カナダ留学のための持ち物
持っていくもの
短期滞在なら、がまんできるものや兼用できるものは持たない。長期滞在なら、足りないものはあとから送るか、現地で揃えるようにしよう。日本から持っていく荷物は少ないほど楽だ。
衣類
衣類はどの季節に、どの地域へ出かけるかで違ってくる。渡航先の気候に合わせて衣類を用意し、カナダ到着後に予想外の寒さにみまわれたら、現地調達すればいい。特に寒さの厳しい地域では、日本の上着程度では防寒具にならないことが多い。しかも防寒着はスーツケースのかなりの空間を占めるので、できれば現地で調達するのが望ましい。地元の人が身に着けているものを選べば、けっこう安くていいものが手に入る。旅行客相手の店ではなく、地元の人が行く店で選ぶのがポイントだ。 また、学校の通学スタイルは、たいていシャツにジーンズ、スニーカーといったラフな服装だが、パーティ用として、日本で外出着にしている服を1着持っていくと重宝する。

常備薬
カゼ薬や胃腸薬は、普段飲み慣れているものを多めに持っていく。できれば目薬や解熱剤なども持っていくと、安心材料にもなるだろう。持病のある人は、日本のかかりつけの医師に英文の処方せんを書いてもらって持っていく。
メガネとコンタクトレンズ
日本製のコンタクトレンズでなければどの町でも買えるが、あらかじめ日本で予備のものをつくっておきたい。メガネだけの人も予備を持っていくと安心だ。
国際運転免許証
国際免許証は、日本の運転免許証があれば誰でも取れる。住民登録をしている都道府県の警察の運転免許センターで申請すれば、即日、手に入る。申請に必要な書類は、① 国外運転免許証交付申請書(窓口に備え付け)、② 有効な自動車運転免許証(提示のみ)、③ パスポート、④ 写真(タテ5×ヨコ4cm)1枚、6ヵ月以内に撮影したもの、⑤ 発行手数料(証紙代)2400円(東京都在住の場合)。
国際学生証
日本で学生の人は、あらかじめ国際学生証ISICカードを作っておくと便利だ。これを提示すると博物館やアトラクションの入場料が割引になる。大学生協や(財)日本ユースホステル協会の窓口などで発行可能。申請に必要な書類は、① 申込書(窓口に備え付け。ウェブサイトからダウンロードも可能)、② 日本の学生証のコピーまたは在学証明書1通、③ 写真(タテ3.3×ヨコ2.8cm)1枚、裏面に氏名記入、6ヵ月以内に撮影したもの、④ 発行手数料1430円。
ユースホステル会員証
安くていい旅をするために、ユースホステル(以下、YH)は欠くことのできない宿泊施設。国際YHの会員登録をすると、世界80ヵ国のYHが利用可能になる。「ユース」といっても、会員に対する年齢制限はない。最寄りの日本YH協会、または入会案内所の窓口に行って申し込めば、その場で会員証を発行してくれる。また、オンラインでの入会も可能だ(入金後10~14日で発行)。申し込みに必要な書類は、① 申込書(窓口に備え付け)、② 氏名と住所が確認できるもの(運転免許証や学生証、健康保険証など)、③ 会員登録料(成人パス19歳以上)2500円。
書籍
英和辞典、和英辞典は必携。電子辞書も人気だ。文法書や役に立つ例文の載っている参考書も便利。長期滞在の人なら国語辞典もあるとより安心だろう。コンパクトな世界史、日本の歴史や文化についての本など、英語で書かれたものもあると重宝する。
辞書類
バンクーバーには日本の書籍を扱う本屋があるが、他都市に店はないので、参考書や辞書はぜひ持参したい。特に辞書類は必要だろう。最近では携帯に便利な電子辞書を持ってくる人がほとんど。電子辞書には語学関係のソフト以外に、百科事典や医療関係のソフトも搭載されているので、いろいろ調べるときには便利だ。何よりも軽いので、持ち運びの負担が少ない。
化粧品
大都市のデパートでは日本のブランドの化粧品も手に入るが、輸入品なので当然高くつく。特に肌が弱い人以外は現地調達で充分だが、とりあえずは使い慣れたものを持っていくといいだろう。日本に比べると空気が乾燥しているので、保湿成分の入ったものを用意するといい。
ノートパソコン
大学はもちろん、私立の語学学校でもコンピュータを学生用に常設しているところは多いので、短期滞在の場合は、自分用のコンピュータがどうしても必要ということはないだろう。カナダのコンピュータでも、日本とのEメールのやりとりや、インターネットでの日本語ウェブサイト閲覧は、しかるべき設定をすれば可能だ。なかには日本人学生のためにこのような設定をしたコンピュータを用意している学校もある。1年以上の長期留学や、大学や大学院へ進学する予定の人は、やはり自分用のコンピュータがあると便利だ。最近のコンピュータは、変圧器なしでそのまま外国でも使えるものも多い。購入する際には、カナダでそのまま使えるかどうか、店の人に確認してみよう。
日本食品
食生活に慣れるのも、カナダの文化を知るためのひとつの方法だ。しかし、心や体が疲れたとき、日本の食べ物を口にするとやはり元気が出るもの。緑茶や梅干し、漬物などを少量持っていくといいだろう。大都市では、日本で買うより値段は高いが、日本の食品を売っているスーパーマーケットでたいていのものは手に入る。中規模の都市でも中華食材の店はあるので、しょう油やラーメン、白菜などの野菜ならば手に入る。
電圧とプラグ
カナダの電圧は110V(周波数は60Hz)。プラグの形は日本のものとほぼ同じなので、ドライヤー、ひげそりなどなら日本製品がそのまま利用できる。ただしパソコンなどの精密な電気製品はそのまま利用すると故障の原因になることもあるので、変圧器を使ったほうがいい。
日本についての写真集
日本にいるときは、あらためて日本の習慣や文化について話し合うことは少ない。しかし、海外に行くと必ず日本の習慣や文化について聞かれる。そして、自分が日本について、人にきちんと話せるほど知らなかったことにがくぜんとする。他国の人は若者でも自分の国について自信をもって語り、自分なりの見方もきちんともっている。日本の留学生も日本を代表している自覚をもって、ホームステイでのコミュニケーションを深めるためにも、学校での友達づくりのツールとしても、日本について語れるようにしておきたい。持参するのに少々重いかもしれないが、日本について書かれた書籍や写真集などがあれば参考になるし、話しやすい。
家族や日本の生活がわかる写真
家族を大切にする気持ちは日本人も外国人も変わりはないだろう。しかし、カナダの人はほかの欧米の人々と同様、その気持ちをオープンにする。例えば、自宅のあちこちや会社の机に家族の写真を飾ったり、手帳や財布にも忍ばせたりしている。だから、家族についてもよく聞かれる。日本の家族の写真を持参すれば、それを見せながら話せるので、相手もいっそうあなたに興味を示すだろう。また、日本について興味をもっている人も多いので、住まいや町の様子の写真、旅行先の写真などあれば持参したい。
靴、ストッキング類
自分の足の形に合わない靴を無理して履いていると外反母趾になったり、疲れる原因だ。足のサイズが22.5cm以下であったり、3Eなど横幅が広い人は、カナダでは手に入りにくいので、日本で購入してきたほうがいいだろう。また、ストッキング、タイツ類は日本製のほうが丈夫だ。
メガネ・コンタクト
日常生活の必需品であるだけに、紛失や破損など、不測の事態に備えて予備を持っていくようにしたい。
つめ切り、耳かき
忘れがちなアイテムだが、長期の滞在にはこちらも必需品。いずれも、日本製のものがやはり一番使い勝手がよいと言える。
機内へ持ち込む手荷物
- パスポート
- 就学許可証発給通知書(就学許可証申請の際に日本のカナダ大使館で発行された案内書。入国審査のとき、これをもとに正式な就学許可証を発給してくれる)
- 財政証明書(留学に必要な資金を持っていることを証明するもの。就学許可証発給の際に必要になることもある。
- 英文の預金残高証明書など)
- 帰りの航空券
- 学校の入学許可証
- 現金、カード類等、貴重品
- 現地の地図
- ポケット版の辞書(電子辞書)
- 重要事項のメモ(滞在先の住所・電話番号、学校の住所・電話番号)
留守宅に残していくもの
日本に残る家族が、あなたに宛てて手紙を書いたり、電話したりできるように、滞在先の住所や国際電話のかけ方などは充分説明しておきたい。ちょっとした心遣いで、家族の心配も少しはおさまるものだ。
連絡先
カナダでの滞在先の住所および電話番号。カナダで引っ越しをした場合も、すぐに新しい連絡先を知らせよう。また、滞在先に連絡がつかないときのことを考えて、学校の住所、電話番号も残しておきたい。
手紙の宛名の書き方
海外に手紙を書いたことのない家族のために、英文手紙の宛名の書き方を明記しておこう。封筒の左肩に差出人の名前、住所を書き、中央には受取人の氏名と住所を。右肩に切手を貼ればOKだ。
日本からの電話のかけ方
寮やホームステイなど共同生活の場にかけるときは、電話の取り次ぎを英語で頼まなければならない。また、つい忘れてしまいがちだが、電話をかけるときは、必ず現地との時差をチェックしてもらおう。
英語で直接呼び出すときの会話例
- あなた
- Hello. Can I speak to Yoko, please?
- ヨウコはいますか?
ヨウコがいる場合
- 相手
- Sure. Hold on, please./Just a moment.
などと言って呼び出してくれる。
ヨウコがいない場合
- 相手
- She is not in right now.
- あなた
- I'll try again.
- またかけ直します。
- あなた
- Please tell her to call home in Japan.
- 日本の自宅に電話するように伝えてください。
送金方法
日本、あるいはカナダで銀行口座を開いたら、その口座番号を家族に知らせて日本の銀行から送金してもらう。送金手続きのやり方は、語学学校に送金する場合と同じ。
持ってきてよかった&持ってくればよかったモノ
- 薬や電子辞書、厚手のジャケット(フード付き)、化粧品、歩きやすいスニーカー、英語の参考書。持ってくればよかったものは日本的な便せんやハガキ、日本食、日焼け止めクリーム。(女・24歳)
- 変圧器(ドライヤーを含む)、自分が好きな音楽やスポーツ用品。学校のパソコンは24時間使えるが、自分のものがあればより便利。(男・23歳)
- サングラス、帽子(日差しがかなり強い)、PC、洗濯用ネット。持ってくればよかったものは文房具(現地で購入できるが、値段が高いし日本のほうが質がよい)、国際運転免許証。(女・30歳)
- カゼ薬、成人式の写真、電子辞書、歯ブラシ、つめ切りは持ってきてよかった。持ってくればよかったのは、デジカメ、水着、日本の伝統的なものの写真など。(女・21歳)
- うちわ(部屋がたまに暑い)、スーツ1着、スカート、ストッキング、世界や日本の歴史の本、ゆかた、水着などは持ってくればよかった。傘とCDプレーヤーは持ってきて正解。(女・32歳)
カウンセラーはみんな留学経験者。留学準備のアドバイスをします!
カナダ留学
- カナダ留学全般についてカナダ留学
- カナダ語学留学について知ろうカナダ語学留学
- どこの都市に滞在する?カナダの人気都市
- 自分で語学学校に申し込むには語学学校の自己手配
- 語学留学への出発準備を始めようカナダ留学への出発準備
- 留学生活でのマナー、安全カナダでの留学生活
- ホームステイ、寮、アパートカナダでの住まい
- 食事、ショッピング、観光カナダでの暮らしを楽しむ
留学について知ろう!
成功する留学だからできること

カウンセラーは留学経験者なので、気兼ねなくご相談いただけます。
豊富な経験と知識で、一人ひとりに合った留学プランをご提案します。

「成功する留学」ならではの読み応え!
留学の基礎から語学学校まで、情報満載のパンフレットを無料でお届けします。

成功する留学ではさまざまな留学セミナー・イベントを開催!
留学に興味のある方は、まずはお気軽にご参加ください。
広い選択肢から留学を検討する
アメリカの留学情報
カナダの留学情報
オーストラリアの留学情報
ニュージーランドの留学情報
フィリピンの留学情報
マレーシアの留学情報
イギリスの留学情報
アイルランドの留学情報
マルタの留学情報
フランスの留学情報
スペインの留学情報
イタリアの留学情報
ドイツの留学情報
オーストリアの留学情報
シンガポールの留学情報