインに JPEG/PDF でアップロード。
④ 資金証明 銀行・奨学金機関など 生活費 $20,635 CAD+初年度学費+渡航費をカバー。4 か月分残高・GIC・教育ローンなどで裏付け。
※ケベックの場合:
CAQ
Québec 移民局サイトから本人がオンライン申請 CAQ が PAL の代替。PDF をビザ申請に添付。

<追加で求められることが多い書類>

ケース 主な書類 ポイント
目的説明が必要 Letter of Explanation 「なぜカナダ」「卒業後は何をするか」を具体的に。
18 歳未満 カストディアン(後見人)宣誓書 保護者・後見人双方の署名が必要。
医療・幼児教育プログラム/指定国長期滞在 移民局指定医による健康診断 e‑medical で直接 IRCC に送信される。
犯罪経歴要確認 無犯罪証明(Police Certificate) 日本在住なら都道府県警察、本国以外の長期滞在歴があれば現地でも取得。
Co‑op 実習あり 学校発行の Co‑op 必須レター 学生ビザと同時に Co‑op Work Permit を無償申請。

<バイオメトリクス(指紋+顔写真)の流れ>

  1. オンライン申請送信後、BIL(Biometrics Instruction Letter)が IRCCポータルに発行される。
  2. 東京または大阪のVACをWeb予約し、85 CADを支払って10指指紋+写真を取得。
  3. 採取が完了すると審査が本格開始。指紋データは10年間有効。

提出時のコツ

  • IRCCオンライン申請画面のチェックリストに従い、PDFは4MB以内・高解像度でアップロード。
  • PALやCAQの欄が表示されない場合は「Client Information」に添付して問題なし。
  • 大口入金が直前にある場合は資金の流れを説明するカバーレターを付けると安心。
  • すべての書類を 一度で完全提出 するのが処理時間短縮の近道です。

申請費用・支払い方法・返金ルール(申請料・バイオメトリクス料・値上げ動向)

"カナダ学生ビザ申請費用はいくら?"──これが留学準備で最初にぶつかる疑問です。

2025年現在の基本ラインは申請料150ドル+バイオメトリクス85ドル、ケベック州進学ならCAQ124ドルが追加され、合計 235〜359ドル が目安。とはいえ「カード決済しか使えないって本当?」「申請を取り下げたら返金される?」など、気になるポイントは山ほどあります。

ここでは「カナダ 学生ビザ 申請費用」「150ドル」「バイオメトリクス85ドル」「CAQ 124ドル」「返金ルール」 という検索キーワードをすべて押さえつつ、費用の内訳、支払いフロー、値上げのタイミング、そして知っておくべき返金ポリシーまでを一気に解説します。

<2025年版 "いくらかかる?"一覧>

項目 金額(CAD) 支払うタイミング
Study Permit 申請料 150 オンライン申請送信時
バイオメトリクス手数料 85
(家族同時申請:170/3名以上255)
BIL受領後に同サイトで決済
CAQ(ケベック州のみ) 124 CAQオンライン申請時
指定医健康診断 250-300(目安) 該当者のみ医療機関で直接支払
無犯罪証明書 0〜証紙代 該当者のみ各警察窓口
航空券等の渡航費 15〜25万 渡航前

<支払い方法 ― クレジットカード一択>

  • IRCC 関連手数料(150+85)はVisa / Mastercard / Amexで即時決済。デビットカードや銀行振込は不可。
  • 決済後すぐ 電子領収書 (IMM5792) が発行されるので PDF を保存。
  • CAQ も同様にオンラインカード決済。海外利用制限と限度額を出願前に解除しておくと安心。

<値上げ動向 ― 2 年ごとに要チェック>

  • IRCC は 「物価連動で2年ごとに改定」 を公表しており、2024 年 12 月に一部一時滞在カテゴリーが値上げ済み。次の改定は 2026年春ごろが見込まれる。
  • CAQ 料金は 毎年 1 月 1 日に自動調整。申請直前に最新版を公式サイトで再確認するクセをつけよう。

<返金ルール ― 覚えておきたい3パターン>

  • 書類不備で"受理前リターン"⇒全額返金
     例:PAL 未添付で自動返却 ⇒ 150+85 が戻る 
  • 審査開始後の却下・拒否⇒原則 返金なし
     ※処理着手=サービス提供済み扱い 
  • 二重払い・支払いミス⇒返金申請で可能
     ※IRCCウェブフォームからリクエスト 

※自己都合で撤回する場合は、ステータスが "Processing" に入る前にウェブフォームで Withdrawal を行えば返金される可能性が高い。

カード決済で失敗しない3つのコツ

  • 為替変動+5%の余裕を限度額に確保。
  • 3‑D セキュア対応カードを用意し、海外利用を事前連絡。
  • 領収書 PDF は IRCC ポータルとクラウドで二重バックアップ。

2.申請プロセス

2025年版オンライン申請ステップ完全ガイド 

オンライン申請が"唯一のルート"になりました。 2025年3月改定で Study Permit(カナダ学生ビザ)は IRCC Secure Account 経由でのWeb申請が原則。紙フォームは「オンライン環境にアクセスできない」など特別事情がある人だけに限定され、実質ほぼ閉鎖状態です。つまり "GCKey でアカウントを作り、PDF をアップし、クレジットカードで150 ドル+85ドルを払う"というフローをマスターしないと許可が下りません。

さらに 2024年から必須となった PAL/TAL(州認証レター) が加わったことで、「書類を全部そろえてから申請を開始しないとエラーで返金扱い」というケースが続出。毎年、8月・9月から就学を開始したい方が多いため、 VAC(バイオメトリクスセンター)の予約が早め埋まりがちになるため、入学 6 か月前にはオンライン申請を完了させておくと安心です。

本章では、初めてでも迷わないよう 7 ステップの流れ・画面イメージ・つまずきポイントと回避策まで網羅解説します。

<7 ステップで見るオンライン申請フロー>

手順 具体的な操作
0 オンライン専用か確認
紙申請OKは①障がいでオンライン不可 ②無国籍旅行書所持の2ケースのみ
1 IRCC Secure Account作成
GCKey/Sign‑In Partner いずれかで無料登録 → 氏名・メール・秘密質問を設定
2 新規申請を開始
「Apply for a Study Permit」を選択 → 事前質問に回答(居住国・家族同伴・Co‑op有無・過去の指紋提供歴など)
3 書類アップロード
LoA、PAL/TAL(またはCAQ)、資金証明などをPDFで添付。
4 最終確認→電子署名→手数料決済
申請料150 CAD+バイオメトリクス85 CADをクレカで支払い → 送信完了と同時に領収書受領
5 バイオメトリクス登録(BIL)
送信後数日で BILが発行 → 東京 or 大阪 VACを予約し、10指紋採取+写真提出(30日以内)。指紋は10年間有効
6 追加書類・医療審査に対応
IRCC が「メディカル」「無犯罪証明」等を要求することあり。Secure Account 内メッセージで期限を確認し、ウェブフォームで提出
7 結果通知 & 渡航準備
承認⇒ POEレターPDF)発行。印刷して渡航し、空港で紙の Study Permit を受け取り。日本人は eTA が自動付与

<申請をスムーズにする5つのコツ>

  • PAL/TALとLoAを揃えてから申請開始
    PAL/TALは発行年の年末までしか有効ではありあません。書類に記載された期限を確認の上、取得後すぐアップロードしましょう。
  • PDFは4 MB以下・高解像度で
    容量超過はアップロードエラーの原因。
  • 大口入金は説明を添える
    資金の出所を補足すると追加質問を回避しやすい。
  • BILが来たら即VAC予約
    ピーク時は予約枠が埋まる。早めの確保で審査開始を遅らせない。
  • Secure Account の "Messages" を毎日チェック
    追加書類要請には期限あり。見逃すと自動拒否の恐れ。

<まとめ>

オンライン申請は 「アカウント作成→質問回答→書類アップ→決済→指紋→追加対応→POEレター」 の7ステップ。IRCC公式ガイド通りに書類を完全提出し、BILや追加リクエストに即対応すれば、日本からの平均処理日数は1〜4週間で許可が下りるのが一般的です。余裕を持ったスケジュールで、確実に準備を進めましょう。

審査期間とタイムラインの立て方(国別目安とピーク時の注意点) 

「カナダ 学生ビザ 審査期間は何週間?」

IRCC公式 "Processing Time" ツールには、日本発オンライン申請の目安 1〜3 週間(2025 年春時点)が表示されますが、これは「指紋提出済み・書類完備の段階から80 %が処理されるまで」という限定的な数値。実際には VAC予約・PAL取得・追加書類対応などの周辺タスクが加わり、渡航許可レターを受け取るまで+1〜4 週間上乗せされるのが普通です。

さらに、4〜8月の秋入学ピークでは中国・インド・ナイジェリア等の高ボリューム国で6〜12 週間超に延びるケースも珍しくありません。"入学6 か月前申請" を鉄則に、追加書類が来ても慌てないスケジュールの組み方を解説します。

<ピークシーズンのリスク>

  • 4 〜 8 月:世界中の秋学期(9 月)入学組が一斉に申請 → 審査のボトルネック
  • 2023 年春は IRCC 職員ストで 約10 万件が滞留。完全解消まで半年以上要した前例あり。
  • 2024 年からは発給枠キャップ 導入で月間処理数が制限されるため、「遅い出願=翌年枠送り」のリスクも。

審査を早める4つのコツ

  • PAL/LoA/資金証明を "一括提出" ― 不備があると"受理前リターン"→ 申請料返金&最初からやり直し。
  • 指紋(BIL)受領後 48 時間以内にVAC予約
  • パスポート残存=卒業予定+6 か月以上 ― 有効期限不足は許可期間短縮の原因。
  • 大口入金の説明レターを添付 ― 追加調査を回避。

<逆算モデル:秋(9月)入学の場合>

時期すべきこと
1 月出願&LoA取得
2 〜 3 月PAL/TAL 発行待ち
4 月ビザ申請送信・VAC 予約
5 月追加書類・メディカル対応
6 月許可レター受領 ➜ 航空券・住居手配(レート高騰前に予約)
7 〜 8 月渡航準備・保険加入・荷造り

早めの行動と"完全書類"さえ用意できれば、日本人申請者の大半はバイオメトリクス登録完了から2~3週間で許可が期待できます。計画的にカレンダーを逆算し、「カナダ 学生ビザ 審査期間」をクリアしましょう!

ビザ拒否率が急増中! 主な拒否理由と回避策 

IRCC 公表データによれば 2024 年の学生ビザ拒否率は52%。実に 2 人に 1 人が不許可 という過去最悪の水準に跳ね上がりました(前年38%)。日本人の承認率は依然高めとはいえ、審査基準は世界共通。油断は禁物です。

<拒否理由と"即効" 回避策>

拒否理由(NG) なぜ落ちる? 回避策(OK)
資金証明の不足・不備 生活費基準が$20,635 CADに倍増したのに、残高が足りない/大口入金の出所が不明。 残高基準+20%を目安に4 か月分の銀行残高を提示。大口入金には「給与貯蓄」「贈与契約書」など証明を添付。
帰国意思が弱い(母国とのつながり欠如) 「卒業後に不法滞在するかも」と疑われる。家族全帯同・無職・資産ゼロは要注意。 Letter of Explanationに帰国後の就職先・復職証明、不動産保有、家族の日本残留を具体的に記載。
留学目的が曖昧(LoEが弱い) 専攻と職歴が無関係/「なぜカナダ?」が不明確。 "過去→現在→将来" のストーリーで学習動機+キャリア計画 を論理的に説明。プログラムが目標職に直結することを強調。
書類不備・入力ミス PAL未添付、パスポート番号誤りなどで "受理前リターン" または却下。 IRCC画面のチェックリストを二重確認。提出前に第三者レビュー。誤送信後はウェブフォームで即訂正。
その他:渡航歴ゼロ/健康・学校選択リスク 海外経験が無く長期留学=リスク視。指定医メディカル未完了や PGWP 非対象校も警戒要素。 渡航歴が少ない人は短期語学→再申請の二段構えも検討。学校は PGWP 対象 DLI を選定し、メディカルは早期受診。

<"落ちない" ための5項目セルフチェック>

  • 資金ドキュメントは「金額」「期間」「出所」の3点セット
    銀行残高+給与証明+スポンサー同意書を一括提出。
  • Letter of Explanation を 1,000〜1,500 字で作成
    過不足なく"目的→理由→ゴール"を英語で。
  • 書類間の"数字合わせ"
    LoE の費用計画 ≒ 残高証明の数字 ≒ 授業料領収書――矛盾ゼロに。
  • 申請フォームは提出前に PDF 出力して校正
    タイプミスは "ケースノート" に永久保存され、再申請でも残ります。
  • 第三者レビューを必ず受ける
    学校の DSO、留学エージェント、RCIC(公認移民コンサルタント)など "第三の目" でチェック。

<もし拒否されたら?―再申請ロードマップ>

  1. GCMS ノート請求⇒拒否の裏付けメモを取得(平均 30日)。
  2. 改善ポイントを洗い出す⇒資金不足→増資、LoE 弱い→書き直し...など。
  3. 60〜90日以内に再申請⇒初回と同じ書類は "更新版"に差し替え。
  4. 必要ならプログラム変更⇒PGWP非対象校 → 対象校へ転籍も選択肢。

これらのポイントを押さえれば、カナダの学生ビザ申請も自信を持って手続きが出来ます!

3.留学中・卒業後のルール

在学中の就労許可最新ルール 

カナダの学生ビザ保持者は条件を満たせば在学中に就労が可能です。ただし2024年末に規則変更があり、就労時間の上限など最新ルールを把握する必要があります。以下、在学中の就労許可に関する主要ポイントです。

オフキャンパス就労(校外アルバイト)

2024年11月8日以降:週24時間まで
従来の20時間→24時間に正式拡大。複数の職場を掛け持ちして合算24 h以内なら問題なし。定期休暇中(夏休み・冬休みなど)はフルタイム可(時間無制限)。 2022〜2023年の"無制限就労"一時措置は 2024年4月30日で終了。以後は24 hルールが唯一の上限。

オンキャンパス就労(校内アルバイト)

自分が在籍するキャンパス内の仕事なら 時間制限なし。ただし勤務地はそのキャンパス限定。TA・RA など学内雇用も就労としてカウントされますが週24時間枠には含まれません。

就労できる学生の5条件

  • フルタイム登録(最終学期で単位不足の場合など例外あり)
  • 6 か月以上・学位等取得につながるプログラム(語学コースのみは対象外)
  • DLI(指定教育機関)に在籍
  • 授業開始後(オリエンテーション前は就労不可)
  • Study Permit 面に "Off‑campus work authorized" の記載

これらを満たせば 追加ワークパーミット不要。

Co‑op就労(必修インターン)

カリキュラムに必須の実習がある場合、Co‑op Work Permit(無料)を別途取得すると実習としてフルタイム就労可。申請には学校発行の「Co‑op必須レター」が必須。実習割合はプログラム総時間の 50%以下が原則。

ボランティア/無給インターン

報酬ゼロでも 実質的に労働とみなされる活動は週24 h枠に含まれます。純粋な社会奉仕は就労扱いになりません。

規則違反のペナルティ

週24 時間を超過するとビザ条件違反 → 学生ビザ取り消し・退去のリスク。 2024年11月以降、学校には留学生の出席・成績を半期ごとに報告する義務が課され、怠学は即座にIRCCへ共有されます。学業第一を忘れずに。

SIN(社会保険番号)の取得

有給で働くには SIN が必須。到着後、Service Canada オフィスに パスポート+Study Permit を持参すれば即日発行されます。ビザ面に就労許可の一文があることを担当者に示しましょう。

カナダ学生ビザで働く際の鉄則は次の4点に集約されます。

  • 学期中の校外アルバイトは週24時間まで、定期休暇中はフルタイム可。
  • Co‑op実習は学生ビザとは別に必ず専用ワークパーミットを取得すること。
  • 給与を受け取るには入国後すぐSINを取得し、取得前の稼働は違法。
  • 週24時間超過や出席不良が発覚すると学生ビザ取り消し・退去強制のリスクがある点

ビザ保持中の権利と義務(就労時間・学業要件・報告義務)

カナダの学生ビザを保持している間、留学生には一定の権利が認められる一方で厳守すべき義務も課されています。 これらを理解し順守することが、安全かつ充実した留学生活の鍵となります。

<主な権利>

  • ① 就学する権利
    学生ビザに記載された DLI(指定教育機関)で正規コースを受講できる。途中で転校したい場合も、新校がDLIならオンラインでDLI番号を変更届出すれば継続就学が可能。
  • ② 就労する権利
    学期中は校外24 h/週+校内無制限、定期休暇はフルタイム就労可。Co‑op実習は専用ワークパーミットでフルタイム勤務。
  • ③ カナダ国内を自由に移動
    週末旅行や州外観光は自由。ただし学業を妨げない範囲で。
  • ④ 公的サービス利用
    州健康保険(加入州のみ)や銀行・賃貸契約など、長期滞在者と同様のサービスが受けられる。

<守るべき義務>

  • ① フルタイム履修と学業進捗
    毎学期フルまたはパートタイムで登録し、コースを進める"アクティブ就学義務"。怠学が続くとビザ取消・再申請6か月待ちの制裁あり。
  • ② 就労時間とビザ条件の順守
    校外は最大24 h/週。超過や語学コース生の就労は即違反。医療検査など個別条件も期限内に履行。
  • ③ DLI変更・退学時の報告義務
    転校やプログラム変更はIRCCウェブフォームで届け出。退学・卒業後は90日以内に出国かステータス変更が必須。
  • ④ 住所・連絡先を最新に保つ
    連絡先が変わったら IRCC ウェブフォームで更新。学校にも届け出ておく。
  • ⑤ カナダ法の遵守
    刑事罰・飲酒・大麻・交通など各州法を守る。違反は退去強制の事由。

これらの"権利と義務セット"を守っていれば、カナダ学生ビザは強力な武器になります。逆に一度でも条件違反をすると、PGWPや永住申請で大きなマイナス。学業を最優先に、就労・旅行・生活を計画的に楽しみましょう。

ビザ延長・更新・ステータス変更の手順

カナダ滞在中に学生ビザの延長や他の在留資格への切替えが必要になる場合、適切な手続きを踏めば引き続き滞在・就学が可能です。ここでは主なケース別に手順を解説します。

目的 何を申請? いつまでに? 手数料 滞在中の権利
就学を続けたい Study Permit 延長 失効の 30日前まで(推奨60日前) 150 CAD 申請後もmaintained statusで就学・就労OK
同じDLI・同レベルで延長 PAL不要
進学・転校(同DLI別レベル/別DLI) Study Permit延長+新PAL/TAL 同上 150 CAD
卒業後に働きたい PGWP 卒業日から 180日以内 155 CAD+OWP100 CAD 申請後はフルタイム就労可
うっかり失効した Restoration(復帰) 失効後90日以内 150+罰金200 CAD 審査が終わるまで就学・就労不可
150日超の休学 Visitor Record へ切替 休学決定後すぐ 100 CAD 滞在のみ可(就学・就労不可)

<Study Permit 延長(同じ学校・同課程)>

  • 30日前ルール
    有効期限の30日前までにオンライン申請。パスポートの残存期間も要確認(ビザは残存期間を超えて延長不可)。
  • 必要書類
    ・新LoA/在学証明・成績表
    ・最新資金証明
    ・パスポート全頁PDF
  • PALは不要
    同一DLI・同レベルでの単純延長は発給枠にカウント済みのため免除。
  • maintained status
    期限前に出せば、結果待ち中も元の条件で就学・週24時間の就労を継続可。

<進学・転校する場合>

DLIが異なる学校へ進学または転校する場合は、再度Study Pemitの申請及び取得が必要です。 申請にはPALが必須となり、ビザが取得できるまでは新しい学校での就学ができないため、進学または転校のタイミングには注意が必要。申請料はCAD150。

4.渡航前後の必要な手続き

渡航前後に必要な手続き(入国審査・SIN取得・医療保険加入等)

<出発 72 時間前までの持ち物チェック>

  • POEレター(Port‑of‑Entry Letter of Introduction)
    IRCCから届く「このレターはビザではありません」の書類。入国審査で提示して初めて紙の Study Permit が発給される。
  • パスポート + eTA
    学生ビザ許可時に eTAが旅券に自動リンク。POEレターに番号や有効期限等の詳細が記載される。
  • 学校の LoA(入学許可証)
    原本または PDF 印刷。審査官が確認する定番書類。
  • 最新の学費支払領収書・資金証明
    追加確認に備えて残高証明なども機内持ち込み。
  • 渡航・宿泊情報
    往復航空券、最初の宿泊先バウチャーなど。

<カナダ到着〜入国審査の流れ(空港版)>

  1. 留学生レーンへ -- 大規模空港には Study Permit 発給カウンターあり。
  2. 書類提示 -- パスポート、POE レター、LoA、(ケベックなら CAQ)をまとめて提出。
  3. 簡単な質問 -- 専攻・滞在期間・所持資金など。落ち着いて事実を答える。
  4. Study Permit受領 -- 紙の許可証をその場で発行。氏名・学校名・"Off‑campus work 24 h/週" の記載ミスがないか即チェック。
  5. 誤記はその場で修正依頼 -- 後日修正は有料・長期化する可能性。

<入国後 24 時間以内にやること>

  • SIN(社会保険番号)取得 -- サービスカナダ空港カウンターまたは市内オフィス。オンライン申請なら最短5営業日。無料。
  • Study Permit のコピー保存 -- スマホ撮影+クラウド保存で紛失リスクを回避。

<入国後 1 週間以内にやること>

  • 銀行口座開設 -- パスポート・Study Permit・住所証明を持参。
  • 携帯/SIM 契約 -- 空港または市内ショップで即開通可。
  • 住居セットアップ -- 寮入居、賃貸契約、公共料金の名義変更。

5.経験と情報をアップデート

公式情報と最新アップデートの追い方(IRCC/州政府サイト/SNS活用術)

カナダの留学ビザ制度は流動的であり、最新情報をキャッチアップすることが大切です。 正確な一次情報にあたりつつ、SNSもうまく活用するコツを紹介します。

ステップ チェック先 使い方のコツ
① IRCC公式 Newsroom/Notice News Release と Notice を週1ペースで確認。留学生キャップやPGWP改定はまずここに出る。2025年枠の詳細も 1 月24 日付 Notice で公開済み。 ページ下部の 「Date modified」(最終更新日)で情報の鮮度を確認
② 州政府+PAL/TAL 専用ページ PAL要件は州ごとに微妙に違う。例:BC州は専用サイトで発行方法とFAQを公開。 自分の州名 + "PAL"で検索し RSS登録すると早い。
③ 学校の International Office DLIが出す「留学生ハンドブック」「ビザ速報メール」を必ず購読。Co‑op 要件や保険加入締切など"学校内ルール"はここが最速。
④ IRCC公式SNS(X/Facebook) @CitImmCanadaをフォロー。「週24h就労ルール施行は明日!」のようなリマインダーが流れる。 投稿は概要だけなので、リンク先の公式ページで必ず裏取り。
⑤ 日本語コミュニティ+ハッシュタグ 例:ビザJPカナダのニュース解説や「#カナダ留学」「#StudyPermit」ハッシュタグで体験談を把握。 玉石混交なので "公式→SNS" の順で事実確認を徹底。

<役立つプチテク>

  • RSS リーダー / Google アラート
    "site:canada.ca study permit" をキーワード登録しておけば、ページ更新を自動受信。
  • ブラウザの翻訳機能を活用
    州政府ページは英語のみが多い。Chrome の翻訳で日本語化 → 元文と突き合わせ。
  • 大使館ウェビナーに参加
    駐日カナダ大使館の公式サイトや X で告知される無料オンライン説明会は、日本語で最新制度を解説してくれる穴場情報源。

公式情報で事実関係を押さえ、経験者の声で実態を補完し、両者を突き合わせて理解を深めることが大切です。幸いインターネット上には情報が豊富にありますから、言語の壁も乗り越えて積極的に情報収集していきましょう。2025年現在も制度は進化中であり、皆さんの留学が実現する頃にはさらに新しいアップデートがあるかもしれません。常にアンテナを張り、最新情報をもとに万全の準備をしてカナダ留学に臨んでください。

6.まとめ

2025年のカナダ留学ビザは発給枠キャップ・PAL/TALの義務化・生活費証明$20,635 CADへの倍増など、大幅な制度変更が行われています。申請は LoA+PAL/TALをそろえ、IRCC Secure Account からオンラインで一括アップロード → クレカ決済(150+85 CAD) → 指紋登録 → POE レター取得 が基本フロー。審査は日本発なら通常1〜3週間ですが、秋入学ピーク(4〜8月)前に"入学6か月前申請"を徹底しましょう。

就学中は 校外週24時間/休暇中フルタイム就労可。SIN を取得し、上限超過や怠学はビザ取消リスクがあるため要注意です。卒業後の PGWP は「修士なら3年一律」「私立×公立提携校は対象外」「不足分野+語学基準」が新ルール。延長申請は 30日前、PGWP は 卒業から180日以内、うっかり失効しても 90日以内の復帰(Restoration) で挽回できます。

拒否理由の上位は資金不足・帰国意思の弱さ・書類不備。資金は基準額+20%を目安に4か月分残高を提示し、Letter of Explanation で学習目的と帰国後プランを明快に示すことが合格への近道です。

「制度が複雑で心配」「自分の計画が合っているか確認したい」という方は、ぜひ『成功する留学』の無料カウンセリングをご利用ください。プロのカウンセラーが 学校選び・資金計画・ビザ戦略を総点検し、安心して出発できる"成功する留学プラン"を一緒に設計します。お気軽にご相談ください!

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